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Another story of Kirby 第二部 [35]



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投稿時間:02/09/16(Mon) 17:45
投稿者名:St@Na


「・・・・・ここもノヴァの一区画なのか?」
見えるのは奇妙な光景ばかりである。
「・・・・・!!」
あの『伝説の(以下略)』が見えた。

「大変!ターツが変な星と一緒にどっか行っちゃった!」
アドレーヌがカビラスのいるブリッジに突っ込んできた。
「え!? まさかあの星が・・・」
「知ってるの!?カビラス!」

いくらか時間が経った。
「ケビオスへの上陸が、このハプニングによって大いに遅れると見た。
 ターツを探す組と、ケビオスへ降りる組に分かれないか?」
番人が言う。確かにその方が効率がよいが・・・・・。
「その必要はないぜ。・・・まんまと取り逃がしちまった」
突然ターツが戻ってきた。
「ターツさん、あれは一体・・・・・」
「・・・今から手短に話そうか・・・」


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投稿時間:02/09/16(Mon) 23:23
投稿者名:星のカーヴィ


漆黒の宇宙空間。星星が各々の明るさを、競っているかのように見える。
魔神の操縦に関しては、端子、モニター、標準装置、レバー等が
今太陽系に広く普及している装置とは、まるで違っていたが
Ωは其の問題を難なく乗り越えている。
彼の天性の才能がそうさせたのだろう。
鋭利な二等辺三角形を頂角に三十度の幅を持たせて、上と下とに分かれて
くっつけたようなデザイン。装甲は、プラチナシルバー色に塗ってある。
まさしく、魔神に相応しかった。
エンジンスピードは、光速の二分の一は出ている。
色々な星星を旅してきたΩでも、この機体の大きさで、
このスピードは今まで乗った事も見たことも無かった。
バックモニターに映るコレカラスター。
美しき海、全く汚されていない森林。
もし、コレカラスターの旧時代の生き残りの末裔が居るならば、
この景色を見て何を思っただろうか?
『もし』は歴史に厳禁だが、あの頃を悔やんでいたに違いない。

「偵察隊帰還しました。」
「うむ。御苦労。」
ここはアトランティス艦隊の、ポップスター駐留基地。
立派な建物は一つだけで、他は皆ドームのように
簡易に造れて壊せるようにできている。
無論、アンフィッシャーは立派な建物のそのまた立派な部屋の、
真ん中に居座っていた。まるで、己がアトランティス艦隊を
牛耳っているかのように。
「ヘヴン。貴様はどう思う。この状況。」
「御前に貴様といわれる筋合いは、俺の記憶には欠片も無いがな。」
……。アンフィッシャーは口を噤みながらも、
堪忍袋から溢れる怒りを抑えていた。
場所と時間は変わり、アンフィッシャー専用の部屋。
「隠れていると思われるのは、バブリークラウズ、グレープガーデン、
マシュマロ城、もろこしホール、バタービルディング……
アンフィッシャーがプププランドの地図に、万年筆を一つずつ乗せてゆく。
その地図の殆どは、万年筆のインクでチェックがされている。
「見つかるのも時間の問題であろうな……。」

――――ウルルンスター
恐ろしい数の中型戦艦が、ウルルンスターに着陸している。
数は十万、いや百万はあるかもしれないダークマターの数。
何の狂いも無く、寸分違わず規則正しく並んでいる。
シャトル発着場だろうか?背後には滝が轟音を上げて
流れ落ちてゆく様が見える。
「おお、陛下。お美しくなられたようで。前に参られた時は、
悪代官の格好で……
ウルルンスターの髭を生やして、杖を突いている老提督が
たどたどしい足取りで02の降りてくるシャトルに歩いていった。
「提督。いまや過去に浸る場合ではありません。
レジスタンス共の様子はどうなったのです?制圧は完了しましたか?」
「そ、それが未だに……。」
「天寿を全うする時が、案外早くきましたね。」
02の顔が一気に暗くなる……。
「ほほう。貴方が陛下で?予想と違うようで……。」
だが、02が後ろを振り向くと、其処に居たのは白い長髪の、
薄汚いローブを羽織った美しい十代後半と思われる青年が居た。
「何奴……。」
「名乗るほどの者ではありませんよ。」
青年は、まるで一生日に当たっていないように煌く白い手と、
五本の指を使って02の顎を愛撫する。
「貴様!無礼な!」
02に同行したブレックスが、荷物を持って降りてくる最中に声を放った。
「失敬。」
青年はそう言うと、氷が水に溶けていくようにして、
透明の液体へと体を変化させた。
その液体は、するすると奇妙な動きでドアの隙間から零れ落ちてゆく。
「あ奴は?」
「さて、誰じゃったかは覚え取るのじゃが……。
名前まで、覚えとらんのですよ、陛下。じゃが、あの者こそ、
レジスタンスへのリーサル・ウェポン。まぁ、
こんな殺風景な場所では落ち着かぬでしょう。
どうぞ、ごゆっくり。」
ウルルンスター提督と、ブレックス、02は応接間へと向かった。
多くの召使を従えて……。
02にとって、マーテルが居ないということはどこか
欠けている様にも感じるが、今はそんな事に拘っている場合ではないのだ。
「レジスタンス共の様子は?」
「あの者がおん自ら此方に自首してきたため、
形勢有利ですぞ。悪代か……じゃなくて陛下。」
どうやら提督には、過去の02所謂悪代官であった時の02のイメージが、
まだ脳の至る所にへばりついているようであった。
そして、豪奢な壁紙に引っ付いている黒い点。
近づけば近づくほど、それはカメラだということははっきり分かってくる。
だが、どうやらこれは企業連盟で造られた物ではないらしい。
カサカサカサ……
まるでゴキブリが動くかのように、そのカメラは八本の足を出して
開いている窓の隙間から逃げ出そうとした。
だが、02は並ならぬ能力を持っているものである。
彼女は豪華なテーブルに鎮座されているワイングラスに指をかけて、
そのカメラ目掛けて投げつけた。
ガラスの割れる音がする。
無論、カメラは破損。壁からずり落ちたそれからは、
煙が黙々と立ち上がり、最期には自爆した。
残るのは、少々の螺子と豪奢な絨毯に残る黒い焦げのみ。
「御見事。」
ブレックスが手を重ね合わす間もなく、部屋には
「レジスタンス共の仕業じゃ。緊急警戒態勢を敷け!」
という提督の自身の髭が契れそうなほどでかい声が充満された。

此処は何処か?ウルルンスターの赤道近くにある、
アトランティス艦隊駐留センターからあまり距離は無い場所。
まるで、モーゼが地を突いて海を割ったような光景が
目の前に広がっている。そう、此処はウルルンスターの名所。
『マリンキャニオン』。そのまんまじゃないかと言う苦情は、
控えてもらいたいw
そのマリンキャニオンの山頂にある、中規模の小屋。
山の凸凹に隠れて、案外見つけにくい。
ボロイ小屋には、モニターと三人の男と一人の女性。
そして、色々な機械と食料ぐらいしかない。
「とんでもない事になったようだ。」
一人の大柄な男性が、モニターに映される大量のダークマター兵や
02、ブレックスを見つめている。
「急いで連絡を。」
スキンヘッドで背中に剣を背負った男が述べる。
「その心配はありまへん。今さっき、わてが連絡したがな。」
一人のエンジニアらしき似非関西弁を喋る男は、
小屋の扉を開けてそう言った。恐らく、今まで小屋の上にある
パラボラアンテナで本部と連絡をとっていたのであろう。
「でかしたぞ。撤退だ。あちらも非常事態だろうに。」
「本当だ。」
男達はてきぱきと荷物をまとめ、紅一点の女性は
戦闘機の整備をしている。
「さあ、早く乗って。敵の追っ手が来ちゃうわよ。」
戦闘機が離陸をし終えた時、ふと崖の下から三機師団の
ダークファイターが現れた。
「チッ。もうきやがったか。」
大柄な男がそう言うと、彼は体に相応しいバズーカを手に取る。
戦闘機はマリンキャニオンの滝が雪崩れ込む渓谷を、水に浸らないように擦れ擦れに飛んでゆく。
ダークファイターはトライアングル型に編隊を施し、彼らの後を追う。
「早く急いで。探査機付けられたら御終いよ。」
戦闘機の操縦士である女性が、せっせとバズーカの弾を詰め込む男を急かす。
「分かってるぜ。ただな、待つことも大事だってことを覚えろよ!」
渓谷は段々と狭くなってゆく。横に広い彼らの戦闘機は、否が応でも気体を傾けなくてはならなくなった。
「姉貴。あんまし過激な行動は控えた方がいいぞ。」
助手席に座っている、スキンヘッドの男が応えた。
「だまらっしゃい!」
「はい……。」
この男、見かけによらず小心者のようだ。
「あいつらを撒いてやる。」
ふと、マリンキャニオンの分岐点が見え始めた。
戦闘機はその道を左に駒を進める。もちろん、ダークファイターのおまけ付だ。
「バズーカはまだ?」
「五月蝿え。貴様が期待を傾けたせいで、充填するのが遅くなっちまったじゃねえか。」
プチッ。ダークファイターから、小さいものが飛び出して戦闘機にへばりついた。
「姉貴!あいつら探査機付けはったで!」
「連絡する暇があったら、さっさと追い払う!」
「わかったがな……。」
似非関西弁の男は小型の拳銃を手に持ち、探査機に向けて一発、二発と放つが当たらない。
そんな男を邪魔に思ったか、ダークファイターの一つが彼に向かって突進してきた。
「グエッ……。」
ダークファイターの体当たりをまともに受けた彼は、乗り出した出口から足を滑らした。
その光景をまともに見ていた、操縦席に座る女性と、スキンヘッドの傭兵。
だが、似非関西弁の男は何とか出口にある取っ手に掴まって生き延びていた。
乗員メンバーに、笑みが零れる。
「ほらよ。早く掴まれ。」
バズーカの充填作業をしている男が、充填中の弾を抱えながら手を伸ばした。
うなじあたりで留めてある髪の毛が、たらりと重力の法則に従い垂れる。
ふと、女性が前の景色を見て我を疑った。
数十メートル先に戦闘機を縦に向けてもギリギリに通れるほどの幅しかない渓谷が目の前にあったのだ。
「如何する?姉貴。」
「今からやっても遅い!このまま突っ込む!其処の二人。早く上がれ!」
その言葉がいい終わらないうちに、幅はもう狭くなっていた。
ズザァアアアアア――――滝の轟音と水飛沫が、容赦なく似非関西弁の男を襲う。
ふと、ダークファイターが特攻に出たようだ。三人合わせて、男目掛けて突っ込んでくる。
「もうちょっとだ……。」
「駄目やがな。もう、わての命はすぐ終わる。ほな、さい……
関西弁の男は取っ手を放し、空いた手を拳銃にまわす。
銃の標準は、へばりついた探査機。
彼の眼中には、無事自分の放った弾が探査機に届いたかどうか分からない。
そう、彼は滝に飲み込まれていったのだから……。
だが弾は無事に探査機に届き、跡形も無く破壊した。
メンバーは、その行為を勇敢として認めたらいいのか、それとも無謀だと馬鹿にするのか、
どっちにも判断を下す事が出来ないで居た。
グオオォォォォォオン――――無事狭き滝の渓谷を抜けた戦闘機は、元の態勢に立て直す。
ダークファイターは、しっかりと追ってきていた。
「あいつら、さっきので落ちちゃったんじゃないのか?」
「そうは問屋が卸さないってやつじゃないの?あいつの死を無駄にしないために、
早くバズーカを放つんだよ!このドジ!」
大柄な男は急かされながらも、中央のダークファイターをロックした。
そして、発射……。
弾は、三機師団の中央の戦闘機に命中し、
大きな爆発を生む。爆風は、自分達の乗っている戦闘機にまで届き、
大きな揺れを彼らに与える。
「ちょっと、もう少しマシな攻撃方法はないの?」
「お生憎様。この戦闘機は男と同じで、前しかないんだよ。」
少し下劣なトークをしながらも、彼らは無事本部に辿り付いた。
一人の犠牲を払って……。

――――惑星ケビオス
「ケビオスの大気圏に突入しました。」
ノヴァのアナウンスが、展望台に共鳴する。
「それにしても不可解だ。」
「石版か?それともケビオスのことか?それともそれとも、
愛するリグレットちゃんの事ですか?番人君。」
展望台から景色を眺めていた番人から、
強烈なアッパーがターツを翻弄する。
「そりゃあ、御前から見せてもらった石版も、ケビオスも不思議だ。」
「ほらほら、リグレットちゃんを忘れない。」
番人の目に殺気が迸る。
「でもな。時の番人に、恋は許されぬのだよ。番人君。」
「ああ。感情は敵というやつであろう。全く……。」
「かつて御前も、ユートと恋仲になり、絶対神に
危うく消される事となりかけた。」
「過去を穿り返すのは止めろ!」
番人の罵声が、展望台に、それに繋がる廊下に響き渡る。
「そう、感情は己を壊す存在。そうであった筈さ。あくまで、筈だが。」
番人は、自分に言い聞かせるように言葉を放ったが、その言葉は
最後になればなるほど心細くなっていった。
「結ばれたいのに、結ばれぬ存在……。」
御前に俺の気持ちが分かってたまるか!そう叫びたい気持ちであった。
「そういう点では、この石版もそうかもしれない。」
「如何いう意味だ。」
「ほら。見てみろよ。」
ターツは、ガラス張りのテーブルに置いてあった重たそうな石版を、
両手で抱えて持ってきた。
そして、左手一つに持ち変え、右手で右の方の天使を指差す。
「右の天使は、右の戦士と友人で、左の天使……む?」
ターツは指差した天使の翼が、何処か形が歪である事に気付く。
初めは見間違いだと思ったターツだが、それは紛れも無く
蝙蝠の羽であった。
「こいつ悪魔だよ。」
「なんだって?」
「悪魔と天使で愛し合っていたとは……。」
「どうしてそんなことが言える。」
「見ろよ。この悪魔と天使。服装が殆ど同じだ。」
番人は、ターツの行った事が偽りでないことを確信した。
「ペアルックか……?」
「石版にペアルックを描くなんて、全く奇抜な分明だったんだろうな。」
まぁ、この二人が愛し合っていたとして、戦士はどう説明すれば?
番人の頭は、謎めいている。
「となると、戦士は二人を隔てる者か。」
「間違いは無いだろうな。」
「まぁ、こういうわけだろうね。悪魔と天使、対する者の禁じられた愛。
そして、それを引き裂かんとする戦士。争いの事かもな。
また、この話は続く。」
ふと番人の脳に、疑惑の渦が起こる。
「どうして続くんだ?」
「見てみろ。石版の端に割れた跡がある。
きっと、この物語は後半部分。多分、次が終盤。
ハッピーエンドみたく、この二人は結ばれるか、
バッドエンドみたく、この二人の間は引き裂かれたり、死んだりするか?
まぁ、ちょっと人間性の感じられる石版だったな。」
ターツが番人に問い掛けるも、番人はその問いに答えず、
一人展望台を後にした。ターツの再三に渡る、呼びかけに応えずに……。

特に行く当てもなく、また自分の企みを実行するには幾つかの猶予があると
悟ったΩは、宇宙の美しさに浸っていた。
ふと彼は、ケビオスの近くを通り掛るタルタロス座流星群の風景でも
眺めようかと、その流星群に近づいていった。
だが、二千二十九年前に破棄された魔神に、発見されてから
あまり時が経過していないタルタロス座流星群の座標は、
インプットされている筈が無かった。
そんなこととは露知らず、無謀にも彼は魔神を流星群に突っ込ませる。
彼は、自分の腕が昔と変わらず鈍っていないと、
己にも思い込ませたかったのであろう。

スイスイと魔神は流星と流星の間を突き抜けてゆく。
多少小さな塊が機体にぶつかる事はあるが、
そんなことは高性能なプラズマシールドと、固い装甲のおかげで
機体は全く損傷していない。
調子に乗ったΩは、機体を急旋回させて流星群の中でも一番大きい
流星に向かっていった。だが、シールドを通過してしまう
程の大きさをもった流星が機体の横に当たった事により、
魔神はバランスを崩してしまう。
もし、このとき当たった流星以外に他に航行の妨げに
なるものが無かったらよかったが、流星群の中ではそうは問屋が卸さない。
バランスを失った魔神は次々に他の流星に当たってしまい、
制御不能になってしまう。この時、急いで造った魔神は、聖心に比べて
劣っていた点が一つ明らかになる。それは脱出カプセルの有無。
まさか時間を超えて、この欠点が一人の老人の運命を握ろうとは、
魔神や聖心の設計者は考えもしなかったであろう。
「くっ……。」
だが、幸運にも流星群を命辛々抜け出したΩは、制御不能のまま
ケビオスのロッシュの限界に引きずり込まれて
そのまま惑星に落ちていったのであった……。


謎の青年について。

いや、彼は一応姿形決まっているのですが、名前が決まって無くて……。
でも、まだ出さないで欲しいっス。


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投稿時間:02/09/18(Wed) 18:09
投稿者名:ひでぶ


「あいつの種族は、とある星の『テンカイ』という場所で王族を
務めている。つまり、あの『伝説』は王子様なんだが……」
ターツは煙草を一本抜いて口に咥え、マッチを擦った。

「どうやらあいつは外の世界に興味を持っていたらしい。
あいつ、城を抜け出して船で宇宙に出ちまったんだ。
まぁ、無理もないとは思うけどな。まだガキんちょだし」

「それで……なんでお前はその『伝説』とやらを追っている?」
煙をうっとおしがる番人が、ターツに尋ねる。

「光の師になってから暫くは、生命界で力を慣らしていた。
その時、あいつの住んでいた星に立ち寄ってね。あいつを城に
帰すように頼まれたわけだ。……簡単だと思っていたんだが。
あいつはニュートラルだから気の探知にも触れないし……」

「……で、あの子がなんで『伝説』なんですか?」
「それは秘密だ」

後の無言で、その話題は終わった。


ノヴァはポップスターを出てから約5時間、フロリアやアクアリスを
避けるように1時方向に航行している。方角を保てば、もうすぐ
ホットビートの側面を通ることになる。そこから9時方向に舵を取ると、
2時間後にはケビオスだ。

「追手も見えないね。迂回して正解だったみたいだ。
セリフィア乱流も無事に抜けることができたし」

灼熱の星が展望台から確認できたことで、カビラスはホッと
胸を撫で下ろした。

「ねえカビラス君、セリフィア乱流って?」
隣りにいたカービィが、その単語に反応してカビラスに聞く。

カビラスは『ノヴァまにゅある』を硝子テーブルの上に置いて、
ソファーに腰掛けた。そうして、カービィにむかえのソファーを
勧める。カービィがソファーに座ってから、カビラスは何らかの
コントローラーを操作して、何も無かったはずの床からテレビを
呼び出した。妙にレトロチックなテレビを。

「惑星セリフィアって知ってる?」
金属製のチャンネル操作のつまみを捻りながら、カビラスは
カービィに問い返す。
「うん。ぼくの友達がそこに住んでるよ」

聞いて、カビラスは大声をあげた。
「それ、本当かい!?」

「う、うん……間違いないよ。その子、言ってたから。
『セリフィアに住んでる』って」
「すごいや……」

カビラスは「すごい」と連呼しながら何度も頷いた。
「セリフィアはね、鎖星状態なんだ。……つまり、他の星とは
全く外交していないんだよ。ここ百年間くらいね」
「そうだったんだ」

テレビのブラウン管の真ん中に、星らしきものが
蜃気楼のようにぼやけた状態で映し出されている。

「惑星セリフィアだよ。一ヶ月に一度の周期で、こうしてぼやけて
現れるんだ。……でも、どれだけ近づいても、中には入れない。
何年か前まで、セリフィア乱流は空間の裂け目で、この星に入る
1つの手段として考えられていたけど、真相は結局謎のまま。
乱流に侵入することを挑戦した人は、全く別の所に飛ばされたり、
知らないうちに元の場所へ戻ってきていたり、二度と帰らなかったり。
だから今はこの宙域を通る時に気をつけなければならない障害物の
1つとしか考えられていないんだ」

「へぇ〜、よっぽど外のヒトに来られることが嫌なんだね」
「ま、セリフィアのヒトがわざとやってるものとは限らないよ。
それより聞かせてよ。セリフィアに住んでる友達って、どんな子なの?」

カビラスの質問に、とりあえずカービィは、その『友達』が
ポップスターに来た時のことから話し始めた。



同時刻。
その『ぼやけた星』の空にて、何かが降り注いだ。

そして、青色の髪をした制服の少年が、通っている学校の下校途中に、
その降り注いだ物体を拾うことになる。

―星型の、生き物……?

少年は目を回している生き物らしき物体の土埃を拭うと、片手の掌に
乗せて、もう片方の手をそれにかざした。少年の背中にうっすらと
光る翼が生え、かざした手からも光が溢れる。

次の瞬間、星型の生き物が多く拵えていた擦り傷が、嘘のように消えた。

「……ロシェルに診せるか」
翼を消した少年は、『伝説』を持ったまま再び歩き始めた。


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投稿時間:02/09/18(Wed) 20:37
投稿者名:シルト・レヴァーニ


「・・・ここはあーで・・・これをこーして・・・」
「レクイエム・・・」
「なんですか?」

レクイエムはカメ・・・ナイトメアを見たとたんに目が光った。

「な、なんでもない・・・」
「お待ちください。改造はまだ終ってませんよ・・・フフフフフ・・・」
「や、やめろ!」
「さあっ!続きです!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

その光景を見た船員AとBの感想・・・

A「ナイトメア様じゃなくてよかった・・・(苦笑)」
B「まさにナイトメア様はガミラス様のオモチャだな・・・」

「そこの船員AとB!すぐにAE504の端末を持ってきなさい!」

「「は、はいっ!」」


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