×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

Another story of Kirby [11]



-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/25(Mon) 12:52
投稿者名:な〜ビィ


〜コレカラスター〜

「………く」
「げふっ!!ん?すまない、聞き逃した」
「…行くって言ったの。ここに居ても暑いだけだし…それに…」
「それに…何だ?」
な〜ビィは無言で目線をそらす。
ぜぼしんは訝しげな顔をしながら、テレポートの動作に入る。
二人でのテレポートの為か、少し時間がかかった。
ぜぼしんが手を差し出し、な〜ビィがそれを掴む。
な〜ビィの頬が少し赤くなっていた。暑さのせいだろうか?それとも…
シュン!
そして二人は消えた。


「俺達…なんで助かってるんだ?」
「そんなの、ナゴに訊かれても困るナゴ」
あの二人が居た所とは別の場所で、リックとナゴが顔を見合わせていた。
と、目の前の溶岩流が少し揺らぐ。
ヨガンかと思い、二人は無駄と分かりつつ身構える。
溶岩流から飛び出してきたのは…
「あ〜、良かった、成功してて…」
『竜轡!?』
竜轡は、ちょっと火傷しちゃった、と言いながら頬をぽりぽりとかく。
マグマに呑み込まれて火傷ですむものなのだろうか?
竜だからなのか、これまた魔法のおかげなのか…
いい加減呆れ気味のリック達に、竜轡は言う。
「あの時、とっさに魔法使ったんだけど……?…あの人は?」
「あぁ、多分助かってるだろ…」
「いきなり出てきたり消えたり…変な奴ナゴ。」
竜轡だけが心配そうな顔をした。

ゴゴゴゴゴゴゴ…

「…今度こそ…敵みたいナゴ…」
竜轡が飛び出してきた時と比べ物にならないくらいに、溶岩流が波うち、マグマがせりあがった。
リック達が足場にしている場所を取り囲むように、四本の溶岩の柱…
ヨガンの触手のようなものが勢いよく突き出てきた。
「…また避けられないんじゃねぇ?この状況…」
リックがそうもらした瞬間、全ての柱が真っ二つになり、
元のマグマへとかえった。
呆然とするリック達の目に映ったのは…まーびぃ達の姿…
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/26(Tue) 03:10
投稿者名:ひでぶ


リップルスターの中心である『城』の存在した場所は、
時の番人の放った大魔法によって荒野と化していた。
攻撃対象に入ってはいなかったカービィがおそるおそる目を
あけ、その光景に固唾を飲む。
「カービィ……」
蚊の鳴くような声で彼の名を呼んだのは、魔法を放った
時の番人本人だった。カービィが駆け寄ろうとすると、
跪いて震えている番人は彼を見ずに、片手を押し出して
制止をかけた。
「俺は問題ない。それより、奴だ!」
カービィはハッとして、番人の視線の方向を向く。
そこには、何かの蒸気を発しながら空中でもがいている
ナイトメアがいた。
「よぉしっ」
剣を構えたカービィが、勢いをつけて跳びかかった。
「ナイトメア〜とどめだー!!」
剥き出しになったナイトメアの弱点を狙って、カービィは
コピーソードを大きく振り下ろす。

甲高い音が、荒野に響き渡った。

「どうだっ!」
カービィは振り返って、ナイトメアを見た。
ナイトメアは変わらず痙攣していた。数秒、カービィは
敵の様子を探ったが、ナイトメアが消滅する気配を見せない。
怪訝そうに、カービィは剣を見る。
ぴきっ
刀身の根本に、大きなヒビが生じた。
それからすぐに、コピーソードが粉々に砕け散った。
「な、なんで?どうして?」
カービィはわけがわからず番人を見た。だが、番人は下唇を噛み、
カービィでもナイトメアでもないどこかを睨んでいる。
「番人……?」
カービィの背後の空中に、人影が1つあった。
「バカな……貴様のようなやつが、何故……!?」

戦場に姿を現した銀髪の少年、初流乃はゆっくりと地上に降り、
きょとんとしたカービィの横を通り過ぎ、番人の目の前に立った。
「初めまして、相反する力。察した通り、僕が空の番人です」
大魔法を放った後の番人の力は、カービィが悟れるくらい衰弱していた。
そんな番人が、過去に見たこともないような速度で剣を鞘から抜き放った。
そのままそれは、少年を襲う剣閃へと姿を変える。
だが、少年は剣閃より早く、番人の後ろにまわっていた。
「今あなたと戦うのは、フェアじゃないでしょう?」
「くっ!」
番人が振り返ると同時に、初流乃はナイトメアのもとへと転移した。
「危ない所でしたね」
初流乃が手をかざすと、ナイトメアは一瞬眩しく光って、その場から
いなくなった。独り初流乃が、空中から2人を見下ろす。
「ねえ、君もぼく達と戦うの?」
コピーが解けて普通の状態に戻ったカービィが言った。
それを聞いて、初流乃がクスクスと笑う。
「その方が楽でしょうけど、今はまだ戦いません。今は、ね……」
手を振ると、初流乃もまた、そこから姿を消した。

「番人、あの男の子のこと、知ってるの?」
初流乃のいた場所を今も見つめている番人に、カービィが問い掛けた。
「奴が、ユートの後継者なのか……?」
番人はカービィの問いに答えずに、ただひたすらそう繰り返していた。
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/26(Tue) 12:38
投稿者名:星見草


「ありゃ、お前ら?」
誰よりも先に、デデデ大王が素っ頓狂な声をあげました。
「そっちこそ、なんでここに?」
「知り合い?」
「仲間・・・ですよ。
ぼくたちはいくつかのグループに分かれて星の様子を見にいってたんです」
まーびぃの問いに、グーイが答えました。
「ふーん。
とりあえず溶岩の岸に行きましょうよ」
まーびぃが手をさしだすと、リックとナゴの体がふわっと浮きあがりました。
ちなみに竜轡は自分の力で飛んで行きます。

「それで今から・・・」
まーびぃは一度たずねかけ、はっと後ろをふりむきました。
みんながつられてそちらを向くと、一度は静まった溶岩が再び不気味に波打っています。
全員が身構えて見ていると、溶岩が盛りあがって巨大な顔を形作りました。
「・・・マジかよ」
「あ、暑い・・・」
寒い環境になれているソルビィは早くも倒れる寸前です。
「ここに溶岩がある限りいくらでも復活されるのだけは嫌ナゴ」
「そういう奴はどこかに核があるからそれを見つければかえって楽なんだけどね」
「あの初流乃っていう人なら、それくらい簡単にやってのけるんでしょうね〜」
菊花が何気なく言うと、デデデがそれを止めました。
「縁起でもないこと言うのはやめろ、奴が本当に来たらどうするんだ?」
「初流乃っていう人ってそんなに強いのかい?」
デデデたちのことを気にするでもなくのたうっていたヨガンが、突然攻撃を再開しました。
マグマのなかから灼熱の柱が立ち、ソルビィを標的に定めて倒れかかります。
しかし、実際にソルビィに当たる前にまーびぃが溶岩の柱を切り裂きました。


「くしゅん」
(ふふふ、初流乃も拙者の仲間になったな)
初流乃がくしゃみをすると、ぜぼしんが思念波を送りつけてきました。
「誰かがうわさしてるんだよきっと。
それよりぜぼしん、近くにいるんだろ?
わざわざテレパシーなんて使わないで出ておいでよ」
初流乃の近くの闇からぜぼしんが現れました。
「さすが初流乃だ。よく拙者がここにいるとわかったな」
「くしゃみのすぐ後にテレパシーを送られたら普通、
さっきのくしゃみが聞こえる距離のところにいるって考えるよ」
「ふふふ・・・さすが初流乃だ。拙者はそこまで思いつかない。げふっ! げはげはっ!!」
「吐血しないでって言ってるのに」
「それは、初流乃が研究しないでと言われるのと同じことだ。
吐血は拙者のアイデンティティであり、生きている証であり、拙者の拙者たる所以なのだよ。
・・・冗談はさておき、どんなことがあったか聞かせてもらおうか。
お互いのことを話し合おうじゃないか」
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/26(Tue) 13:45
投稿者名:まーびぃくん


ポップスター
「暇だね・・・」
「暇だ・・・」
「じゃ、僕の実験に付き合ってくれる?」
「それだけはやめておけ」
ダークマターもぜぼしんもいなくなって、
どうしようもなくなっていた。
レモンのほうは、ぴんぴんしているが、まだ怒っている。
雑魚といわれたことが,よほど頭にきたのだろう。
「あのまーびぃとかいうやつも、どっかの星に行ってるんだよねえ」
「この星はもう闇の濃度が100%だからさ、
 手がつけられないじゃん。それなら他の星がこうなる前に、
 それを阻止した方がいいんじゃないの。」
「それならぼくがつれっててあげるよ?」
カビラスはどこからか宇宙船のようなものを出した。
(どんなものなのかは,自分で想像してください)
「それはやめ・・」
メタナイトが言いかけたのを,レモンが手で制した。
「ここは、カビラスに任せたほうがいいんじゃない?
 他の星のみんなも,心配だし・・・」
「・・・それもそうだな」
こうして、ポップスターのパーティは、
宇宙空間に飛んでいった。
「で、どこにいくの?」
「わかんない♪」
はてさて、どうなることやら・・・
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/26(Tue) 20:21
投稿者名:ゼボン親衛隊長


「・・・なるほど、そんな事があったのか・・・げほげほ」
「・・・そういうぜぼしんこそ、何だかヤバめだね。ゼロ様に報告はしたの?」
「ああ、勿論。それにしても・・・お前が痛手を受けるとはな・・・そのグーイとやらただの裏切者ではないな・・・。」
「・・・ところでさっきから気になってたんだけど・・・」
「ン?何だ?」
「そこに誰が入ってるの?」
・・・初流乃のいう通り、ぜぼしんのコートの後ろが思いっきり膨らんでいた。もうそりゃ気づかない奴がいないくらい。
(ほら!やっぱりもうバレそうじゃん!)
(ふふふ・・・安心しろな〜ビィ、これも作戦のうちだ・・・。)
後ろに入ってるな〜ビィとぜぼしんが初流乃にばれないように会話する。
「嫌だ、教えない。」
きっぱりとぜぼしんが言う。
「そんな事いわずに見せてよ。」
「やだ。あ、そうだ。仕事の時間だ!!初流乃、拙者が帰ってくるまでに誰だか考えておけ!」
そう言い残すとぜぼしんは初流乃の部屋から出て行った。
「やれやれ・・・あれで本気なのかな・・・。」

「絶対ばれてるよ!!あれ!!」
通路の一角、物陰になっててちょっと分かりづらくなってる所でな〜ビィが怒鳴った。
「ああ、そうだろうな。だが、拙者の報告のせいでゼロ様はそんな事気にしなくなった。
 光と闇の管理人が出てきたら本気で何とかしなければならぬしな。初流乃には見つからなければいい。」
「でもさあ・・・。」
「なあに?ばれそうになったら、別の興味の対象をぶつければいい。拙者に任せろ。・・・ごぶうっ!!」
な〜ビィは吐血するぜぼしんをよそに(やっぱ一緒に行かない方が良かったような・・・?)
等と
考えていた。
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/27(Wed) 01:48
投稿者名:ゲームの番人中西


(本当に…何故あの時この娘を救ったのだか…)
ダークスターの通路を歩いているぜぼしんは、
横にいるな〜ビィをチラチラと見ながらそう思考した。
(情けをかけたつもりでも無い…。
何故だ…?分からない…何故だ…何故…?)
な〜ビィは辺りを、興味有り気に見ている。
(あの時…いや前からか、その後からかは分からないが…
何故かこの娘を見ると体が熱くなる…。
まさか…、この娘に恋をしたとでも言うのか?
ゼロ様に気に入られ…あのマルクやナイトメアと同等の扱いを受けるようにもなった、この拙者が…?)
そこまで考え、ぜぼしんは思考をストップさせた。
(…やめよう、考え過ぎだ…)
「そう言えばあなた、吐血ばっかりしてるみたいだけど…大丈夫なの?」
な〜ビィがぜぼしんに問い掛けた。
ぜぼしんは、考え事をしていて気付かなかったのか、
口から血がダラダラと垂れている。
彼は服で血を拭い去ると、彼女に説明した。
「拙者は『不死の力』を持っている。
心臓が貫かれようとも、大量に失血しようとも、
拙者には死は訪れない。」
「じゃあ絶対に死なない、って事?」
彼女がそう尋ねると、ぜぼしんは首を横に振った。
「…さぁ、拙者の部屋に着いた。
誰にも気付かれないうちに早く部屋に入ろう…ゲフゲフ。」
ぜぼしんは部屋の扉を開けた。

「本当に、面白い事をするなぁ…」
初流乃が一人、部屋で呟いた。
彼の前にはぜぼしんとな〜ビィの二人が映し出されている。
「まあ、僕は別に関与しないけどね。」
そう言い、彼は映し出されていた映像を消した。


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/27(Wed) 07:49
投稿者名:ひでぶ


「ウルティアリスの書?」
ポップスターとホロビタスターのちょうど中間地点で、カビラス作
『連結式宇宙船』によって合流を果たした両パーティは、
聴いたこともない物体の名に首をかしげていた。
「そう、それがホロビタスターがそう呼ばれるようになった由縁だ
そうじゃ。機密石板の文末に書かれておった」
コーヒーを手にとって、Ωが言った。剣の稽古をしていたメタナイトが、
獲物を鞘に収めながらホロビタスターのパーティに尋ねる。
「一体、どんなものなんだ?」
「それが、ホロビタスターではウルティアリスの書については
全く触れられていなかったらしい。そうだろ?じいさん」
「さよう、だが……」
「『破滅の厄災』の正体と解決策については、近隣の星に似たような
石板を隠したそうです」
さらにサンドイッチを積んだ皿を持ってきたアドレーヌとレモンが
その場へとやってきた。

(……あの包丁で調理したのか?)
少なからずそんな思いを秘めた者がいたが、レモンが周りを見回して、
ニヤリと笑うと、皆慌てて真顔を創った。

「でも、その『破滅の厄災』っていうのが、悪い奴らが徒党を組むのと
関係あるの?」
「そうだよなぁ。今、一大事なのはこの近辺の宇宙だけだよね」
アドレーヌとレモンの意見に、『破滅の厄災』のことを持ち出した本人で
あるはずのΩが頷いた。
「確かに、今の問題ではないが。……知った以上、ポップスターや他の
星がホロビタスターと同じ末路を辿る可能性があること考えねばならん。
それともう1つ。『破滅の厄災』の解決策は、異空間にいるであろう
敵を倒すためにも役立つじゃろう」
それから暫くの後、センサーのキャッチ音が、宇宙船のブリッジに響いた。
カービィと番人の船が、リップルスターから帰ってきたのだ。

「カビラスく〜ん!」
スラリンが全面特強ガラス張りの展望台に立っていたカビラスに、
走って駆け寄った。カビラスは振り返ってスラリンを見る。
「ん……?」
「誰だか分かるかい?」
カビラスはしばらくスラリンを眺めてから、やがて目を大きく開けて、
口をぱくぱくさせた。近々オフ会をやる予定で写真の交換をしていた2人は、
見紛う事はないらしい。
「もしかして、スラリンくんかい?」
「あたり〜!」
カビラスとスラリンは大声をあげてハイタッチをした。
「こんな所で何してるのさ〜?」
「ん、僕もここらの宇宙を救うために仲間にいれてもらったの。
カビラスくんにも会いたかったしね」
「そっかぁ……オフ会、繰り上がっちゃったね」
「あはは、まあいいでしょ?」
数分雑談した後に、スラリンはカビラスにある物を手渡した。
「これ、なんかいい物なんでしょ?あげるよ」
受け取った物体を見て、カビラスが大袈裟に驚いた。
「こここここ、虚空の歯車!?なんで君がこれを?」
「ん、ホロビタスターでみんなで見つけたんだよ」
カビラスは、しばらく感銘に唸っていた。
「空間移動、できるようになったって言ったよね?
……これの使い方さえ分かれば、完全な物になるんだ!
ありがとう、スラリンくん!」
「いえいえ〜」

リップルスターコンビとのドッキング作業は、半刻程度で完了した。
連結通路で時の番人がカービィに背負われてやってくるのをみて、
番人を知っている他の仲間達は面を食らったが、Ωの気孔操作と
船の治療マシンによって事なきを得た。

「番人がリップルスターの城を吹き飛ばした時、空から光って
降ってきたんだ」
と、カービィが石をかけらをテーブルに置いた。
カビラスが手を挙げて、そのかけらそっくりの石の塊を置く。
「サンドキャニオンで見つけたんですよ。不思議な物だったから
持っていたんです」
その瞬間、かちりと音を鳴らして、石同士がくっついた。
「間違いないぞい。これは、石板の断片じゃ!」
「となると、ウルルンスターやコレカラスター、
ブルブルスターにもあるのかな?」
「よぉしっ」
カービィが頷いて言った。
「まずウルルンスターに行ってみよう!」


「リック、戦いの最中に変なもの拾うなナゴ!」
「だって、こんなめずらしい石みたことないし!」
ヨガンの落とす岩石が頭にぶつかってもなお、リックは手にとった
石のかけらを眺めていた。
「ぉぉ……奇遇ですね。僕も不思議な石を持ってるんですよ……」
熱さでえへら状態になったソルビィがよろよろとリックに駆け寄ってきて、
ポケットから同じサイズのかけらを出す。
「そっくりだ……ぁ?」
リックが2つを近づけると2つがまるで添い遂げるように合わさった。
「くぉら〜!!お前らも戦え!」
デデデ大王の叫びで、また一段と落盤が激しくなった。
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/27(Wed) 12:37
投稿者名:星見草


「あら、変わった石ね」
チュチュは一つだけ色の違う変わった石を見つけ、拾い上げました。
「・・・あら、なにか書いてある。
なんて書いてあるのかしら? 読めないわね」
「チュチュ、早く」
「ったく、そんなに焦らなくてもいいのに」
チュチュはむっとしながらたろちすとが描いた魔法陣に急ぎました。
あとでじっくり眺めるつもりで、その石はしっかり持っていきます。
チュチュも魔法陣に入ったのを確認すると、たろちすとは転移魔法を発動しました。
そして・・・
ポップスターに着いた彼らは完全に闇に染まったポップスターを見て、唖然としました。
「なんだよこれ・・・」
「まさか、負けたんじゃ・・・」
「縁起でもないこと言うなよ。
・・・こうしちゃいられない、メタナイトたちを探しに行こう!」
たろちすとたちは闇に覆われたポップスターの上を、仲間たちを探して回ることになりました。



一方、そんなことなど知る由もないメタナイトたちは、ウルルンスターに向けて宇宙船を走らせていました。

宇宙船の一角では、カビラスが虚空の歯車のメカニズムを解明する研究をしています。
その横で、スラリンはカビラスの様子を眺めていました。
カビラスは何時間も作業に集中していましたが、ふう、と一息ついて緊張を解きました。
「できたかい?」
「うん、最後の仕上げを残すだけだよ」
「どうせなら最後までやれば?」
「そのつもりだけど、ちょっと手伝ってくれるかい?
ここからの作業は一人じゃ大変だからね」
スラリンはむしろ嬉しそうに答えました。
「僕にできることならお安いご用だよ。
なにをすればいいのかい?」
「最後の仕上げの実験の実験台になってよ」
「じ、実験台?!」
びっくりするスラリンを見て、カビラスは楽しそうに笑います。
「あははは、冗談だよ。
実験するのは本当だけど、やってほしいのは実験台じゃないよ。
スラリンには実験が失敗したときに他の人を呼びに行って欲しいんだ。
虚空の歯車の使い方はだいたいわかったけど、まだ完全じゃないから」
「わかった。僕は失敗したときに備えてほしいんだね。
もちろんお安いご用だよ♪」
今度はスラリンが楽しそうにうけおいました。
「でも、どうせなら成功してほしいな」
カビラスは実験のために作った装置のスイッチをいれました。
次の瞬間、ヴゥン、という音と共に虚空の歯車を組みこんだ実験装置が消え、二人は手を握り合って喜びました。

・・・・・・。

約1分後、スラリンは少しずつつもっていく不安を口に出しました。
「出てこないよ?」
「そのうち出てくるよ、きっと・・・」
そういうカビラスも、スラリンにというよりむしろ自分に言い聞かせているような口調でした。
結局、実験装置は30分たっても現れませんでした。
       

-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/03/28(Thu) 18:52
投稿者名:まーびぃくん


夜が来た・・・いや、それは時間だけの事実だ。
宇宙空間では,星ばかりなので,時間の経過は時計だけが頼りなのである。
カービィは眠れないでいた。
ポップスターのこと,優越の薔薇の事、リボンの事、
そして、番人の言った「ユート」という人物のこと・・・
寝転がっていると、それらの事が全部思い出されて、
どうしようもない気持ちになってしまうのだった。
「ふあ・・誰か起きてないかな。」
ふとみると、一つの部屋から明かりが漏れていた。
レモンの部屋だ。
「あれ〜?レモン,起きてたの?」
遠慮なく部屋に入り込んだカービィに、
レモンは少し不快な表情をした。
が、すぐに笑顔を作って言った。
「どうしたの?カービィ」
「いや、あのさ、優越の薔薇について,教えてくれない・・?」
そんな言葉が口をついて出た。
レモンは少し驚き,一呼吸置いていった。
「あのね、優越の薔薇っていうのはね・・・」
レモンの話は,こんな風だった。

― 約4千年前
今のポップスターを含む銀河の様に、
闇に包まれた時代があった。
その時、一人の魔導士が、
たくさんの人々の希望を集めて作ったのが,
優越の薔薇だという。―

「それで、わたしの先祖が代々それを守ってるってわけ。」
「ふええ〜。で、それを作ったのも、レモンの祖先?」
「そうなの。私に説明できる事は,これだけ」
「分かった。ありがとう,レモン」
カービィはレモンの部屋を後にした。
「え〜と、あとは番人にユートの事を聞こうっと。
 番人は・・・見張りしてるんだよね」
カービィは見張り台のほうにかけていった。
       

-------------------------------------------------------------------------------



前へ リストへ 次へ