×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

Another story of Kirby 第二部 [29]



-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/27(Tue) 09:13
投稿者名:堕天使


静かに時が過ぎるのを待っていた。
ふと、ゼイがセツの心拍を図ろうと試みる。
「生きてはいるが……。死ぬのもじか……
ゼピュロスに肩を叩かれて、彼は其処で言うのを止めた。
「生き返せれる事も無いです。」
ユシアが、蹲ったままそう述べる。

ほら。まだ『生きてはいる』と。でも、時間の問題。

+++++++++++++++++++++++++希望という名の空の歌++++++++

「来るな!来るな来るなァ・・・」

黒。漆黒。暗黒。混沌。
その中で、セツはおぞましき、目に見えぬ者に叫んだ。

「来るな・・・寄るな・・・触れるなァ!!・・・・来ないでくれェ・・・」
最後あたりの声は、もはや掠れて。夜の暗闇に怯える『子供』のようにも、見えた。
「・・・あ・・・・ああ・・・・・ぁ・・・っ」
セツは、呻きにもにた声を上げた。

かつて、生命は誰しも『子供』という時期がある。
ただし。それは皆が忘れただけで。







「良いですか?歌とはかつて、空間に響きわたる『音』の魔法ともいわれていました。
 まだ生きているのなら最下層意識に届くはず。それの手助けをするのは・・・・あなた方の『想い』です。」

朝焼けの中、ユシアはぜぼしんとゼピュロスに語る。ゼイは後ろからその様子を見ている。
砂地に横たわるセツは、端から見ればもう殆ど息をしていないように見える。
だが、まだそこには1つの生命が在る。
それは、誰にも否定できないことであり、否定する権利もない。

「では・・・よいですか?始めますよ・・・」

ユシアのその消え入りそうな声を合図に、ぜぼしんとゼピュロスが自分らの武器を手に取る。
そして、2人で挟み込むような形で、己等の武器を地に突き立てる。
しばらくしてから、ぜぼしんが言葉を発する。

「『ただ願いは1つ。影在る者の魂を再び祝福せよ。』」

その詞に続き、ゼピュロスが詞を繋ぐ。

「『願いはやがて音となりて、空へ飛べ。海へ沈め。地に潜れ。』」
「『いつぞやか語り継がれた詩よ、我が想いを、<<心>>を届けよ』」
「『深き心に、届けよ』」


しばしの沈黙。
そしてゆっくりとユシアが『謳う』。












  忘れかけていた想い出の箱の
  鍵解いて開いてみれば
  辛さや悲しみと共に
  君の笑顔に触れた・・・








その歌を聞いたゼイは少しだけ反応し。
「・・・生命の素晴らしさを謳った歌・・・・・だったか?」
そしてまたユシアらを見る。







  昨日までの想いは
  風に流され
  生きていくことは
  何よりも辛くて








「・・・・拙者は・・・」
「ん?どうした?」
ぽつりと呟いたぜぼしんの独り言に気付いたゼピュロスが彼に尋ねた。
「・・・拙者は・・・何度も『失いかけ』た・・・。不死身が何になろう?大切なものさえ守れぬとは。」
そして虚ろとした目で、セツを見た。
「・・・何が本当の力なのか、よくわからん。今なら・・・・あやつの言葉も理解できる。」








  大地踏みしめ
  空を仰いで













あやつ・・・・・初流乃。
彼は空の番人という力を持ちながらも、獣人にだけ出来るスナッチを会得。沢山の者たちの力を奪ってきた。
初流乃は、力を追い求めた。何者にも負けぬ力を。








  私に微笑んだ
  力強く 優しく






「・・・甘いな。だから青いというんだ」
「・・・・・・・は?」
ゼピュロスの突然の言葉に頭にクエスチョンマークを浮かべるぜぼしん。
「力が欲しいなら、今を信じろ。願え。想え。そうすれば、かならず届くだろう・・・。」
彼の・・・ゼピュロスの言葉にあっけらかんとするぜぼしん。だが、ぜぼしんの心には彼への感謝の気持ちと・・・。

「(・・・すごい似合わないぞ・・・ゼピュロス・・・)」
ツッコミの気持ちがあったとか。
事実は彼の背中のチャック並に不明であろう。


































「・・・・・っ・・・・・・・・ぁ・・・」

セツは深い暗闇で『怯え』ていた。
自分はダークマター。それなのに何故。

「・・・震えているんだ?」

セツはいつしか座り込んでいた。子供のように。

「・・・何故、ダークマターが怯えているんだ?」

彼は、自問自答をするが如くつぶやき、己の―されど、己のものではない――――手のひらを凝視する。

「・・・俺・・・・と・・・【コレ】が・・・・震えて・・・?」
そして、セツは膝を抱える。



周りからは、何かで締め付けられるカンジがした。同時に【花】の甘い香り。

どんどん自分が、何にもない、からっぽな場所へ行きそうな気がして。
その時、ちょっとした考えが浮かんだ。




「このニンゲンに、大切なものはあったのだろうか?」




そして、自嘲してから、目を伏せた。
花の香りが、一層強くなった―――――ような気がした。


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/27(Tue) 14:17
投稿者名:ぽ〜すけ


「ここがルックグリーン…?緑豊かで活気のある町じゃねェのかよ…?」
気性が荒い植物。
何のためかはわからないがλはここ、ルックグリーンにいた。
減らず口をたたいている彼だが、すでにレモンにつかまっていたのだ(ぉ
「どう?茨に締め付けられる感想は♪」
λは質問には答えずに質問を出した。
「なんのようだ?」
「血をもらう♪」
「血液型でも調べるのか?それなら別にいいが返してくれよ。Ωの野郎が…」
λの言葉は途切れた。
後ろからいろいろな者が出てきたからだ。
「また捕まえたの?」
獣人が言う。
「うん♪」
λはただ単に黄色い髪の子はこの島に住み着いているものだと思っていた。
後ろから出てきたものも同じだと思った。
姿が見えるまでは。
「…マジかよ…?」

目の前にいるのは恐らくな〜ビィ。
菊花が「獣人だから見ればすぐわかる。」といっていたのを未だに覚えている。
しかし、その菊花も目の前にいる。
あとはくるみと見知らぬ者だけだ。
いずれも目の色が変だった。
男と思われるものとな〜ビィはどうかわからないがくるみと菊花は明らかにおかしい。
そして黄色の髪の子は死んだときかされていたレモン。
髪が黄色で優越の薔薇はこの島にあったものだから多分間違いはない。

その瞬間、λに茨が食い込んだ。
λは何度も気候を使い、茨を吹き飛ばす。
「この…!」





「とりあえず燃料を探さねば…。」
Ωは自分の乗ってきた戦闘機に手を乗せながら呟く。
先ほどの小箱をポケットに入れ、Ωはあたりを見回した。
と、そこに何かが放置されているのが見えた。
ずいぶん遠くにあるが、当てもないのだから、近づこうと歩き出す。


「ほぅ……。」
魔神と書かれたその小型飛行機は戦闘機にも見えた。
いや、戦闘機だったのだろう。
相当衝撃に強そうな装甲だ。
Ωは中を探ってみる。

中は赤黒かった。
骸骨で埋め尽くされていたので彼らの鮮血がこびりついたのだと予想できる。
少々錆びついていたが、燃料も残っており、動かせる状態だった。
しかし、残念なことに、探している燃料と素材が違う。
「いたしかたあるまい…。」
骨ばかりの小型機の中は地獄を思わせる風景だったが、Ωはこれに乗ってこの星を出ることにした。

Ωは人骨を全て外に出し、どっこらせと地面に腰をおろした。
ふと、魔神という文字が目に付いた。
「ましん」と読むのか「まこう」と読むのか知らないがなんとなく背筋がゾクッとする。
錆びれた群青の装甲に、深緑でかかれた字、『魔神』。
Ωは気にしてもどうしようもない、と言わんばかりに戦闘機に入る。

すると、突然雷雨が現れ、いきなりの豪雨とともに雷が鳴り出した。
いくら頑丈な装甲とはいえ雷にあたれば燃料に引火して、爆破するかもしれない。
Ωは雨が止むのを待つことにした。


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/27(Tue) 23:01
投稿者名:ディッセ


初流乃達と番人の宇宙船がすれ違ったその時
<・・・カービィ・・・>
「リボン?・・・・」
カービィは、リボンの声を聞いた。


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/28(Wed) 00:29
投稿者名:ゲームの番人中西@時の刺客


一瞬だけ、時が止まったかのように感じた。
宇宙船のモニターに一瞬だけ表示された、見覚えのある人間達―――
いや、正確には人間では無い者も混じっているが―――に、時の番人がよく知る人物がいた。
「…初流乃!!!」
番人は思わずモニターを宇宙船のバッグに移した…が、
彼らの姿は最早肉眼では確認できない位置に移動していた。

コン、コン、コン…

「何だ?誰か外にいるのか…?」
通常、宇宙空間では生物が存在出来るはずが無い。
だが、それは魔法と言う特殊な力によって可能になる。
だから、宇宙空間で宇宙服などを着なくても生物は存在出来る事は魔法に長けている者ならわかる事だった。
モニターを宇宙空間に通じる扉の前に回した直後、
チュチュが「あっ!」と声を上げた。
無理も無い。
知っている人物なのだから。
「あれって、カビラスだ。」
のんびりな口調でカインが呟く。
番人は扉の開閉スイッチを押した。
カビラスは扉を開け、宇宙船内に入った途端、
皆から「どうしてここに?」とか、「元気だったか〜?」とか言う言葉をかけられていた。
「…それにしても、この大彗星を呼んだのはあんたか…?」
「違う。…初流乃達だよ。」
ターツの問いにカビラスが答えた途端、全員は驚きを隠せなかった。「何で僕達を助けるような事をしたんだろう…?」
カービィの頭の中はクエスチョンマークだらけになっていた。
「…何にせよ、ラッキーだったんじゃないの?
もうすぐでやられちゃいそうだったし♪」
ピックは笑いながら言った。


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/29(Thu) 16:01
投稿者名:シルフィード


 「リボン!どうしたのぉ!?どこにいるのぉ!?」
 <カービィ…カービィ…カービィ…カービィ…>
 彼女の声は、次第に遠ざかっていく……。


 そして、何も聞こえなくなった。


 「リボオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!」
 
            *

 「はは…まあ…ね」
 カビラスは苦笑いしながら言った。
 「大丈夫か?宇宙空間で魔法を使ったりして…」
 などと話していると…カービィが戻ってきた。……どこか、哀しげな顔だ。
 「何してたの?カービィってば」
 「そんな暗い顔をして…。どうしたの?」」
 アドとピックの言葉に、カービィは重い口を開いた。
 「………仏壇にお膳を供えてたんだ。今日、レモンの命日だから……」
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 重い沈黙が、空間を支配した。
 2年前の今日、レモンは殺された。カービィの手によって―――。
 「レモンは―――僕が殺しちゃったんだ…。
 だから僕は―――少しでもその罪を償いたくて………。償っても償っても、償いきれないけど………」
 そういうカービィの目には、涙が浮かんでいた。
 「カービィ・・・」
 「それは君のせいじゃないよ。あれは夢見る者が―――」
 「違う!
 僕が、僕がもっと気をつけて・・・ひっく、いれば、
 あいつに心を塗り替え・・・ひっく、られたりしなければ、レモンは・・・
 ひっく、死なずに済んだ!みんなも傷つかずに・・・ひっく、済んだ!
 
 それを・・・ひっく、それをそれをそれを―――――!!」
 こらえきれなかったものが、爆発した。

 
 レモンを殺したことが、彼にとっていかに重荷か、全員が分かっているつもりだった。
 しかし、カービィの苦しみは自分達が思っているより遥かに大きかった。
 分かっているようで分からない、他人の本当の気持ち。
 心に出来た「壁」が、心の「中」を、覆っていた。


 レモンを殺し、仲間を傷つけたことによって、カービィが背負った十字架。
 それは、彼が犯した罪より、遥かに重いものだった―――――
 遥かに―――――――

 
 「それだけじゃない…。…ひっく、僕はこっちにくるとき…ひっく、、リボンの声を聞いた…」
 「リボンの!?」
 「うん……ひっく、消えてしまいそうな声だった―――」


-------------------------------------------------------------------------------

投稿時間:02/08/29(Thu) 19:47
投稿者名:シルト・レヴァーニ


『番人・・・番人さん!』

時の番人の隣にあった通信機から声が聞こえてきた。
「誰だ?」
『シルトだよ!ちょっとお願いがあるんだ。』
「お願い?」
『ワムバムロックを知ってる?』
「・・・ケビオスにいるという魔人のことか?」
『実はそいつは正規の守護神なんだ!んで、お願いっていうのは・・・』
「その魔人を助けろ、ということか?」
『正解!あいつがやられると僕が強制的に正規の守護神にされちゃうからね!』
「その点については問題ないだろう。02軍は気付かないと思うが?」
『そうか・・・じゃ、きるよ。』
プツッ


「誰と話してんだい?」
「あ、マルク・・・番人とだよ。」
「ふーん・・・」


「ん?ワドルディって新聞取ってたダスか?」
「うん。情報収集は大事だから・・・ん?・・・え?!」
「どうしたダスか?どれどれ?・・・え?!」

ー巨大植物が村や町を襲う!ー

ー被害件数は過去最高の・・・ー

「これって・・・」
「やばいダス・・・」
「ど、どうしよう!」
「い、一応メタナイト様に報告するダス!」


-------------------------------------------------------------------------------



前へ リストへ 次へ