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Another story of Kirby [17]



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投稿時間:02/05/01(Wed) 19:03
投稿者名:ぽ〜すけ


治療室の前でまーびぃがラークと鉢合わせした。
それと同時に曲がり角から姿を見せた者…。
「初流乃……。」
まーびぃがつぶやく。
放送を聞いてか、くるみと番人、たろちすとも駆けつけた。
「二人づつとってかかるぞ!」
たろちすとが槍を構えながら言うと、番人とまーびぃも剣を構え、くるみは精霊を出す姿勢をとっていた。
たろちすとがラークに槍を突き立て、そのまま突き刺した。
いや突き刺し損ねた……。
ラークは上に飛び上がり、そのままたろちすとに攻撃しようとしたが、くるみが精霊でさえぎった。

番人と初流乃のにらみ合いが数秒続いたかと思うと、番人が初流乃を斬りつけた。
初流乃の頬に赤い筋が通り、そこから知が出たが微動だにせず、一瞬のまーびぃの攻撃も避けながら闇の波動を放とうとした。


医務室では放送を聞き、部屋からソルビィが出ようとしていた。
そのときソルビィは何かの気配と共に警報を聞いた。
その後すぐに放送を聞いたソルビィは振り向き様に驚いた。
真後ろに見知らぬ人物がたっていたからだ。
「いきなりごめん。僕は夢見る者。」
そう言うと夢見る者はやすやすと扉のかぎを閉めた。
謝っていたが誰なのかは名前で分かった。
カービィの『心』を奪った夢見る者だ。
次の瞬間ガチャガチャとノブを回す音が聞こえたのでソルビィはかぎを開けようとした。
此処のドアは内側からしか開けられない。
それに廊下の物音からして今は開けられない状態に違いないと判断したのだ。
しかし夢見る者がさえぎった。
「此処から先は…。」
そこまで言うと夢見る者はソルビィを見た。
「銃……。」
銃を構えている。
『アレン』だ。
「試し撃ちには丁度…いやそれ以上かな…。」
そう言うとアレンの引き金は引かれ、弾が飛び出した。
夢見るものは直感で普通の弾ではないと確信し、諦めたように横に避けた。
しかし腕にまともに当たってしまった。
「いまだっ…!」
ガチャン
かぎが開き、ソルビィはドアを開ける
しかし遅かった。夢見る者はカービィに闇に染めた『心』を入れ、その場から消えうせていた。
初流乃もラークも他のダークマターもそれと同時に消えうせた。
初流乃がつれてきた団体はすべてダークスターに戻ったのだ。

しかしたろちすととまービィは同時にこう思った。

―――残りの『闇』はあと一つ……―――


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投稿時間:02/05/01(Wed) 19:13
投稿者名:まーびぃ


敵を失った皆々は医務室へと戻ってきた。
あるものは不信の色を、あるものは警戒の色を顔に浮かべながら・・・
医務室の中に入ると、そこには驚きの表情を浮かべているソルビィと、
そして・・・起き上がっているカービィがいた。
「カービィ!?」
みなの声がそろった。喜びが顔にも声にもにじみ出ている。
しかし、まーびぃとたろちすとの反応だけは違った。
それぞれ剣と槍を構えたのだ。
「見つけた・・・後一つの闇。まさか、カービィだったとはね・・・」
まーびぃはつぶやいた。


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投稿時間:02/05/01(Wed) 20:37
投稿者名:な〜ビィ


「…みんな、ただいま♪」
普段となんら変わりの無い、
姿、口調、声…
皆がカービィを見つめていた。
あからさまに喜んでいる者、
とりあえず喜んだものの、信じられない、とばかりに呆然としている者。
そして…
武器を向ける者。
その二人を見て、カービィは言う。
「…どうしたの?ぼくの後ろに何か居るの?…それとも、ぼく?」
カービィは怯えた声をだす。
「しらばっくれんじゃ…」
たろちすとがそう言いかけた時、
感極まったリックがカービィに駆けよった。
相手の名を呼びながら。
カービィも笑顔でそれに応じた。
リックの腹を、強烈な…全身を使った蹴りが襲った。
リックは倒れこむ。
その場に居た全員が、再び驚愕に襲われた。
…二人を除いて。
「…やっぱり…」
「これが闇の心を持つカービィか…」
武器を構えなおし、体勢も整える。戦闘時のそれに。
カービィの手には、いつの間にか闇色の剣が握られていた。
「ごめんね、リック。トドメさすの、後になっちゃいそう…」

〜ポップスター、とある深緑の森〜

少しふらついてた足取りも、しっかりとした物に変わっていた。
ただ、身を隠し、『力』を奪う事に徹する為だけに入ったこの森で、
な〜ビィ…いや、ナイトメアは、見つけた。
見つけてしまった。
ケモノビトの目、というフィルターを通して。
静かな笑い声が森に響き、消えた。
「……獣人国…こんな所に入口があったとはな…」

  力がそこにある…。
       

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投稿時間:02/05/02(Thu) 00:40
投稿者名:ゲームの番人中西


たろちすととまーびぃは武器を構え、カービィと対峙している。
番人、レモン、メタナイトも続いて武器を構え始める。
「僕と戦う気なの?」
カービィは微笑み、リック達の方を振り向き、言った。
「僕達は友達だよね?
リック、クー、カイン、チュチュ、ナゴ、ピッチ、グーイ…。
君達は、僕と戦わないよね?」
「惑わされるな。
もう、カービィは…カービィではないんだ。」
たろちすとは皆にそう言った。
だが、リック達はどうしても戦う気にはなれなかった。
「…まずは、君達から消えてもらおうかな。」
にっこりと冷たく微笑み、カービィは剣を振るった。

ぜぼしんとセツは森の中に続く足跡を追い、走っていた。
「ナイトメアめ…小賢しい真似を…!!
残留思念も破壊してくれる…!!」
ぜぼしんの手には既に鎌が握られていた。
彼等の足が止まった。
な〜ビィの足跡が途中で消えていたのだ。
「これは…どう言う事でしょうか…?
ダークスターに帰還してしまったのでは…?」
セツはそう言ったが、ぜぼしんは目の前の何もない空間を見ていた。
何かを感じる。
ぜぼしんは直感でそう思い、そのまま眺めていた。
すると、目の前の視界がほんの一瞬だけ、揺らいで見えた。
「セツ。」
「何ですか?」
ぜぼしんは鎌を握り直し、言った。
「覚悟は、出来てるな?」
「もちろんです。」
彼等は、歩き出した。
何も無かったはずの空間が、獣人の国への入り口に変わる。
彼等はその世界に入った。


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投稿時間:02/05/02(Thu) 11:13
投稿者名:ひでぶ


2人は、どこかの丘に降り立った。
その丘の下には、な〜ビィの故郷である獣人の国が
広がっている。
ぜぼしんは少々咳き込んだ。
獣人の国の街並みから、硝煙が酷くあがっている。


門をくぐり抜けると、そこは半壊した建物の瓦礫で
埋め尽くされていた。2人が歩くと、瓦礫は彼らを避けるように
両端へ移動した。

街のほうは更に酷く、所々に獣人の亡骸が横たわっている。
セツが無言で首を横に振り、ぜぼしんは下唇を噛んだ。

「う、うう……」
呻き声が、かすかに聞こえた。セツが焦げた木の下敷きになった
男を見つけると、ぜぼしんは不思議な力で木をどかした。
重圧から解放された男が、うっすらと目を開ける。
「あぁ、どこかからきた彷徨い人よ。……この桃源郷は
あなた達をもてなすことはできません」
「一体何があった?」

男は、一回強く咳をすると、腹に溜まっていた血を吐いた。
ぜぼしんはそれを見て、この男も長くないと悟った。
「最初は、てっきり家出をしていた姫様が帰ってきたかと
思ったんです。……だけど、違った。それこそ姫様の御身でしたが、
中身は邪悪な闇の者だった。きっと、何かに操られているに
違いない!……彷徨い人よ、あなた達はさぞ腕が御立ちに
なられるのでしょう。叶うならば、私達の姫様を、王様を
助けてください……」
「……わかった。そなたはゆっくり休め」

男は血だらけの顔で笑みを作ると、その表情のまま息を引き取った。
ぜぼしんが、男の両手を胸で合わせる。
「ぜぼしん様、行きましょう」
「ああ」



王国の城は、多くの客をもてなすために作られていた。
獣人の国は、他の世界から迷い込む者を、時期を見計らって帰すまで、
不便なく暮らせるようにする風習がある。
これが、獣人の国が桃源郷(ユートピア)とよばれるように
なった理由だ。


客間。とは言っても、ダンスホールのように広い場所だ。
そこに、ナイトメアに憑かれたな〜ビィがいた。ナイトメアは、
彼女の体を通して、ある男と対峙している。
「ククク……まさかこれほどできるとはな。時代遅れの
獣人族の力とは思えぬ」
ナイトメアは、黒い星弾を放った。その度に、な〜ビィの体の
どこかに亀裂が走る。魔力を蓄えるには、な〜ビィの体では
小さすぎるのだ。
ナイトメアと戦う、黒髪で長髪の剣士は、紋章の刻まれた自分の
右手から直接現れている闘気の刃で星弾を切り裂いた。
「その力……スナッチと言ったか。実に素晴らしい!
その技術自体ではない。お前の使い方がだ。百獣の王である獅子の
爪を、刀身のように収束するとはな。……神剣バルムンク、
確かそう呼ばれていたな」
ナイトメアが呼び起こした複数の竜巻は、囲むように男を襲う。
「その神剣バルムンクに眠る秘密……必ず貴様から奪ってみせよう!」

「いい加減にしろ」
バルムンクと呼ばれた闘気の剣を翻し、男は9つの尾を揺らした。
男を中心に広がる衝撃波が、ナイトメアの竜巻を掻き消した。
「これが最後だ、闇の者。……娘の体を返せ」



獣人の国の王、な〜ビィの父親だ。


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投稿時間:02/05/02(Thu) 20:40
投稿者名:レクイエム


――宇宙船内部――
ガキッ!
たろちすとの槍をカービィが剣で受け流す。
ほかの者は、ただただその様子を見ているだけである。
「何してんだ!今のこいつは敵だぞ!」
たろちすとの言葉に、思い出したように皆が動く。
それを見たカービィは向かってくる何人かをソードビームでけん制し、
たろちすとに足払いをかける。
体制を崩したたろちすとを尻目に、後ろにいたクーに当身をかける。
受身を取れなかったクーは攻撃をもろに受け、床に崩れ落ちる。
番人がカービィに斬りかかるが、カービィはしゃがんで回避する。
そして、起き上がるときの体のバネを利用して扉のほうに大きくジャンプ、
そのまま着地地点のピッチを斬りつける。
カービィは扉を抜けて廊下を駆けていく。
それを何人かが追いかけていく。
「・・・カービィ・・・・・・」
つぶやいたのは、誰だったろうか。



――宇宙空間――
「おぉ、暴れてやがるな」
ラークがつぶやく。
ここはカービィたちの宇宙船のレーダーレンジ外の宙域。
カービィの『心』を身体に戻すことに成功したダークスターの者たちは、
ダークスターに帰ったと見せかけ、ここで宇宙船内部の様子を見ていたのだ。
「どうやら成功のようですねぇ。夢見る者さん」
「ええ。多少不安がありましたが、大丈夫のようですね」
レクイエムと夢見る者がモニターを見ながら話す。
「さて、そろそろいかないかい?」
初流乃が言うと、
「さっさとやっちまおうぜ」
ラークが賛同する。
「そうですね・・・では、行きますか」
そして、彼らの姿が消えた。



――宇宙船内部――
「あっちは・・・ブリッジか」
カービィを追いながら番人がつぶやく。
今現在、カービィを追いかけているのは番人、レモン、まーびぃである。
少し遅れてたろちすととメタナイトも追いかけてきている。
カービィは、走りながらもボムを後ろに投げて妨害してくる。
追跡者はそれを難なくかわす。
そんなことを続けるうちにブリッジは目の前にきていた。
カービィは扉を開け、中に飛び込み・・・
「動くな!」
ブリッジ内にいたカビラスに武器を向けられた。
「これは・・・どういうことかな・・・?」
カビラスがカービィに言葉を放った・・・その時・・・
ヴー!ヴー!ヴー!
『船内に侵入者あり。船内に侵入・・・』
警報装置が、淡々と告げた・・・


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投稿時間:02/05/02(Thu) 22:47
投稿者名:くるみ


治療室に残った面々。
その中の一人、くるみは気功をやっているΩに、耳打ちをした。
「Ωさん。」
「なんじゃ?」
「”無室”なんびたりとも、闇も、光すらとおさない場所。作れます?」
「皆の気持ちしだいじゃな。」
「元に戻る確率、軽く見て、40%。心が壊れる可能性あり。失敗したら、即ゲームオーバー。・・・この賭け、乗ります?」
「カービィのことか。」
「・・・・(こくん)」
「掛け金は?」
「皆がどれだけ、あの子のことを思い、結束しているか。掛け金は、自分の気持ちと命。」
「ほかの者達には?」
「時間がない。1秒ごとに、確率が下がる。」
「・・・皆、気持ちは同じだろう・・・・乗った。」
「何人か、虚空の歯車があるところに送る。」
「双人の術と言うわけか。敵は。」
「回復装置が使える人と、けが人は、置いていく。」
「なぜ、敵が近くにいると?」
「ユートを・・・命の恩人を・・・目の前でスナッチした人の気配なんて・・・1万光年離れていたってわかる。」
「説明している時間はなし。・・・行くぞ。」
「風の精霊をつけておく。」
「わかった。」
そのとたん、けが人と、回復装置が使えるスラリン、護衛に2人残し、くるみは、ブリッジに、他の者は、虚空の歯車の元へと飛んだ。
警報装置がなったのは、その直後だった。

――ブリッジ――
「初めての人だね。僕が、気を失っている間に?」
「そういうことになるわね。初めましてって言っておこうか。」
突如現れたくるみに、カービィは声をかける。
「挨拶は、これくらいにしておいてと。ちょっと、元にもどってほしいのよね。」
「僕は普通だよ。」
「やっぱ、闇に塗られているとわかんないのかなぁ。・・・精霊のことなんて。」
くるみは、いまだ緊張している6人のほうに声をかける。
「番人さん、”無室”を、カービィの周りに。」
「どういうことだ?」
「・・・こういうこと!!」
くるみは、高らかと叫ぶ。
「彼の心に隠れている精霊よ!今、その力解き放ち、彼の心を戻したまえ!」
そのとたん、カービィの体が、内側から光った。
カービィの額に、脂汗が光る。
「おい!レモン、まーびぃ、たちすろと、メタナイト、カビラス!カービィの周りにドーム上のシールドが張られているところを想像しろ!
 光も闇も、何にもの通さないやつ!急げ!俺が、具現化する!」
「分けわかんないわよ!説明しなさいよ!」
「早い話が、あいつは、カービィの心の中に、精霊送り込んでいて、元に戻そうとしてるんだ。荒治療だがな!」
くるみの顔にも、汗が光る。
カービィにいたっては、もう、意識が薄れ掛けているところだろう。
カービィが、倒れる。そして、無室の中に消えていった。
「あとは、カービィの体の中の、光が勝つか闇が勝つか・・・長期戦になりそ・・・その上、敵さんが、気付かない訳がないっと。」
くるみは入り口を見る。
そこには、
      初流乃がいた。


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投稿時間:02/05/02(Thu) 23:07
投稿者名:堕天使


「まさか精霊使いがいるとは・・・・わかりませんでしたよ」
と、初流乃はニコリと笑う。
そりゃーもう『最初から知ってましたよv』というような。
「貴方がカービィさんの『心』を闇に染めたの?」
くるみが初流乃に尋ねる。だが、当の本人は首を横に振る。
「いいえ。コレは夢見る者がやったんですよ。あの人、どうやらそういうの得意分野なようですから。」
と、初流乃は言いながら倒れているカービィを見る。
「・・・・皆の『想い』を介して、精霊をいれたのですか?フッ、無駄なコトを・・・・」
「それはどういうコトよ。」
くるみはきっと、初流乃を睨み付ける。それに対し初流乃は。
「何故なら僕らがソレを妨げるからですよ。精霊使いサン?」


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投稿時間:02/05/02(Thu) 23:38
投稿者名:星見草


くるみは初流乃にたずねた。
「どうやって?」
初流乃は右手のひらを上に向ける。
その手から黒い炎が立ち上った。
くるみは思わず身構える。
「こうするんです」
その手から、黒い何かがくるみに襲いかかった。
あわてて避けるくるみ。
「貴方が死ねば、精霊に命令できるひとがいなくなり、
カービィを元にもどすことは失敗に終わります。
それでなくても、気絶させることさえできれば十分ことたりますよ」
不意に、くるみがにこっと笑う。
「なぁんだ、そういうこと?
・・・できるわけないじゃない」
それを聞いて、初流乃も微笑んだ。
「できないかどうか、実際にやってみるまではわかりませんよ」

くるみと初流乃の戦いがはじまる。
「光の精霊よ、闇の精霊よ・・・」
「天より高き空を舞う者・・・」
不意打ちに警戒しながら詠唱を続けるふたり。
その戦いを、気配を隠してかげから見ている一鉢の姿があった・・・。


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投稿時間:02/05/02(Thu) 23:49
投稿者名:ぽ〜すけ


―――モウヒトツノチカラデ…シンデイクノサ!



マルクが言い放ったその言葉…。
セツは気になって仕方がなかった。
――しかし今はぜぼしん様についていき、今するべき事まっとうするのが先だ。
そう思いなおしたセツはぜぼしんのスピードに少々遅れていたのに気づき、少し、足早になった。

マルクの「モウヒトツノチカラ」という言葉の意味の少しは、ぜぼしんとセツより先に、
その場にいなかったはずのカービィが、いや、『昔の』カービィが知っていた。

モウヒトツノチカラ。

それは憑依能力であったが、自分が息絶え、力を全部その能力に注ぎ込む事ができた。
力は、いくらぜぼしんでも消す事はできやしない。
神でもない限り不可能だと古来から言われていてもおかしくない。
それを利用し、取り付いたものの力を限界、いや、それ以上に上げられる。
おまけに口調、性格、容姿、更に『光』という存在まで全く同じように真似ることができる。
前にグーイに取り付いたのと違い、光と闇の管理人でさえもわからなくなってしまうのだ。
つまり、自分がばらさない限り、憑依し続けられる、ということだ。


マルクは偶然、夢見る者と同時に病室へ入った。
カービィの心が取り入れられたとき、マルクはその一部始終を見ていながらこう思った。

――ぜぼしんに言ったあの言葉…とり消さなきゃいけないのサ。

あの言葉……とはカービィを消すといっていたところだ。


マルクはしばらく様子を見て、チュチュに取り付いた。
「次は誰に憑こうかしら」
カービィを一緒に追っかけてたカインの後ろに連なってマルクは誰にも気づかれないようにボソリと言った。


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投稿時間:02/05/03(Fri) 07:32
投稿者名:てぃと


―――ブリッジに場面を戻そう。

初流乃の身体から黒い霧があふれ出す。
次第にそれは集束し、明確な意思を持ちくるみに襲い掛かった。

「くっ!」

詠唱のための集中を途切れさせることなく、くるみは闇をかわす。
しかしこれからも攻撃の手は休まることがないだろう…一時的にこれまでの詠唱を中断し、自分を守護するための精霊を召喚する。

一度に2つの魔法を行使した目の前の相手に対し、初流乃は感嘆の溜息を漏らした。


2人の戦いを気配を殺し、見守る影が一つ。
その影は具現化した影こそ小さけれど、その真実は大きな存在。
戦場に可憐に生きる一輪の花、菊花…
自らの命の灯火を消さずにすんだ命の恩人を亡き者にした、これ以上憎んでも憎みきれない輩が目の前で戦っている…自らと志を同じくするものが戦っている…
絶好の機会だ。
この機を逃さずに、彼を亡き者にする。
幸いにも、地の利は自分にある…
禁忌を侵そうとも、ここで…

ふと、自分に近づく気配を感じた。
今までに感じたことのない気配、やわらかくオブラートに包まれているが氷のような冷ややかな気配を感じる…少なくとも、自分に向けられた気配はそのようなものだった。

「そのまま動くな何もするな。
 そう、いい子だ。いい子は…好きだな」

菊花の背後に立つ人物は、全身黒い。
初流乃とは対照的、しかしにじみ出る雰囲気に同属であるものを漂わせていた。
年の頃は20代も中盤に見える。その割に枯れた声をしている。その声だけ聞けば30代後半…いや、40代と言っても遜色がない。

「キミと会うのも初めてだな。
 私はハイン、初流乃と組する者…少なくとも、キミらの敵ではある。
 以後、よろしく」


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過去ログ読んだので、なぐ〜りこみ〜

キャラクタ、また増やしました。ゴメンナサイ
名前はハイン。
能力は、闇を操ります。はぃ
力の程は…守護神とサシでイーブンくらいを想定しております。
体躯は痩身だけど、華奢な印象はなし。そのくらいでお願いします。


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