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Another story of Kirby [3]



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投稿時間:01/12/04(Tue) 22:54
投稿者名:ゲームの番人中西


「な、何だよ…」
「なぁ…今時の番人って言ったな?」
リックが涙目を擦りながら番人に尋ねた。
「そ、そうだが…」
「だったらカービィを生き返らせて!!
天国へ行った人を一人生き返らせてくれるんでしょ!?」
番人は溜息をつきながら答えた。
「…あのな、そりゃ違うぞ。
俺は確かに死んだ奴を生きかえらせたことはある。
だが…別に天国へ行った奴を生き返らせてんじゃない。
『闇』に抗って力尽きた者とか、俺の目の前でやられて死んだ者を生き返らせてるだけで…」
番人が言い終わらないうちに、リックが叫んだ。
「どうでもいい!!カービィを生き返らせてくれ!!!」
番人は暫し沈黙した後、答えた。
「…それはできない。」
その瞬間、デデデは番人の胸倉を掴んだ。
「何だと!?」
「…まあ聞け。
俺がカービィを生き返らさないのはお前らがこいつを
生き返させる事ができるからだ。」
全員の表情が驚きに変わった。
「…どうすればいいんだ?」
クーが尋ねる。
「ハートスターは知ってるな?
お前らがゼロを倒したときに集めた物だ。
あれには希望が詰まっている。
…つまりだ、ここにいる奴が本当にカービィのことを思っているのなら、
ハートスターが現れてカービィを生き返らせることもできる。
だが、一人でもそれが欠けていた場合は…」
「…やってみる価値はありそうですね。」
グーイが言った。
「…私はパスしておく。」
メタナイトはそう言うと日陰に座り込んだ。

レモンは無言でそれを見ていた。
(…それにしてもあの獣人は何者…?)
レモンはその疑問を考えていた。
       

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投稿時間:01/12/05(Wed) 16:05
投稿者名:竜轡 


「いいか。みんな…」
クーが静かに言いました。
『……うん!』
揃って皆が続きます。
そしてそのまま静かに祈ります。
もう一度、もう一度カービィを…
みんなの大切な仲間…カービィを…
どうか、奇跡を…お願い…!!


カッ…!!

──本当に一瞬でした。
そのわずかに重なった思いが呼び起こしたのです。
ハートスターを。そしてカービィの生命を───
みんなにはそれが分かりました。
暖かく、優しげなその光が。
そう、その光の中の正体こそがハートスターです…
暫く光に包まれ、その光が消えた時に目にしたのは
間違いなく、『動いている』カービィでした。
まるで寝起きで、いかにも『?』という感じに見えます。
「か…、カー…ビィ?」
「え?そうだけど…?ってあれ!?確か僕はダークマターに…」
カービィが言い終わらない内にみんなが元に思いっきり駆け寄ります。
みんなは今はそんな事などどうでも良いのです。
ただ、生き返ってくれたことだけに対してとても嬉しいのです。
…ちょっと苦しそうですが…。
「こういう奇跡ってあるものなんだね。」
ポツリとレモンが口にします。
「まぁ、あることはあるって事だな…」
それを聞いていた番人が言い返しました。

辺りは今までにないざわめきに満ちました。
───と。
「うるさいよォ…」
『…へ?』
何処からともなく聞こえてくる声に皆驚きます。
と、突然!地響きと共に一匹の白い竜が地面から顔を出します。
そこからゆっくりと地上に出てきます。
大きさは大体人より少し大きい位でしょうか。
「…お前は誰だ?」
時と場合を考え、直ぐさま体制をたてたのはレモンと番人でした。
「お前って…あたしは竜轡って言うの。それに戦う気なんて無いよ?」
まるで、いきなり酷いねぇ。と言っているような顔です。
「なら、何しに来た?」
「ん〜…あたしは遙かな昔、地中深い所に眠っていただけ。
それが『また』ダークマターっぽい感じがしたから
そろそろ起きないとヤバイかな〜って思って。」
なんてのびのびしてるんだ…。
一同はそう思いましたが、その代わりに
「またってどういうことだ?」
…こう質問しました。
「あら?気になる?もしあたしの今の言葉、信じてくれるなら仲間にしてくれない?
それにあたし、結構魔法も使えたものよ♪」
一体、何処からそうなるのかが分からないです。
「ねぇ、どうする?」
チラリと番人を見るレモン。
「どうするっつてもな〜。まぁ、害はなさそうだが…」
番人もまた、カービィ達の方を見ます。

ですが、決めるのにそう時間はかかりませんでした……。


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投稿時間:01/12/05(Wed) 23:09
投稿者名:ゲームの番人中西


で、これからどうする?」
番人が皆に尋ねる。
「どうするって言われてもなぁ…」
リックが頭を掻きながら答える。
「…そうそう、竜轡。
さっき『またダークマターっぽい感じがしたから』とか言ったな?
あれはどう言う意味だ?」
メタナイトが竜轡に尋ねる。
「昔、ここでダークマターっぽい感じがしたのよ。
で、やけに騒がしかったしその時は動かないでやり過ごすことにしたのよ。」
「やけに騒がしかった…か…」
レモンが何かを考えながら呟いた。
「…まあその事は置いておかねぇか?
あいつら一人一人を倒していけば良いわけだしな。」
クーはそう言うとカービィの方に振り向き、尋ねた。
「カービィ、もう立てるよな?」
「うん、大丈夫だ…よ…」
カービィは突然よろめき、そのまま倒れこみました。
「大丈夫カー君!?」
アドが心配そうに尋ねた。
「何か急にクラッと…」
番人はあくびをしながら皆に言った。
「…体力は回復してみたいだな。
とりあえず日も暮れる…今日は休んだ方がいいと思うが?」
「…そうだな…で、やはり皆同じ所にいた方がいいだろう?
どこに泊まるんだ…?」
デデデ大王がそう言うと皆の視線がデデデ大王に集中した。
「…俺様の城???
ダメだダメだ!!そうだここならどうだ!?
この基地なら」
デデデが言い終わる前にメタナイトにトドメの一言が発せられた。
「悪いな、先程の戦いで中が崩壊した。
直るまで1週間はかかる。」
デデデは頭を抱えて座り込んだ。
「決まりだね!」
カービィを先頭にしてデデデ城へと一向は歩き出しました。

「ホッホッホッ、若い者はええの…」
Ωは最後尾を歩いて行った。
デデデはこれから起こるであろう災難…
いや、惨劇(カービィの大食いによる食料0、散らかし、マイク)を考えて身を震わせた。
       
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投稿時間:01/12/06(Thu) 12:45
投稿者名:星見草


「おかえりなさぁ〜い♪」
デデデ城についたカービィたちを、謎の声が出迎えた。
城の主は当然、見知らぬ生物にすごんだ。
「なんだお前は?」
「あたしは見てのとおりの者です〜」
カービィたちはその生物をじっと観察した。
それは一言でいえば、鉢に植わった、顔のついた菊の花だった。
菊の花(仮)は全員の視線を一身に浴び、恥ずかしそうに身をくねらせた。
「・・・見ちゃいやん♪」
「見てのとおりのものですといっておいて、見ちゃいやんはないだろ!
なんで俺様の城のなかにいる?」
「大王さまが留守だったから、お戻りになるのを待っていたんです〜」
菊の花は一番上の2枚の葉っぱをあわせてデデデ大王を見上げた。
「ほー、俺様になんの用だ?」
「ポップスターに危険が迫っています〜!
今までにポップスターを陥れようとして失敗したやつらが集まって、力を合わせてポップスターを攻めようとしてるんです〜!」
「もう知ってるぞそれは」
「え?」
「だからしばらく城を空けてたんだよ」
「そ、そうだったんですか〜?」
全員がうん、とうなずく。
「し、失礼しました〜!
今すぐ出て行きます〜!!」
菊の花は器用にぴょんぴょんと(鉢ごと)ジャンプして、城からでていった。
かけっ。ぱたずしゃっ。
・・・否、城から出る前に小さな床の凸凹に足を、もとい鉢をとられ、ひっくりこけた。
「誰か、起こしてください〜・・・」
「しょうがないわね」
「ねえ、そういえばキミ、名前なんていうの?」
「あたしに名前はありません〜。
呼びたかったら菊花とでもなんでも呼んでください〜」
菊の花改め菊花はレモンに起こされ、こぼれた土を鉢に戻してもらいながら、照れたように名乗った。
       

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投稿時間:01/12/07(Fri) 17:16
投稿者名:ひで


かくて仲間になった竜轡と菊花も混ざって、戦士達は
随分と久しぶりに感じる休息をとった。
それぞれが今日の出来事に困惑の色を隠せないでいたが、
唯一、食事中だけは、(デデデ大王を除いて)みんな、
カービィの威勢の良い食いっぷリに笑顔を取り戻した。

最初に食べ始めたはずのカービィが、その食い気を
衰えさせずに食卓に最後まで居残り、ようやく
食事を終わらせると、仲間達が座って待っている
会議用のテーブルに駆けつけた。

「今分かっていることは、こんなところだろう」
番人は、静かに言った。
「ポップスターの侵略に失敗した者達が、
徒党を組んで、再びこの星にやってきた。
奴らはカービィとその仲間が邪魔でしょうがない。
これからも、俺達を狙って襲ってくることは
間違いない」
「それだけじゃないですよ〜」
新参ながら、そこらへんの事情に詳しい菊花が、
発言した自分に視線が集中するのを感じて、頬を赤らめた。
周囲からどっと溜め息が漏れる。それから気を取り直して、
話を続けた。
「これは、ポップスター全体の危機なんです。
単純に悪者の長同士が一緒にやってくるのなら、
まだまだあたし達が有利に戦えるでしょうけど、
どうやら今回は、本気で仲良く悪のチームワークで
襲ってくるみたい。みなさんが力を合わせて戦うことを、
今度はあっちもやってくるんです。
チームワークっていうのはうまく働くと、個々の強さも
数倍に膨れ上がるもんですからねぇ。こわい話」
       

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投稿時間:01/12/08(Sat) 22:51
投稿者名:ゲームの番人中西


「…だそうだ。どうする?」
メタナイトが皆に尋ねた。
「………」
辺りは静まり返った。
不意に、クーが皆に言った。
「…こう言うのはどうだ?
3日だけ様子を見る。
3日経っても向こうに動きが見られない場合は…その時はまた対策を練ろう。
反対意見は無いか?」
クーの意見に、誰も反対はしなかった。
「決まりみたいね。」
レモンはそう言うと外に出ていった。
「どこ行くの?」
竜轡が聞くと、レモンは「少しでも腕を磨いておきたいの」と言って、
外に出ていってしまった。
「…ところで、あのな〜ビィって人は何者でしょうか?」
グーイが皆に尋ねた。
「訳が分からないわね…あの人…何でダークマター達の味方なのか。」
「ま、敵であることは確かだな。」
番人はそう言うと大きくあくびをした。
「皆…ありがとね。」
不意に、カービィが呟いた。
全員の視線がカービィに注がれる。
「あんなに心配してくれて…」
「…仲間なんだから、当然でしょ?」
アドがそう言うと、皆は頷いた。

その後皆で、わいわい騒ぎ、気づいたら夜の11時…
「…眠いな…寝る。」
番人はそう言うと客人用の布団を押入れから引っ張り出すと、
デデデの許可なく眠りについた。
「こらっ!ここは俺様の城だぞ!!
誰が泊まって良いと…いや別に良いけど、せめて許可ぐらい…」
「じゃ、電気消すぞ。」
いつの間にやら全員就寝体勢であった。
…デデデ大王は溜息をつきながら自分の寝室へ歩いていった。
       

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投稿時間:01/12/09(Sun) 09:26
投稿者名:ぽ〜すけ


二日目・・
ある事件が起こった・・・

「どういうことじゃ・・・」
「昨日まであんなに・・・」
「私達これからどうすればいいのよ!」
「俺は死ぬのは御免だ。」
「なんて事だ・・・」
「まさか・・ダークマターが・・・・」
城の中にいるものは口々に喋ります。
こうなった経緯は・・

「なにィ!!!デデデ城の食料が消えた?」
「はい・・一昨々日まであった5ヶ月分の食料が全くありません。」
そんな会話が聞こえてきたのはカービィが起きて間もないころだった。
「え!?」
カービィの眠気は吹き飛んだ。異次元空間をも飛び越えて。
「酷いよひどいよ!!誰が盗んだの!!?」

でこうなりました。
「ダークマターか・・」
とデデデがいったとき竜轡はいいました。
「違うと思うよ。私。」
「どうしてですか?」
菊花がいいました。
すると竜轡が・・
「前みたいにダークマターの気はしなかったし・・第一、城に入り込めたら寝込みを襲うと思うけど・・」
「同感。ダークマターは俺達を消したがってるからな・・」
番人も同意見のようです。
そもそもデデデの貯蔵庫はボタン一つで材料を出せるスグレモノです。
3日に1回、コックカワサキは貯蔵庫の確認をします。
それが今日全くなくなっていたのです。
「もしかすると・・・」
レモンは考えてます。
そしてでた結論はこうです。
「わかった・・・食べ物の場所が・・」
みんなレモンのほうを向きます。
「どこですか?」
菊花が言うとレモンが答えます。
「多分だけど・・みんなの胃袋・・」
よくよく思い出せば昨日は食べて飲んでのどんちゃん騒ぎでした。(何人かを除いて)
カービィとリックなんかは食べ比べしたものです。
「あ・・でもまた買えばいいか・・・財産は沢山あるんだし・・」
「あ・・・」
みんなは、この城の主であるデデデさえもがその事を忘れていました・・

〜昼時〜

「聞きたい事があるんだけど・・」
カービィはレモンに質問しようとしているようです。
「何?」
「優越の薔薇ってなに?」
カービィはレモンにそういいました。
       

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投稿時間:01/12/09(Sun) 18:08
投稿者名:レモン


「それぞれの島々にはそれぞれの宝がある。そしてそれを守る守護神が居る。
 願いを叶えたいのなら、真の心で未来を見つめよ…真の心で宝を集めよ…真の心で守護神と対せよ…
 さすればそれぞれの島々の守護神は、己に宝を授けるであろう…それをすべて集めれば…
 願いがかなうであろう…」
「それは…」
「うちの家計に代々伝わっていた伝承だよ」
「伝承?」
「うん、そしてその伝承とともに…私は優越の薔薇を譲り受けたんだ」
「ふ〜ん…って…えぇ?!じゃあレモンは…」
「ここから南西のルックグリーンって言う…地図に載らない小さな島の守護神なんだぁ…」
レモンはイスに腰掛けながら話します。カービィもイスに腰掛けます
「んでもって…ある日、ダークマターが大量に攻め込んで来たんだ…その中にマルクもいた」
「それで…優越の薔薇は?」
「えぇっと…油断しててね…後ろからドカッとやられちゃって…その後は大勢で攻められてぇ…
 気が付いたらみ〜んな死んでた、そして優越の薔薇もなくなってたってわけ」
「んじゃ、レモンは…」
「生き残り…って奴かな?」
「そうだったんだ…」
カービィが机のクッキーに手を伸ばしたその時!!!
がっしゃぁぁぁぁぁん!!!!
「なに?!」
ガラスが割れた音がしました!


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投稿時間:01/12/09(Sun) 20:03
投稿者名:たろちすと


窓ガラスを割ってはいってきたのは・・
「ダークマター!!」
皆が叫んだ。
しかし、そのダークマターは血だらけで、息も絶え絶えだった。
「・・・・・・あ・・の・・野郎・・・」
「あの野郎?」
メタナイトが繰り返した。
「外・・・・」
一斉に外をみた。そこには大量のダークマターの死体と一人の人間らしき人物が・・・

「・・不法侵入だから注意してやったのにいきなり攻撃してくるからだ・・」

「・・・」
皆が驚いてただ外を見ていた。

「・・?なんだ?」
その人物が視線に気づいた。
「お前こそ・・何者だ?」
番人が問いただした
「俺は―――たろちすと・・っつーモンだ。」
 

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投稿時間:01/12/10(Mon) 01:08
投稿者名:竜轡 


「ね〜!何でこんな所にいるの〜?」
カービィが叫びます。
「たまたま通りかかっただけだ。そんなことより、今日一日そこの城に
泊めてくんねぇか?疲れちまってよォ。」
「あ、うん。多分良いと思うから…。いいよね?」
みんなは、まぁ、いっか。と言う感じで答えました。
───夜。
「ねぇ!結構人数いるしさ、枕投げしない!?」
いきなりとんでもない事をカービィがいいだします。
「は?…あのなぁ、いつダークマター達が攻めてくるか分からない時に
何でこんな事を…」
ため息混じりに番人が喋りました。
「ちょこっとなら良いんじゃない?」
横でレモンがポツリと言いました。
「あたしは抜けるね〜♪」
ケラケラと笑いながら竜轡が言います。
しかも、そのまま布団一式を何処かに持って行く気配です。
「んじゃ、けって〜い♪」
「ちょっと待て!だから…」
番人が言い終わる前に、枕投げ合戦は開始されたとか。

…0時30分。
まだきゃいきゃい騒いでいます。いい加減疲れてきた者続出。
時刻が31分を刻むその時でした。
突然とへやの明かりが消え、月の明かりだけとなったのです。
「…奴等…ダークマター達だ!」
レモンが叫んだ直後、一斉に攻撃を仕掛けてきます。
が、しかし、流石にこれだけのメンバーが揃っています。
そう簡単にダークマター達に負けるわけがありません。
しかし…
「ちいっ!数が多いのと部屋が狭い!…三手位に別れるぞ!」
そう、数がとても多いのです。これでは思うように戦えません。
そして、別れるため、窓から出たその時!
ヒュン!!
何処からともなくカッターのような鋭い刃物がカービィ達目掛けて飛んできます!
「包丁乱れ投げ!」
キィン!と言う音と共にその刃物は打ち落とされます。
「あ、ありがと。レモン。」
着地したカービィが礼をいます。
「安心するのはまだ早いよ!…あいつがいるから!」

──城の上空
「眠れなぁ〜い…」
とっくに寝たかと思われた竜轡が、城の周りをぐるぐる回ってます。
と、先程の戦いが目に映ります。
「な〜!?たいへ〜ん!」
急いで行こうとしたその時。何かが目の前に現れたのです。
「まさか…マルク?」
竜轡は暫し驚いています。
「そ♪そのまさか。しかしね〜、キミがカービィ達の方についているとは
思わなかったのサ。」
どうやら知り合いの様です。
「…お願い、そこをどいて!」
半ば防御態勢を取りつつ、一か八かで横に飛んでいきました…。
       

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投稿時間:01/12/10(Mon) 06:57
投稿者名:ひで


「残念ながら、通すわけにはいかんのよ〜」
嫌らしくも、マルクは、竜轡がその場を突破しようとした瞬間に、
竜轡の目の前に、次元を超えて立ちはだかった。
マルクが放った氷の弾丸は、ちょうど彼と竜轡のほぼ中間で
砕け散って無数の飛礫となり、竜轡を襲った。
竜轡は予め攻撃に備えていたおかげで、致命傷は免れたものの、
それでも、蒼白く光る凶暴な刺の嵐は、竜轡の両翼に、胴体に、
禍々しい傷痕を大量に作った。

竜轡は悲痛な叫び声(竜のそれだったが)をあげ、危うく
地上に落下しそうにもなったが、すぐさま体勢をとりなおし、
ゆっくりとマルクのいる高度まで上昇してから、彼を鋭く睨みつけた。
「どうしてもやるっていうのなら、マルク。
……君でも容赦しない!」
マルクは笑う。
「おぉ、こわい。君に本気を出されたら、
ボクはただじゃ済まないのサ。
でももちろん、ボクも本気をだせば、
それは君にだって言えることだろうケドネ!」

マルクは鋼の棘の種子を、竜轡に向かってばらまいた。
種子が炸裂し、空中で不気味な植物が絡み合う。
まるで狂った蛇のように、それらは竜轡に巻き付こうと
したが、竜轡は大きく旋回してそれを避け、やがて鋼の棘は
完全に絡まって、落ちていった。
竜轡はマルクの上空をとって、そこで鬣から光の粒子を
放出した。ゆっくりと舞い降りてくる雪のような輝く粒に、
マルクは警戒を覚えずに、それどころかうっとりと
光の粒子を眺めていた。

刹那。
不規則で激しい光の群れが、光の粒子の空間内で乱反射した。
ちょうど中心にいたマルクは、大慌てで光の筋をかわす。
しかし、狭い容積の光の粒子の中で、幾百とも連なる光線群は、
たちまちマルクの巨躯を捕らえた。
鮮明な黄金の繭が、夜の闇にひときわ輝きを放つ。

「どうだ…!?」
息をきらした竜轡は、自分の放った光の繭の様子を観た。
だが、光の繭は収縮したかと思うと、
内から数本の太い閃光を放って、そのまま消滅した。
体が焼け焦げたマルクが、その場で卑屈そうにまた笑う。

「やるじゃない。…さぁ、今度はこっちの番ンン!!」
ポップスターの宵で、再び閃光のぶつかり合いが始まった。


……城内。
       

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