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Another story of Kirby [14]



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投稿時間:02/04/24(Wed) 10:48
投稿者名:星のカーヴィ


場所は変わってウルルンスター海岸。
カービィとソルビィは、敵に見つからないように人材を集め始めた。
時と夢。その二つが今、ぶつかり合っている。
激しい攻防戦だが、番人に勝機はあった。
ふと、夢を見るものが言う。
「時空と夢は別次元です。次元の違うもののぶつかり合いは、空間に歪みをもたらすでしょう。」
「だったら余計面白い。お前を次元の果てへとふっ飛ばしてやる。」
恐らく、番人は夢見るものに時空の攻撃を与えようとしていたに違いないが、番人の掌から、空間の歪みが生まれてきた。
やばい……。空間が歪んでしまっては、攻撃が歪みに飲み込まれてしまう――――番人はそう思ったのか、掌を下に向けた。
「次は私の番ですね。」
そう言って、夢見るものはニヤリと顔を浮かべた。

「戦いというのは、外から攻めるよりも内側から攻めたほうがいいんだって。」
チュチュ一行が話している。
「だが、戦力不足なのは目に見えているだろう。ここは雇うべきだ。」
カインは、敵といえど殺すのは如何わしいと思いのようだ。
「冗談じゃないよ!奴らを倒すには、犠牲だって必要なんだ。」
その言葉にカインは、静かに愚痴った。
「犠牲か……。犠牲なんて必要ない。」
「じゃあ、生かせておくというのか!無謀だ!殺される!」
たろちすとは大きな声で怒鳴った。
「こっちから仲間になろうとしているのに?」
ディーラは助けてもらいたいのか、そうでないのか分からない口調で答える。
「見ろ。あっちから仲間にしてくれと言っているんだ。これ以上無駄な犠牲が出るのを少しでも抑えるために……。」
たろちすとは、口をつぐんでカインを見た。
「勝利というのは、敵を全滅させることではない。本当の勝利とは、敵の戦う意思を無くすことだ。そうすれば、被害は少なくなる。」
カインとたろちすとの言い争いに、チュチュは黙ってみていた。
「槍を下ろせ。」
カインがそう言うと、たろちすとは仕方なくディーラの首に合った槍を退けた。
これで、一つの命が救われた――――カインはそう思っていたが、たろちすとはまったくの逆だった。
また、誰かが死ぬんだ――――カインにあるのは、希望。たろちすとにあるのは、絶望。

二人の相違なる意思が、これ以上争いを起こすのは避けたいところだ。

      
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投稿時間:02/04/24(Wed) 22:08
投稿者名:ゼボン親衛隊長


な〜ビィがぜぼしんの手製の料理を食べ終わってから少し後、
また彼は用があると行って今度は部屋の奥へと引っ込んでしまった。
「・・・気になるな〜・・・」
そしてな〜ビィは溢れ出る好奇心を抑える事ができないでいた。
しかし、それもそのはず、部屋の奥からぜぼしんの
「え〜とペットボトルはここ・・・と」とか「ん?この配線はこっちか?」
とか「座布団持ってこないと・・・」とか「え〜と刺繍は・・・」とか
「あの人形どこやったかな?」とか言う声が聞こえてきたのだから。
気にならない方がおかしい。
「ちょっと覗こうかな〜・・・」
言いながらな〜ビィは部屋の奥へと歩を進めた。

「よし、ジャミング終了、覗き無し、座布団用意完了・・スイッチオン!」
ぜぼしんはそう言いつつ、部屋の真中に位置するテレビの電源を入れた。
すると、誰かの姿が出てくる。ぜぼしんが受話器を取り出した。
どうやらテレビ電話らしい。
「あ〜、本日は晴天なり、聞こえますか?我が主様」
「マイクじゃ無いのだからテストはいらん、良く聞こえてる」
「それもそうでしたな…所で、計画は成功しました、連中はすっかり貴方様の事を忘れております」
「そうか、うむ、今まで何もしなかった甲斐があると言う物だ」
「何せ似た奴がいましたからな。そのおかげで全員コロっと忘れとりましたぞ」
「…しかし最初お前にこの計画を聞かされた時には驚いたぞ、
 まさか『一度同盟を組むだけ組んで、何もせずに忘れさせ、疲弊した所を皆いっぺんにつぶす』など言うとは思わなかったからな…
 裏切るのは分かるが忘れさせるとは…・」
「騙し打ちのは拙者の特権ですから・・・いや、主様も一度騙した事がありますね…02様。」
…テレビ電話に映っていたのはぜぼしんの言う通り、頭にばんそうこうを貼ったあの02だった。
「まあ、確かにそうだな。失敗に終わったが。所で、誰にもこの事は本当に漏れてないだろうな?」
「勿論でございます。何せこの空間はあの初流乃でさえ分からないように特殊な方法で妨害しておりますので」
「本当に特殊だしな…」
「それをおっしゃるなら今の主様の本拠地の方が特殊かと」
「ま、それは良い、ぜぼしん、お前は引き続きゼロに仕えてろ。そして、時が来たら…」
「はっ、手の平返してとっとと逃げます」
「くく…ぜぼしん、お主も悪よのぉ・・・」
「いえいえ、主様こそ・・・」
二人(?)がほくそえんでる陰でこっそり覗いてたな〜ビィは・・・
(悪代官と越後屋・・・。)
とか思ってたらしい。
       

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投稿時間:02/04/26(Fri) 00:45
投稿者名:ゲームの番人中西


「うまく行けたね。」
ソルビィはHR−Hを操縦しながらそう言った。
「だけど、残った人達大丈夫かねぇ?」
竜轡がポツリと漏らす。
「大丈夫だろ、あいつらなら…。」
リックはそう言い、クー、カインとトランプを始めた。
菊花とグーイは何かの本を読んでいた。
「リックさん、クーさん、カインさん、竜轡さん、グーイさん、菊花さん…用意はいいですね?」
皆が頷くのを確認し、ソルビィはHR−Hの移動速度を上げた。

「…眠れ。」
夢見る者の掌から火の玉が飛ぶ。
岩すら撃ち抜く弾丸と化したそれは、時の番人の心臓を撃ちぬくべく突き進む。
対する番人は、炎と相対する氷属性の魔法を唱えた。
刃の様に鋭利な氷が、炎の弾丸を相殺した。
その間に夢見る者に接近していた番人が剣を振るう。
夢見る者は即座に魔法でバリアを張り、攻撃を防御する。
不意に番人が剣を上に投げた。
夢見る者は好機とばかりにバリアを解き、魔法を放…てなかった。
魔法は放てなかった。
番人の拳が、鳩尾に食い込んでいた。
咳き込みながらも何とか夢見る者は後方へ飛び退く。
「…我、其れの死を求め、我、其れの破壊を求め、我、暗黒を求める…」
夢見る者は魔法を唱え始めた。
彼の周りに魔方陣が出来上がり、闇の波動を放ち始める。
「な、何かヤバ気な雰囲気…。」
レモンがそう呟いた瞬間、魔法が発動した。
「絶対なる勝利の約束…メガプロミネンス!!!」
光り輝く無数の光線が、彼等に降り注いだ。
       

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投稿時間:02/04/26(Fri) 02:22
投稿者名:ソルビィ


ダークスター・ぜぼしんのお部屋。
いまだぜぼしんと02の時代劇調の通信が続いている。
「さて…ぜぼしんよ。お前に頼みたい事があるのだが…。」
「はっ、主様、なんでございましょう。」
「ポップスターに行きマルクめを………消せ。」
「早速でございますか…よろしいので?」
「構わん、先ほど掴んだ情報によるとマルクの奴、わしのコピーなんぞを造りおった。
 あれがカービィども、いや、ナイトメア達に見つかるだけでもわしの存在を思い出させる要因となる。
 マルク共々消すのだ。よいな?」
「はっ…主さまの頼みとあらばすぐにでも向かいます。」
「よし、頼むぞ。」
テレビ電話の映像はそこで切られた。
ぜぼしんは早速ポップスターへ向かおうと立ちあがった。
「……!?」
…立ちあがったがそのまま横に倒れこんでしまった。
(不覚…足がしびれた……。)

HR−H内
「…よっと。これでいいかな?」
ソルビィが操縦席に座ったまま銃の手入れをしている。手元のカウンターにはさらに2丁の銃が並べられていた。
「運転の方はいいんですか?レーダー見ないと危ないですよ。」
竜轡が後ろから顔を出す。
「大丈夫、とりあえず近くに隕石群とかは無いみたいだしレーダーに反応するような熱源体も無いから…。
 やば…ハンマーが逝ってる…初流乃とかいう奴にやられたときかな…?今回は『ガーディアン』を使えそうに無いな・・・。魔導弾専門か…。」
ソルビィの目線は完全に手元の銃にいっている。

「ダウト」
「くっそー!!なんでクーはいつもわかっちまうんだよ!」
「お前は表情に出てるから丸分かりなんだよ。」
「くそー・・・。」
後ろではリックが負け続きで暴走しかけていた。
「みなさん楽しそうですね〜♪」
菊花が愉快そうに笑う。
「いいんじゃないんですか?あれが彼なりの精一杯の気の紛らわし方なんですし。」
グーイが振り向きもせずに器用に舌でページをめくりながら言った。

「さてと…これでよしと、『アレン』と『デストリー』の整備終わりと…。」
そういって2丁の銃を腰ベルトのホルスターに仕舞いこんだ。
「…自分の銃に名前つけてるんですか?」
竜轡が突っ込む。
「いちいち正式名称で呼ぶのもめんどくさいしね。だからってただ道具として扱うのも味気ないし…。」
「…小さめなほうの銃には弾を装填してないみたいですけどそんなんでいいんですか?」
「あ、『アレン』はいいんです。これは自分の魔法をそのまま挿入して撃つ銃ですので。」
「へぇー・・・。」
「さてと・・・そろそろ到着です。みなさん気を引き締めてください。
 あー、あー、カビラスさん、聞こえますか?」
ソルビィが通信機のスイッチを入れた。
「カビラスさん聞こえます?もうすぐポップスターです。そちらの修理の方は?」
『あ、ソルビィ君!?悪いけど今それどころじゃないの!!虚空の歯車のある地点の座標はもう一度送っとくからあとで連絡して!!』
受信した声の奥では凄い物音が立て続けに鳴っている。そして雑音と共に通信そのものが途切れた。
「…あっちで何かあったみたいです。みなさんどうしますか?」
「ソルビィ、そのままこの機体を進めてくれ。俺達の役目は先に虚空の歯車を手に入れることだ。」
クーが冷静に言う。
「そういうこと、あいつらなら絶対大丈夫だって!!」
リックも力強く言う。
「あれ?リックさん額から汗出てますよ?」
グーイが軽くおちょくる。
「お前…いつからどっかのネコもどきになったんだ?」
「そんぐらい元気があるなら大丈夫ですね♪」
「くっ…。」
「それでは行きますよ!ポップスターへ…」

暗黒の星と化したポップスター。
そこにあるデデデ城…だが今の城の主はこの星の支配権を手にしたマルクになっている。
「ヘイ、ヘイ、へーイ♪さてと…外の様子でも見てくるのサ。まったくディーラの奴集合場所にいつまでたっても来ないのサ…。
 今回の傭兵団では1番腕が立つ奴なのに・・・まったく。」
「だからこうしてこちらか迎えに行くのではないのかい?」
マルクの後ろに魔道士風のキャラが立っている。
「おぉ、グリル。よく来てくれたのサ。嬉しい限りなのサ。」
「しかし君ビックになったね。こんなに凄い事をやらかすなんて。」
「ふふふ、それほどでもあるのサ。さらに僕には切り札もあるのサ…。」
       

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投稿時間:02/04/26(Fri) 16:55
投稿者名:レクイエム


「ポップスター・・・変わっちまったな・・・」
リックがつぶやく。
現在、HR−Hで先行したメンバーはポップスターが
肉眼でハッキリ確認できる位置まで近づいていた。
あと1時間ほどでポップスターの大気圏内に入れるだろう。
全員の瞳に映るのは、漆黒の闇に包まれ、変わり果てたポップスター。
「・・・もうすぐ到着ですね。先ほども言いましたが、気を引き締めてください。準備はできてますか?」
「俺はできてるぜ。もっとも、たいした準備は必要ないけどな」
クーが言い、それに皆が続く。
「では、皆さんに空の歯車のある地点周辺の地図を渡しておきます。
もし、はぐれたりした場合は、これをたよりに・・・」
ヴー!ヴー!ヴー!
HR−H内に、警報が響き渡る。
「何だ!?」
「敵襲?」
「レーダーに反応!数は・・・20前後!」
「結構多いな・・・」
「でも、何でここで襲ってきたんです〜?
あたしたちを消すのなら、闇の充満したポップスターでのほうが
あいつらに有利だと思うんですが〜?」
菊花が疑問をもらす。
『その疑問には私がお答えしましょう』
「!」
突然、通信回線が開く。モニターに映像が映し出され、
HR−H内に聞いたことのない声が響き渡る。
モニターに映しだされたのは、黒マントに白衣という怪しい人物。
科学者の着るような白衣は妙に袖が長く、手が袖から出ていない。
怪しげなマスクのせいで顔はわからないが、
声の質と体系から人間の男と思える。
背後にはダークマターが何匹か映っている。
『お初にお目にかかるな。私はレクイエム。以後、お見知りおきを』
「・・・で、あたしたちに何のよう?まさか、ダークマター引き連れて
『戦うつもりはありませ〜ん』とか言うわけじゃないでしょ?」
『フフフ・・・我々は、早いところあなた方を排除したほうがいいと考えただけ。理由なんてありませんよ』
「・・・どうする?」
ソルビィにクーが小声でたずねる。
「・・・このままポップスターまで強行突破します。
この強化改造されたHR−Hなら、
ダークマター程度の攻撃ならびくともしません」
『させると思いますか?かかれ!』
レクイエムの号令と同時に、
ダークマターが4匹1組のチームを組んで攻撃してくる。
その攻撃は統率が取れており、HR−Hの装甲を少しずつ削り取っていく。
「おかしい・・・いつもならバラバラに攻撃してくるのに・・・
やけに統率がとれている・・・」
「冷静に分析してないで何とかしてください〜!」
やけに冷静に分析してるソルビィに菊花が非難の声を浴びせる。
「ん・・・電磁バリア、発動!」
ソルビィが声とともにスイッチを押す。
すると、HR−Hに接近していたダークマターたちが弾き飛ばされる。
「・・・そんな便利なものがあるんならさっさと使ってくれよな・・・
ひやひやしたぜ・・・」
リックが愚痴をこぼす。
「このバリアーはかなりの時間持つから、安心でしょう」
ソルビィが言う。しかし、すでに時遅かったことには気づいていない・・

しばらくして・・・
ダークマターたちの攻撃は続いているが、
バリアを破るにはいたっていない。
このまま、ポップスターに無事つけると、
HR−Hの乗員誰もが思っていただろう。しかし・・・
ブ・・ヴゥゥゥゥ・・・・・・
低い音とともに、今まで聞こえていたエンジン音が消え、
HR−H内の設備が照明などを含め、モニターを残し使用付加となる。
「な、何?」
「停電・・・なわけないな」
さすがに取り乱す乗員たち。そのとき、唯一生きているモニターから
『カタカタ』とタイプライターを打つような音が聞こえてくる。
それにあわせるように、モニターに文字が映しだされる。
『あなた方の船のシステムをフリーズさせていただいた。
復旧には結構かかるでしょう。
あなた方はポップスターにたどり着くのが遅れるでしょうねぇ。
それでは、よい旅路を・・・
            -レクイエムより 悪意をこめて-』
「・・・やられた・・・」
「どういうことですか〜?」
「あのダークマターたちはおとりだったんだ。
ダークマターに俺たちの目が言ってる隙に、
あのレクイエムとかいう奴がHR−Hに進入、細工をしたってわけだ」
ソルビィにたずねる菊花にクーが答える。
「あいつの目的は最初から足止めだったんだ・・・クソッ!」
ソルビィの悔しげな声がHR−H内に響き渡った・・・


―――――――――――――――――――――――――
新キャラ(てか、私)解説を。
本文中にあるように、黒マントに科学者が着るような白衣。
怪しげなマスクで顔を覆っています。
基本的に指揮官タイプですが、戦っても結構強いことにしときます(ぇ
基本的に魔法と科学的な武器で攻めるタイプです。
なお、すでに人間やめてサイボーグなので、
手から足から腹から武器が飛び出たりさせてもかまいません(ぉ
       

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投稿時間:02/04/26(Fri) 20:19
投稿者名:ソルビィ


ウルルンスター海岸。
 あたりは火の海に包まれている。今の攻撃で宇宙船は半壊といえる被害を負っていた。
さらにカビラスが忙しくなったのは言うまでもない。他の面子も戦いを見守るどころではなくなっている。
そして番人も同じく多少の痛手を負っていた。
「く…派手にやってくれたな。」
「もはや…全員死んでもらいます。もはや…。」
「番人!!もう見てられないよ!!!僕も加勢する!」
カービィがコピーアイスを構えてこちらに駆け寄った。
「ふ…飛んで火にいる夏の星ですかね?」
「え!?」
次の瞬間…夢見るものが放った一撃がカービィを直撃した。
「……。」
そしてカービィは声も出さずにそのまま倒れてしまった。
「足止めどころか思わぬ収穫まで手に入ったので私はここで引かせてもらいます。」
「貴様…カービィに何をした!?」
「ちょっと『心』をいただいただけです。死んではいませんよ。」
「心をだと!?そんなことができるのか・・・・?」
「それでは失礼します。」
夢見るものはそのまま天空に消えた。
「待てっ…………!」
番人の声が火の海の中響き渡った。

HR−H内に非常灯が灯った。
「くそ…ソルビィ、どうする?」
リックが額に汗を浮かべる。
「……………。」
返事は無い。
「聞いてるのか!?」
「…聞こえてます。菊花さん、竜轡さん、この距離からはいけますか?」
「え…?」
「まさか、また移動魔法で!?」
「そのとおりです。なんとしても虚空の歯車を敵に渡すわけには行きません。こうなった以上こうするしか・・・。」
「でも行きの分でだいぶ消耗してしまったからこんな人数無理です〜・・。」
菊花が言う。
「…ここに僕は残りますので。」
「え!?」
「本気かソルビィ?」
「HR−Hを直してやらないといけませんので。後から追いつきますよ。」
ソルビィが淡々といった。
「…分かりました。」
「グーィ!?」
「僕達がここでできることはありません。だったら先に行くしかないでしょう?」
「あぁ・・・。」
「分かったわ!みんないくわよ!」
菊花と竜轡の魔法と共に船内はソルビィ一人となった。…いや、二人になった。

「ふん…まさか残るとは思いませんでしたよ。」
モニターにメッセージが再び移る。
「やはりこういう行動に出ることまでお見通しですか…。
 レクイエムとかいいましたね。こそこそしないで出て来たらどうです?
 どうせ半径3mもないところにいるんでしょう?」
「おやおや…お気付きですか。せっかく誰もいないところをさらに乗っ取ってやろうと思ったのに…。」
さらにモニターにメッセージが表示される。
「…そう簡単にそちらの思い通りにはさせません。」
ソルビィが腰の「アレン」と「デストリー」に触れる。
「…焦らない焦らない。大事な機体を傷つける気ですか?
 特別に外に対戦場所を用意してやりました。ゆっくりと来る事です…。byレクイ
そこでモニターの電源は切れた。いや、切られた。
ソルビィは腰のライフルにもう一発弾を込める。弾丸は青く無気味に光っている。
「『デストリー』の初弾がこれになるとはね・・・。」
さらに操縦席の下から細め、短めの槍を取り出す。
最後にモニターの横にあった何かのスイッチを押し、操縦室から出ていった。
モニターの電源が再びつく。
     〜非常用戦闘システム準備中 起動まであと10分〜

       
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投稿時間:02/04/27(Sat) 01:17
投稿者名:堕天使


「くそっ、くそぉっ!」
「カービィ!ねぇ、しっかりしてよ、カービィ!!」

ウルルンスター浜辺。
まだ火は消え失せてはいないが、先ほどよりはおさまったようだ。

「だが・・・・『心』を奪うだと・・・?本当にそんな術が・・・?」
時の番人は、動かないカービィを見下ろして呟く。

「確かに。『心』を奪い取る術なんて、この世にあるの・・・・?」
と、レモン。
その場にいた者は皆、うなってしまった。


「『心』を奪い取る術・・・・・。ふむ。やっかいなコトになったのぅ。」
「? どゆこと。Ω?」

聞かれるなり、Ωは答える。
「カービィの純粋な『心』が奪われたのじゃ。白を黒にそめるのと同じで、カービィの『光』を持つ『心』は、『闇』に彩られやすい。」

その言葉を聞いた番人が、はっとする。
「まさか・・・・奴はカービィの心を・・・・?!」










「ほぅ、足止めにしては随分帰りが遅かったようだが・・・・夢見る者?」

ダークスターの、『最も偉い者たちでしか入れない場所』で、再び夢見る者は跪く。

「はい。少し遊びが過ぎたようです。申し訳御座いません」

そして、夢見る者が懐から何かを取り出す。
懐から取り出した瞬間、ソレは強い光を放ち始めた。

「・・・?!ぐっ・・・・・こ、この光・・・・っはぁ・・・・」

ゼロが少し苦しむ。
夢見る者はそれに気付くと、急いでその光を『封印』した。

「二度も・・・・・申し訳御座いません。ゼロ様。」
「まぁ、良い。・・・・して、ソレは何だ?・・・・・・まさか」
「・・・・・星のカービィの、『心』です。」

その言葉を聞いたとき、ゼロはくっくっく、と、含み笑いをした。
そして、夢見る者に命じた。

「でかした。夢見る者よ!よし、お前はこれからそのカービィの心を暗黒に塗り替えてしまえ!そう・・・・混沌の色に!!」
そしてゼロは高笑いをした。
「承認。ゼロ様。」







闇は、新たなるカオスを手に入れた・・・・・・・・・??
       

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投稿時間:02/04/27(Sat) 03:11
投稿者名:な〜ビィ


〜同時刻、同星。ぜぼしんの部屋にて〜

ぜぼしんが立ち上がろうとしたのを見て、覗きをやめたな〜ビィは、ぜぼしんがなかなか部屋から出てこないのを不審に思っていた。
(どう考えても、あれで会話終わったはずなんだけどな〜…)
かと言って、再び覗いて気付かれたなら、先程の会話の内容からして、
ここに居られなくなる…いや、この世に居られなくなる可能性が高い…。
と。
静かにドアが開く音が聞こえ、ぜぼしんが部屋から出てきた。
…片足けんけんで。
「…ねぇ?」
「いや、まだ片足がピリピリしててな…床につけると痛いのだ。」
「いや、そうじゃなくて…」
「あぁ、そうだ。また出かけなくてはならなくなった。すまないが…」
な〜ビィは出かける理由を知っていた。なんていったって、秘密の会話を覗き見してたのだから。それでも、出かけて欲しくない、という表情が一瞬浮かんだ。
 すかさず、ぜぼしんが
「大丈夫だ。ちゃんと見張りをつけておく。」
(ちょっと読み違えてはいるが)そう言って、やはり片足けんけんで部屋の外へと出て行った。
「…あんな事してると、絶対片足だけ筋肉痛に…まぁ…大丈夫かな?」
な〜ビィは苦笑を浮かべながら、ぜぼしんを見送った。

〜ウルルンスター。宇宙船、内部?〜

ようやく火が消えた宇宙船―ただの黒い塊になってしまった―の内部―所々から空が見える―で、カビラスとピッチが修復作業に徹していた…。
「…外で何か起こってるみたいですけど…カビラスさん?」
カビラスは返事もせずに、凄まじいスピードで修理を続けている。
ピッチは、この騒ぎが始まってからも、ずっと船内に居た。居た、というより、出してもらえなかった。危ないから、と、チュチュやアドに言われて。
自分等はどうなんだ、とは、間違っても言えない。どう考えても、チュチュさん達の方が自分より強いから…ピッチはそう思っていた。
今も、こうやって、見てる事しかできないし、下手に外へ出て迷惑になってもいけない。…できる事は何も…
「あぁ…奥が熱でやられてる!」
カビラスは、そう言いながら、手を慎重に奥へとのばす…
「…あ、と、ちょっと…ちょっ…くぅっ…」
そして、数十秒後に、コードの海の中に消えていた手が戻ってきた。
届かなかったらしい。カビラスは、思案顔のまま辺りを見回して…
「!」
「?…!?」
ピッチを見つけた。ピッチを掴んで、先程まで自分の手が入っていたコードの海をピッチに覗かせた。
ピッチは、いきなりカビラスに掴まれ、状況が分からないまま、ただ目の前で曲りくねっている、沢山のコード達を見せ付けられていた…。

〜再びダークスター。ぜぼしんの部屋〜
な〜ビィは、何故かベッドの上に居た。就寝には早過ぎる。
…あの後、普通に待ってるよりは寝てた方が、待ってる時間が少なくてすむ、と思ったらしい。
しばらくはいろいろ考える事があったようだが、やがて寝息をたて始めた――。
       
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