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あなざぁわどるでぃ [1]



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投稿時間:03/01/08(Wed) 17:48
投稿者名:捨て牛


ここはデデデ城の近く。
そこに大きな穴を掘っているワドルディがたくさんいた。
彼らはデデデ大王に城を追い出された手下達だ。
弱すぎるからいらないと言われ傷ついた彼らは、
反抗して自分達で巨大な組織を作り上げてきた。
…巨大なのは数だけであるが。

で、今回やっているのは自分達の地下にアジトを建設しようと
巨大な穴を掘っている。って、何もデデデ城の近くにしなくても。

「よし、大きさはこれくらいでい「か!
 じゃあ次は中を掘り進めるぞ!」
と、リーダーだと思われる赤いワドルディが指示をした。
すると、一番格下だと思われるオレンジ色のワドルディは、
穴の中にスコップを持って入っていった。
「って、何故スコップなんですかリーダー?
 これじゃあ何日かかっても作れませんよ」
赤いワドルディの近くにいる、幹部クラスだと思われる
青いワドルディが赤いワドルディに聞いた。
「機械なんか使って音を出したら、
 デデデ城まで響いてバレるだろうが」
「一週間前から穴を掘っていて、
 デデデ大王にまだバレないのが奇跡だと思いますけど」
「とにかく、機械は駄目だろっ」

で、その当のデデデ大王は。
「ん〜っ、めったないとぉ〜っ♪」
気持ち悪い寝言(?)を発しながら枕にしがみついている。
その枕にはメタナイトの刺繍があり、ちなみに周囲には
おぞましいほどのメタナイトグッズが置かれている。
って、もう変態でしかないぞデデデ大王。
こんな調子だからバレないのかもしれない。

…数週間後。
「よし、こんなもんだな!」
もうスコップだけで作り上げた立派なアジトが完成していた。
「やりましたねリーダー!」
幹部だろう黄色いワドルディがリーダーの赤ワドルディを祝福した。

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投稿時間:03/01/18(Sat) 17:46
投稿者名:シルフィード


 「で、これからどうするっすか?」
 幹部のもうひとつ下、くらいなのだろう。綺麗なオレンジ色をしたワドルディが、リーダーに問いかける。
 「決まっているじゃないか」赤の目がきらりと光る。
 「メタナイトのコスプレをして寝込みを襲うんだよ!」


       沈黙。(ひゅ〜るるるる)


 「あの……すいませんリーダー……。なぜにコスプレなんですか……と言うか、寝込みを襲うってこと自体、時代遅れのような気がするんですけど」
 汗ジトで突っ込む青。
 「知らないのか?デデデ大王はメタナイトフェチなんだぞ!」
 「いや、それは知ってますけど」
 「憧れの人が目の前に現れる……しかしそれは自分に対し殺意を持っていた!
ターゲットは苦悩しつつも、ああ、君に殺されるのなら本望だ……そう思って、寂しげな笑顔とともに果てていく!
くくうっ!いいねえ!これぞまさしく最高!」
 勝手に燃え上がっているリーダー。部下も大変だ……。

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投稿時間:03/01/19(Sun) 20:10
投稿者名:かに


「・・・でもその作戦に一つ疑問があるのですが・・・。」
と、青ワドがそう呟く。
「何だ?」
「もしばれたらどうするんですか?」
「心配ない!ばれない様にする!
完璧にメタナイト様になりきればいいのだ!」
リーダーはそう叫んだ。
「・・・具体的にどうやって?」
「まず俺と青がバルバ−ドに忍び込みメタナイトを隅から隅まで観察する!
そして!」
リーダーはワド軍団の方へと振り向いた。
「メタナイトと同じ生活をすれば自然とメタナイトになりきれる!
なかなか良い作戦だろう!」
ワド軍団はおぉーと歓声を上げている。
こいつ等もアホだ、青はそう思った。
「そうと決まれば早速作戦実行に移すぞ!」
リーダーはカメラを手にそう言った。

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投稿時間:03/01/19(Sun) 20:57
投稿者名:捨て牛


「まず、ハルバードはあそこにある!」

ビシイィィッ!
リーダーが指をさした先にはハルバードがあった。
「「ふむふむ…って、なんであんなところにあるんですかー!(汗)」」
かなり唐突なハルバードの登場に、青と黄色ワドルディが同時につっこむ。
「そんなの決まっているだろう!俺が事前に特殊な電波で
 ハルバードが強制的にここにくるように誘導しておいたのだ!」
「そ…そんな事まで…いつの間に。」

「では、俺は青と早速侵入してくる。お前らは絶対にここで隠れてろよ。
 デデデにもメタナイトにもバレたら終わりだからな。」
「了解しましたーっ!」

…ハルバード内部。
(ここでメタナイトが生活しているはずだ)
(なんかパニック状態になってるようですけど)
(気にするな!パニックなんかしばらくしたらおさまるものだ!)
(そうですかねぇ…。)
既に潜入したリーダーと青は小声で会話する。
(いたぞ、メタナイトだ!伏せろ!)
(いや、もう伏せてますよ)

メタナイトが仮面の裏の口を開いた。
「なんだ、この妨害電波は…おいハルバード長!」
「なんですか?」
「なんですか?じゃない。まずこの電波をなんとかするんだ。
 目的のグレープガーデンに行く前に、
 ハルバードの操縦機械が壊れてしまうぞ」
「りょ、了解!では電波の発信地を只今特定します…」
「急げ」

…今の会話を聞いて、リーダーは。
(おい、今の声を真似するんだ)
(えぇ!?)
(ほら、練習するぞ。
 『なんだ、この妨害電波は…おい、ハルバート長!』←メタナイト風の声色)
(た…頼むからやめてください…精神的に死にます…)
(お前も俺の声に続け!
 『なんですか?じゃない。』←メタナイト風の声色)
(ぐああぁぁっ!!)


(だ、誰か助けてぇ…この馬鹿なリーダーから俺を救ってくれぇ…)
 ↑青の心の嘆き。

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投稿時間:03/01/20(Mon) 00:22
投稿者名:かに


「メタナイト様!電波の位置が特定できました!」
「よし!なら今すぐ調べに行くぞ!」
メタナイトはそう言って出て行った。

(どうするんですか!?もしメタナイトにアジトの位置がばれたら・・・!)
青が焦った顔でリーダーにそう話しかける。
(フッ、甘いな、電波発生装置は別にアジトにおいていない!)
(え?じゃあ何処に・・・?)

カービィの家

「・・・ZZZzzzzz。」
カービィは爆睡していた。

ドガン!

と、突然ドアが開いた。
「ん?何ぃ?」
目を覚ますカービィ。
と、そこにはメタナイトの姿が。
「ありゃ?メタナイトどうしたの?」
「・・・カービィ、お前が電磁場を発生させたのか?」
「へ?」

(・・・カービィの家に電磁波発生装置を仕掛けたぁー!?)
(フッ!これならアジトの位置を捕まれる事もあるまい!)
(・・・確かにそうですけど・・・。)
コイツ、何でそんなしょうもない事には頭が回るんだ?
青の疑問は尽きなかった。

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投稿時間:03/01/20(Mon) 17:32
投稿者名:捨て牛


「よし、ほとんどの乗員がメタナイトと出て行ったぞ!
 今の内にメタナイトの部屋の品を調査するんだ!」
カメラを構えて、リーダーが飛び出した。

カシャ!…カシャ!カシャッ!
「よし、大体の生活品は分かった!あとは…すこし物色していこう」
「へ?何してるんですか。」
「ふっふっふ、仮面の騎士たるもの、
 スペアの仮面をいくつか持っているはずだ。
 それを頂いていき、変装に使うんだ」
「そ、そうですか…。」

「よし、仮面があったぞ。
 おっ、剣もたくさんあるな。GET-IT!という文字の看板も
 たくさん倉庫においてある。…これはいらないな。」
さらに奥をごそごそとあさっていくリーダー。

「ちょっとリーダー…お言葉ですが、はっきりいって悪趣味ですよ。」
「デデデに復讐する為だ…仕方あるまい!
 あと、盗聴器も仕掛けていこうか?奴の日常会話を聴くために。」
「……い、いらないと思いますよ。第一バレるし」
「ふむ、そうだな。じゃあこれもカービィの家に」
「盗聴器をカービィの家に仕掛けても意味ないですって!」


…数分後。
ハルバードから、ふくらんだフロシキをかかえて出て行ったリーダーと青。

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投稿時間:03/01/20(Mon) 23:29
投稿者名:かに


そして1週間後

「皆の者!元気にメタナイトしているか!?」
リーダーの声が秘密基地内に響き渡った。
『ハイ!元気にメタナイトしています!』
部下達が大声で答える。
皆、メタナイトの仮面にマントといういでたちだった。
まるで仮装パーティだ。
「違う!そこは『ああ、元気にメタナイトをしている。』だ!」
リーダーは大声で指摘した。
「・・・そうだったな。」
部下達はメタナイト口調でそう答えた。
「・・・アホだ。」
青、黄色は呆れ顔でそう呟いた。
「いよいよ計画の時が来た!
今こそ我々の力を見せる時!」
リーダーはマントを翻す。
カッコイイ、無駄に。
「皆のモノ、続け!」
リーダーがそう叫ぶと皆が歓声を上げる。
もう、引き返せない、
作戦はそんな所まできていた。

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投稿時間:03/01/24(Fri) 23:13
投稿者名:捨て牛


漆黒の闇夜。
デデデ大王の部屋まで、
ワドルディ達はかっこよく潜入する。

一方、本物のメタナイト。
あれから、カービィの家の奥へ進んでいき、
仕掛けられていた電波の発生装置を破壊する事に成功していた。
ハルバードも動くようになったが、メタナイトは
誰が妨害をしたのかが不可解だった。
「カービィの家にあったが、カービィではないのか…?」
あの性格のカービィがハルバードを妨害し、
ましてやそれを隠そうと嘘をつくとは思えなかった。悪い意味で。
そしてこの一週間、しばらく考えていたのだが、

「もしや…!」

デデデ大王…なのか?
そういう直感がメタナイトの頭の中を駆け巡った。


場面は戻り、そのデデデ大王の部屋。
メタナイトグッズに囲まれて幸せそうに眠るデデデ大王がいた。
ワドルディ達は列になり、壁をつたってデデデ大王に近づく。
…まるでヤモリかゴキブリだ、しかも全員メタナイトの格好なのが怖い。
「いざ!デデデ大王…覚悟しろ」
リーダーがメタナイトの剣(盗品)を構えた。
その声と音に気づき、デデデ大王の目がさめる。
「うーん…はにゃ?そ…そこにいるのは」
デデデ大王が起き上がり、瞼をこすった。
「め…メタナイト!」
幸せそうに叫んだ。
「デデデ大王、覚悟しろ…」
声を揃えて『覚悟しろ…』ワドルディは全員、同じポーズで
同じ声を発して同じように剣を構えた。
「うう…メタナイト…?」
(くっくっく、計画どおりだ!)
リーダーは心の中で踊った。だが、あくまで体は冷静だった。
これで冷静と言いえるのかどうか、だが。

「メタナイト…。って、なんで何人もいるんじゃああぁぁぁ!」

さすがのデデデも気づいたようだ。
メタナイトが何人も行列を作ってつたっているのだから。
やはりデデデでも、自分のメタナイトグッズと生き物の見分けぐらいつく。
「…し、しまった!一人で来るべきだったか!」
「リーダー、どうしましょう!?」
慌てるワドルディ達を見て、デデデ大王は状況が理解できずにいた。
「…「リーダー」って、何の事だ…?」

「くっ、まずい!完全にバレた!ひとまず引き返すしかあるまい!」

(バレた理由の95%はアンタのせいだよ、リーダー!)
青が心の中でツッコミを入れた。

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投稿時間:03/01/26(Sun) 23:33
投稿者名:かに


デデデに正体がばれ、引き返す事になったワド軍団。
ワドルディ達は無事に秘密基地へと逃げ帰っていた。
あれだけの数で逃げ出して何故誰も捕まらなかったのか。
答えは簡単、
城にはデデデ以外の誰もいなかったから。
何せデデデ、城中のワドルディをリストラしまくっていたのだ。
(ちなみにチリーなど他の敵は傭兵として雇っているので
普段は城にいない。)
「ふう、まさかばれてしまうとはな・・・。」
リーダーが息を切らせながらそう言った。
「って言うか最初から作戦に無理が会ったような・・・。」
青&黄色がため息混じりにそう言った。
「しょうがない、作戦を一から練り直すか・・・。」
「作戦って、まだやるんですか!?」
「当然だ!しかもこんどは助っ人をよんだ!」
「い、いつの間に!?」
リーダーの行動の早さには驚くばかりだった。
「電磁場発生装置をカービィの家に仕掛けに言った際に知り合いになってな、
もし作戦が上手くいかなかったら手伝って貰う約束をしたんだ。」
リーダーはそう説明する。
「は、はぁ・・・。」
「さっき連絡を入れたからもう来てると思うんだけど・・・。」
「もう来てるわよ♪」
突然、青と黄色の後ろから少女の声がした。
「おわぁッ!?」
驚いて二人は後ろを向いた。
そこには赤いリボンと服を着て背中に妖精の様な羽を生やした少女が立っていた。
「おお、リボンちゃんもう来てたのか!」
そう言ってワドルディはお辞儀した。
「え、あ?」
もう混乱しまくりの二人。
「始めまして、今度この組織に参報という形で参加する事になった
リボンと申します、これからよろしくお願いしますね。」
リボンはそう言ってペコリと挨拶をした。

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