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Another story of Kirby 第二部 [18]



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投稿時間:02/07/31(Wed) 13:05
投稿者名:ディッセ


その頃、ポップアステロイドベルト、キャメラフリートの基地。
「・・・・なんだこれは?」
キャメ・・もといナイトメアは箱を見つけた。
人一人はいる位の大きさである。
「・・・・・開けて見るか。」
ナイトメアが箱を開け、その中身を見た瞬間!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
『どうしましたナイトメアさま?』
レクイエムと夢見る者が駆けつけてきた。
「ぜ、ぜ、ぜぜぜぜぜ、ぜぼ・・・。」
「ぜ?・・・!」
夢見る者が箱の中身を見てみるとそれは・・・・
「ぜぼしん!?」
ぜぼしんだった。
「あ、これは私が作ったぜぼしん型コピーロボット試作2号機じゃないですか。」
『へ・・・』
レクイエムの言葉に二人は目(ナイトメアはレンズ)が点になった。
『コピーロボット?』
「はい、PKシリーズばかり作ってるのもあれだなと思い、遊び半分で作ってみたんです。」
「なぜ、ぜぼしん型。」
「彼のデータが一番そろっていたので。血も吐きますよ。」
その言葉に二人はあきれていた。
その時、ナイトメアはあることに気がついた。
「2号機と言ったな、1号機はどうした。」
「数日前にある人にあげたんです。
どうしても欲しいからって、名前はゼイ・・・」

「ヘックシ!」
「どうしたゼイ、風邪か?
いい若いもんがだらしないぞ。」
「違う、おおかた誰かが俺の噂してんだろ。」


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投稿時間:02/07/31(Wed) 22:11
投稿者名:星のカーヴィ


数あるデータベースにも、優越の薔薇は何処にも乗っていない。
彼女の記憶には、忘却の彼方ではあるが存在していたのだが……。
ポップスターのある太陽系全域を網羅している検索エンジンにも、
それに似た者は引っかかるものの、
やはり優越の薔薇その者は全く無い。
知った者は消される……御伽噺のようなことがあるのでしょうか?
どうやら02は全くないということを見通して、
推測の域に達していた。
「おや、陛下。」
02は、傍を通りかかった研究所の主任を呼び寄せた。
用件は間違いなく、優越の薔薇である。
返事は意外にも、すらりと返ってきた。
「優越の薔薇でっか?わても知ってますがな。」
02は主任に、発言の許可を与えた。
「その……花はな何と言うかな、ごっつ恐ろしいんよ。
ルックグリーンっつう島でありながら島であらへん島……
まぁ、島っていってるんやから島なんやろなぁ。」
「主任!」
02に少し肩を叩かれたような気がする主任であった。
「その島に生えてるねん。あっ!思い出したでんがな!陛下。」
驚愕した主任の大声で、周囲の少ない人間から
冷たい視線が飛んできた。最も、02にではなく主任に向けてだが……。
「Ω殿下がな、なんか優越の薔薇を盗み出したって噂やねん。
まぁ、あくまで噂の域やけどね。」
02には、その言葉が偽りに聞こえていた。
Ωがそんなことを、一度も漏らしたことは無かったからだ。
となると02が思うのは唯一つ。
Ωが何らかの企みを持っていること。
猜疑心の強い02ならではのことであろう……。
「せやけど、あくまで噂やで。本気になさらんといてや。」
その主任の一言で、02はふと正気に戻った。

優越の薔薇――――甘い誘惑――――

データベースから出る時、02がより闇に塗れたようだった。


02が優越の薔薇の詳細を知る少し前、
そう、カービィ達が眠る前……会議の続行というべきであろう。
「では、是より会議を続行する。」
メタナイトがそう言うものの、周りは慌てふためいた様子だ。
会議が、続行するかな……。そんな視線を、
沈黙していたクーがメタナイトに向ける。
可能性は皆無といったところであろう。
見事目だけで、今日の会議は解散したのであった。

「また例によって……。」
ここは寝室であるが、とても眠れるものではない。
男性部屋と女性部屋に分けられているが、
枕投げが淡々と続けられているのは、無論男性部屋のほうだった。
「ここでは寝られぬ!」
メタナイトはそう言って部屋を出て行った。
あからさまに続く要塞の廊下……。
実用性を重視した壁は、全くの無機的な色である。
そこでメタナイトは、グレンと出会った。
メタナイトが趣味で作ったバルコニーに、
グレンは居座っていた。嵐は一段落し、
夜空には星は、節操無く煌いている。
「このバルコニーは気に入ったか?」
「はい。軍事施設とは思えないです。」
メタナイトは、仮面の下にある素顔を少し歪ませた。
「あっ、すいませんね……。」
その微妙な違いに気付いたグレンも凄い。
そしてグレンは星を見る。そして、呟く。
「国から帰れと……。」
メタナイトは、暫しの沈黙を守った。
「私は留まれとは言いはしない。
何故ならば、それは個人の自由意志だからだ。」
「ですが、国から直々の命令です。」
「命令に背けないのか?」
えっ……グレンは戸惑いの表情を隠せない。
「留まれとは言いはしないといって、留まって欲しいのですか?」
「私の言葉の彩を見破るとは、君も大した才能を持っている。」
グレンの言葉を、真に受けてはいないようだ。
「私のなぞなぞを解けた褒美だ。答えを教えてやろう。」
「は、はぁ……。」
「私の命は、捨てても構わない。だが、まだ若い奴らを残すのが、
年配者としての気配りであろう。
この戦いが終わるまでは、どうか帰らないでくれ。
まぁ、私の我儘だ。気にするなかれ……。」
メタナイトはそう言い残し、バルコニーを立ち去る。
グレンはもう少しバルコニーに居たかった。
星を眺めながら……。



お兄ちゃん……広間のドアの影から戦いの一部始終を見ていた海星は、
兄がまるで獲物を追い詰めるハイエナのようで怖かった。
普段は優しくしてくれるお兄ちゃん――――

彼女も彼の裏の姿を何回か見てきたが、
今回ほどサディスティックな兄を見たことが無い。
彼は単に無情に敵を殺したりする事が多いが、
それ以前に好んでいるのがサディスティック行為だ。
敵を生ける屍としておくことに何らかの高い価値観を見出している彼に、
この事を止めろというのは無理だと彼女も思っている。
だが……

がしりという不協和音が、海月の頭に響く。
獲物を誑かすという事に熱中していた彼は、
直ぐに対抗できなかった。
間もなく、海月は彼の妹ともに広間に尻餅を着く。
止めたんだ……海星はそう思った。
「離せ!折角の獲物が台無しではないか!」
貴様にとって、俺は単なる獲物でしかないのか……。
ディーラは膝を床につけ、四つん這いになりこう嘆いた。
「ふざけるのも好い加減にしろ!」
その後に来る攻撃は無かったが、
依然ディーラが海月を怨む事は変わらない。
ディーラはすくぅっと立ったあと、
広間を後にした。
「何時か、吐かせてやる……。」

ディーラの居ない大広間。
居るのは二人。海月と海星の兄妹。
「お…にぃ……ちゃん………。」
言葉になっているとは言い難いが、海月には確かに兄を呼んでいると
そう聞こえた。
海星の瞳は潤っており、今にも零れ落ちそうだ。
だが、獲物に逃げられた悔しさで一杯だった海月は、
妹だろうが関係なかった。
「退け。」
海星は逆らう勇気が無かった。
悲しみの証が、水色のロングヘアーを滴り落ちる。
「酷いよっ……。」
そんな声は海月に微塵も聞こえなかった。


――――ファイナルスター
機械的な音声が響く……。
「02女帝陛下へお届けものだ。」
耀ける闇とも言えるほど黒い星、ファイナルスターに、
キャメラ連合の輸送艦が到着した。
其処に02から、ファイナルスターの留守番を頼まれたブレックスが現れる。
「どうした?私までも呼び寄せて。」
眉を歪ませ、士官候補生を睨みつけるブレックス。
「ブレックス艦長。何とも、例の友好の件らしいです。」
「らしい?らしいだと!」
「い、いえその件です。」
ブレックスは応えずに、次々と運ばれて行く箱を見つめに足を運んだ。
『KW-280 ヴィグランツ』、『KW-310 ポーゼス』
まるで一昔前の宅配サービスの箱に張られたシールに、
こう印刷されていた。
半角カナか……どこか子供の頃を思い出す。
ふと哀愁に耽っていたブレックスに、肩を叩く者が現れる。
「何だ。」
「私、この輸送船の艦長である、アルゼリアと申します。
是非とも、友好の証にと我らの創造主ナイトメア様が、
02女帝陛下と面識を取れと仰られたので……。」
ふとアルゼリアが辺りを見渡す。
「でも、おらっしゃられないようですね。」
「何故分かる。」
「情報提供所の赤外線ポートに繋ぎましたから……。」
ブレックスが、不意に銃を構えた。
「貴様、人間ではないな!。」
そのブレックスの姿を見た部下たちも、次々と銃を構える。
運んでいたロボットはその場で停止し、ベイのシャッターは閉められた。
辺りは緊迫した雰囲気に包まれる。
「是は是は物騒な。そうですとも、私はロボットに御座います。」
相手の非交戦的態度に、ブレックスは安心したのか銃を下ろした。
部下も次々に非戦闘体制になる、
作業を中断していたロボットも、動き出した。
だが、正しく人間にしか見えない……。
奴らの科学力はこんなに進んでいるのか!
蟠る苛立ちを抑えながら、ブレックスはナイトメアとの交渉に
02代理という事で応じ、可も無く不可も無くのような状態で、
この友好条約は結ばれたのであった。
何時か、奴らには服従してもらわねばな……。
ブレックスに心に、野望の芽が芽生えた。


朝日が差し込む――――
昨日の晩デデデに、自分の私室を盗られたために
共同部屋で寝る事になったメタナイト。
騒ぎも静まった夜十二時ごろ、彼は床についた。
寝る前にクーと一つ話を交えたが、
何気にする程度ではなかろう。
ネレイドたちも、我々に協力してくれる事だしな。
朝の珈琲を趣味で作った、ダイニングルームで飲む。
燦々と日の光が入るように設計した特別室。
まるで血で血を洗う戦いが始まるなどと、考える余地すらなかった。
だが、危険はすぐ其処まで迫っているのである。
昨日の夜、シルトやレイヴンから聞いた話が真実ならば、
……否応無しに真実なのだろうが、敵はすぐ其処まで迫ってきている。
夜中に嗾けてこなかったのが幸運というべきだろう。
あそこで攻めいれられては、総崩れになる事間違い無しだ。
まるで敵が、私たちの行動を全て見通しているかのように
思えない事も無い。
だが私は騎士たる者。如何なるときでも、
迅速に戦う準備が出来ていなければならない。
メタナイトはこの要塞で一番落ち着ける場所で、
この要塞に居る人物で一番悩んでいた……。

――――AM:九時頃
「では、是より会議を続行する。」
クーが朗らかに、威勢一杯に言うと、周りから歓声が聞こえた。
細長い机に、これでもかこれでもかというほど敷き詰められた、
人員。光Sideのキャラ増大を、見事に語ってい(強制終了)
「諸君も、陛下も、皆聞いて欲しい。」
メタナイトが、紳士らしくない大きな声で応えた。
どこか政治家イズムを感じさせる。
「私たちがもう包囲されているのは、皆存じていると思う。
まさに絶体絶命背水の陣だ!
そこで今から、皆戦闘体制に入って欲しいと思う。」
その言葉を聞いた好戦的な輩共は、すぐに攻撃体制に入った。
「私の話が長くなると思っていた皆さん。その心配は要らない。
会議は是にて解散だ!」
またしても、会議を聞く気が全くない輩共ははしゃいでいる。
「だが、是だけ言っておく。」
そのメタナイトの勇猛さに、一同目を向ける。


「無事を祈る。」


戦闘経験の深いメタナイトを中心とし、
要塞を囲うように戦闘体制がひかれた。
だが、敵は十時頃になる前に出て来ると見切ったメタナイトの当ては外れ、
日が真上に昇ろうとも、アトランティス艦隊は現れなかった。
人間であれば、お昼時は腹がすくもの。
油断なら無いとして飯を食わない者もいれば、
カービィのようにしこたま食っている者もいる。
なんにせよ、それが敵の狙い目立ったと気付いたときには遅かった。

拡がる平地に、数え切れないほどのダークマター兵が見えてきた……。
なんてこった……。
リックがそう嘆いている間にも、戦闘は始まっていた……。


今、下を見ると見えるもの。それはな〜んだっ?
この問い掛けに答える意味も無いだろう。
下は既に、未知との遭遇に相応しい場所であった。
風無き海に波が現れ、蔦が蔓延り、根が海の下を抉る様に突き刺す。
蔦の上に蔦が広がり、その蔦から様々な毒々しい植物が芽生える。
その速度は尋常ではない。まるでタイムマシンに乗り、
其処から見物しているような地獄絵図だったからだ。
空中から見ている彼にとって、それは対岸の火事とは言い切れない。
彼ももうすぐ、あのようなところへ連れて行かれるから……。
東は期待している。マーテルは、生贄に相応しいと。
逆らう気力さえない。どうせ悪足掻き。
どうにでもなれ……
やり場の無いマーテルの蟠りが、ますます彼を不安にしてゆく。

付いた場所は、樹海の中の樹海とも言える場所だった。
無言のまま連れられてゆくマーテル。
彼は其処で気を失った。
東の「期待しなよ。」という言葉を聞いたすぐ後に……。


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投稿時間:02/07/31(Wed) 22:22
投稿者名:tate


 ケビオスの地表面は、いわゆる生命が謳歌する惑星とは思えない様相を呈している。
今ではポップスターの衛星として宇宙を漂うケビオスも、その存在が目に見える形で
現れたときは灼熱の炎に包まれていた。多くの惑/衛星は、冷え固まった際に水分は
宇宙空間へと発散してしまい生命とは無縁の世界になる。運良く水をその惑/衛星後
表面にとどめる事が出来た場合、宇宙の元素から有機物が合成され、晴れて生命が誕
生するというプロセスを辿る事が出来る。
ケビオスは、そういった意味で多くの惑/衛星が辿る運命を甘んじて受けたはずだっ
た。生命を受け付ける事のない厳しさを前面に押し出した荒廃した地表面。申し訳程
度に地表面を覆う砂地も、嵐が来れば吹き飛び、固い岩盤が顔を出す。

 しかし、誰がそのような空間を作り出したのか。
星の体内では、多くの生命活動を見る事が出来るのだ。
それは星の内部に与えられた夢の泉の賜物だろうか…


 星の内部へと続く洞窟の入り口に見えるは人と思しき影が4つ。
「へ〜、ここがケビオスかぁ」
きょろきょろと辺りを見回すのはスラリン。
地表面を駆け抜ける疾風に、彼の長めの髪が舞う。
夏の空の色を呈したその髪が、黒く淀んだこの星の空になびいた。
「随分と荒廃とした所だなぁ…
 ねぇ、カビラス君。こんなところにも生き物がいるんだよ、不思議だなぁ」
肩越しに、親友であるカビラスに声をかける。
彼は複雑な笑みを浮かべて、そうだね、とだけ答えた。

「この洞窟を進むと、星の内部に出る事が出来る。
 夢の泉まで、たいした障害はないだろう」
風に煽られた少し長めの黒髪が目にかかる。それを振り払いながらハインが言う。
ハインの隣では、桜の悪魔がクスクスと笑っている。

「それじゃ、行こうか!」
スラリンがカビラスの腕を取った。
「ちょ、ちょっと待って。聞きたい事があるんだ」
彼はスラリンを制した。彼の手を取った親友は、彼の方を向いて立ち止まった。
首を傾げて彼の方を見つめた。

「ハインさん、あなたはどうしてここにいるんですか?」
突然名を呼ばれ、ハインはカビラスの方を見た。
「変わった事を聞くな。初流乃を探すためだ、それ以外にあるまい」
「どうして初流乃を探すんですか?仲間だから?それとも…」
口ごもりながらも、カビラスの視線はしっかりとハインを捕らえている。
その視線を受け止めるハインは何も答えない。
「あなたは正真正銘、列記とした人間でしょう?」
「そうだ」
「…何故あなたは初流乃の味方をしているのか。
 何故この戦いに流れを置いているのか…僕にはわからない」

 カビラスの手が、スラリンの手を力いっぱい握り返してきた。カビラスにとっては
力いっぱいだったであろうその握り方も、魔族であるスラリンには弱々しく感じられた。
たまりかねて親友の肩を抱き、星の内部へと続く洞窟を歩き始めた。
「行こう、カビラス君」
「僕らは…いつか対峙する日が来るのかな…」
「来るだろうね、悲しいけど」

 スラリンに、親友の表情は見えなかった。
 そして彼は あえて見なかった。



目的提示です。

名前:ハイン
目的:現在の最優先事項は、初流乃のサルベージ
   現状の形でASOKに関わるのは、初流乃と合流した後
   02を手中に収めるまで。

   最終的な目的は…秘密

期限:目的を達成するまで


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投稿時間:02/08/01(Thu) 09:18
投稿者名:ネレイドキラー


時は少し溯り…

朝、海星は海月の部屋に向かっていた。
何故かは解からない。ただ、漠然とした不安と確信だけが彼女の頭に合った。
(あれは…お兄ちゃんじゃない…電波がいつもと違う…何か恐ろしいもの…)

海月の部屋で海星が見たものは…
ベットに身を埋め、海星にも気付かずに苦しそうに何かを呟いている兄の姿だった。
彼は心の中で何者かと必死に戦っていた。
「止めろ…僕の仲間達を…海星をこれ以上傷つけるな…」

"嫌だ"

"暴れ足りんな"

「くっ…そ…」

"クックック…無駄な抵抗はよせ。このまま俺に身を委ねろ…"

「くっ…お前なんかに負けるかぁ…」

"殺せ、殺し尽せ、お前は狩猟者だ。狩りに出かける時間だ……
 くく、飛び散る血液の華は実に美しいぞ?頭を叩き潰してやった時の音は実に小気味良いぞ?"

「違う、僕はお前のような化け物じゃない、そんな事をしたりはしない!
 僕に話し掛けるな、僕に命令するな!」

"前にも言っただろう、俺はお前、お前は俺だと。
 別に命令しているんじゃない、お前自身の中の自然な欲求を呼び覚ましてやっているのさ……"

「うるさい!毎朝毎晩僕に話し掛けるな! 僕を狂気に縛るな! 失せろ化け物め!」

"馬鹿なことを言うんじゃない。お前は俺であり、俺はお前だ。
 精神と肉体のようなものであり、決して切り離すことはできない。
 たとえ俺とお前を二つに分けることが出来たとしても、やはり繋がりを完全に断つ事は出来ないのさ、
 重力によって繋がっている星と衛星のようにな。
 片方を失えばもう片方のバランスも崩れる。だから俺はお前を殺せないし、お前も俺を殺せない”

"それに俺を縛っているのはお前のほうだ。『理性』なんていう陳腐な人間の倫理観でお前が俺を縛っている。
 俺を自由にさせろ、自由に行動させろ、自由に殺させろ……"

「よせ、やめろぉ!」

海月から禍禍しい気が放出され始めると同時にベットが軋みを上げる。

「ダメ!!お兄ちゃん!」
「海星!?」

自分でも気付かないうちに海星は海月に抱きついていた。
同時に気の放出も治まる。

「お兄ちゃんが何と戦っているかは解からないけど……負けちゃダメ!!
 負けちゃったら…昨日みたいにお兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなくなっちゃう!!」
「海星…」

"ちっ、邪魔が入ったか……後もう少しで今日も完全に支配できたものを…"

"まあいい。また今夜じっくりと話そうじゃないか……それまでは一時の別れだ"

「っ、はぁ…はぁ…」
「お兄ちゃん…」
「大丈夫だよ…奴はもういない…」
「いつもの…優しいお兄ちゃんだよね…?」
「そうだよ…心配しないでおくれよ…」
「よかった…!」
海星の抱き締める力が更に強まる。
「海星…ありがとう。あそこで君が来てなければ…僕は、奴に今日も支配されてたよ」

「お兄ちゃん…奴って誰?お兄ちゃんは誰と戦ってたの…?」

「その内に海星も解かるさ…嫌でもね」
「…それよりもそろそろ離れてくれないかい?少し苦しいんだけど」
「あっ!ご、ごめんなさい!!」
顔を赤くして海星は海月から離れる。

「さ、早く皆の所に行こう?」

「…うん!」


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投稿時間:02/08/01(Thu) 16:04
投稿者名:スラリン


「…所で、このコピーロボぜぼしん2号機、どれほどの強さなんだ?」
きゃめ…ナイトメアがレクイエムにそう問う。
現在三人しかいない(厳密には二人と一機だが)このパーティ。
いくら少数でもコストの問題もある。
そしてこのコピーロボぜぼしん。
ラバーコーティングを肌色に塗り、髪の一本一本まで忠実に再現し、
強酸性の血を吐くと来た。
恐らく、コストはかなり掛かったと思われるこのコピーロボ。
強くなければただの損と言う訳で、きゃ…ナイトメアは非常に気になっていた。
「それなら、試して見ますか?それなりには強いと思いますよ!」
「ならば早速試してみようではないか!」
「ええ!操縦のリモコンはここに有りますよ!」
レクイエム、どこからか一昔前にカメラになり立てのナイトメアを操ったああれと同じようなものを取り出す。
ナイトメアは正直少々引け気味。
「…少々お待ち下さい。『ここで』お試しになるつもりですか?」
入ってくる隙をようやく見つけた夢見る者が二人にツッコミ(?)を入れる。

…あっ。

二人とも妙に燃え上がっていたらしく、その事に気がつかなかったらしい。
そうだ。ここは基地の中だ。
ようやく勢いの止まった二人は地下工場へ歩を進めた…。

―――
スラリン君の目的表示です。

目的:誰かと契約を結ぶ、契約を結んだ人の野望など(笑)を手助けする。
…と、言うことで今は初流乃を見つけ出さないと話になりません(苦笑
期限:少なくとも、いつか訪れる初流乃戦あたりまでは(苦笑


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