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Another story of Kirby [50]



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投稿時間:02/06/23(Sun) 12:10
投稿者名:くるみ


「結構できたな…一休みするか…」

俺は、一息ついて、修理したばかりの屋根にねっころがった。
目の前には、吸い込まれそうな青空。
ほんの少し前は、いかすみよりも真っ黒だったとは思えない。
アドは、また絵でも書いているんだろうな…

「おーい!リック!!休んでないで手を動かせ!」

デデデの声。
俺は、しぶしぶ動き出した。
全く、デデデのやつ、人使い荒すぎだ!!
あの戦いから2日くらいしかたってないのに、
「城の修理手伝え。」
なんていいやがって。
まぁ、ぼぉっとしてるよりましだけどな。

デデデ城(修理中)には、今まで戦ってきた仲間もいる。
強い人が結構いるので、ちょっと前、少し手合わせしてもらった。
あのトリケラトプスだかロプゲラギルスというやつ、俺がどういう攻撃をするかということを先読みしたらしい。
なんか癪に障ったもんだから、頭で考えなくても、条件反射で攻撃できるらいにしようと思ったんだが…
結果は……言わないでおこう。
条件反射にはまだ遠いって事だけはわかった。これだけ言っておく。

あの戦いを思い出すと、必ず、あいつ・・・ナゴが、捨てゼリフっぽく言った言葉を思い出す。
俺、結構落ち着いて返せたんだけど、内心、むちゃくちゃほどじゃないけど…

うれしかった

実は、あいつの事、ただの、むかつく化け猫って思ってたんだけど。
ちょっと俺の中でランクアップして、ライバル?って感じになってきたような気がする。
あくまでも気がするだからな。

「おわったぁ…」
今日の分終了。
さて、腹ごしらえに、クッキーでもつまむか。
クッキーっていうのは、くるみちゃんが持ってきた、アイスボックスクッキーの事。
チュチュが言うに、作りおきしとけば、いつでも好きなだけ、金太郎飴みたいに、同じクッキーが作れるらしい。
人が多いからもってこいだ。

いそいそと、隠し場所へ向かう。
後、2,3個残ってたよなぁ…
隠し場所を見てみたら…

ない

「おいっ!ナゴッ!あそこにあったクッキー。食っただろ!」
一番怪しいナゴの問いただした。
「ナッ!あれ、リックのだったナゴか?!いらないのかと思って食べちゃったナゴ。」
「何だとー!楽しみにとっといたんだぞ!」
「一気に食べないリックが悪いナゴ。ナゴは関係ないナゴ。」

むかっ

やっぱり、こいつは、
食いしん坊で、天邪鬼で、いやみたっぷりの最悪化け猫だ!
食いもんの恨み、晴らしてくれる!


中庭でくりひろげられるけんか。
今日も変わりなく、風が吹きます。


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投稿時間:02/06/23(Sun) 13:22
投稿者名:シルト・レヴァーニ


チュチュ「ピッチー。そっちもってー。」
ピッチ「はい。」
けっこうのどかだな・・・
僕は今、働くのがとても好きだ。なんだかいろいろやってるだけで満足だ。
ピッチ「よいしょっと」
なんだか汗をかくことがすばらしいように思える。
ピッチ「ふぅ・・・」
僕は今、みんなのために頑張ってるんだ!


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投稿時間:02/06/23(Sun) 21:19
投稿者名:てぃと as tate


クラウディパークの仮の自室で、彼は本を読んでいた。
薄暗い部屋の中に、ランプが1つおいてあるだけ。
周りには、どこから運び込んだのか、所狭しと並ぶ本棚にぎっしりと書籍が詰まっている。
ずいぶんと古ぼけた外見をした本が、ランプの置いてあるデスクの上にも積まれている。
丁寧に手入れされた豪華な装丁が、由緒ある歴史書であることを無言のうちに語っている。

もともと彼は、歴史学者だった。
…正確には、歴史学者を目指していた。
自身の持つ、光を闇へと変換できるという力をひた隠し、町を歩く人ごみに埋もれて生きていた。
自身の力を恥じてはいないが、自分とは違う力を持つものに対して、一介の人々は冷たい。
幼いころに、周囲の大人の恐怖と羨望と嫉妬に濡れた視線を浴びてきたこともあり、極力目立たないように生きていた。

そんな彼がある時、光と闇の神についての神話に触れた。
最初はただの神話だと思った。
各地の伝承を調べていくうちに、神話に違和感を感じるようになった。
オブラートに隠されて入るが、奇妙に捻じ曲げられてるような、屈折した印象を受けた。
彼の中で、ある仮定が導き出されたとき、いてもたってもいられなくなり大学を飛び出した。


「これからが本番だ。
 真実に迫るには…手駒は多いほうがいい」
懸念が一つある。
その種は、かつての弟子だ。
他人と深くかかわりを持ったことはそれまでになかった、無論他人などどうでもいい。生きようが死のうが、自分には関係がない。
しかし、彼女は別格だ。
肩書き上、深く介入してくるなというのは無理だ。先日直接接触した時、彼女のひたむきで実直な視線は痛かった。

神から享け賜った烙印に掌を押し当てる。
彼女のことは、また明日にでも考えることにしよう。
本を閉じ、ランプの光を落とした。


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投稿時間:02/06/24(Mon) 01:04
投稿者名:ひでぶ


燦々と照りつける太陽。まるで限りが無いかのようにその放射熱を
吸収しつづける砂の平原、丘、剥き出しになった岩。
鮮やかな緑色をその黄金色の大地に映えらせるは、自分の領地を
守る為、立ち尽くす仙人の掌。点々と生息しているそれの
中に、場所を間違ったかのような、鉄製の家が建てられている。
それは砂漠の中で強かに見えたが、淑やかだった。

もちろん冷房の付いているその家のリビングにて、無骨な石板に
記された文字の解読を試みる少年が1人。ここは彼の実家だが、
とある事情にて、ポップスターでの在住を始めた時と同じように、
一人暮らしの生活を課せられている。

少年・カビラスは自分で注いだ麦茶を一気に飲み干し、再び
作業に取り掛かった。宇宙の平穏を乱す敵、はたまた祖父の仇で
あるΩに、古代文字の解読法を少々教わったことは、彼にとって
許されざる不覚だったが、不幸中の幸いでもあった。
本人は気づいていないかもしれないが、不覚に対する想いすらも、
解読に熱中する活力剤となっていることは、少なからず言えよう。

時に地下の大きな書庫を、時によく嗜んでいるネットの情報を、
カビラスは有効的に利用していった。そのような感じで、解読は
難解なものだったが、確実に進められていった。

ここにやってきて、その石板の解読を数日で達成させたのは、
少年故の探究心か、Ωに対する憤怒の感情か、彼自身の努力の
功績なのか、……はたまた、その血の成せる業なのか。

少年は筆を置き、写した文章を読み始める。


「天からつかわれし純白の鳥、何ぞやを失い此の地にて怒りの翼
舞い上げん。多くの星の民を犠牲にし、多くの星の緑を焼き払わん。
結末、此の地に眠る恐怖の雷を呼び起こさん。空は裂け、大地は割れ、
英知の星、遥か彼方、別の場所へと決別を及ぼさん。怒れる鳥もまた
その生命を絶たれるなれど、人の子よ、決して神を冒涜することなかれ」


更に続く文面を、カビラスはまるで魅入るように読みつづけた。
それの内容は、決して全てを理解できるものではなかったが、
その物の脅威だけが、はっきりと伝わってくる。

冷房の効いているはずのこの部屋で、いつの間にか脂汗をかきはじめた
カビラスは、それでやや滲んでしまった石板の写しを、ゆっくりと
机の上に置く。いたたまれなくなった少年は、不意に祖父の写真に
視線を向けた。写真の祖父は、カビラスに愛情の微笑みを送ったが、
それでも尚、少年の心に過ぎる大いなる不安は打ち消すことはできない。

だが、戦いに加わり、子供であったカビラスも成長していた。
祖父の写真を抱きしめると、カビラスは、この脅威を耐え凌ぐ
力の構想を練る為に、再び机と対峙した。


たくさんの人々の為に。仲間達の為に。そして、自分自身の為に。
       

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投稿時間:02/06/24(Mon) 16:03
投稿者名:堕天使


昔、誰かがこういってましたね。
『呆れ返るほど平和な星、ポップスター』とね・・・。
















彼らは小高い丘の上にいた。






「平和よね。」
「平和だね。」
「平和ですね。」

青く透き通りそうな程の空の下チュチュ、カイン、グーイは口々に言う。

「本当に・・・。色んなことがあって。思い出すと内容ぐちゃぐちゃ〜」
「色んな人に出会って、色んな人と戦って、色んな人と話して。・・・・色んなひとを無くして。」
カインはそう言い終わると、目を伏せる。
他2名も、同様に。












「カービィ、最近遊ばないよね・・・。あたし、何か寂しいな」

チュチュはそういうと、グーイたちのほうをみて、力無く微笑んだ。

「あたし、元気いっぱいで、いつも食べ物欲しがってる、そんなカービィが見たいな。
 デデデ大王と遊んだり(?)、メタナイトと刃交えたり・・・。
 いっつも一生懸命で、いっつも笑ってる・・・・・・カービィが。」

「・・・・・僕も寂しいな」

今度はカインが口を開く。

「カービィったらさ、いつも無茶苦茶なこと、やってくれるんだよね。でも、ソレ見てると元気が湧いてサ。
 深海に太陽の光は届かないけど、カービィの笑顔がいつでも海の中を照らしてくれてるんだ。」

「・・・勿論、僕だって」

グーイは少し照れながら、話し始めた。

「僕、カービィさんに憧れてます。そして、カービィサンの友達で、本当良かった。
 とても深く、暗い夜の闇が押し寄せてきても、月の光、星の瞬きのように、僕等を見守ってくれて。
 僕がダークマターでも、それは凄く素敵なコトなんだって、わかりました」





















「でも、今は・・・・」

















「・・・大丈夫ですよ、『星の英雄』なら」

グーイは、笑いながら2人に言った。

「たとえ、本当に辛くて、哀しいことがあっても・・・本当は、哀しいことなんて、いつまでも続かないと思う・・・カービィサンは、後悔してないと思います。
 だって、その人たちとの少ない触れ合いの中、彼は確かに見つけたんですから。
 光の心を。闇を愛することを」

そして、グーイは空を見上げた。

「もし、彼が立ち直れないようだったら。
 僕等が彼の『光』になりましょう。
 笑いあったり、泣きあったりしましょう。
 ・・・『闇』でも、『光』になることは出来るのですから。」





「・・・そうねっ!今度カービィにあったら、遊びましょう!」
「ボール蹴りはやめようね。チュチュ強いから・・・(笑)」























時は夕暮れに近づく。
チュチュはふと、呟く。
























「ポップスターって、こんなにキレイだったのね。今まで気付かなかった。」







































当たり前の日々に、当たり前のことを見つけました。
       

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