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Another story of Kirby [33]



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投稿時間:02/05/28(Tue) 05:33
投稿者名:ひでぶ


広間。『誓い』を交えてから、半刻が過ぎた。
一向にカービィ達が訪れる気配はない。しかし、残った者達は
その場から離れずに、彼らを待ち続けている。

座り込んでいる番人の前に、まーびぃが歩いてきた。
彼女は、番人と目が合うと静かに言った。
「番人君、時の制約を破っただろ?影響無いのか?」
番人は、暫く自分の両の掌を黙って見続けていたが、
やがて口を開いた。
「法力は少しずつだが、戻ってきている。
……だが、このまま全快しても時間操作は当分使えないだろう」
「どうして?」
「時術に使うための特別な力が、全くと言っていいほど
回復していない。かろうじて監視分の余力は戻っているがな」

苦笑混じりに「これが絶対神の『罰』だろうか?」と、
最後に番人は言ったが、まーびぃは安心していた。
番人のそれは、紛れも無く『罰』ではなかった。

彼女がそう確信できたのは、『罰』がどんなものか
知っていたからだ。一般の者がある制約を破って封印される
より、遥かに凄惨としていた『罰』を、彼女のかつての師が
幾度となく受けていた。だから、まーびぃはそれの恐ろしさを
間接的に理解していた。絶対神の不条理さと共に。


バタンッ
広場全体に大きな音を響かせて、誰かが扉を開いた。
集まった仲間達は皆振り返ったが、そこに現れたのは
カービィではなかった。
「……?みんな静まり返って、どうしちゃったの?」
時人・シルトと、彼が常時召喚している仲間のレフォンだ。
「これからゼロを倒しに行くのに、一体なんなんだ?」

シルトの方を見て、番人がまーびぃに「あれは?」と尋ねる。
「ここに来てから仲間になった奴らだよ。でも、時の力を
使えない今は裁けないでしょ?」
「まぁ、そうだが……」
番人がシルトを眺め続けていると、やがてシルトもまた番人の方を
向いた。同時に、番人が『時の番人』であることも、その白き装束と
時の制約権を持つ絶対的な波長で気がついた。
「あ、わわわ……」
うろたえたシルトは、その場で尻餅をついた。
体に鞭を打つようにして立った番人は、シルトに向かって言った。
「ダークスターに向けて破壊兵器が放たれようとしている。
過去複数回に及ぶお前の罪への裁きはもう決定しているが、実刑は
無事に元の世界に戻ってからだ。ここでゼロに倒されたり、破壊兵器の
餌食になろうなどという甘い考えはさせん。俺達の仲間の船に戻れ」
「わ、わかりました……」
レフォンが番人に何か言いたげな顔をしていたが、シルトが手を
かざすと、彼は召喚主と共にその場から空間転移した。

「どんな罰を与えるつもりさ?」
2人がそこから消えたのを見届けて、まーびぃが言った。
「封印……と言いたいところだが、これから福祉活動をするならば
見逃してやってもかまわないと思っている。それに……」
「?」

―自分が破っておいて、偉そうに他者を裁くのはどうかと思うしな。
口に出さすに、番人は言葉を途切らせた。



「がんばってください〜!」
別の場所、菊花が、敵と対峙している2人に向かって叫んだ。
セツの手にした剣の刀身が、黒き炎のようにめらめらと
揺らめいている。未知の力を警戒し、カービィは巨大な闇と
対峙した時に得た『心の杖』に力を込めた。

―来る!

不意にセツが、全く間合いを詰めることなく揺らめく刀身を
振り下ろした。……これでは剣は届かないはずだ。刹那、カービィは
そんな考えを過ぎらせたが、すぐにハッとして杖を掲げた。

電撃音。一瞬にして刀身の伸びた剣とカービィの杖が、
激しくエネルギー体を発生させながら交わった。
「危なかったぁ……」
互いに、武器に力を込める。
「見事。だが、変幻自在といったはずだ!」

セツの剣の刀身が枝分かれし、杖を避けてカービィを狙う。
「危ない!」
グーイがカービィのもとへ駆けつけ、彼を突き飛ばした。グーイ自身も
すぐさまその場から転がり、ボゼストブレイドを回避する。

間髪を入れずにセツは剣を長い形状のまま、2人に向かって振る。
横一線の剣閃を屈み込んでかわすと、カービィは左、グーイは右、
共にセツの側方に回った。
「小癪な!」
セツに向かって跳んだ両者に、またも彼の剣が姿を変え
襲い掛かる。無数の闇の弾丸が、カービィとグーイを捉えた。

「うわぁっ!」
「くっ……」
変化した剣が再び黒い炎の形状をとると同時に、カービィとグーイが
床に転がった。だが、どちらも致命傷には到っていない。

―弾丸状に力を分散させると、やはり倒せないか……。
……力も残り少ない。ならば!

セツは両手で剣をかざす。
「ぉぉおおおおお!!」
咆哮と共に、セツが剣へとより一層力を送った。剣は、更に巨大化し、
更に禍々しく黒い炎を巻き上げる。

「どうしよう……あんなの避けられないし、受け止められないよ!」
「全ての力をあの剣に込めているんです!恐らく、彼の最後の一撃」


「大変です〜!くるみさん、くるみさんってば〜!」
状況を把握した菊花が、せめて戦闘不能状態のくるみだけでも
避難させようと必死に呼びかける。
「ん……?」
菊花の願いが通じたのか、くるみがようやく目をあけた。
だが、意識はしっかりとしていなく、未だ幻覚の中を彷徨っていた。
「くるみさ〜ん……?」
おもむろに、くるみはセツのほうを向いた。すると。

「痛いよ、やめてよ……なんで、なんで!?ああ……初流乃!
あなたには負けないから!……でもどうして?あんなに優しかったのに、
なんでユートを?やめて、私を苛めないでぇ!痛いよ、やめてよぉ!」
突拍子も無く叫びだしたくるみを見て、菊花が両の葉で揺すった。
「くるみさん、しっかり!」

だが、叫び続ける彼女の周りに発生した光に、菊花はあえなく
吹き飛ばされた。くるみを包む力は、穏やかな物ではなく、
慌しく彼女の周りを縦横無尽に飛び回っている。
「くるみ……さん?」

菊花は固唾を飲んで、くるみを見つめた。

LIMIT−04:16:22(08:32:44)


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投稿時間:02/05/27(Mon) 20:29
投稿者名:ネレイドキラー


ぬ。矛盾点(?)と追加です。
え〜とまず、アンパ○チとス○シ○ム光線を放つのがバールで、ライダー○ックを放つのがレイヴンです…すみませぬ…。
それとカレスの目と髪の色は目は黒で、髪は深い青を含んだ黒です。
       

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投稿時間:02/05/28(Tue) 07:17
投稿者名:シルト・レヴァーニ


番人たちがいる部屋にて
番人「・・・なんだ?おまえ。」
璃神「・・・璃神。戦力を増やしとけ、とシルトが言っていた・・・」
番人「いいのか?」
璃神「いいさ。餓死するより戦死する方がいい。」
番人「餓死・・・?」
璃神「私は生れた時からなにも吸収できない体質。死んでおかしくない。」
番人「わかった。」


シルト「璃神に任せたけど大丈夫かな?」
聖滝「彼女なら大丈夫です。」
レフォン「あいつ女だったのか・・・」
シルト「あ。あいつらマターアサルトが発動するって言ってたよな?」
聖滝「言ってました。」
シルト「対マターアサルトL1絶対波動空間を発動だ。」
聖滝「・・・やるんですか。では・・・」
聖滝は空間移動した・・・



対マターアサルトL1絶対波動空間とは
元はゼロに反逆する者を始末するために作られた戦艦。
それをシルトが改造。
02が作った(と、思われる。)マターアサルトが反乱みたいなことしたとき
発動。マターアサルトの発射を遅れさせる。(1時間ぐらい。)
それでも発射するなら破壊する。
       

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投稿時間:02/05/28(Tue) 18:59
投稿者名:レクイエム


「・・・どこに行くつもりだ?」
前方を滑るように進むレクイエムにカ・・・ナイトメアが問う。
「ハッチです。私とラークさんの宇宙船があります」
ダークスター内部、ゼロの居城。その廊下をいつもの4人が駆けていた。
「まさか、そんなことのために戻ってきたのか!?」
一度はダークスターを脱出した彼らだが、レクイエムの『やり残したことがあります』という言葉でとんぼ返りしてきたのだ。
「そ・ん・な・こ・と?そんなこととは何ですか!宇宙船は高いんですよ!」
「そのとおりだ!」
カメ・・・ナイトメアの発言が気に障ったらしく、一気にまくし立てる。
後方から、ラークの声も聞こえてくる。
「私のはハンドメイドだから特に!ラークさんの安物ならともかく・・・」
「・・・・・・おい」
ラークの低い声が皆の耳に届く。こめかみが引きつっているのは気のせいだろうか?
「俺の船が安物だと?ふざけんな!あれには大金をかけたんだぞ!!」
「だまされたんですよ!エンジンは二流!燃費は悪い!照準はズレてる!
あれが粗悪品でなければ、この世に粗悪品なんて存在しません!」
「何だと〜っ!大体・・・」
2人は熱い論議を繰り広げる。走りながらこんなことをするのは、器用なのかもしれない。
走る2人を見、立ち止まっている夢見る者がつぶやく。
「ハッチはここなんですが・・・」
横を見れば、ハッチがあった。されど、2人は気づかず止まらない。
「馬鹿めが・・・」
砂埃を起こしそうな勢いで走り去る2人を見つつカメラ・・・ナイトメアがつぶやき・・・
「「はぁ・・・・・・」」
常識人2人が盛大なため息をハモらせた。

ダークスター内部を、2つの宇宙船が航行していた。
黒く塗られ、流線型のレクイエムの船と、安物呼ばわりされたラークの船である。
「ん・・・あれは・・・」
結局、レクイエムとラークがハッチに現れるのに20分かかった。
行き止まりで、しぶしぶ引き返してきたらしい。
行き止まりがなかったらどうなったのか?夢見る者は、ふと考える。
夢見る者がそんなことを考えているなど知るわけないレクイエム。
のんきに船のレーダーに映ったものを解析している。
「宇宙船・・・光の者たちが使ってきた船のようですね」
「何!?本当か!」
その言葉を聞いたカメラがレクイエムに詰め寄る。
「え、えぇ・・・ほかに考えられませんし・・・」
「そうか・・・フフ、フハハ、フハハハハハハ!」
狂気じみた笑い声を上げるキャ・・・カメラを見て、残りの2人は同じことを考えたという。
すなわち、『壊れたか?』と。

カービィたちの船のレーダーレンジ外。
2つの船がそこにあった。すなわち、ラークとレクイエムの船が。
そして、レクイエムの船の上に、黒いオーラを背負ったキャメ・・・カメラが巨大なバズーカを手に仁王立ちしている。
『こちらレクイエム。準備OKです。いつでもどうぞ』 
『準備OKだ。いつでも出れるぜ』 
レクイエムとラーク、2人の声が身に付けた通信機から聞こえる。
それを聞いたキャメラ、バズーカを構えなおし、発射体制に入る。
狙うは・・・カービィたちの宇宙船。
ラーク、レクイエム、夢見る者の3人が固唾を飲んで見守る中、キャメラが・・・
「よくも私を笑ってくれたなぁぁぁぁっ!!!」
魂の叫びとともに、トリガーを引いた。
バズーカから弾丸――― 核 ―――が、キャメラ・・・いや、ナイトメアの無様な姿を笑ったものへ対する負のオーラとともに撃ち出される。
それは、目標に着弾し・・・
次の瞬間、閃光があたりを包んだ。

『よし!離脱するぞ!』
ラークの声とともに、2機の宇宙船はその場から離れた。

「うわぁっ!!」
衝撃が船内を襲う。カービィたちの宇宙船。ダークスターから引き戻ってきたものもいた。
「なんだったんだ・・・?」
誰にでもなく、カビラスが問う。
敵の襲撃?船にはバリアを展開している。
では、この振動は何?
考えながらも、カビラスはコントロールルームに向け走り出していた。

「カビラス殿!」
目的地には先客がいた。
「いったい、何が起きたんだ?」
ゼピュロスとたろちすとの問いかけに言葉を返さず船内の状況をコンピューターで調べる。
結果は・・・
「まずいなぁ・・・」
外部、内部、そしてエンジンに激しい損傷。コンピュータは動くが、船は動かない。
最悪の状況であった・・・
       

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投稿時間:02/05/28(Tue) 21:51
投稿者名:な〜ビィ


――結局私に 味方なんて 仲間なんて 友達なんて…
 …一人は 嫌だよ…何で…何で…?――

くるみはどこでもない場所を見つめていた。

――ここはどこだっけ……
 誰かが、『セイレイと居るとカミカクシってのに遇うんだ』
   って言ってた…これが…そうなのかなぁ…――

…何かが目に入る。
何か、ボールみたいなモノ、が二つ。ぼやけて、よく見えない。
そして、目の前では暗い色合いの何かと、見慣れた光の球がぶつかり合っていた。

――精霊さんは、何も悪くないのに…
 精霊さんは、皆優しいのに…
   なんで…かなぁ…
  私と、精霊さんと、みんなで…遊びたかったのに…――

やはり、酷くぼやけて、なにかを構える人のようなモノが見えた。

――アイツが、また私を苛めに来たの?
 それとも…初流乃?
  …どっちでもいい…もう、どっちでも…なんでもいいよ…
   精霊さん…精霊さんは、味方だよね?
  仲間だよね?友達だよね?もう…それだけ…――

周りが、明るくなってきた。眩しくなってきた
首をゆっくりと回すと、なにやら慌てているようなモノもいる。
今更、慌てても遅いんだよ…?そう思った。

――それだけ…精霊さんだけ、居ればいいの…っ!!――

ィィィィィィィ……
「なっ…!?」
確かに、全身全零を詰め込んだ…
そう簡単に、消せるはずのない…
ポゼストブレイドによって現れていた巨大な刀身が、一瞬にして消え去った。それと同時に凄まじい衝撃を感じ、セツは膝をつく。

くるみの前に光が集まり、巨大な『何か』を作っていた。
何か、はちらちらと揺らめきながら、首を伸ばす。
目にあたる部分が、楕円状に青く染まった。
ィィィィィィイイィィィ…
音が耳の奥から聞こえてくる。
ィィィィィ…
鳴声?泣声?
ィィィ…
『…竜…?』
カービィ達は、ほぼ同時に呟いた。
光竜はセツに…否、カービィ達全員に鋭い視線を向けた。
「っ…!」
グーイがよろめいたのを見て、カービィが慌てて支える。
菊花もいつの間にかグーイの側で、心配そうな表情を浮かべていた。
「グーイ!どうしたのっ!?」
「…光が…光の力が強すぎるんです…。
 カービィさんと一緒に戦っていても平気なのに…」
「じゃぁ、この竜の光はカービィさんより強いんですか〜?」
「…多分…」
その場に居た全員が、光竜を見つめていた。
…くるみも――。


目の前に、竜みたいなのが現れた。周りを見回していた。
私は、しばらく見ていたけど…分かったから、呼んだ。
「精霊…さん?」
分かったんだ。精霊さんだって。
竜は、ゆっくりとこっちを見て…優しく目を細めた。
微笑みかけてくれた。
嬉しくて、何か言おうとしたけど…声は出なかった。
その代わり、竜が…精霊さんが、応えてくれた。


――そうだよ。もう、我慢しなくてもいいんだよ、
       くるみちゃん――

優しげな、声がした

――昔っから、我慢ばかりだもんなぁ、
    くるみは。俺達の力不足か?――

別の…男の子のような声がそう言って

――でも、大丈夫だよ、もう、大丈夫。
     私たちが、今度こそ、守るから――

女の子のような声が応えた。

――くるみおネエちゃんのテキは、ボクタチのテキ!!
 くるみおネエちゃんの代わりにタタカうのが、ボクタチだから!――

小さな子が、元気一杯に叫んで

――今、やっつけてやるからな…
      安心しろくるみ……な?――

…まるで、お父さんのような…

涙が出て 凄く嬉しかったから 涙が出て
こくこくと頷いて 精霊さん達も ゆっくり大きく頷いてくれて
嬉しくて 嬉しくて…


竜は、再びカービィ達に視線を向けた。
優しくでは無く、睨みつけるために細めた目で。
再び、口と思われる部分が裂けた。
中は、目を瞑ってても眩しいのではないかと思う程、
光り輝いている。
「くるみさんっ!!やめさせて下さいっ!!」
グーイが必死にくるみに向かって叫ぶ。
「その竜の攻撃ではダークマタ―が消える所か…
彼の…人間の体まで消滅してしまいますっ!!」
竜の口の輝きはさらに増して行く。
「くるみさんっ!!彼だけでは無いんですよ!?
 僕はもちろん、カービィさんも、菊花さんも…
 くるみさん、あなた自身だってっっ…!!」
クィィィィィィィァァッ!!
耳の奥に響く音は 光竜の咆哮か。
光が溢れた。何も見えなくなった――
       

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投稿時間:02/05/28(Tue) 22:43
投稿者名:ぽ〜すけ


宇宙船………
「どうしたナゴ?」
地震が起きた後のような顔をしているナゴがそこにいた。
「……ちょっと…ね。」

いつのまにかカビラスたちは全員を集めていた。
とにもかくにもカビラスがエンジン損傷という事体を話し出す。
「さっきの揺れでエンジンが損傷したみたいなんだ。
 基本エンジンも予備のエンジンもなにもかも使い物にならない。酷いものは破損している。
 動くものはコンピューターぐらい。
 敵たちが逃げ出すところから見てマターアサルト発射にはそう時間が無いはずだ。
 一刻も早く修理しないと………」
「ドカン。」
不意にたろちすとが喋りだす。
「そう。みんなで手分けして早く宇宙船をなおそう!」
全員が動き出す。
「…また……手伝ってくれるかい?」
カビラスがピッチに向かって言う。
「あ……ハイ!」



クィィィィィィアァッッ!!
「やめて!」
くるみが叫ぶ。辺りは光で前が見えなかったが、くるみには光竜の居場所がわかった。


――なんでやめたの?

「だってこんな事するのって…いい事じゃないよ!しちゃダメ!絶対!」

――そうか…。

「……うん。ダメだよ。」

――優しいね。

「え……?」

――くるみおネエちゃんは優しいよ!

「……そんなことないよ。昔から何にも出来なくて…。」

――昔と比べると立派になったな…。

「全然変わらないよ…。」

   ――そんなことないさ!――  


辺りから光が消える。
今まで辺りが眩しかった為か薄暗い部屋の中が真っ暗に見える。
と、そのとき、急に結界石が割れる音がする。

――これはくるみちゃんが優しくなっていた事を教えてくれたお礼だよ。

くるみは不意にこんな声がしたような気がした。
       

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投稿時間:02/05/29(Wed) 00:35
投稿者名:ソルビィ


「………ここは?」

セツは気がつくとさっきまでいた場所とは全く別の場所に居た。

「だいじょうぶだったか?」

(どこからか声が聞こえる。何所かで聞いたような…)

「…セツ、大丈夫?」

(…人が3人ぼやけてみえる…。どこかでみたことのある…。それにこの女性の声は……。)

「おぃ、兄ちゃん大丈夫か?」

(そうだ、ダークマタ―という闇の中で生きていて、一番楽しかった時を共にすごした人々…私にとって大切な人達…。)

「おぃ、セツ本当に大丈夫…ゲフッ!」
ぜぼしんが吐血しながらセツの真ん前に腰を下ろす。セツもさすがにその床がジュウジュウと溶ける音で相手が誰かわかったらしい。
「…ぜぼしん様?」

「…やっと目がさめたか。心配したぞ。………お前無茶しすぎだ。
 東のシャボンとな〜ビィのスピードがなければお前は今頃光に消されていたぞ?
 まぁ、あの竜も活動を途中で停止していたから良いが…。」

「何故…私は………。はっ!!カービィ共は!?あの竜は!!?」

「…拙者も驚いた。まさかあれほどの光の竜がいるとはな。だがお前は生きている。それだけで充分ではないか?」

「はい……。」

「さて…いくぞセツ。ここから脱出する。」

ぜぼしんが立ち上がる。

「はっ…しかしゼロ様は?」

セツも少しよろめきながら起きあがった。

「セツ、たしかにお前がゼロを敬う気持ちは分からなくない。だが………この戦いはゼロが負ける。
 ………お前は生きるべき男だ。こんなところで死んでいいような生命ではないのだよ。」

「私が…ですか?」

「そうだ、お前を部下に持った拙者が言うのだ。間違い無い。………それでもお前が残りたいのなら拙者は止めぬが?」

ゼぼしんの言葉にセツはしばらく黙ったが。そのあとこう言った。

「………ぜぼしん様。私は何所までもあなたについていきます。」

ぜぼしん、な〜ビィ、東、そしてセツ達4人もダークスターを脱出した。

…しかしセツの鞘にアポカリプスの杖が括り付けられていたのはぜぼしん達は当然として、セツ本人も気付いていないことだった。

だが………それはまた後の話。




…さて、時間は少し戻る。

「…駄目だよ。」

大広間。まーびぃが口を開いた。

「…まーびぃ。駄目とは?」

番人が質問する。

「瑠神だっけ?駄目だよ。さっき番人が『ここでゼロに倒されたり、破壊兵器の餌食になろうなどという甘い考えはさせん。』
 と君の主人にいったばかりじゃないか。死んでもいいなんて考えは駄目だ。………僕達は絶対勝つ。だから………船で待ってくれないか?」

瑠神はしばらく黙りこくっていた。……が、しばらくして口を開く。

「…………………分かった。」

瑠神が回廊を引き返していった。


広間にカービィ一行が到着したのはその10分後だった。


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