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Another story of Kirby 第二部 [34]



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投稿時間:02/09/11(Wed) 17:33
投稿者名:ソルビィ


現在の状況。

ポップスターチーム
・メタナイト本隊 
(メタナイト・ナゴ・クー・ピッチ・デデデ・グーイ・水兵ワドルディ・シルト・季節風・エスト)          
→グレープガーデンに滞在。ゆっくりと勢力整えたりしてるみたいです。
・ディーラの偵察隊
(ディーラ・竜轡・柳・マルク・グリル・メイスナイト)
→リップルフィールドにて薔薇くるみと遭遇、気絶した彗美を回収。

宇宙チーム
・ノヴァ内
(カービィ・リック・カイン・チュチュ・アドレーヌ・64ワドルディ・時の番人・ディッセ・リグレット・ピック)
→ケビオスまであと5時間。レモン死亡から2年。
・ノヴァ内・秘密の部屋〜廊下
(ターツ・カビラス・グレン)
→スターシップ置き場にて伝○のスタ○ィー(ぉ)と遭遇。追いかけっこ。
 ターツとスタ○ィー(ぉ)の間には何か関係ある模様。

その他のキャラ。

やまもち    →海星と出会う。    (バブリークラウズ)
まーびぃ    →ソルビィと会話中。  (ブルブルスター)
Ω       →「魔神」の中で雨宿り。 (コレカラスター)
ナイトメア連合 →彗美を置き去り、帰還。(リップルフィールド〜宇宙?)
02軍     →02帰還。      (???〜ファイナルスター?)
ぜぼしん隊   →セツ、治療中。※   (ポップスター駐屯軍キャンプ)
Pスター駐屯軍 →待機中    ※2  (ポップスター駐屯軍キャンプ)
薔薇      →マーテル、λを捕獲。 (ルックグリーン)

※  時間軸がずれはじめています。メタナイト側等に接触させる時、時間軸を治さないと矛盾が出る可能性があります。
   所属キャラはぜぼしん・セツ・ユシア・ゼピュロス・ゼイ。
※2 ここに所属しているのはアンフィッシャーのみ。ヘブンは帰還・駐屯のどちらかかは不明確。


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投稿時間:02/09/13(Fri) 16:00
投稿者名:yuletear


ノヴァ内部、廊下にて…
例の「伝説」とグレンは出会った。
「こ…こいつは一体なんなんだろう…。」
小休止でもとっていたのか、廊下の隅で停止したそれを見、グレンが呟く。
「伝説」はグレンに気づいたようだったが、
またとんでもないスピードで逃亡した。
「ま…待てっ!」
つい追ってしまうグレン。
彼の手にはしっかりとバスタードソードが握られている。
やがて廊下は途切れた。
「………。」
「伝説」はそこでグレンが追いつくのを待つ。
「そこは……行き止まり……」
グレンが息をきらせながら「伝説」に追いついた。
一度、深呼吸し「伝説」を手にとろうと、グレンが近づく。

そして今………「伝説」はグレンの手に…………。

<どげしっっっっっ!!!>
なる筈、無かった。
大人しくなったと思われた「伝説」は、至近距離から強烈な回転攻撃を放ったのだった。
「す……スピンアタック………回りすぎるとそっちまで………」
意味不明なことを口走りながらグレンは昏倒した。
「伝説」は華麗に着地した後、暫く目をなるとのようにまわしていたが、
また何事も無かったかのように走り去った。
その後…「伝説」の姿を見たものは誰もいない…………らしい(ぇ)


(誰かいる………?)
「伝説」と出会った場所の探索をターツに任せ、
「ノヴァ・まにゅある」を片手に艦内を回っていたカビラスは、ブリッヂに人影を見つけた。
紹介された通りの名を呼んでみる。
「リグレットさん?」
星の大河を見つめていた少女が振り返り、首をかしげる。
その両腕には血の滲んだ包帯が巻かれたままだ。
「何をしてるんですか?てっきり番人さんの所にいるのかと……」
「私が番人さんの傍にいないと不自然ですか?」
「いや……そんなことは全然…」
自分の言ったことを恥じたのか、少々赤くなりながら俯くカビラス。
リグレットは小さく笑った。

「星を見ていたんです。この星達の…一体幾つに人が住み、文明を築き、滅んで…消えていったのでしょうね。」
「え………?」
星々は確かに綺麗だ。
しかし、何故彼女はその美しさではなく、その星の栄枯を思うのだろう。
「自滅、疫病の蔓延、他星からの侵略、外敵との生存競争……何か絶対的な力による滅び………。」
そこまで言うと、彼女は微笑んだ。
一瞬、カビラスは悪寒を感じた。
その笑みは、何か…彼女では無い、別の人物を彷彿させる。
(それは誰か?わからない。でも…。)

「カビラスさん。」
「は…はいっ?あ…いや…、はい。」
裏返った声を訂正しつつ、カビラスは返事をする。
「神は……絶対なる存在だと思いますか?」
「そんな事無いと思います。」
カビラスは即答した。しっかりと、まっすぐな思いを込めて。
「…そのまっすぐな心…大切にして下さい。」
リグレットは笑いかけ、軽く会釈をしてその場を立ち去った。
カビラスは彼女が立っていた位置で銀河を見つめる。
(止めなきゃ、必ず。きっと出来る、この美しい星達を二の舞にはさせない。)
その胸には砂塵舞う故郷の風景があった…。


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投稿時間:02/09/13(Fri) 19:55
投稿者名:山餅


―グレープガーデン。
「お兄ちゃん、何してるのかなー。」
グレープガーデン入り口に声が響く。
・・・水兵ワドルディ。
「むーむー・・・暇だなぁ・・・。」
めちゃくそつまらなそうな声を出す。
しばらくは、ここらへんでぶらぶらしていそうな雰囲気。
そして、ぼーっと座る。目をつむる。
・・・いまにも眠りそうな雰囲気―

眠った。



―バブリークラウズ。
「えーっと・・・海星君、どうしたの?」
「・・・。」
海星はその質問には答えなかった。
そして、彼女の頬を、一滴の涙が、つぅっとしたたり落ちた。
・・・返事にこまったやまもちは、とりあえず、
「まず・・・泣かないで。」
テキトーに言ってしまったが、海星はすこし微笑んだ。
やまもちはほっとして、また、質問をした。
「君、1人?」
やまもちの言った、男性が女性をナンパするような言葉に、
海星は笑いを覚えながら、無表情で返す。素晴らしきポーカーフェイス。
「うん・・・そうかもね。」
その答えに少々不安を覚えながらも、やまもちは続けた。
「君ってさ、ここらへんの人?」
「ここらへんは、一応知ってるよ。」
やまもちは、さきほど以上にほっとした。
「ここの名前って、何?」
「え・・・っ?」
見当違いのことを聞いてきたやまもちに、さすがの海星も、
えっ?、のような表情をした。
「パブリークラウズ・・・。」
「ふぇー・・・。君、ひま?」
海星は、真面目に吹き出しそうになった。
別の意味でやまもちは聞いているのだろうが、
やっぱり14歳の少年が言うとものすごくおかしいから。
「別に、やることはないけど・・・。」
「だったら、ここらへん案内してくれないかなぁ・・・。俺、さっぱり分からなくて・・・さ。」




箒と結界の空中散歩は続く。


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投稿時間:02/09/14(Sat) 17:18
投稿者名:シルト・レヴァーニ


ギャラティック・ノヴァ核
「うわ・・・もう治ってるんだ・・・」
「自己修復機能があるらしいな。」
そこには、カービィと時の番人がいた。
「んー・・・あれ?」
「どうした?カービィ?」
「・・・なんでもないよ・・・」

気のせいだろうか・・・
核の横にハート型の天使がいたような・・・


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投稿時間:02/09/14(Sat) 18:45
投稿者名:くるみ


時間軸は戻る。
リトル・クラウンのいたずらによって混乱を極めた船内も、今は落ち着きを取り戻していた。
不可思議な現象(ほとんどの人の視線)の起こった場所では、
レクイエムと、なぜかコードにつながれて…否、がんじがらめで動けないナイトメアがいた。
「レクイエム…」
「ん?なんですか?ナイトメア様。」
「いいかげんこのコードの山から離してくれんか?かれこれ1時間は経っている気がするのだが…」
「もう少しお待ちください。今度は近距離での場合を想定してますので。」
指令席は、レクイエムにより分解&いろんなコードにつながれ、面影はほとんどなかった。
「レクイエム…」
「何か?」
「パソコンなら他のものを使えばよいのではないか?わざわざ私にコードをつながなくとも。」
うんざりとした顔のナイトメア。レクイエムは、ちっちっちと指を振った。
「ナイトメア様に搭載してあるものが、この場所で一番高性能なのですよ。」
「……なぜ搭載…というかいつの間に…」
ナイトメアの素朴な質問は、レクイエムの耳を脳を無視して通り抜けただけのようだ。
目をキラリーンと光らせつつ、怪奇(?)現象を科学で解明しようと躍起になっていた。

ついに、ナイトメアが切れた。
「おいっ!!なんでパソコンが搭載されてるんだ!?
つか、今まで知らなかったし、自分で使えなくては意味がないではないか!?
私はパソコンをつけてくれ等言っていないし、そもそも機能自体知らないところもあるんだぞ!?
お前の改造とやらには飽き飽きしているところなんだ!!人権とやらを知らんのか貴様は!?」
熱くなって語るナイトメア。ヒートアップが心配だ。
しかし、怒鳴ったかいあってか、ほとんど機械に向けられていた顔がこっちを向いた。
しかし、キラリーンと言う効果音つき。ナイトメアは少し後悔した。
「ナイトメア様。例えばデジカメなどは、パソコンにつなぐいわばパソコンの付属品。
ナイトメア様は一味違うカメラです。パソコンが付属品など、当たり前ではないですか!
そもそも、貴方はほとんど未知数。どうせなら、カメラ界の新しい道を築こうではないですか!!
少し立てば、貴方の後を追いパソコンはおろか、嘘発見器や、金属探知機その他もろもろがカメラにつくでしょう!!!
酸素は燃えないというくらい当たり前になってきます!!!!
貴方は、カメラ界のスーパースターなのです!!!!!
カメラの可能性を切り開こうではないですか!!!!!!」
「お…おいっ。ちょっと待て。
お前の話を聞いていると…私に嘘発見器がついているのか!?つかおいっ!金属探知機って!?」
「ナイトメア様の意見。しっかと聴きました。少し反省しますよ。
そうですよね。ちゃんとナイトメア様も使えなくてはね…機能も知ってもらわなければ…」
レクイエムは、指令席のカバーを元に戻し、ナイトメアにコードを取った。
「少々付き合ってもらいますよナイトメア様♪」
「お、おい。ちょっと待て…;」
「このままでは、貴方の全機能は使えません。もう少しボディを直して…♪」
レクイエムは完全に逝っている。ナイトメアは泣きたくなった。
しかし所詮はカメラ。レンズに涙腺がついているはずはない。
「ガミラス様。ポップスターに興味深いことが起こってます。」
モニター係の機械兵が言った。レクイエムはため息をつく。
「何度言ったら私はガミラスではないとわかるんですか?
これ以上言うのであれば、解体室に入れてしまいますよ。」
「ハッ。わかりました。ガミ…レクイエム様。それより、これをご覧になってください。」
ナイトメアをいすの上におき、レクイエムは、機械兵の元へ向かった。
ナイトメアが、あの機械兵をひとつ昇格させようかと思ったのは関係ない話である。
「植物の…異常発生ですか。」
「それどころか、成長のスピードが尋常ではありません。
すでに海をわたり、リップルフィールドが壊滅的な状態です。」
「うわっ。なんかホラー小説みたいな話ね。」
「どうします。レクイエム。初流乃たちは、さっきの騒動で見失ってしまいましたよ。」
「新しい兵器に役立つかもしれないし。それより、科学者の血が燃えますねぇ。行きましょうか。」
こうして、ナイトメア一行は、リップルフィールドで、ラークと出会うこととなる。

…なぜ機械兵が、優越の薔薇に気付いたのか。
初流乃たちを探している時、たまたまリップルフィールド周辺で
レクイエムが遊びで作った特定人物(ラーク)発見器が反応し、機械兵が気付いたという。
こんな偶然は、あまり話に関係ないのかもしれない。


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投稿時間:02/09/15(Sun) 07:53
投稿者名:St@Na


某「テンカイの王子」に酷似した物体を捕獲できなかったターツは、
あの部屋を探し回っていた。
「もしかしたら同じのがもう一人くらいいるかもな・・・」
しかし、いつまで経っても見つからなかった。
「お、十円玉・・・ってなんでここに!?」

時の番人が去った後、「ハートの天使」をカービィは探していた。
しかし、全く見あたらない。
諦めてカービィもその場を去った・・・その時。
カービィが去ったと同時に「ハートの天使」が姿を現したが、またすぐに消えた。

ターツの見つけた十円玉は、ある装置のキーであり、
『十円玉』を拾った2分後、新たに発見したいわゆる裏マニュアルを見て知った。
そこへ、アドレーヌが来る。
「ねえ、何それ?」
「この格納室の装置のマニュアルらしい。で、この十円玉は何かのキーらしいが・・・」
「・・・これじゃないの?」
アドの指した方を見ると、コイン投入口のついた端末があった。
「なるほど、こいつに『十円玉』を入れれば・・・」
ヴヴン
端末が動いた。


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投稿時間:02/09/15(Sun) 09:47
投稿者名:ディッセ


ガタン
端末機から何かが出てきた。
「ん?・・・・・・こ、これは・・・・」
出てきたのは石版だった。
そしてそれには、古代文字ともに、絵が描いてあった。

・・・・対峙する二人の戦士と、それを見守る二人の天使の絵が・・・・・・

「・・・・どうやら、とんでもねぇもんを拾っちまったみてえだな。」


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投稿時間:02/09/15(Sun) 15:41
投稿者名:シルフィード


 「とりあえずカビラスに見せるか…」
そう呟きながら、なおも部屋を探し回るターツ。
 部屋には明かりも満足にないため、彼は足元の床のひびにつまずいてしまった。
そのときだった。彼の視界に、黄色い星型が見えたのは。
 「いたぞ!…待ちやがれ!」
 「あ!ちょっとターツ!」
 ターツは全速力で駆け出した。アドレーヌの声も彼には聞こえなかった。
 それはもうすばらしい速さだった。もしこの場にカー○・○イ○がいたら拍手するに違いないくらい速かった。
 彼の走った後には、小さなつむじ風が次々と起こった。
 それだけのスピードで追いかけられては、星型の生物が彼につかまるのは時間の問題。
 と、星型は何を思ったか、近くにあった人間の膝ほどの高さの物体に近づいた。
 次の瞬間、それはその場から消えていた―――

 「またどっかいっちまった…ったく、おとなしく捕まれってんだ」
 再び星型の物体を見失ったターツは、またたどり着いた部屋を探索していた。どうやら捕まえるまでひたすら探しつづけるらしい。
 もし、この場に誰か他の仲間がいたら、すぐにでも止めているだろう…。もっとも、それでターツが引き下がるとは思わないが。
 その部屋は、ノヴァの外観のイメージとは明らかに違った趣のある部屋だった。
 まん中にはちゃぶ台。その上にはご飯を入れておくおひつ。その周りには座布団がしかれている。
 桐ダンスに木製の棚。仏壇に神棚。そしてラジオ。
 典型的な古きよき日本の居間だった。
 しかし、壁には中世の絵画がかけられ、
部屋の隅にはギリシャ神話に出てきそうな神の姿を模した石膏像があったり、
どこかの原住民が使ってそうな槍があったり、
文机の上に何かのコントロール・パネルのようなものが載っかっていたり年代物のパピルスが置いてあったりと、訳が分からない。
 「何なんだ…この部屋は」
  ターツは唖然としたが、とりあえず文机の上のコントロール・パネルから調べようと、彼は足を踏み出した。
 その時、彼の足元に何かがぶつかった。それは木製のごみ箱だった。
 「何だ、ごみばk…」
 言葉の後半は、たとえその場に他の誰かがいても聞こえないだろう。
 彼は、ごみ箱の中に生まれ出た闇に飲み込まれていたからだ。
 「うわああああああああああああああ………っ!」
 そのごみ箱は、星型の物体が消えたときに近くにあったものだった。

 「マジかよ、これ…」
 気がつくと、彼は知らない場所にいた。

                      *

 土砂降りの雨の中、Ωは「魔神」について考えていた。
 小型機の錆具合や汚れ具合からして、この機体はかなり前に打ち棄てられたようだ。
 (…魔神、と名乗れるからには…。この戦闘機はそれだけの戦闘力をもっているのだろう。
しかし、本当にそれだけだろうか?もっと別の何かが…魔神と呼ばれる所以が、
この機体そのものか、あるいは操縦者にあったのではないか?
たとえば―――)
 彼はいくつかの可能性を考えた。考えるにつれ、その目は見開かれ、顔が青ざめていく。
 「そんな…。こんなことがあの当時有り得るのだろうか?だがしかし…。
…帰ったら部下に調べさせなければ。こんなことを考えて、いつまでも時間を食うわけにもいかぬ」
 いつのまにか雨はやんでいた。Ωはそれを確認すると、自らの想像から逃げるように、コレカラスターを後にした―――


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投稿時間:02/09/15(Sun) 18:22
投稿者名:ぽ〜すけ


その昔…正確には2029年前だが…戦争がおこった。
争われた場所はコレカラスターのとある場所。
今では誰も覚えていないが厚い歴史の書物には書かれている。
まるで忌まわしい過去を人々が忘れられなくするように………


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


コレカラスターは当時、機械化が進み始めていた。
今では想像もつかないほど緑は少なく、汚染されていた。
もはや、この星は壊滅状態であった。
だが、ある者がこんなことを口走らなければまだマシだったのかもしれない。
その男はこういったのだ。

「私の住むギェリクドゥリンキー火山付近の文明が一番進んでいる。」

大きく叫んだその言葉にほかの地域の群集は大いに怒った。
本来それだけで戦争にはならないだろう。
…が、懲りずに何度も何度もいい続け、TVに出てまで言ってくるのだ。
これに激怒しないものはいなかった。
ギェリンクドゥリンキー火山付近の土地の者も彼を激しく追い立てたことだろう。
何時、何処が戦争を仕掛けてくるかわからないから。

そしてついに戦争の火蓋は切って落とされた。
何処の誰だか知らないが火山付近の重要機密に火を放ったからだ。
次々と疑いを掛けていく火山付近の者に人々は堪忍袋の緒が切れた。

世界大戦争は始まった。
恐らく誰もが予測していた展開に驚くものは少なかったのではあるまいか。


血で血を流す戦いは19年にも及んだ。
結末はこうだ。
戦争開始から17年目のある日、ギェリンクドゥリンキー火山付近が17年間続けたある発明に成功した。

絶対に勝てると思っていた彼等に災難が襲い掛かる。

「大変だ!設計図が盗まれた!」

研究員は研究に手が離せないため、管理が曖昧になっていたのだ。
一応予備の設計図はあったものの、相手に先を越されたら堪らない、と彼等は急いだ。

その一年後、設計図を元に出来た火山付近の戦闘機、それが『魔神』だ。
と、同時に設計図を盗んだ国、マテクカンディもその戦闘機をつくった。
名は『聖心』。

後に『聖心』と『魔神』はぶつかり合う事になる。

19年目…。
焦りながら作った『魔神』と、少々余裕を持って作った『聖心』では『聖心』のほうが上だったようである。
一旦、『魔神』は損傷したため、着陸し、整備を行った。
整備も終わり、行って来たたものが火山付近に帰ってみるとそこは焼け野原だった。

『魔神』の搭乗者は『魔神』を墓場とし、戦死したものの一部を乗せて、土に埋めた。

その半年後、ギェリクドゥリンキーは噴火した。
噴火は実に10日ほど続いた。
記録的なその噴火から出た溶岩は一度、コレカラスターを覆い尽くした。
当時の物が残ってるとすれば埋められた『魔神』ぐらいであろう。
噴火も収まり、生き物はいなくなったその土地だが、今は不思議なことに、
木々も生い茂り、動物も沢山住んでいる。
その理由は誰にもわからない。

わかるのは噴火が起きたのは神の怒りだということだけである。




         【コレカラスター大戦記(闇からの傍観者・著)】から引用


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

こんな本があるのは
忌まわしい過去を忘れさせないためであろう


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