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Another story of Kirby 第二部 [19]



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投稿時間:02/08/01(Thu) 15:49
投稿者名:ぽ〜すけ


もう一度言うがダークマターの数は計り知れないほど大量にいる。
大きな目を蠢かすダークマターは一体でも気味が悪いが
こう数が多いと一層気味が悪い。
ダークマターを見慣れてない季節風達は一瞬引いたことだろう。

とにかくカービィ達は相手の数が多いため苦戦を強いられた。
休むまもなく相手が攻めてくるその現状に汗が吹き出る。
足をつく間もない者もいたほどだ。

と、そこへアドが書いたMr.ブライトとMr.シャインが現れた。
ブライトとシャインはそばにいたダークマターをを一掃した。
しかしダークマターも黙ってはいられない。
あっという間に太陽と月を倒してしまう。
そのとたん小休止をとっていたものたちが構えだした。
そして闇sideの数と両sideの疲労以外がふりだしに戻る
これの繰り返しだ。



コレカラスターの密林の中。
ここに一人の老人がいた。
「さて……」
老人…Ωは小さめの箱を開けている。
中に入っているのは何かの花びら。
Ωは近くで捕まえてきた鼠を箱の中に入れる。


数分後…箱を開けたΩは見た。
中にいた鼠が青白くなっていたのだ。
それに箱の中には少量の血がついている。
「………。」
中の花びらは鼠の血を吸ったのだ。
血を吸ったその花びらは優越の薔薇の断片。
優越の薔薇の物だ。


〜〜〜〜

目的表示をさせて頂きます…。

名前 λ
目的 Ω爺さんに自分らの種族の復讐をするため。
期限 Ω爺さんか自分がくたばるまで
   3部があるとしても多分λは出てこない。

名前 Ω
目的 表向きには02に従うこと。
   裏ではあることを企んいる(これは後ほど本編で書かせて頂きます。)
期限 野望を成し遂げるまで。


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投稿時間:02/08/01(Thu) 16:08
投稿者名:堕天使


薔薇はね。

とても美しくて、とても臆病なの。

だからね。

小さな棘を、強い武器だと思って。

離れ離れにならないように。

誰かを蔓に絡ませて。

遠い場所へ行かせないようにするの。


狂ってると思いますか。馬鹿げていると思いますか。

それでも。

小さな棘を、強い武器だと思って。

離れ離れにならないように。

誰かを蔓に絡ませて。

遠い場所へ行かせないようにするの。




それを忘れないで欲しいな。

大切なことは、目には見えないからね。


++++++++++++++++++++++
とりあえず目的表示。

名前:夢見る者
目的:『夢見る者』という存在自体、やるべきコトがあるのですが多分本編で提示されるかと。とりあえず今は隅っこで黙ってることに〜。
期間:キャメラ・フリート壊滅時かナイトメアが隠居決定(爆)、この世界に意志のある状態でいられるまでのいずれか・・・?(何


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投稿時間:02/08/01(Thu) 19:33
投稿者名:St@Na


この長時間の戦闘はあらゆる意味で
確実に光の勢力の面々に被害を与えていた。
まず季節風が能力の使いすぎでダウン。
続いてエストも味方の傷を癒し続けた末精神に限界が来た。
更にシルトも3時間ぶっ続けの戦闘による注意力散漫のためか
不意打ちを受けて気絶。
しかし闇の勢力は依然衰えを見せない。
むしろ光の勢力の浪費に伴いだんだん勢いを増していると行っても過言ではない。
そしてアドレーヌも大ダメージを受け、気絶。
一同はピンチの淵にあった。


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投稿時間:02/08/01(Thu) 22:37
投稿者名:シルト・レヴァーニ


リック、ナゴは最前線で戦っていた。
「ライジングブレイク!!」
「おりゃぁぁぁぁあああ!全員吹っ飛ぶナゴぉーー!!」

皆、まだ余裕の様に見えた。
しかし、本当は疲れていた。
本当は戦いたくない。

戦いから逃れることはできないのか?
なんで戦わなければならないのか?

終ることはないのか?


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投稿時間:02/08/02(Fri) 02:30
投稿者名:ハガネカービィ


決して地図には載らない小さな島、ルックグリーン。
そこにある閉ざされた空間の一つ・・・・
腕を拘束されたセツは、そこに半ば吊り下げられるようにして立たされていました。

「私は・・・・・・レモン・・・・・
 貴方は・・・・?」

「レモ・・ン・・・・?私は・・・・」

意識の戻ってきたセツは、微かに目を開きます。
その目に飛び込んできたのは、見渡す限りの植物の壁、一人の少女、
そして・・・・・・・・茨に手足を縛られ磔にされたな〜ビィの姿でした。

「!!・・・・・・な〜ビィ様っ!!しっかりして下さい!!」

「あら・・・・・人に聞いて置いて自分は名乗らないの・・・・・?
 な〜ビィ・・・・・・・ああ・・・・あのお姫様・・・・・・。
 ふふ・・・・♪・・・・それなら・・・・もう居なくなっちゃったよ・・・・?♪」

「何を馬鹿な事を!な〜ビィ様ならそこに・・・!
 な〜ビィ様!!聞こえますか?!セツです!!」

セツの視界には確かにな〜ビィが居ました。
虚ろな表情をしてうなだれてはいるものの、
明らかな出血はすでに欠けた指からのみとなっており(これももう微かですが)、
息もあるようです。

「・・・ふふふ・・・・♪・・・セツって言うんだ・・・・♪
 ・・・・・まぁ、お姫様がいるかなんて、動けない貴方には関係ないこと・・・・♪
 とりあえず・・・・・・」

「・・・・?」

「貴方は・・・敵なのね・・・♪」

「ぐっ!」

今まで手首を軽く拘束しているだけだった茨が、全身様々な場所に、
かつ今までより遙かにきつく絡みつきます。
数秒後、セツはな〜ビィと同じか、それ以上に強固に磔にされてしまいました。

「さて・・・・・・・貴方はどうしようかな・・・・♪」

レモンが何処からともなく包丁を一本取り出します。

「く・・・!」

セツはシールドを発生させ、それをレモンにむけて飛ばします。
しかし・・・

「な・・・・・・」

「あら・・・・ありがとう♪
 でもね・・・・・・敵対するなら、このくらいのプレゼントじゃ許さないよ・・・・・・♪」

シールドはレモンの目の前に現れた茨に、何事もなかったかのように吸い込まれていきました。

「私には闇の力は通じない・・・・・
 身動きのとれない貴方は、その剣も使えない・・・・・
 どうする・・・・・?♪・・・・何か他に出来る・・・・?♪」

「・・・・・」

セツは押し黙り、俯いています。
その様子は、何か考え事をしているように見えなくもありませんでした。

「・・・何か考えてるの・・・・・?♪
 ふふ・・・・♪・・・・・じゃあ・・・・もう少しだけ待ってあげる・・・・♪」

そのまま、一時の静寂が訪れました―――



――――――

「・・・・15分くらい経った・・・・・♪
 そろそろ・・・・・待ちくたびれちゃったよ・・・・・・?♪」

いままで動きの無かったレモンが、セツにゆっくりと近づいていきます。

「(く・・・間に合わなかったか・・・!)」


「せっかくお姫様を助けに来たのに・・・・・
 残念だったね・・・・・♪」

レモンが最初の位置からセツまでの距離の半分程まで来たときでした。
俯いたままのセツが一瞬はっとした表情を浮かべます。

「・・・・・・・!!
 ・・・・・・・それは・・・・・・どうかな・・・・・?」

「?・・・なぁに?強がり・・・?ふふふ・・・・♪」

 パーン・・・・・

乾いた音が閉ざされた空間に響きわたりました。

レモンの右足に現れた小さな傷から血が飛び、
常に薄笑いを浮かべていたレモンに一瞬、驚愕の表情が浮かびます。

「・・・・皆さん!今です!」

セツがいきなり顔を上げ、声を上げます。

 パパパパパパパパパ――――

その刹那、先ほどと同じ乾いた音が、今度は無数に連続して鳴り響きました。

セツを拘束していた茨がちぎれ、セツの体に自由が戻ります。
その右手には、銃――闇の力を凝縮させて生成するあの銃――が握られていました。

「・・・そんな・・・これは確かに闇の力・・・・どうして吸収できないの?!」

茨にも自分にも吸収されない『闇』を見て混乱したのか、レモンは避けようともしません。

「エネルギーも極限まで凝縮して工夫すれば、
 実弾と同等に質量を持たせることが出来る!・・・・覚悟!!」

セツが体制を立て直し、銃をレモンに向けます。
同時に植物の影から偵察用ダークマター達が飛び出し、体の一部から覗いた銃口をレモンに向けました。

レモンはそれを聞いて一瞬納得したような表情を見せ、
すぐさま、元の通りの薄笑いを浮かべ始めます。

「へぇ・・・・・・・・・やるじゃない・・・・・・
 でも・・・・・・・ね・・・・♪」

レモンの周りの茨が急激に生長してレモンを囲み、そのまま壁と同化します。
放たれた小さな弾丸は、分厚い茨の壁に受け止められる形となりました。
しばらく銃口を向け続けますが、レモンが出てくる気配はありません。

「・・・・逃げた・・・・?・・・今はそれよりっ!」

セツは即座に銃を消し、剣を抜きつつな〜ビィの方に駆け寄ります。
そして剣を一閃させ、な〜ビィを拘束する茨を切り裂きました。
支えを失ったな〜ビィは前に倒れ、それをセツが受け止めます。

「な〜ビィ様!しっかりして下さい!!お気を確かに!!
 ・・・・・・・?!!」

セツの目が一瞬大きく見開かれます。

「言ったでしょ・・・・・?♪
 貴方のお姫様はもういないって・・・・・・・♪」

どこからともなくレモンの声が響き渡りました。
同時に茨が大きく動き、偵察用ダークマターを一飲みにします。

「な・・・・何故・・・・・」

セツはな〜ビィを支えたまま片膝をつきました。
地面を覆い尽くして地面の代わりとなった植物に、鮮血が滴り落ちます。
その血の出所は・・・・・な〜ビィの獅子の爪が食い込んだセツの脇腹でした。

「私のお姫様ならいるけど・・・・・・・・・ね♪」





―――――――――――――

闇レモンに血が流れているか悩んだんですが、
キャラ作者(?)のレモンさん曰く呪いの血が流れているとのこと。

なお、セツの本体はダークマターなので、仮に薔薇にとりつかれてもセツ自体は無事だったりします。
でも体の主導権は奪われるでしょうし、セツは体から出れないので何の意味もなかったり(爆)。

―――――――――――――

キャラの目的&期限です。
セツは、別に過半数が希望するなら殺しても良いんですが、
勝手に設定をどんどん足されるのは嫌なので・・・・。

セツ
目的:ぜぼしんの恩に報いる。要するに忠誠を尽くす。
   恩の内容は本編では語られないかもしれませんが、決めてあるので書かないで下さい(何)。
期限:ぜぼしん及び姫が舞台から消えるまで、もしくはぜぼしんに去るよう指示されるまで。
   セツが本当に忠誠を誓っているのは、ぜぼしんとその奥さん(まだ違(何))だけです(笑)。
   ぜぼしんが02の指揮下でなくなったとき、セツが02の指揮下にいる理由はなくなります。

な〜ビィさん、ぜぼしんさんに頼まれたので二人のキャラの目的なども以下に書いておきます。

な〜ビィ
目的:ぜぼしんと幸せに暮らす(?)
期限:ぜぼしんと同等、もしくはその一歩手前

ぜぼしん
目的:02にとりあえず忠誠を尽くす


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投稿時間:02/08/02(Fri) 19:15
投稿者名:ソルビィ


秋の空、既に日は沈み始めている。
「…やはり敵の数は尋常ではないな。」
デデデ大王は要塞内の司令室で腕組をしていた。
メタナイトが前線で戦っているのでかわりに今回の総司令官をして待機しているのだった。
「大王様、どうしますか?」
まわりにはメタナイツが護衛として待機している。
「…ワドルディ兄弟やグレン達のほうはどうだ?」
「はい、ヘビーロブスターの整備が終わり、メカデデデMk―Uの整備に入りました。
 ハルバードももうすぐ出撃可能になります。」
「…よし!!ヘビーロブスターだけでも前線に射出しろ!!方向は敵の主力ふが集まってる北西部だ!!
 もう一機は番人らがいる北部に送れ!!それと治療センターに人員を送れ!!一刻も速く復帰してもらわないと困る!!」

デデデ大王の声と共にメタナイト要塞の格納庫の扉が開く。
そこから現れた2機のザリガニ型の巨体は、カプセルJ率いる部隊によって勢いよく飛んでいった。

「…大変です!!オレンジ−オシャン西部海上に無数の敵影をキャッチ!大きさから敵の本隊だと思われます!!」
アックスナイトが叫んだ。
「何ぃ!!」
デデデ大王はその報告に頭を抱える。
(えぇい…オレ様の力じゃこれ以上の指揮はムリだぜ…くそっ…残ってる戦力は……まてよ。)
「…技術者達全員をハルバードの整備に向かわせろ!!補給部隊にも艦内で待機するように伝えとけ!!
 それからネレイドとか言うのにすぐに戻るように伝えとけ!!海星とかいうのがテレパシーの類を使えるはずだ!!」
やはりどんなにいたずら好きの困ったさんでも一応は大王。デデデは中々の指揮官っぷりをみせていた。


…オレンジオーシャンの東部。
レイヴンが左手と右手をクロスさせ、炎の渦を生み出す。そしてそれは闇の者達を灰にする。
バールの振った手がありとあらゆるものを凍らせる。
クーが宙を舞って敵を切り裂き、ピッチの体当たりが改造ダークマタ−の胴体に風穴を空けた。
幸いにもこちらはあまり大した数のダークマタ−が現れてはおらず、楽な展開になっていた。
「…次に消えたい奴はどいつだ!!!」
レイヴンが叫んだ。しかし、彼の息は荒い。
そんな彼を一発の拳が襲った。
「!!?」
…目の前に立っていたのは銀色に輝く巨体。
「ガーディアンか…。こりゃこっちにも何か来るな…。」


こちらは南部。やはり敵の数は少ないが、それでも苦戦している。
「…はぁ!!!」
竜轡の爪が次々と敵を真っ二つにしていく。
カインの衝撃波が、チュチュのレーザーが敵を各個撃破していった。
「…キリがないわ!!!」
「だけど僕等が弱音を吐いたらここで終わりだ!!!」
「やるわよ!!」

「………。」
…ディーラはただ無言で敵を切り捨てていた。すでに肉体は昨夜の戦いでボロボロだった。
だが彼はそれをなんとも思っていなかった。ただ戦っていた。

…自然と足が西に向けて動き始めていた。


一方北部。時の番人を先頭にし、ひたすら敵を撃破していく。
「…!!!」
カレスの拳が次々と敵を殴り倒していく。尋常でない体力を持つ彼にとって、長期戦も短期決戦も関係ない。
番人の悠久の剣が白銀の軌跡を残しながら闇の者を無に還す。
ピックの激流が敵を押し流した。
「くっ…一人一人の力量はあっても数が多いな。」
「リュ…番人さん、諦めてはいけません。」
「番人!まだ頑張れるよ!!」
「…あぁ。しかし…。」

ズゴォ!!!!

「!!!」
突然高出力のレーザー砲が辺りを焼き払った。
…空を見上げるとそこには5隻の戦艦がこちらへ向かってきていた。
「…そろそろ奴らも本格的に制圧にかかるきか…。」
カレスが舌打ちをした。
だが。

ボカァン!!!!!!!

一機の戦艦が火を吹きながらオレンジオーシャンの海に墜落した。
「…おまたせぇ!!!」
空中には一体の二速歩行型の翼が生えた竜がいた。
「シルト!もう傷は良いのか!?」
「当然!あの程度でくたばるオイラじゃないよ♪」
しかし、ポーズを取っているシルトを容赦なく残りの4機がレーザー砲を放つ。
「わぁっ!!!」
慌ててる様子だがシルトはそれを難無くよけていた。
番人はその様をみながらこう思ったという。
(…あいつ。時をもろにいじってやがる…。)
呆れてものも言えなかった。

しかし、そんな彼等に容赦無く、ダークマタ−達は地上からも襲いかかる。
ちょうど番人に隙ができた時だった。
「危ない!!」
ピックの起こした隆起がダークマタ−を四散させる。番人は難を逃れる。
だが。

ズシン!ズシン!ズシン!!

彼等の周りに3体のクリ−チャ−型の機体が現れる。
「ダークアーマー…3兄弟か。」
カレスが淡々と呟いた。彼も元は闇の者。敵の事はあらかじめ知っていたようだ。

「「「…すでに存知ならば話は早い。ダークリムラ、リムル、リムロ参る!!」」」

「あちゃー…僕達不利?」
「いや…そうでもないな。」
番人がニヤリと笑う。

…ドグシャァ!!!!

突然一体のダークアーマーが音を立てて潰れた。
その機体の上にはさらにひとまわり大きい物体があった。
「…みなさん、お待たせしましたです!」
水兵帽をかぶったワドルディがヘビーロブスターに乗ってかけつけた。

戦いは尚も激しさを増すばかりである。


場所は戻って要塞内。
「ふむ…長時間連続の戦闘による疲労じゃな。」
髭を蓄えたキャピィがエストの様態を見て言った。
「ヤブイ先生、アドさんと季節風さんはどうなんですか?」
くるみが聞く。彼女は要塞内に残ってたようだ。光の精霊や大地の精霊の持つ治癒能力が重宝されるからだ。
「ふむ…アドレーヌ君は少々出血が酷い。じゃが命に別状は無かろうて。
 ここの治療システムとおまえさんの力を持ってすれば治るわい。
 そっちのお嬢ちゃんも体質的に、寝かしておけば10分程で回復するじゃろう。」
「菊花さんはどうなんですか…?」
グーイが恐る恐る聞いた。
「ふむ…。彼女が一番重態じゃな。昏睡状態に陥ったままあれから一向に目を覚まさん。
 命に別状は無いようじゃが…これでは植物状態じゃ。
 …もっとも彼女は元々植物なのだからなんともいいがたいのじゃが…;」

「…きゃぁ!!!」

部屋の奥でくるみの叫び声が聞こえる。
「どうしたんじゃ!?」
「精霊さんが…精霊さんが…。」
見るとくるみの前で二つの光の粒子が狂ったように宙を飛びまわっている。ときどきそれは激しくぶつかりあっていた。
「…何がどうなったんじゃぁ!?」
「エストさんとアドさんを治療してたら…突然大地の精霊さんがアドさんに襲いかかって…
 それを止めさせようとしたらこんなことに…。」
「むむむ…?」


そのころ、どこかの一室にメタナイツやグレン達が集まっていた。
さらに数十人程のジャングルボム部隊やロッキー部隊が待機している。
ポピーブロスやボンカースといった中ボスクラスも出撃準備を整えていた。
ダンボール詰めにされた大量のマキシムトマトをなぜか
サーキブル達がせっせとハルバードの中に運んでいるが、それにもちゃんと理由があるようだ。
そのとなりではプププ製薬の主力商品、「元気ドリンクγ」を積み込むバードン達の姿が見える。
グルメ製菓の無敵キャンディーの箱詰めを運ぶチリー達もいた。ちなみに一本300円。(高!
端の方で「オレンジオーシャン名物:仮面せんべい」を運ぶジャベリンナイトがいたが見なかった事にしよう。

「…リアクター1出力良好です。」

「バランサー調整  0003だス!」

「いかりをあげるだス。」

「反重力プラントチェックをチェック!!1,2,3番OK!!」

「セイル解放、ソーラレベル288ですね。」

「今回のハルバード出撃の目的は西部の敵本隊と戦っているカービィ達への援助物質の投下、及び怪我人の救助!
 基本的に我々の任務は『補給』である。絶対に落とされるな!!
 なお、戦闘が起きた場合はグレン殿を隊長に、トライデントナイトを副隊長とする。
 今こそメタナイト様への日ごろの恩を返すとき!みなの者!ゆくぞぉ!!!」
艦長服を着た鷲の男はメタナイト要塞で待機している部下達に向かって、やる気満々で叫んだ。


オレンジオーシャン北西部。
敵はこちらの方角から向かってきているため、それに比例して敵の数も多いのである。
すでに西部の防衛にあたっていたディッセ達がかけつけ、
こちらも戦力は増したが、防戦一方である事に変わりはない。
ただのダークマタ−だけならまだしも、
モンスター、機械兵、B級ミラクルマタ−とかなりの戦力が集結しているのである。

「…えぇい!!!いあぁ!!!てぃ!!」
カービィが複製虹の剣を振る。
複製とは言え、オリジナルの成分が入りこんだ刀身の持つ聖なる力は次々と敵を切り裂いていく。
メタナイトも本家本元の虹の剣を構え、奮戦する。
彼の起こした竜巻攻撃は虹色の輝きを放ち、神秘的な威力を見せつけた。

「…おらおらおら!!!」
ディッセが放つ炎の塊が次々とアトランティス兵を燃やしていく。
柳の放った矢が機械兵を貫く。リックとナゴの連携プレーが次々とダークマターを倒していった。

「…なんで僕達まで戦わなければならないのサ!!」
「仕方ないだろ。メタナイトからの条件で『全面的にこちらに協力してくれるのなら滞在を許す』という話なんだから…。」
いつのまにか参戦しているグリルとゴルドー(マルク)。しかしさすがは元闇の同盟の幹部クラス。
愚痴をこぼしながらもいとも容易く敵を撃破していく。
ブロックで次々と敵を潰していくグリル、マルクにいたっては体当たりするだけでダークマターを無に還している。

「…へっ。もう終わりか?」
付近のダークマターの数はだいぶ減っていた。

フッ…。

突然辺りが陰る。
「?」

カービィ達が不思議に思い上を見上げるとそこには、数え切れないほどの数の戦艦が上空を飛んでいた。
…そしてそれはこちらにむけて一斉に砲撃を開始した。

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

レーザーの雨にさらされることになった彼等はひたすら逃げるしかなかった。
「どどど…どうするのぉ!?」
「…陛下が増援を送ってくださるまで待つんだ!!今ネレイドが切り札を用意しているとのことだ!」
「来るかどうかわからないんもんに頼ってたってしょうがねえだろぅが!!!」
「勝ち目なしナゴ〜;」
(ええぃ…まさかと思ったとおりの展開か。元々勝てる見込みの少ない戦いだったが…くっ。)
メタナイトは自分の詰めの甘さに苛立ちを感じた。

「…弱音なんか吐いてるんじゃねえ!!!」
ディッセはそう怒鳴ると竜化して一気に空高く飛びあがった。そして1隻の戦艦におもいっきりタックルを浴びせる。
たちまちその船は炎上し、空中で爆発を起こした。
そうやってディッセは次々と落としていった。

「…私もいきます!」
柳はローブの中から数個の対空ミサイルを取り出す。どうみてもローブに入りきらない大きさだがそこにはふれないでおこう。
「…発射!!」
ミサイルは見事に後方の戦艦に撃墜する。
しかし、ディッセと柳がどれだけ墜としても敵艦の数は一向に減らない。こちらが消耗しているだけである。
さらに戦艦内から次々とダークマター達が降下してくるから尚更タチが悪い。

「…いけない!!」
一瞬、隙ができた柳めがけて主砲が飛んでくる。メタナイトは即座に彼女を抱えてその場を回避した。

「うわぁぁ!!!」
ディッセの翼に対空放火が当たる。バランスを失ったディッセは地面に墜落する。
「ディッセ君!」
「くっ…まだ戦える…。」
「無理はするな!態勢を整えるためにも戻る!!」
しかし、そんな彼等にアトランティス軍は追撃の手を休めない。
彼等を囲むように空爆をはじめる。

「しまった!!退路を断たれた!!」
「…これまでかよ。」


「…メタナイト様助けに参りましたぞ!!」

突然通信機から声が聞こえる。…ハルバードが応援にかけつけたのだ。
「艦長か!!」
「一旦こちらに来て下さい!!ここなら怪我人の応急処置もとれます!!」
「わかった!!」

「時間稼ぎなら俺がしてやるぜ!」
さらにもう一つ別の通信が入った。

次の瞬間、赤、青、黄の3色のレーザーが実にさまざまな軌道を描きながらアトランティス軍の艦隊を次々と落としていく。

「ネレイド参上!!貴様らにディバイン・クリスタルの力をみせてやる!!!」
空にはあのネレイド達が乗ってきた宇宙船の姿が見えた。そしてその先端で3つのクリスタルが蠢いていた。

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…そこは暗闇に包まれていた。右も左も。上も下も。
あるのは充満した闇の気だけ。そしてそこを一人の少年はさまよっていた。

「何も…見えないよ…。誰もいないよ…。」


少年は歩きつづけていた。そしてまた辿りつく。

「ここも…開かない……。」

少年の目の前には黒い扉があった。それは押しても引いても開かない。
少年はその扉によりかかり、大きなため息をついた。


「外の世界はどうなってるんだろう…。もう…戦いははじまったのかな…。」

少年は手にしているライフルを眺めていた。そしてしばらくして、それを戻すと今度は拳銃を手にした。

「イル……。アリエルさん………。」

少年は何かを思い出して寂しげな顔をした。

「………………ハインさん……あなたは何故………。」


そして扉から離れ、また歩き出す。

「ディッセ。僕はまだ帰れそうに無いよ。でも………必ず戻るから…。」

少年は闇の中に消えていった。彼の瞳に光は無かった。


そこは極寒の星だった。小高い丘の上にある研究所。その地下室に彼はいた。
「…やっと眠ったか。しぶといこった…。この調子だといつ起きてくるかわかったもんじゃねーな…。」
間違い無く彼は暗闇をさまよっていた少年だった。

だが、髪と瞳の色が違った。薄水色の髪はどす黒くなっており、赤い瞳は緑になっていた。
そもそも、声自体別人だった。
「1年半…だいぶこの体にも慣れてきたぜ。あとは…彼等の所在を見つけるだけか…。」
そういって少年は立ち上がった。

「…02め。今はこんなところにいるが…見てろよ。」


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