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Another story of Kirby [12]



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投稿時間:02/03/28(Thu) 18:03
投稿者名:ぽ〜すけ


ここはポップスターに存在する夢の泉。
何か険しい顔をしていたたろちすとが何か感じ取った模様。
「カービィ達は此処とウルルンスターのほぼ中間地点にいる・・・」
たろちすとが放ったこの言葉はチュチュとカインの疑問を持たせた。

「なんでそんなことが・・?」
たろちすとが魔法陣を描き始めた時からの沈黙をカインが破った。
たろちすとは少しばかり間を置く。
「すこし前、光と闇の管理人をやっててな・・そのときに使ったものだ・・」
「その管理人って今は誰なの?」
チュチュが聞く。
「ああ・・俺より少々腕がたってな・・名前はまーびぃっていうんだ。」


「クシュン・・」
コレカラスターに小さなくしゃみが響く。
しかし誰もそんなこと気にする余裕も無いに等しいです。
こんな時、「誰かがまーびぃの噂してる〜」などと言っていたらあの世逝き。
あのまーびぃでさえ、ほぼマグマだけのヨガンに梃子摺っています。
「しょーがない・・」
と、まーびぃが剣を抜こうとした瞬間・・
ドゥゥ・・・ン
急に空間が歪み、ヨガンが吹き飛ぶ。
「これでも・・くらえ!」
竜轡が使った魔法が当たったかと思うと、まーびぃが剣でヨガンを裂く。
ヨガンはのた打ち回り、苦しみながら溶岩流に溶け込んで何処かへ流れて行く。
しかし、ヨガンの苦しむ姿を見て暗い顔をする者も。
だが、そのまま放っておいて自分がああなっていたと思うと背筋がゾッとする。


たろちすとはいつの間にか夢の泉のそばに書いた魔法陣を描くのを止めている。
「強いんでしょうか・・その人・・」
カインが考え深げに言います。
「率直に言って・・強いな・・仲間になってもらうか?今、闇が多くて潰してるとこだろうから・・」
たろちすとは冗談で言ったつもりだがチュチュとカインはどんな人かを考え出しました。    

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投稿時間:02/03/30(Sat) 13:16
投稿者名:ひでぶ


「ごめんなさい、ごめんなさいぃ〜!」
ホロビタスターにてスラリンが時の制約を破ったことについて、
時の番人が咎めていた。
「いい加減にしてほしいな。ただでさえ最近は制約をやぶる奴が
多いのだから。とりあえず、お前は初犯だし、反省の念も十分
あるようだから、執行猶予をつけてもいい。二度としないことだ」
「はは〜〜……」
そんな光景を見て、隣りにいたカビラスも番人に土下座をする。
「……何かしたのか?」
「虚空の歯車を、実験に使って、どこかにとばしちゃったんです……」
「何だと!?」
番人が声を張り上げたので、カビラスは余計床に頭をこすりつけるような
姿勢になった。番人は溜め息をついて続ける。
「普通、大事な物を使うときって、先のことを考えるモンでないか?
いろんな意味で軽率すぎてるぞ、それ」
「はい、本当にごめんなさい……」
「案ずることはないぞ」
そう言って、Ωがその部屋へと入ってきた。
「案ずることはないって……じいさん、どうにかなるのか?」
「独学で虚空の歯車を転移させたということは、まさに神業じゃ。
カビラス君の才には驚かされるのお」
Ωの言葉に、カビラスが照れて頭をかいた。そんな彼に番人が
じろりと流し目を送る。
「空間転移には2つある。1つはこの空間を移動するもの。
そしてもう1つは異空間へと移動するものだ。番人殿も知っているだろう?」
「ああ……。同じ空間への転移は、その方法を知っているものなら
可能だが、異空間への転移は、どんな神も、管理人も、番人も
することができない。……空を司る者以外は」
「さよう。虚空の歯車は異空間への転移を可能にするものだが、きっかけに
すぎない。空を司る者がその力を解放しなければ、転移したとしても
近距離の同空間にしか飛ぶことはないのじゃ」
「空を司る者ってなんですか?」
カビラスがメモ帳とペンを取り出し、2人に尋ねた。
「俺は時の制約を守る者だ。……それとは逆に、『空』、つまり空間の
制約を守るために定められた番人が存在する。それが空を司る者。
……空の番人だ」
それを聞いて、スラリンが言った。
「じゃあその人を見つければ……」
番人が苦笑して、首を横に振る。
「何故ゼロが空の番人しか行くことのできない異空間にいると思う?」
「え……ま、まさか?」
「今の空の番人はゼロの手下だ」
「やはりな……あれだけマルクや他の者達が空間転移を行っているのに、
制約を取り締まる者が現れないとは、怪しいと思ったのじゃ」
カビラスも、スラリンも、困惑の表情を見せた。
「そんなのってアリなの?何で、世界を護る人の1人が悪い奴らに
ついちゃうの!?」
「知るか。……これも定めなんだろう」
カビラスがうなだれて呟く。
「それじゃあ、虚空の歯車の力を解放できるひとはもう……」
「そういうワケでもないのじゃ」
番人を含め、全員がΩのほうを向いた。
「スラリン君のように突然変異で時の操作を使えるようになる者が
いるように、空間転移を使えるようになる者もおる。
その中でもごく僅かの存在として、両方の力を繰る者は、微力だが、
異空間への穴をも開けることができる。そんなことができる仲間が、
誰かおらんかったかな?」
「ああー」
番人が、嫌そうに唸って、その場にあった椅子に腰掛けた。
「あの花に頭を下げることは非常に気が引ける」
「しかし、彼女には手伝ってもらわねばな」
       

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投稿時間:02/03/30(Sat) 20:47
投稿者名:ソルビィ


ヨガンは消えても洞窟内の落石は続き、溶岩の勢いも一向に変わらない。
「くそ…このままじゃどうしようもないぞ…。」
「…とりあえず洞窟から出るナゴ!」
「わかりました!移転魔法を使うのでみなさんこっちにきてください!」
菊花が叫ぶ。
しかし、先ほどの戦いで足場はボロボロになっており、移動することができない者もいるほどだった。
「む…無理言うなぁ!」
「じゃあ僕が協力する!菊花さんの方へ行けない人はこっちに集まって!」
まーびぃが言った。
「わ・・・わかりましたぁ!」

〜番人達の宇宙船内〜
「で…その花の居場所はわかるのかじいさん?」
「彼女ならたしかブルブルスターに向かったはずじゃ。しかし今はどうしてるか分からんぞ…。」
「ええ?僕達はこれからウルルンスターに向かうんでしょ?」
カービィが横から口を出す。
「しかたないだろ。事態が事態なん……」
番人が話してる途中に、宇宙船内の警報が鳴り響く。
「大変だよ!船内に僕ら以外の誰かが入った!8人ぐらい!」
「何ですって!?」
「俺が様子を見に行く、カビラスは構わず航行を続けてくれ。あと誰かついてきてくれないか?」
「では、わしもついていかせてもらうよ。」
「僕も行くよ!」
「僕も!」
Ωとスラリン、カービィが名乗りをあげる。
「よし、来い!」
しかし番人達が向かった先にいたのは…。

「…お前らなんでここにいるんだ?」
「ほっほっほ。会いに行く手間が省けたようじゃな。」
そう、さっきコレカラスターを脱出したメンバーだった。

       
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投稿時間:02/04/01(Mon) 02:27
投稿者名:ゲームの番人中西


「…と言うわけで、是非君の力を貸して欲しい。
ゼロのいる異空間に行く為に、君の力が必要だ。」
時々深い溜め息をつきながらも、嫌々そうに番人は菊花にそう言った。
「それで…用は、虚空の歯車とか言う物の力を解放すれば良いんですね?」
菊花がカビラスに確認を取る。
「ああ、そうだよ。
だけど今さっきそれどっか行っちゃったけど(汗)」
「だから今、それを見つける為の特殊なレーダーを共同開発してるんだ。
そろそろ再開しようかカビラス君。」
スラリンとカビラスは設計図を取り出し、何やら話し合い始めた。
「そう言えばな〜ビィは?」
竜轡が、リックとナゴに尋ねた。
「知らない。
俺が気が付いた時にはもういなかったけど…」
「ナゴが気付いた時にもいなかったナゴ。」
(…無事だと良いけどなぁ〜…)
竜轡はそう思うと、窓から宇宙を見た。

「ゲフゲフ…粗茶だが…」
ぜぼしんが血を吐きながら、お茶の入ったコップを二つ持って来る。
テーブルに置き、ぜぼしんは椅子に腰掛ける。
『喉が乾いた』と言うな〜ビィの為に、彼がお茶を入れて来たのだった。
(…血は入ってないでしょうねぇ〜(汗))
「どうした?飲まないのか?」
な〜ビィが彼を見ると、彼は既にお茶を飲んでいた。
飲み出すには、かなりの勇気が必要だった。
もし一滴でも彼の血が入っていれば、死は確実であるからだ。
「安心せい、拙者の血は入っておらん…ゴホゴホ。」
その一言で安心したのか、な〜ビィはお茶を飲み始めた。
幸い、彼の言う通り、血は入っていなかった。
「ところであなた、何でゼロの仲間になってるの?」
な〜ビィは疑問に思っていた事を口にした。
「…あの方に必要とされているからだ。」
「どういう事?」
「…今日はもう遅い。早く寝た方が良い。
…あのベッドを使うが良い。」
そう言い、ぜぼしんは仕切りで部屋を二つに分けた。
「あ、ちょっ!
あなたはどうすんのさ〜!!」
「拙者は布団を敷いて寝る。
電気消すぞ。」
ぜぼしんはそう言うと、電気のスイッチを切った。
       

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投稿時間:02/04/02(Tue) 04:47
投稿者名:ひでぶ


景色の変わらない宇宙空間で、パーティはようやく休息を得た。
多くは眠れない者で、冴えた目を無理矢理閉じるようにして
ベッドの中に潜り込んでいる。時の番人もまた、その中の1人だった。
―ねえ、ユートって誰のことなの?
消灯前に無視したカービィの問いの人物を、今更ながら思い出していた。
アンドロギュヌスであることで、様々な迫害を受け続けた者のことを。
共に歩み、やがて自分と相反する力を手にした仲間のことを。
いつの日だったか、何の前ぶれもなくこの世から姿を消した親友のことを。
「ユート、何故あいつを選んだ……」
目蓋を閉じると、もう考えることもなくなった。この時初めて、番人は
深い眠りにつくことができた。


漆黒の異空間であるダークスターもまた、カービィ達の存在する
表の空間と時を同じくして夜となる。もっとも、昼であろうと
夜であろうと、ダークスターは闇の世界なのだが。
せぼしん達が就寝してから数刻ほどの後、マルク曰く
『最も偉い人達しか入れない場所』に、初流乃は今日もまた訪れていた。
「だからあの時、菊花さんに止めを刺しておくべきだったんですよ。
虚空の歯車を見つけ次第、彼らはここに来るでしょうね」
「……」
言葉とは裏腹に邪気の無い笑顔を見せる初流乃を、ゼロは睨んだ。
不思議な対峙は暫く続いたが、やがて扉の向こうから何かが迫ってくる
音を聞くと、初流乃は「失礼」とそこに溶け込むように消え去った。

扉を開けてやってきたのはマルクだった。
「なんか、すごく気に入らない匂いがするけど、まぁいいや。呼んだ?」
「虚空の歯車の存在は知っているな?」
ゼロを見て、マルクはこくこくと頷いた。
「あれを使い、我が居城に辿り着くためにはこのダークスターと
一致する場所で力を解放せねばならん。その場所はどこであるか
分かるだろう?……死守を願う」
マルクはけらけらと笑った後に言った。
「まさかアイツらも、ポップスターに一致点があるとは思いもしないのサ。
まぁ、一致点がある星だったからこそ闇の濃度がいち早く100%に
なったんだけどね。でも、守っておくのサ」
マルクの頭上に、黒い粒のようなものが入った瓶がゆっくりと降りてきた。
「闇の種子が入っている。エヌゼットであろうとダークマターであろうと
ミラクルマターであろうと、好きなだけ造るがいい」
       

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投稿時間:02/04/02(Tue) 12:08
投稿者名:ぽ〜すけ


真夜中・・
再び警報装置が鳴り響く。
「たろちすと達か・・・・」
見張りにでていたクーが辺りを見渡す。
「よぉ」
「うわ!」
一瞬の鈍い音と共にクーが倒れる。
「誰・・だ・・」
クーが睨みながら言うのを聞いて先ほどの男は答える。
「これでお前等に名乗るのは3回目だな・・俺はラーク・・忘れたとは言わせんぞ・・」
ラークは更に喋りだす。
「ここに時の番人と光と闇の管理人、それに守護神が3人、がいるんだってな・・」
「なに・・・!どうしてそれを・・!」
クーの顔を尻目にラークはまだ言い続ける。
「あと時空移動が出来るのが二人、そのうちひとりは異空間への移動も可能。
 気功を操る老人と、天才科学者の子孫。更に此処にはいないが元光と闇の管理人がいる・・」
ラークはそのまま去っていった。

他の者は、たろちすと達が帰って来たものと思い、部屋から出たものは一人もいなかった。

「まずは時の番人と行くかな・・」
突然、ラークの微かな足音がかき消された。
警報装置がなったのだ。
「くっ・・!」
ラークは急いで通路を戻り始めた。

「如何したの!?クー!」
チュチュが動揺している。
たろちすと達が帰ってきたようだ・・
「ラーク・・・」
クーはそう言うとグたりと倒れた。
「元光りと闇の管理人・・・」
ラークはそう言うと戦闘体制を取った。


今は暗黒と化した星、ポップスターにマルクはいた。
マルクが闇の種子を20粒ほど出す。
次の瞬間、マルクは闇の生き物を作り出した。
エヌゼットでもダークマターでもミラクルマターでもない02を・・・
絆創膏こそ無いがその姿は02そっくりだった。
「種子が少ないから本物よりは弱いけどこいつ等には適わないのサ」
そしてマルクはナイトメアや、ゼロを作り出した。
20粒の種子で自分も造り、のこりの20粒はダークマターに費やしたマルクはご満悦だった。


カビラスは自室にこもって虚空の歯車発見装置を作っていた。
スラリンも一緒だ。
開発に熱中していたから警報機がなった時は殆ど無関心だった。
しかし、その後に警報機がなった時は驚いた。
すでに2度目の警報で全員ここにいるんだから他には考えられなかった。
だから二人で部屋を出て走り出した。
敵がいると思われる方向へ。
ソルビィも真っ先に部屋を出てカビラスたちに会い、同じ方向へ駆けて行った。
そう、時空移動が出来る者の一人と天才科学者の子孫、ブルブルスターの守護神がラークのほうへ向かっていった・・
       

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投稿時間:02/04/02(Tue) 17:04
投稿者名:ゲームの番人中西


(さて…)
ラークは刀を抜き、戦闘に備える…が、
背後から剣の刃が迫っている気配に気付き、その場から飛び退いた。
「チッ…はずしたか…」
彼の背後には、いつの間にか番人が立っていた。
「おっと、動かないでね。」
彼の首に、いつの間にかに現れた竜轡の爪が突き付けられる。
「警報鳴らすなんて、馬鹿だねぇ〜。」
そう言った竜轡を無視し、彼は竜轡の爪を素手で弾く。
竜轡が少し体勢を崩した瞬間、ラークは竜轡の横を素早く駆け抜ける。
「あ…」
「あ、じゃない!逃がすなよ竜轡…(汗)」
額に手を当て、溜め息を付いている番人と、
『あははは〜』と笑っている竜轡を尻目に、ラークは通路を駆けて行く。
(予定外だ…クソ!虚空の歯車を頂戴しようと思ったのだが…)
走り続けていたラークの足が止まった。
剣を鞘から抜いているまーびぃが、ラークの前に立ちはだかっていたからである。
「生憎だったな。
お前の求める物はここにはない。」
まるで自分の考えを見透かされた様に言われ、
ラークが舌打ちをすると、まーびぃの横を通り過ぎた。
宇宙船内が少々揺れた。
ラークの乗って来た宇宙船が離れる音である。
「…まぁ、あいつの事はともかく…、
まさか、『奴』が後継者に初流乃を選んでいたのには驚きだと思わないか?番人。」
追って来た番人と竜轡が、暗い通路から現れる。
番人は何も言わなかった。

「どこに行っていたんだい?」
ラークがダークスターへ帰還した時、彼を初流乃が迎えた。
「…どこだっていいだろ。」
そう言い、彼は自分の部屋へと歩いて行く。
「『虚空の歯車』、だね?」
初流乃が微笑しながら、彼の後を付いて行く。
「…どんな物か、知りたかったんだがな。
見ることすら出来なかった。
…向こうには光と闇の管理人もいやがる。」
そう言い、ラークは自分の部屋に入って行った。
初流乃は無言で、自分の部屋へ歩いて行った。

「ぜぼしん…何故、我に刃向かう者の仲間をここへ連れて来た…?」
マルクが去った後、ゼロのテレパシーによって呼び出されたぜぼしんは、
ゼロからな〜ビィをこの空間に連れてきた事について聞かれていた。
部屋の映像をたまたまゼロが空間に映し出し、
それを見るや否や、ぜぼしんを呼び出したのだった。
「つい出来心で…」
一体何が出来心なのか?
それはぜぼしんのみしか知らない。
「しかし、あの娘は我等に対しての戦意はありませぬ。
どうか、許してくださいませゼロ様…。」
「…お前がそこまで頼むのなら、わかった。
ただし、我々に対して牙を向けた場合は…」
ゼロはぜぼしんに背を向け、言った。
「殺す。良いな?」
「ははっ。…ゲフゲフ。」
(…あれ程までに完璧な作戦だったのだが…何故バレたのだ…?)
ぜぼしんは、その事をずっと考えていた。
       

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投稿時間:02/04/05(Fri) 00:13
投稿者名:ぽ〜すけ


ラークが去るといつのまにか全員が集まっている。
「一人で大勢には適わないと判断したか。賢い奴だ…。」
番人が言った。

すでにクーの怪我もΩの気功と医療システムで治り、全員が一定の場所に集まっていた。
「で、何か手掛かりは?」
レモンの声から一瞬の沈黙がうまれた。
やがて沈黙は破られた。
「手掛かりかはわからないが…。たしかこの中に守護神が3人いるとかいってたような…」
「3人?」
クーの言葉に竜轡が聞き返す。
「確かに3人といってた。あと俺がわからなかったのは天才科学者の子孫だけだ。」
「やはり……」
Ωが呟く。
「君はあの人の子じゃな?カビラス君。」
「え?え?」
動揺を隠せないカビラス。
「あの人は科学者であり、わしの親友じゃった…。しかし…殺されたんじゃ…ダークマターにのぉ…。彼はダークマターの脅威とされたんじゃ…。」
「その人の名前はなんだったんですか?」
菊花が興味心身で聞く。
「本名はわからん。色々な名前をもってる。わしには今までのはみな偽名と言っておったが…
 わかるのは一つだけ、あやつはわしが今まで生きてきた中で一番頭の良い奴じゃった……。」


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投稿時間:02/04/11(Thu) 13:29
投稿者名:まーびぃ


ダークスター
初流乃は一人つぶやいていた。
「やっぱり菊花さんを始末しておいたほうがいいですね。
 そうでないと、いろいろと支障が出てくる。」
そこで独り言を打ち切ると、初流乃はその場から出て行った。
このあと初流乃とあうとは、ちっとも予想していないカービィたち。
そのことを考えると、初流乃は自然に笑っていた。
そんな初流乃も気づいていないことがあった。
異変に気づいたぜぼしんが、あとからついてきたことに・・・。
       

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投稿時間:02/04/11(Thu) 20:39
投稿者名:ひでぶ


ウルルンスターへと降り立ったカービィ達は、すっかり闇の気が抜けた
その星の空を仰いで、安心した。しかし、どこを探しても、どの住人に
聞いても、カイン達の所在を知ることはできないでいた。
「やっぱり、ここにはカイン達はいないみたいだな」
と、器用に翼を組んで呟くクー。
「しかし、どうやって他の星へ言ったんだろう?」

船の中に残ったのは、発見装置を制作しているカビラスにスラリン、
虚空の歯車を搭載させた船とのシンクロ方法を教えるΩ、教わる菊花、
その傍らにグーイ、そして、船でゆっくりしていたいと言った
まーびぃだった。
「よぉし、できたぞぉ」
ハンダコテを置いたカビラスは、たった今出来上がった小さな装置を、
メインハンドルの場所よりやや下の部分にあるくぼみに取り付けた。
その途端、モニターの右端に何かのレーダーが現れ、ピコン、ピコンと
音を鳴らし始めた。
「やった、カビラス君。成功だね!」
「よかった……虚空の歯車を飛ばしちゃって、一時はどうなるかと
思ったけど」
レーダーには座標機能がついていて、空間転移をする物を捕らえる仕組みに
なっている。その機能が、強い力を秘めた虚空の歯車に反応するのだが。
「x−489325.y−35603.z−2840……ポップスター?
それも、僕んちの近くだ!」
「待ってよカビラス君。これって、『空間転移』の力を持ってる生き物や
機械もレーダーに映るんでしょ?別のものだったりしないの?」
「うん。でも、虚空の歯車を一度調べた時、その波長も確認できたから、
今は波長に合わせて探知をしているんだ」
そう言うと、カビラスはレーダー用の操作ボタンをいじった。
機械音の後、レーダーの探知方法が切り替わる。
「これがスラリン君の言ってた探知の仕方。今、室内に絞ってる。ホラ、
真ん中をこのレーダー機能のある場所として、菊花さんとまーびぃさんの
いる位置が光っているでしょう?」
「へぇ……すごいな。ちょっとプライバシーの侵害にも思えるけど」
いつの間にかレーダーに映っていた反応の1つが、カビラス達の真後ろ
まで移動していた。
「わっ、まーびぃさん!?」
短距離のテレポートを行って、気配を感じさせずに背後に廻った
まーびぃに、カビラスとスラリンは大袈裟に驚いた。
「科学の力って恐れ入るなぁ。つい最近までは空の番人しかできないはず
だったのに」
「あれ、でも、まーびぃさんは、気を辿ってテレポートできなかったっけ?」
まーびぃは首を横に振る。
「あれは、光の気か、闇の気か、どっちかを辿るのさ。空間操作が
できるモノ全てを捕捉する力とか、時間操作ができるモノ全てを監視する力
とかは、それらの番人じゃないとできないことなんだ。その能力で制約を
破る人間を罰するっていうのが、番人たる由縁なんだけどね」
「番人も、同じ能力を持つモノを探すことができるのか。
えっ!?……てことは、まーびぃさんと菊花さんは……!?」
2人が顔を見合わせて、それからもう一度振り返ったとき、その場に
まーびぃの姿はなかった。

「もちろん、どこにいるかなんて簡単なことです」
初流乃は無音の宇宙空間に身を漂わせながらクスクスと笑った。
「所在が僕に知られているから、あなたもここへやってきたんでしょう?
……両極を司りし者よ」
蒼白く光る刀身のレイ・ブレードを構えた少女が、初流乃の
前に立ちはだかった。まーびぃである。
「あんたは根っからの闇だから、見つけるのに苦労はしないわ。
ここであんたの存在を消してしまえば均衡は随分元通りになるけれど」
「賢明なあなたなら、それはできないのも承知のはずだ」
まーびぃは下唇を噛んだ。
「狡賢いのはあんたのほうだって。……そう、僕があんたを殺せば、
空の番人の力が僕に引き継がれる。大きすぎる力同士が合わさると反発し、
力が暴走して、僕は粉々だ。ついでにこの銀河一帯もね」
「そうです。僕を絶やすことのできる存在は、相反する力の持ち主か、
あるいはそこでしか制約権を持つことのできない星の守護神、そして、
何も権限を持たない存在。あなたは僕と戦える術は無い。これは僕にも
言える事ですが。まぁ、くれぐれも邪魔をせぬよう」
いつもの冷ややかな笑みを残して、初流乃は宇宙空間の闇に溶けた。
まーびぃは暫く無言だった。……が、やがて目を開け、横を通り過ぎてゆく
隕石にレイ・ブレードを振り下ろした。
「ちくしょう……」

響かない空間で、隕石は音も無く真っ二つに砕かれた。
       

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