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Another story of Kirby 第二部 [21]



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投稿時間:02/08/04(Sun) 07:27
投稿者名:ひでぶ


メイン・共有の移動・継続発表です。

※過去ログを読む前に集計しました。ですから過去ログ読後に
修正する可能性があります。御了承ください。



・メインキャラ

初流乃(ウルティアリス発動まで)
ラーク(涙を取り戻すまで)
ネレイド(02&初流乃を倒すまで)
東(ぜぼしんパーティラストバトルまで)
季節風(ポップスターのことを知るまで)
まーびぃ(ハインの意図を探るまで)
グレン(ゼイ&02の野望の阻止完了まで)
くるみ(初流乃を倒すまで)
レクイエム(キャメラフリートの崩壊まで)
リグレット(時の番人の記憶を取り戻すまで)
マーテル(02が倒されるまで)
時の番人(初流乃を倒すまで)
エスト(記憶の完全復活まで)
ハイン(初流乃パーティのラストバトルまで)
スラリン(初流乃パーティのラストバトルまで)
λ(Ωを倒すか、自分が倒されるまで)
夢見る者(所属軍の崩壊orナイトメア戦闘不能or自分の存在抹消まで)
セツ(ぜぼしん及びな〜ビィ戦闘不能orぜぼしんの命令によるまで)
ぜぼしん(02軍崩壊まで)
な〜ビィ(同上。もしくはその一歩手前)
ソルビィ(意識を取り戻すまで)
ターツ(02軍の全滅まで)
竜轡(花乱を見つけるまで)
(計23人)

※期間を書かなかった作者さんの場合、具体的な目的を書いていれば
メインキャラとしました。ですが、その目的を達成した後はキャラ
廃棄か、共有化か、この二択を必ず選んでもらうことになります。

他の作者さんのキャラが関わる場合、その作者さんの許可が
下りていればメインキャラとさせていただきました。
僕の場合、初流乃と接点があるキャラクターだけにその許可を
出しています。御了承ください。

目的と大きく関係のあるキャラクターがその作者さんの都合で
廃棄された場合、その作者さんとの相談により目的が更新されます。

ちなみに、目的を達成する前にキャラクターを
廃棄することも可能です。



・保留

ピック(無許可のため、メインキャラが関係する目的は不可)
ディッセ(無許可のため、メインキャラが関係する目的は不可)
シルト(具体的な目的、期間の不提示)
柳(具体的な目的、期間の不提示)
ディーラ(未提出)
菊花(未提出)
カビラス(未提出)
(計7人)

※残念ながらこれらのキャラクターはメインキャラとして
認められておりません。〆切を8/10(2002年)まで延長します。必着です。
それ以降は完全に共有キャラとして扱わせてもらいます故、
悪しからず。



・共有キャラ

ブレックス ゼピュロス レイヴン バール カレス 海月 海星
ゼイ ヘブン ユシア リトルクラウンハート シャナン
ドプゲラドプス 花乱 夜深 Ω レモン&優越の薔薇

※召喚獣等の、他のキャラクターに関係することで不死の力を
手に入れているキャラクター、サブキャラクターは除かせて
もらいました。独立して動かされているキャラクターは共有です。



〜最良ストーリーの優越〜

メインキャラクターが目的達成時、本編中まだそのキャラクターが
やるべき目的を残しているのではないかと多数の作者さんが
判断した場合、目的が更新される可能性があります。つまり、
提示した期間以上にそこに存在できることもあるのです。
これは、そのキャラクターの生みの親の作者さんがそれを望んだ
上で実行されます。

それと、共有キャラクターは、多数の作者さんの意見の
一致により抹消(死亡もしくは離脱)される可能性があります。
その後の復帰も、多数の作者さんの意見に委託されます。


以上で、発表を終えます。
異議はひでぶに連絡くださいませ。恐らくMLのチャットから
連絡可能なはずです。


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投稿時間:02/08/04(Sun) 12:23
投稿者名:シルト・レヴァーニ


シルトの真の(?)目的
・初流乃を倒す?
(本当はリボンを助け、カービィ側に戻すため)
リボンを助けば目的終了
・ゼロの敵を討つ。
一応ゼロ側にいたから。初流乃を倒せば終了だと思う。

つまり初流乃を倒すってことです。


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投稿時間:02/08/04(Sun) 14:19
投稿者名:ひでぶ


リボンは現在、初流乃の付与キャラクター(召喚獣など、独立して
存在せず、他のキャラクターに存在を委託してるキャラクター)と
なっております。僕自身、リボンは手放す気は無いので。
野望の為に。(何)ですから、この場合、初流乃との接点となります。

そして、リボンとの接点を目的にからませたのは僕なので、
シルトのメインキャラ継続を認めます。頑張ってください。

※初流乃が倒された場合、もしくは多数の作者さんの意見の一致により
リボンが初流乃から解放された場合、シルトのメインキャラ優先権は
無効となり、シルトは他の方と同じように廃棄または共有化されます。
御了承くださいませ。


追記:アンフィッシャーも共有キャラクターですね。


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投稿時間:02/08/04(Sun) 21:07
投稿者名:柳


弾薬の補給をしながら、柳は考えていた。
自分が探している物のことを。
柳はシャロンの指示でここに来た。
シャロンには、僅かながら予知能力があった。
予知能力と言っても、予知夢を時々見る程度のものだ。
しかも、自分の意思とは関係無く。
ポップスターの守護神を助けることが、自分の探し物を見つけることとどう関わるのかは解らない。
しかし、他に手掛かりが無い以上、一番信頼出来る情報だった。
何れにせよ、この宇宙のどこかに存在することだけは確かだった。
柳の探している物― 

                  自分の右眼は。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キャラ目的(訂正版)
名前:柳(りゅう)
目的:自分の右眼を探し出す。
期間:自分の右眼を取り戻すまで。


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投稿時間:02/08/04(Sun) 23:07
投稿者名:くるみ


光の粒子が、残像を残しつつ、激しくぶつかり合う。
事態の収拾をつかもうと、くるみは、宙に手を差し伸べた。
「こっち…こっちおいで。そう。大丈夫。さぁ。」
片方の光が、くるみの手の中におりてきた。
そのまま、くるみは、抱きしめるようなしぐさをした。
『苦しんでるの?なら、私に分けて…大丈夫。一人じゃない。知ってるでしょう。ほら…』
フッと、あまい香りがした。
あまりにも、唐突で、そして、強い香りに、一瞬、くらんだような気がした。
「大丈夫かの?」
「えっ、あっ、大丈夫です。」
足が、ふらついたのだろうか。くるみは、自分をしかった。
「光と闇の精霊さん。アドさんの治療をやって。私は、エストさんたちの方をやるから。」
「大丈夫かの?さっき、その精霊とやらは、謀反を起こしたばかりじゃないか。」
「複数の精霊さんを使うとき、その力は、精霊さんに任せますから。
私が使うときは、力を借りるんです。
それに、もう、おさまってますから。」
「ふむ…精霊なんぞ、ほとんど知らんからのぅ。おまえさんに任せるわ。」
ヤブイは、患者の治療に回っていった。
くるみも、精霊を使って、治療をする。
手のひらに、精霊の力を感じながら、さっきの香りのことを考えていた。
あの香りは…精霊に、何が起こったのだろうか。手遅れにならないといいけれど…
グーイが入ってきた。
「グーイさん。ドリンクとかをエストさんたちにあげてくれない?
疲労は、大体消したから。」
「…全部消さないんですか?」
「さっき、精霊さん、ちょっと変だったから。あんまり無理はさせたくないし。
それに、回復は、自分でやらないと、退化しちゃうわ。他の手を借りないといけないなんて、生きていけないもの。」
ドアに、手をかける。
「ドリンク…あっちの倉庫だよね。」
「僕も行きます。」

冷たい廊下。歩く音が響く。
長い廊下の奥は、暗くて見えない。
すでに、ドリンクを、いくつか手に入れ、治療室の戻るところだった。
T字路に差し掛かる。
と、そこへ、一人の兵士が。
「グーイ殿!くるみ殿!ダークマターが!ガーディアンが!」
いきなり、だいだい色のボールが、彼を襲った。
駆け寄った二人が見たのは、無数のダークマター。
「何で?!海月さんや、海星さんは?!」
「とにかく、倒さないと…」
いきなり、くるみが、グーイに、ドリンクを押し付けた。
「エストさんたちを起こしてきて!私が食い止めとくから!」
「えっ…!・・・あっはいっっ!」
ドリンクをカチャカチャ言わせつつ、グーイは、大急ぎで走っていった。
くるみは、森の精霊を呼び出した。
「森の精霊よ。かの者たちの動きを封じたまえ。」
ダークマターの下から、木が生え、ダークマターを絡め取った。

そして、つぶした。

くるみは、愕然とした。
ダークマターの残骸は、霧となって消える。
しかし、それが、血のように思えてしょうがなかった。
木が、血を吸うように見えた。
考えすぎかもしれない。
しかし、そもそも、つぶすと言う行為が、ありえなかった。
木の精霊は、よく力を借りる精霊の中で、一番『命を奪う』と言う行為を嫌う精霊で、
ほとんど、補助系を受け持つのだ。

木が、次の獲物を狙っている。
ありえない光景の中で、
咳き込むほど、強い、あまい花の香りがした。

薔薇の香りの中で、くるみは、木が、狂うように踊るのを見ていた。

突破されるのは、時間の問題だろう。


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投稿時間:02/08/05(Mon) 14:59
投稿者名:星のカーヴィ


長いため、オプションと本編に分断。



現在の状況inオレンジオーシャン防衛戦
(私の小説の終了時点)

            North

 海        West   East

            South


――――■ 
    |   戦艦 戦艦 戦艦 戦艦(勝手に四隻w)
    ■―――――――――――――――――――――――――――――
          ダークアーマー+
             VS
        動けないヘヴィーロブスター    ガーディアン
            時の番人       ダークマタートルーパー
            ピック            VS
           リグレット          ピッチ
 陸          カレス            クー
            シルト           レイヴン
           (北部部隊)          バール
  (東部部隊)


                              ガ
            |   ディッセ          ス
ダ           |   マルク           ケ
|           |   グリル           ル
ク      ☆     |   カービィ          の
マ           |   メタナイト         艦
タ  アンフィッシャー |   柳             隊
|     将軍    | VS ネレイドWith        が
生     率いる    |   ディヴァイン・クリスタル  要
産     軍隊     |   (北西部部隊)       塞
キ          |   ディーラ←――――←■   と
ャ           |     ↓       ↑   外
ン           |   ハルバード     |   部
プ           |   へヴィーロブスター |   を
                          |   隔
                          |   離
北西部部隊はディーラと共に、港町の病院へ避難。   |   。
                          ↑   ↓
 陸                   ■←――←+←――要塞
                     ↓    ↑  (偽り)
■    要塞防護していたり、←――――←■    |
 ■    北部を防護していた           |
  ■    半次元生命体             ↑
   ■    海星             ■→→■
  VS ■    海月            ↑
陽動中  ■    アローヘッド艦隊到着不可 |
ハーマス  ■―――■その後要塞に撤退    |
ラリーネ      ■            |
陽動後        ■           ↑
 ↓          ■   (南部部隊)→■ 
 ■→―――――撤退   ■    ターツ       ■――――――
             |    カイン       |
             |    竜轡       |
 海           |   チュチュ      ■
             |     VS       ■
             |   少数派部隊    |
             |     ↓       |
             |    壊滅      ■
             |           ■
             |  港町の病院 ■―■
             ■        |
              ■―――■   ■
                   ■ ■
                    ■
☆……ケミナス9墜落地点


要塞内部と、医務室やガスケルの艦隊の動向は割愛♪(ぉ)


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投稿時間:02/08/05(Mon) 15:01
投稿者名:星のカーヴィ


多少マップがずれている箇所がありますが、
どうかお許しを……。


――――では本編です。


数々のレーザーが飛び交い、そして消滅する。
主な発生源がアトランティス軍であるのだが、
その殆どが跳ね返されたり交わされたりしている。
無理も無いであろう。光Sideは超精鋭部隊四十人。
だがこちらには数に自信があった。
何せ全ての兵士や戦闘機をも含めれば、軽く万単位を越す。
光Sideが滅ぶのも時間の問題だろう。
日が沈み、夜になろうとも闇Sideは一向に衰えを見せない。
それはやはり、膨大すぎるほどのストックだろう。
おまけに後方部では、
ダークマタートルーパー生産キャンプまであるほどだ。
しかし、それらもあのディヴァイン・クリスタルといわれる
謎の物体には無力だった。
精々足止めするしかないのか……。
ふと前線本部のアンフィッシャー将軍に緊急連絡が入る。
その声の主は02だった。
声だけなのに服装を襟の所まで丁寧に整え、
02と謁見するのに相応しい格好までになった。
「此方前線本部。先程からディヴァイン・クリスタルなる謎の物体により、
行方を阻まれております。その兵器には光学兵器が全く効かず、
実弾も交わされてしまいました。如何すればよいのでしょうか?」
「私が直々に参ります。」
そんな陛下が……。
「危険すぎます。陛下は後方でごゆっくりと……。」
「大将直々に現れてこそ、本当の戦いというものです。
この軍には向かう事の恐ろしさを、私が直に教えてさしあげましょう。」
その通信が途切れないうちに、彼の頭上を一隻のシャトルが、
十機のダークマターファイターの護衛とともに参上した。
シャトルが危険な前線の前方に着陸して、
彼の額にかなりの量の汗が現れた。
「皆の者!陛下を全力でお守りするのだっ!」
02に並ならぬ忠誠心をもつ彼は判断した。
だが、彼は02の口からこんな言葉が出るとは
夢にも思っていなかったであろう。
「無用です。」
風邪がざわめく音も、戦いの騒音に掻き消され
今では聞く事もままならないが、この一言だけは妙に頭に響いた。
恐らくテレパシーも使ったのであろう。
「皆の者、攻撃を止めなさい。」
各地で上がっていた罵声や、騒音も数分の間に静まった。
無論、その隙を付かれ死ぬダークマター兵も居たが、
02にとってその兵士は真砂の粒にも等しい者。
損害なんぞ全く無かった。
ふと半次元生命体の一人が、無謀にも02に向かって行く。
「愚か者め。」
その一言で、その者は塵と化した。
月光に煌きながら、夜空を舞い飛んでゆく……。
聞こえなかった風のざわめき、草木が擦れる音、
戦いに相応しいとは言えない美しい海岸……。
明らかに風景は静寂を現していた。
月の映る場所で飛魚のジャンプの音が聞こえるように……。
その沈黙を破るのは、ネレイドだった。
彼は絶対破壊されない自信をもつ、
ディヴァイン・クリスタルの矛先をここぞとばかりに02に向ける。
その行動にメタナイトが感づいたのか、
止めろと命令する。一人前の騎士として、
彼は敵が休戦を要求しているのだと見えたのだ。
「休戦を求めている相手に戦いを嗾けるのは、武士道に反する!」
「五月蝿い。ここで終われば全て済むんだ!」
だが、02をそれを見逃していない訳が無い。
自分に矛先を向ける三色の水晶を、己の左手を使って、
右から左へ撫でるように翳し、封印した。
力を失った水晶は、空中に留まる事も出来ずに地上へと墜落する。
その緑と青の水晶は人の居ない場所へ突き刺さったが、
赤は自分と同じ色を追い求めるかのように、
カービィとディッセを下敷きにした。
先端部分が体に突き刺されば、赤は赤に染まる。
そして、その水晶は見事に染まった。
仲間達が駆け寄る……。ネレイドを除いては……。
「退きなさい。」
だが、彼らにとって敵である02までもが水晶に近寄ってきた。
こいつが元凶……。だけど、その割に美人。
ってか惚れそう……。
皆が戦闘体制に入っているのに、リックだけはそんな妄想を抱いていた。
そんな輩が居るとは露知らず、02は目線を反らすだけで水晶を
傍らへ退かした。
リックがカービィを、ナゴがディッセを負んぶして医務室へ連れて行った。
意図が読めぬ……。しかし、そなたは誰だ?
あのクリスタルを糸も簡単に封印してしまった
魔力を持つだけはあるならば、02の側近であろうか?
メタナイトは剣を握り締めたまま、微動だにしない。
「貴様の名は?」
「私でしょうか?」
緊迫した雰囲気は光Sideだけではない。
闇Sideも同様に、緊迫していた。光Side以上に。
「その前に、その物騒な者を……。」
02が手又もを翳すと、メタナイトの剣は彼の手を離れ地に突き刺さる。
ふと柳が小型銃を構える。
「やめろ。和睦の使者かもしれん。」
柳は懐に獣をしまいこんだ。
「その通り、私は和睦の使者に値する者です。」
しかし、メタナイトは落ち着かない。
「疑っておられますね。」
「当然。白旗すら持っていない貴女に、
和睦の意思は少々欠如していると見えましてね。」
「白旗?大切なのは意思でしょう。
幾ら白旗を掲げても、和睦の意思が無ければ意味は皆無。
飾りに捕らわれず、実用性を重視した方が良いのではないでしょうか?。」
「なるほど。で、和睦の件……その前に名は何と言う?
私はメタナイトだ。」
02は又しても微笑を顔に表す。
「私、私で御座いますね。」
「そうだ。」
残りのメンバーが苛立ちを覚える中、
メタナイトは冷静に交渉に応じている。
これも一人前の騎士だから成せる業なのだろう。
「私は02と申します。」
その言葉の『02』と言う場所の所で、柳やメタナイトが戦闘体制に入った。
反応の鈍いグリルやマルクは、何が起こったのかわからずに
そのままふっ飛ばされた。そう、02が吹っ飛ばしたのだ。
メタナイトや柳と共に……。
頭上のハルバードが火を噴いた。しかし、
そんなもの02にとっては蚊に刺されるようなもの。
糸も簡単にその砲弾を偏向した。
「私といえど、戦闘体制に入っているものに
情けをかけるつもりはありません。
どうか、私の和睦交渉に応じてくれませんか?」
「いいだろう。だが、何故そのような身形なのだ?」
メタナイトはカービィの言っていた02と全く外見が違う事に、
少々疑惑の渦を抱いていたのだ。
「これは仮の姿。まだ、光ある世界で本来の姿を残すのは難しいのです。」
「……分かった。その前に要求を述べよ。」
メタナイトは少々びくつきながらも、和睦を受け入れようとした。
「私の要求は、
一、貴方たちの無条件降伏。
二、光と闇の管理人、時の番人等の絶対神関係の人物及び、
危険思想を持つカービィの受け渡し。
三、全ての武器の没収。
以上です。」
「悪いがその要求は飲み込めない。私たちは断固として戦う気だ。」
「そうですか。ならば死んで頂きます――――

全軍攻撃開始!

体勢不利であるメタナイトは、柳やグリルたちと共に一度撤退した。


「なんてこった……。」
リックの愕然とした声がメタナイトの耳に突き刺さる。
「如何したんだ。」
「分からない。だが、要塞に入れない事だけは事実だ。」
入れないだと?鍵をかけているわけじゃあるまいし。
メタナイトが疑惑の念を抱きながらも、要塞の扉を開けようとした。
だが……
「何!」
メタナイトの手は要塞の扉をすり抜けてしまった。
あまりの不可解な事態に、困惑する一同。
メタナイトは試しに体を入れてみたが、
要塞の中にあるのは風にそよがれる草原のみ。
「是って蜃気楼じゃないのかしら?」
ふと柳が述べる。しかし、その通りだった。
さっきまで存在していた要塞が、
形を残して消えてしまったのだ。
あるのは偽りの要塞。本当の要塞は何処へ……。
「せやけど、怪我人を何処へ持っていけば……。」
問題点は其処にあった。カービィは打撲や骨折で終わったものの、
ディッセは腕を水晶に激しく抉られており、
このままでは出血多量で死ぬ可能性もあるのである。
それを解決したのは、西部に駆けつけたディーラであった。
「ここが敵の前線だな。」
「ディーラ君。何故ここに?」
メタナイトが問い掛けるも、ディーラは答えようとしない。
それを悟ったのか、メタナイトも応答の無理強いはやめた。
「怪我人か?医務室で手当てすればいいのに。」
「医務室に行けぬのだ。」
「まさか。冗談だろ。」
そんなディーラを尻目に、柳が手を掴み要塞へとぶつけようとする。
まぁ、ぶつけようとするよりは事実を知ってもらいたかっただけなのだが。
ディーラは抵抗したものの、
これ以外手っ取り早い方法はないと柳が見たせいか、
ディーラは要塞をすり抜けた。
「知って頂けたでしょうか?」
「ああ。しかし、医務室に行けないのなら、
南部にある港町の病院に行きな。」
「遠すぎる。」
ナゴが述べるものの、事態は混迷している。
一刻も早く手当てを受けねば……。
メタナイトは走り出した。
背中には、付いて来いといわんばかりの想いがたくされている……。
夜の草原を、敵の攻撃を避けながら進むのはそう容易ではなかった。
ハルバードがいなければ、彼らも全滅していただろう。



ハルバード内部――――
なにやら艦長である鷲が、牛丼を食べながらのんびりとしている。
敵は並ならぬ大群。牛丼でいうと、特盛ぐらいだろう。
相変わらずの能天気さ……。是が前回のプププランド侵攻に
大きな支障をきたす原因になったのは、言うまでも無い。
しかし、そんなのんびりさをぶち壊す通信が、メタナイトから入った。
メタナイトに代わって、敵の前線部隊の侵攻を阻止しろと言う命令だった。
今回の任務を、『補給』だけとだと思っていた彼は、
危うく牛丼を落としそうになった。
とはいいつつも、彼も軍師の一人。
戦わなければどっちみち、先は無いのである。
彼はこう、部下に命令した。
「とりあえず、敵に向かって攻撃ね。」
何とも勇ましくない弱々しい台詞である。
しかしまぁ、戦力に関しては不足無しのハルバードは、
確実に敵を倒していった。
あの戦闘機が現れるまでは……。
丸い形をした、奇妙な戦闘機がハルバードの右翼を爆破させる。
それに乗員しているのは、ゼイ、そしてユシア。
ハルバードは大多数の陸軍には強いものの、
小型の空軍には滅法弱い。
前回にダイナブレイドがなかなか撃墜されなかったのも、このせいだ。
ゼイの戦闘機『ケミナス9』は持ち味の機動性と、
高度なスタビライザーシステムによる、抜群の命中率で
ハルバードを確実に破壊してゆく。
だが、是は改良型ハルバード。
痒いところにも手が届くように、一応対空砲塔を増やしたのだ。
二連手法の近くにある、対空ミサイルが彼らをロックした。
そのミサイルの速度は速く、ケミナス9のエンジンに命中した。
ゼイのフライトテクニックを持ってしても、
精々前線本部に不時着するしかなかった。
ふとアンフィッシャーが戦闘機の音を確認しているうちに、
ケミナス9は地上へと墜落した。


――――港町ベイハワード
南部部隊は港町と言う特性を利用し、
ターツは建物の陰に隠れたり、
カインは水路で待ち伏せしたり、
チュチュは建物に張り付いたり、
竜轡は羽を使い建物から建物へ飛び移ったりしていた。
なんにせよ、単純なダークマター兵には効果覿面と言ったところ。
光の師として戻ってきたターツが、かなりの戦力になったようである。
ターツが現れて三十分ぐらいたった後、
港町に居る敵部隊は壊滅した。辺りはもう、夜である。
一旦全員が集合した。
「それにしても、あんた本当にたろちすと?」
たろちすと、いやターツの外見は前にも増して渋みが増している。
是は神界で過ごした際の、時間の早さのずれだとターツが言う。
結構大人になったターツは、外見で既に二十歳を越えている。
「一服するか。」
そう言うとじろじろ観察するカイン達を尻目に、
ターツはポケットから煙草とライターを取り出し、
おもむろに喫煙し始めた。
「ちょっとまって煙草?あんたそんなに年いったの?」
「一々うるせぇなぁ……。」
ふとターツが、後ろから来る明かりに目を向ける。
「あれはディーラじゃないのか?」
「あらホント。って、ディーラあんたどこ行ってたのよ。」
チュチュが愚痴を喋り続ける中、メタナイトが冷静な口調で
今までのわけを話し始めた。
02が現れ和睦交渉したこと。
その交渉が決裂し、自分たちにも被害が出たこと。
そして、要塞が無くなっていること。
「ことは重大だ。とにかく病院に運んでくれ。」
メタナイト達は大急ぎで、ベイハワード総合病院に向かっていった。
だが、其処に医師がいるとは……限らない……。


単身行動しているネレイド。彼は海星たちと連絡し合い、
合流する予定となっていた。
何故だ。何故ディヴァイン・クリスタルが……。
ディヴァイン・クリスタルに絶対的な自信をもつ彼にとって、
あれが封印されたのはかなりのショックだった。
ふと頭に電波が届く。
だが、是は海月達のでも半次元生命体のものでもなかった。
生成されるものは全て破壊される……。
電波は、それだけで終わった。
だが、これから読み取れる情報にネレイドの頭はついて行けなかった。
謎の電波……。彼は膝を落とし、我武者羅に叫んだ。
「畜生!」と……。



――――要塞内部
「どう言う事だ!出られないだと?」
「いえ、性格には扉を開けても外の景色は見えるのに、
其処から出られないのです。」
デデデと、アックスナイトが口論している。
と、そこへトライデントナイトが現れた。
随分とバテ気味の彼に、デデデが問い掛ける。
彼はこう述べた。医務室に突然、侵入者が現れたと。
「何!海月だか海月だか知らんが、そいつらが護ってるんじゃないのか?」
「いえ、敵は地下から侵入した模様。」
くそ、陸上と空は万全だと思っていたのに……。
だが、メカデデデMK-2はどうする?
このまま持っていくと、要塞が崩れ落ちかねん。
だが、外にも出せない……。こうなれば……。
「メカデデデ・ファイター。メタモルフォーゼ!」
デデデがカッコ良く、といっても、
他人から見ればふざけているようにしか見えないが、
リモコンのボタンを押した。
すると、デデデの頭の部分だけが取れ、
戦闘機になったではないか。
そして、デデデ達は乗員した。
だが……
要塞の通路はギリギリ通れるほどの広さしかなく、
あちこちにぶつけてばかりで辿り付けるのかさえ微妙であった。


――――医務室
突然の招かれざる客の訪問により、ヤブイは混乱していた。
なにせ、ここは医務室。割れたら危険な薬品がわんさかあるし、
怪我人も十分に治療が出来ない。
くるみとグーイ、少々元気が無いエストと協力し、
一旦医務室を離れる事に決めた。
その頃地下では……
奴らは、途轍もなく広く限りなく狭い密室に閉じ込められている。
ここで、あのアドヴァンストエボラウィルスの
入ったカプセルを破壊すれば、奴らはどんどん死に絶えてゆくだろう。
なにせ、研究所主任と共に極秘開発した、致死率九十八%のウィルスだ。
この脅威から逃げる術は無い。
「艦長。封鎖完了しました。」
「御苦労であった。少しでも漏れていれば、
此方が先に死に絶えてしまうよ。分かっているかね。」
その『分かっているかね』に含まれる、
毒々しさが部下を震え上がらせていた。
まさにバイオハザード。ガーディアンに監視カメラでも、
付けるべきだったかの。
そう思うまま、地下侵攻戦艦はゆっくりと後退し始めた。
ガスケル艦長の命と共に……。


――――コレカラスター
一人の老人が、水面を覗き込む。
のどかな雰囲気に、老人らしいだらけた衣装も似合っていた。
「シルバーなんちゃら戦闘機に乗って、
何とかポップスターを脱出したがな、
燃料が足りないのを忘れとったわい。」
そう、彼は戦いに赴くと言っておきながら、
密かに星を脱出し、コレカラスターに不時着していたのだ。
「さて、あの方角に移民キャンプがあるらしいのぉ。
まぁ、何もせんよりマシじゃな。」
能天気な脳味噌の中にも、あくどい企みが渦を巻いて待っている……。


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