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Another story of Kirby 第二部 [13]



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投稿時間:02/07/17(Wed) 18:40
投稿者名:堕天使


仮面を付けた者が、暗い廊下をゆっくりと歩む。
・・・・レクイエムである。
彼の発案した計画は、誰もが素晴らしいと思っている。
・・・その発案の中に含まれる、兵器の外装については目を瞑って。

「(先程、きゃめ・・・ではなくて。ナイトメア様が02に兵器のことについて相談しておられたな・・・・。コトは順調に進みそうだ)」

そう考えながら彼は、仮面の下で微笑した。

そして、彼はふるぼけた扉の前で止まる。
はたから見れば、倉庫の扉のように見える。
しかし、彼はこの部屋に居る者に会いに来たのである。
レクイエムは、ゆっくりと扉を開けた。



そこは。
同一場の『時間』と『空間』がなかった。
簡単に述べるなら、別の『時間』と別の『空間』があった。

白い空間。だが、そこには優しさも温もりも何もなかった。
もし、この場所に名を付けるとすれば――――――――。

「――――『白い闇』、ですかね。」
レクイエムはそう呟く。

彼が入ってきたはずの扉はない。
ただ、その場に存るのは。


「・・・まさか『起きて』はいませんよね。夢見る者。」

レクイエムと1つの椅子に腰掛ける【人であるが人でない者】、夢見る者。
しかし、彼(彼女)は目を閉じていて、身じろぎ1つしない。
レクイエムがこの場へ入ってきても何もいわない。

沈黙が続くかと思われた。が――――――――


「果報です。作戦は順調に進んでいます。・・・夢見る者、貴方の方はどうですか?」
レクイエムのほうが先に言葉を発した。

それに数秒時をとって、ゆっくりと夢見る者は目を開く。
「・・・私に反抗出来る心など、ここには居ません。問題も生じず、こちらも順調です。異常は・・・・ありません。」

やっと話した夢見る者の言葉に、レクイエムは「ふむ」というのみ。
「そうですか・・・・。しかし、余り無理はしないよう。ちゃんと食事などはとりましょうね。」

そういうと、レクイエムは夢見る者に背を向ける。
そして、先程まで何もなかった空間に扉だけが現れる。


「・・・レクイエム」
扉のノブに手を掛けたレクイエムの名を、夢見る者が呼ぶ。
「? どういたしました?」
レクイエムはその声に動きを止め、夢見る者の方を向く。

「・・・・貴方も無理はなさらぬように。」














「・・・・あなたがいえる台詞ではありませんねぇ」



扉は、閉まった。


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投稿時間:02/07/17(Wed) 20:14
投稿者名:ひでぶ


夜。
一向に収まる気配の無い嵐は、穏やかなオレンジオーシャンの
波をも変貌させていた。荒れ狂う波は防波堤を砕くような勢いで
叩きつけてくる。

堅牢なる基地の中、交流パーティを開いている戦士達は
外の嵐のことなど忘れていた。ついでに、これから起こり得る
絶望的な戦いのことも。本当ならば、少しでも対抗する策を
考えねばならないのだが、もともとこの戦士達のリーダーが
そういう考えを持つことができない生き物なので、まあ、
仕方がないといえば仕方がない。


長々と続いた夕食の時間が終わるかと思ったら、今度は
できた仲間の輪単位でぞろぞろと会議室から去って行く。
その光景を見てメタナイトは溜め息をついた。

結局残ったのは、メタナイトとデデデ大王、それにクーと、
「ここらへんがリックとの違いナゴ」と得意そうに言うナゴ。
残った4人で、ようやく会議を始めた。


「ポップスターにゼロツーの軍が侵攻してきている。
あの数……恐らく我々が正面からぶつかっても勝ち目はない」
と、メタナイト。

『ゼロツー』という固有名詞を聞いて、デデデは再び
イライラとし始めた。
「フン。ヒトの星を、ヒトの国を、ヒトの城を!!
奴らは一体何だと思っているんだ!?」

「あんたが言えることじゃないナゴ」
ぼそりと呟いたナゴに、「何だと!?」とデデデが食いかかる。

「やめろ、2人とも。今は本気で何か策を
考えなければいけないんだぞ」
仲裁するクーに、メタナイトも肯定する。
「……そうだな。陛下、申し上げた通り、このまま戦いを続ければ、
恐らく我々が力尽きます。ポップスターが制圧されるのは
もはや時間の問題」

「ぐぬ……」
「ナゴ……」
取っ組み合いを始めようとしていた2人は、渋々席につく。

そんな折。
会議室の自動ドアを開かせ、男が1人、会議に参加しにやってきた。

席についていた4人は「おぉ」と声を漏らす。
「番人、食事の時もいなかったナゴね。どこいってたナゴ?」
「大した用じゃない。……それより、俺も加わらせてくれ」


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投稿時間:02/07/18(Thu) 11:19
投稿者名:レヴァリス


02軍。最近登場したキャラの位置付け。
マーテル→02直属(ぜぼしん隊ではない) ヘブン →02直属(職権乱用あり)
ゼイ  →02直属っぽい。 ユシア →一般人。あくまで「セツの知り合い」
Ω、ゼピュロス、ぜぼしん隊は省略。(爆


「で、話を続けよう。今我々が相手にしなければならない02の軍だが…現在、奴らはこのような位置にいる。」
そういって彼は何かのコピーを配る。プププランド近辺の地図だ。
「夕食の時間にアックスナイトらにデータを収集させたものだが…、
 デデデ城の西方に大きな艦隊が航行中。明らかにこちらへ向かってきている。
 また、東側のプププ湾には数隻の戦艦が待機中。こちらは動く様子は無いようだ。」
「ふむ。」

メタナイトはてきぱきと説明を続ける。
「…おそらく、布陣の仕方から見て奴らは最初デデデ城にいる我々を挟み撃ちにしようとしたのであろう。
 ゼイとかいう奴の爆破作戦もそれの一環だ…詰めが甘かったようだがな。
 だが、我々がこちらに立てこもった事はもうやつらに知られているとみていいはず。おそらく明日中にはこっちへ攻めてくるだろう。」
「…状況の説明はもういい!!対策が必要なんだろ!?要は!時間は残り少ないんだ!!」
デデデがテーブルを叩く。
「…ならばデデデ、お前に策はあるのか?」
「うっ…。」
番人の一言にデデデは詰まった。

「相手はゼロのころみたいにただのダークマターの大群ではない。
 数十隻の戦艦による集中放火を食らえばいくら我々個人の強さがどんなに強力でも勝ち目は無いのだ。
 …メタナイト、デデデ。ポップスターにはそういう戦艦にも対抗できる兵器は無いのか?」
「…そうだな、我が要塞にある大型の兵器は戦艦ハルバードと…ヘビーロブスターが2機。」
「俺様のほうには…メカデデデがあるぐらい…。飛行船カーブラーやボルンでは少々火力が小さいしな…。
 ヘビーモールは地底でしか戦えないぜ…。番人の宇宙船には兵器類は搭載していないのか?」
「…悪いがあまり戦力にはならない。…カビラスがいたらもう少し強力なものがありそうなんだが…。」
「いない者の事を話しても仕方有るまい。今ある戦力で勝つことを考えなければ…。」
「となると…やっぱり乗りこんでいって内部から壊滅させるナゴ?」
「いや、それは厳しいんじゃないか?1隻や二隻ぐらいならいいが相手の隻数は2桁を越している。だけどこっちは30人ぐらいしかいないんだ。
「くっ…防戦一方になるのか…。」

「…俺達個人の能力で戦艦とも渡り合える攻撃ができることができるのは誰がいる? 
俺はパーティーには出てないから全員の顔とかを覚えきっていないんだ。」
「そうだな…まずは番人、お前の「テラ・フージュネス」と「グラン・シャリオ」。菊花の「空術」。
 シルトやディッセも竜化すればかなり大柄になるな。それとカービィの「マイク」「クラッシュ」。
 あとは…竜轡やディーラもかなり強力な魔法を使えば結構な威力を発揮する。
しかし、どれも消費が激しい。
 
 それに相手は…戦艦だけではない。02軍のエース達…ぜぼしん隊もそうだし、Ωだってそうだ。
 最近姿を現したヘブンやゼイ、蘇ったグリボス、くるみやカービィが出会ったという少女マーテル…。みんなある程度の実力者ではある。」
「いや、メタナイト。マーテルとかいうのは男だという話だぞ。」
クーが突っ込む。
「ん、すまん。」
「だいたい、グリボスとかいう奴はなんで蘇ったりしたナゴ?」
「…恐らくワドルディの言ってた『タナトスの抱擁』とかいう02の持っている代物の効果だな。
 正と負を入れかえるんだから、死が負なら生は正だろ?おそらくそれだな。」
「あいつを生き返らせてまで部下にする理由が02にはあるのか?」
「さあな…俺達とゼロをまとめて始末しようとするような奴の考えなんて俺様には分からん。
だいたいRPGゲームでもねーのにひょいひょい生きかえってくるんじゃねーよ。
 それだといくらあいつら倒したってきりがねーじゃねーかよ。
 カービィが死んだときどんなに俺達が真剣な思いで生き帰らせたか、あいつらなんかにわかるものか!」
「…とにかく戦艦の火力と個人の戦力の両方に気を配らなければならないというわけか。」
「…やはり持久戦は不可能だな。
 長引けば02はその『タナトスの抱擁』で敵味方もろとも消滅させようとする可能性だってあるぜ。」


――場所は変わって別室。
カービィの部屋。同室にはくるみやグーイ、菊花。それに柳がいる。
「で、柳さんってどこの生まれなの?ポップスターの中?それともウルルンスター?
 スカイハイ?アドちゃんと同じようにチキュウとかいう星?それとも…。」
「えっと…まだ言えません…。それに私この近辺の惑星のこと詳しくは知りませんし…。」
パーティーの中でもまだ話が終わってなかったらしく、カービィが柳の事を質問攻めにしていた。
決してカービィ本人に悪気が有るわけはないが。
「カービィ…興味あるのは分かるけど…。あんまりいっぺんに聞いても柳さん困ってるよ?」
「あ、ごめん…。」
「いや、いいんです…。秘密にしなければならないようなこと持ってる私も私ですし…。」
「いいんじゃないんですか〜?みんな何かしらの事情があってカービィさんに加勢していて、
 中には何か私達にも話せない事を持ってる人もいるみたいですし〜。
 あの番人さんだって多少そういうところありますし〜。それに……ぁれ?」
突然菊花がその場に倒れこむ。まるで貧血になった人のごとく。
「菊花さん!?大丈夫ですか!?」
すぐにグーイが菊花の体を起こす。しかしまだ彼女はふらふらしている。
「あー…なんか体がだるいです〜……。」
「菊花さんさっきの空間転移で無理しすぎたんじゃない?」
「いやー…あの程度なら大丈夫だと思うんですがね〜…。なんか調子が悪いです〜…。あ〜…何か見えます〜……。」
「…何が?」
「…なんでしょう?とりあえず緑がいっぱいで赤いですー…。」
「緑がいっぱいで赤い…?どういうことだろ?」
カービィが無い首をかしげる。
「わかりません…。」
「私…やっぱり具合悪いのでお先に失礼します〜…。」
そのまま菊花は眠り始めてしまった。


場所は戻って会議室。
「…番人、我々は今回どちらにしても一気にカタをつけなけらばならない理由がある。」
「どういうことだ?メタナイト。」
「言い忘れたが…大果樹園グルメットが半壊の被害を受けているそうだ。」
「何!!?」
メタナイトの報告に4人は思わず大声を出す。
「それも…02の仕業なのか!?」
「いや、どうも違うらしい。最近グルメットの木々が急速に枯れ始めたという話だ。グルメットだけではない。
 プププランド…いや、ポップスター全体の木々がだ。このままの調子だと飢饉の発生さえ有りうる。そうなれば…。」
「破滅か…。兵糧攻めにあったら終わりだな。」

「そのとおり、だからこそ我々は速めに02達を撃退しなければならない、
 しかし……何か良い作戦は無いのか…?」


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投稿時間:02/07/18(Thu) 16:08
投稿者名:くるみ


オレンジオーシャン、メタナイトの要塞へ、デストロイヤー級戦艦一隻と数十隻の戦艦は、空を行く。

その中の一つの戦艦の中を、一人のダークマターが歩いていた。
ふと気がつくと、一室のドアが開いていた。

『誰だ、開けっ放しにするなんて』

注意しようと、部屋の中に入っていった。
が、誰もいなかった。
ただ、結構重要な部類に入る機械が並んでいるだけ。

『おいおい……』

ふと気がつくと、誰かがいじっていたらしく、ところどころ設定が違っている。
そんなにもデリケートと言うわけでもないが、万が一と言うときに、支障がでかねない。
いいかげんな操作に、ダークマターはあきれた。
あくまでも、これから戦闘に行くと言うのに…
ダークマターは、設定を直し始めた。

その部屋に、ハート型の天使がいた。
リトル・クラウン。
さっき、機械を、いたずらにいじっていた本人だ。
リトル・クラウンは、ふよふよと、その部屋を出て行った。
ダークマターは、気付かなかった。
というより、彼の人生の中に、リトル・クラウンは、存在していなかった。

あのダークマターの、人生(一生)という、舞台の上には、それこそ、数え切れない登場人物がいる。
自分が出会った人、これから出会う人。一生出会わない人。
この世に生きる、すべての生命は、舞台の上に、あがっている。
しかし、リトル・クラウンは、存在していなかった。
確かにこの世に在るのに。

彼(彼女)は、廊下を飛んで行く。

「次の人は、答えてくれるかな。ぼくの知りたいことに。」

答えのない質問が、中に溶けていった。

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キャラクターの、目的(?)

くるみ
ユートの敵
やっぱ、やっつけるまで…
ネタばれ含んでると思いますが、変わらせるつもりです(謎)。

リトル・クラウン・ハート
知識欲を満たす(なんか違うかも)
一応、全員の前にあらわすつもりです。


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投稿時間:02/07/18(Thu) 19:00
投稿者名:シルト・レヴァーニ


「緑の赤、か・・・千里眼の一種かな?」
シルトが菊花の様子を見て呟いた。
「でも無意識のうちに・・・うーん・・・」
「何独り言してるんスか?」
ワドルディが質問。

「僕も千里眼ならかなり疲れるけどできるよ。でも竜族能力だけどかなり弱いからなぁ・・・」
「ぶつぶつ言ってないでやりなよ。」
何故かいるグリルが言った。
「使ったら一ヶ月は使えないよ〜。成功するかどうかわかんないし。」
「・・・」
何か全員が言いたげだったが、それより早く発動した。

「・・・赤色がある・・・」
「?」
「黒い・・・?黒い何かが・・・うーん・・・見えなくなった・・・」

「黒い何か?ダークマター?」
「なんか球体じゃなかったような・・・ま、いっか。デタラメの時だってあるし。」
「(こいつの千里眼って・・・)」
「こいつの千里眼は一度も当たったことがない。」
トキのセリフでまた全員が元の位置に戻った・・・


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投稿時間:02/07/18(Thu) 21:45
投稿者名:ハガネカービィ


「(・・・・う・・・・・)」

ルックグリーンの森の中、な〜ビィは目を覚ましました。
両腕両脚を植物にからめ取られ張り付けのようにされて、すでに感覚もなく、
微かに目を開くと、傷つけられた自分の体が見えます。
気を失ってからどれだけの時間が経ったのでしょうか・・・・
浅かったいくらかの傷はふさがりかけていました。

「(・・・・うち・・・生きてる・・・?)」

もしかして助かったのではないか・・・・・・・・そんな考えがふと脳裏によぎり、
最後の力を振り絞って顔を上げます。

しかし、目の前にいたのは

「・・・やぁっと起きた♪」

レモンでした。

「・・・・・な・・・・」

「駄目だよ・・・・・・・気を失ったりしたら・・・・・
 生きてるか、どのくらい元気か・・・わからないじゃない・・・・・・・・
 それじゃどの位傷つけて良いか分からないでしょ・・・・・
 まだ、死なせるわけにはいかないんだから・・・・・・」

レモンは再び包丁を構えます。その顔には不気味な笑みが浮かんでいました。

「な・・・なんでなの?!・・・・さっさと・・・・さっさと殺せばいいじゃない!!」

「死んだら・・・・血が固まっちゃうでしょ・・・・・
 それじゃ・・・おいしくないじゃない・・・・・?」

な〜ビィのすでにかなり色の悪くなっていた顔から、さらに血の気が失せます。
同時にその体に茨がからみつき、レモンが音もなく包丁をふるいました。
新たに出来た傷に血がにじみます。

「だから・・・・私が満足するまでは・・・・・・・死なないでね・・・・・・キャハハハ♪」


気を失うことすら許されない・・・・・
その時な〜ビィの感じた恐怖を理解できる者は、この世のどこにも居ないことでしょう・・・・。


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投稿時間:02/07/18(Thu) 22:58
投稿者名:アドかび


延々と広がる暗闇の中、カービィは一人立っていた。
「此処は何処?何故は僕は此処に居るの?
さっきまでメタナイトの基地にいたんじゃ・・・。」
カービィは思考を巡らせた。しかし、答えは一向に浮かんでこない。
「・・・カー・・・さん・・・ビィさ・・・」
そんなカービィの無い耳に、突如声が入ってきた。
懐かしい、何処かで聞いた事がある。そんな声だった。
カービィは早速、今の自分の居場所から、その声に思考を変えた。
そうして考えた末、一つの答えにたどり着いた。
―リボンだ。
「カービィさん・・・カービィさん・・・カービィさん・・・。」
今度ははっきりと、その声が聞こえてきた。カービィはその実感を噛み締めた。
「リボンちゃん!君だよね、本当に君だよね?教えて!
君は今、何処にいるの?ねぇ、教えてよ!」
カービィは声のする方へ向かって叫ぶ。
「カービィさん・・・カービィさん・・・カービィさん・・・カービィさん・・・。」
しかし、声に気付いていないのか、返事は無く、カービィの名を呟き続ける。
「ねぇ、何処に居るの?君に会いたいよ。会わせてよ。
ねぇ、教えてよリボンちゃん!」
リボンに会いたい一心で、カービィは更に叫ぶ。
すると、カービィの円らな目に、あるものが入りはじめた。
小さな小さな妖精の女の子・・・リボンの姿が。
「・・・リボンちゃん!」
カービィは歓声を揚げ、リボンに駆け寄る。リボンの様子は全く変わっておらず、カービィの名を連呼するだけだが、この時のカービィにとって、そんな事はどうでも良かった。
―一年半ぶりだね。
カービィがそう言おうとした時・・・。
ブシュゥゥゥゥゥゥゥ・・・!
鮮血が、リボンの全身から吹き出た。カービィの顔にそれが掛かる。
そして・・・カービィの目の前でリボンは倒れた。
カービィがリボンの体を懸命に揺するが、リボンの反応は全く無い。
そうしているうちに、カービィは気付いた。リボンの体が冷たくなっている事に。
カービィの目から涙が溢れる。悲しみでいっぱいの涙が・・・。
「リボンちゃん?・・・リボンちゃん!・・・起きてよ、リボンちゃぁぁぁぁぁん!」









「・・・リボンちゃん!・・・夢か・・・。」
目が覚めたカービィの目の前に、有機質な部屋広がっている。
辺りを見渡すと、くるみ、菊花、グーイ、柳がそれぞれ眠っていた。おそらく。パーティで疲れたのだろう。
カービィはほっとため息をついた。しかし、不安が晴れたわけではない。

ふと窓から空を見てみると、強い風が吹き荒れていた。
外で嵐が巻き起こっている事に、カービィはようやく気付いた。


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