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Another story of Kirby 第二部 [39]



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投稿時間:02/10/02(Wed) 03:21
投稿者名:yuletear


ケビオスに無事着陸を果たしたカービィ一行。
しかし、彼等はまだケビオスの大地を踏みしめてはいなかった。

「空気清浄機が作動しているからって、何時までも吸ってて良いと思うなよ…?」
番人が額を押さえながらターツに凄む。
「後一本だけだって。どうせまた少しの間 吸えなくなるんだからいいだろ?」
実際、最後の一本らしい煙草に火をつけて、ターツは目を細めた。
偉大なり、空気清浄機…(何)
空気清浄機のお陰で、会議室に集まった面々は煙草の匂いを気にしなくなった。
ただ一人を除いて。

「番人、メンバー確認する前にさ、ちょっと休憩にしようよ。
そしたら、皆も荷物の確認とか出来るし…ね?」
見かねたカービィが番人に休憩を促した。
綺麗な空気を吸って少しリラックスすれば、彼も他の面子同様、
あまり気にしなくなるだろう。
「そうだな。じゃあ…15分後、またこの部屋で確認再開だ。」
そう言うと、彼は部屋を出ていった。

「僕も何か飲んでくるね♪」
「あ、カー君。あたしも行くわ。」
アドもカービィと共に自販機へ向かう。
他のメンバーも各々部屋を後にする。
会議室に残った人数はまばらだ。

「15分後、ですよね?」
吸殻で一杯になってしまった硝子の灰皿を持ちながらリグレットは呟く。
「あぁ。少しゆっくりしてた方が良いと思うぜ?
また戦闘に巻きこまれかねないからな。」
「………吸殻、捨てて来ますね。」
リグレットもまた、会議室を後にした。
「なんか引っかかるんだよな………」
ターツは軽く煙を吹いた。


惑星ごとの景色がある

惑星ごとの空気がある

惑星ごとの色彩がある…。

空になった灰皿を持ったまま、窓の側、少女は立ち尽くしていた。
窓から見える景色を見ているのか?
はたまた、窓に映る自分の姿を見ているのか?
両腕の包帯は何度取りかえられたか分からない。
それでも傷は塞がらず、白の世界に鮮やかな紅を主張している。

おもむろに彼女の口唇が言葉を紡ぎ始めた。
「……ハイン、ターツ…初流乃、リュウガ…まーびぃ…。
…ディーラ、竜轡…ソルビィ、ディッセ。
レモン、シルト、シード………カービィ…」
無風の廊下。
リグレットの髪が静かになびく。
「君も『カタチ』が無いんだね、どうしてなの?」
広がりつつあった銀髪を器用に尻尾でまとめながら、
それは、そこにいた。

「器の無い御使い……私では貴方の満足する答えは返せませんよ?」
「なぜ?」
それ―LCHは彼女の目の前で楽しげに揺れる。

「私がそのように造られていないからです。」
「じゃあ、君に出来る事が終わってしまったらどうなるの?」

「形はどうであれ、無くなるでしょうね。」
「そしたら君は何処へ行くの?」

「何処へも行きません。消えて無くなるだけです。そのものの消滅。」
……例えば貴方が消えるように……
そう言いながら、リグレットはLCHの尻尾を撫でた。
LCHはくすぐったそうに身を揺らしたが、
やがて、動物が懐くように彼女の首に尻尾を巻きつけた。

「君の匂い知ってるよ。もっと昔に同じ匂いに会った事があるよ。」
LCHの言葉にリグレットは微笑んだ。

「その御方こそが、私の造主。そして、もう一人。
…私と同じ香りを持つ人を私は知っています。
その人は貴方が「求める心」に答えをくれる筈。
その人に会いたいですか?器無き御使い…。」
「会いたいな、聞きたいな。ボク、知りたいんだ。」
「ならば…私は最後に、貴方に道を示すことを約束しましょう。
ですから、暫しの猶予を。」
「なるべく早くだよ?ボク、知りたいんだ。
…道が見えるまで、君の髪をまとめておいてあげる。」
LCHは彼女の髪を再び尻尾でまとめた。

灰皿に付いた自分の血をふき取りながら、彼女は会議室へと足を向ける。
「何処か遠くで、茨の香りがするね。」
「大輪の薔薇が咲き誇っていました。そのせいでしょう。」


『どんな存在も何時かは枯れ果てて、無に還えることは必然ですけどね…』


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投稿時間:02/10/02(Wed) 15:51
投稿者名:ひでぶ


採魂の鎌が弾かれる。鋼のような怪奇植物の蔓や葉は魔界の気を
帯びたスラリンの武器でさえ受け付けない。先程振りかぶった
会心の一撃も、多少の跡が残っただけである。

―くっ、やっぱり初流乃と一緒に戦ったほうがよかったかな。


話は、数分前に遡る。

ベリープリティーと呼んだその怪奇植物に、「後は任せたにゃ」と
頼んで去っていったな〜ビィを追って、初流乃は奥へと向かった。

先に進むようきりだしたのは、スラリンのほうである。
初流乃さえ薔薇本体とコンタクトがとれれば、こちらの目的は
果たされるはずだ。空間転移を使わずして本体のいる場所に
向かうには……たとえ罠だとしても追うほうが好都合だ。


ここを後にする際に初流乃の放った空圧波が、敵の獲物を捕捉する
何らかの器官に影響を及ぼしたらしい。怪奇植物の攻撃が、あれから
ワンテンポ遅れるようになっている。それだから、スラリンは
噛み付いてくる敵を容易に避けることができるのだが。こちらの
攻撃に応えないのなら意味は無い。

「……となれば、物理的な攻撃はやめておいたほうがいいね」

敵が吐き出した瘴気をかわして、スラリンは鎌を両手で旋回させる。
そして、鎌独特の長い柄の中央に、口を当てた。

添えるようにして支える左手。その指が軽やかな動きを始める。
そして、おもむろに息を吸っては、口を当てた場所にある穴に、
ゆっくりと吐き出した。鎌から、旋律が流れる。
採魂の鎌には、敵の動きを抑制させることができる音色を奏でる
笛がついているのだ。

その旋律の始め、怪奇植物はスラリン目掛けて喰いかかったのだが。
音にまかれるかのように、ぐいっと伸び上がり、そのまま萎えるように
して裂けた口のついた花の部分は鎌首を下げ、倒れ込んだ。

―よしっ、上手くいった!

スラリンは武器を虚空に消して、召喚詠唱を始めた。
彼の周りに、光の陣が浮かび上がる。

ところが。
「……彼の地を治めし崇高なる眷族の帝。其の力を以ち、我、反旗の
愚者を打ち砕かん。灼熱の魔王・竜炎……今、ここに姿を……え!?」

召喚獣竜炎を呼び出そうとした詠唱の、最後の一言で、光の陣が
力を無くしてしまった。
「竜炎、今、ここに姿を現せ!……竜炎、竜炎!?」

答えはなかった。アストラル体としても姿を現していない。
召喚魔法は失敗に終わった。笛の音でかけたかなしばりが解け、
起き上がった怪奇植物が、スラリンに膨大な量の瘴気を吐きかけた。

「うわあ!?」

スラリンは勢いよく吹き飛ばされ、受け身をとることもできずに
地に倒れた。歯を食いしばり、痙攣する身体をやっとのことで起こす。

「何でだ……?」
竜炎を呼び出しに失敗したスラリンは、仕方なく再び採魂の鎌を
取り出した。……周囲の空気に纏わりついている嫌な気配に気づく。

―さっきの、あの瘴気?

精神界の住人は、自分とは逆の『心の気』を持つ者を、酷く毛嫌いする。
バイド・コアの出現に雷醒が消えたのも、ここに来る時、初流乃の
黒水晶に映っていた精霊使いの少女の精霊が酷く薄れていたのも、
相反する『心の気』に毒されて、こちらの世界にいられなくなったのだ。

「……さすがに、参ったなぁ」
スラリンは苦笑して、採魂の鎌を構えた。



木の枝の上を素早く跳躍して移動するな〜ビィを、初流乃は飛行しながら
追いかけている。飛行している分、彼は殆んど力を入れずに
追っているものの、な〜ビィも追いやすいような速度に抑えているようだ。
十中八九罠であることを、空の番人は確信した。

―それでも、ダークスターで対峙した頃より数段速いですね。

優越の薔薇が力の源であるのかは定かではないが、少なからず影響を
及ぼしているに違いない。伝わるその微かな香りが、それを物語っていた。

「つくづく番人の力は反則にゃ。……ま、予定通りだからいいけれど」
な〜ビィは大きく跳び上がってどこかへと降りていった。
追った初流乃は、な〜ビィの降りた場所を見下ろす。

「……谷じゃないみたいですね」
蔓が張り巡らされた、地上にできた巨大な穴を眺め、初流乃は呟く。
そして、彼もまたその穴の中へと身を降ろさせた。


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投稿時間:02/10/02(Wed) 18:22
投稿者名:S.A


暗い森の中で、鋭い音がする。
スラリンは相手の鋭い牙を鎌で受けきる。そのままだと力で吹っ飛ばされてしまう為、鎌を引いて牙を弾く。
「採魂の鎌は効かない・・・召喚術は使えない・・・。」
スラリンは間合いを離し、鎌を降ろした。

―瘴気を消せれば何とかなる―

いかに頑強な植物と言えど、炎に弱い事に変わりは無い。
竜炎であれば尚更だ。
そうなれば一瞬で決着がつくだろう。

呼び出せれば。


スラリンが思案している間にも、怪奇植物は容赦無く瘴気を噴出す。牙を突き立てる。


避ける事は簡単だが、攻撃に転じれず一方的に攻撃されていては、何時か隙が出きる。
(・・・瘴気は『闇』・・・故にこの暗い森の中ではその力は十二分に発揮される・・・じゃあ逆の場合は・・?)

スラリンは再び鎌を持ち上げ、大きく周りを薙ぎ払った。

ド・・ドォン・・・・

周りの木々は倒れ、上からは・・・・・
眩い光が差し込んだ。



同時に、辺り一面を覆い尽くしていた瘴気が、薄くなり始めた。
「これで少し有利になったかなっ・・・」
スラリンは、採魂の鎌を怪奇植物に向けた。


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投稿時間:02/10/03(Thu) 07:01
投稿者名:ひでぶ


λと出会ったハインは彼を連れ、初流乃と合流すべく先へと進んでいる。
とは言っても、あの奇妙な階段。何か意図があって作り出したはず
である。闇の師は周囲を警戒しながら歩んだ。

「全く気味が悪い島だぜ。こんな島なら、何か妙なもんがあって
当然だ。あいつが悪巧みをするのも頷ける」

ハインは振り返り、λを見る。
「君の追っている者は、多かれ少なかれ優越の薔薇が目的なのだろうな」
「ふぇ、優越の薔薇ってあれだよな?」
「知っているのか。そう、この島の宝だ。数千年前に1人の
魔導士が創りあげた。……ヒトの想いを吸い、それを力に変えて奇跡を
生み出す。だが、この時代で優越の薔薇が養分としたのは、負の感情。
薔薇は暴走し、君の言っていた女達と好き勝手にやっている」

λは「なるほど」と頷き、更に尋ねる。
「あんたらはどうする気なんだ?」
「止める気でいる。星の戦士達も敵の数を多くすれば分が悪いからな」

―そう、今はまだ、必要無い。今は。

一瞬だったが、ハインの『気』が膨れ上がるのを、λは感じた。
その迫るものに、彼はゾッとする何かを覚えたが、取り乱さずに言う。

「どちらにしろ、あんたらの考えがそうなのなら、あんたの仲間は
俺の追っている奴じゃないみたいだな。そいつが騙していない限り」

Ωの今までの行動を思い浮かべて、λは歩き始めた。
ハインもまた、それに続く。



スラリンは、今も怪奇植物と戦闘の最中だが、それまでとは違い、
優勢の状態で戦っていた。鎌の刃が敵に切り込むことはないが、
相手が瘴気を吐こうとする度に、下顎らしき部分を峰で思いっきり
ひっぱたき、無理矢理口を閉じさせて、これ以上放出させないように
している。少しずつ周囲の嫌な気が減っていくのが感じられた。

この後、再び竜炎を召喚するには、またあの笛の音を聴かせるのが
望ましいが、少々不安だった。生命界であれ魔界であれ、動物以外の
生き物には二度は効かないことが多い。

蔓を、裂けた口の牙をかわして、スラリンは長柄の中央に口を当てる。
前回と変わらず、不思議な旋律が奏でられるが、やはり敵の動きは
止まらない。舌打ちをするスラリン。

もう一度瘴気を吐こうとする怪奇植物を慌てて鎌で殴る。妙な偶然が
重なって、吐こうとした瘴気は怪奇植物の維管束や葉脈まで行き届いた。
その後の仕草はさながら自分の唾が肺に入り苦しむ老人のようである。
むせて咳をすることを知らない植物には余計につらいものだろうが。

その間に、時幻魔は考えた。あれ、やってみるか。


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投稿時間:02/10/04(Fri) 13:38
投稿者名:ひでぶ


これまでの展開(というか粗筋)

※仲間の追加は行の都合上簡単に書きます。話の主軸は大体は
カービィです。カービィのいるパーティを中心に書きます。悪しからず。

では、どうぞ。


ゼロとの戦いからおよそ一年半が過ぎた夜に、ポップスターに
思わぬ来訪者が現れる。天才科学者の孫であるカビラスだ。
彼はクーにこれから起こりうる不吉な事柄を忠告すると、急いで
ポップスターから飛び去っていった。何やら凶兆を感じたクーは、
仲間を集めカービィを探す。

カービィは、自分が置かれた平和の中、未だ行方不明であるリボンの
ことを思い、ピーナツ平野の岩山に佇んでいた。拭えきれない
その感情を、彼の居場所を最初に探し当てたシルトの言葉に救われるが、
そこへゼロツーの直属配下であるマーテルが出現。シルトの問いかけに
耐え切れなくなった彼はカービィ達に攻撃を加える。シルトがこれを
打破するも、結局光の術法を放ち、マーテルは離脱してしまう。

やがて、リグレット、グレン、柳を新しく仲間に加えたカービィ達は
クー達と合流する。クー達と行動をとっていたコレカラスターの守護神
ディッセも仲間に加わり、デデデ城に到着した後もエストがパーティに
参加したのだが。……城にはゼロツーの配下ゼイの爆弾が仕掛けられて
おり、その解体は不可能。季節風に、ゴルドーに憑依することができた
マルク、そしてグリルも加えたチュチュ達のメンバーと合流後やむなく
デデデ城を脱出。その後敵の艦へ殴り込むもあっさり追い出され、結局
メタナイトの基地に退避した。

ネレイド達旧ゼロ親衛隊と異相次元の面々を迎え、ヴォールの率いた斥候
部隊を倒した次の朝、ついにゼロツーの本隊であるアトランティス軍との
対決が開始された。善戦するが敵の数は膨大、そして、背後まで迫って
きている優越の薔薇の影響にて、激しい戦いの中多くの仲間が戦闘不能に
陥る。光の師となったたろちすとことターツも駆けつけるものの、状況は
良くならず、この戦いはカービィ達が敗れることになる。

見切りをつけたカービィ達は、オレンジオーシャンを放棄することを
決意。宇宙へ離脱し、ゼロツーを直接叩く為のパーティと、植物の暴走を
抑え、これから制圧されるであろうポップスターを取り戻すパーティとに
分かれた。

宇宙へと脱出したカービィ達は、カビラスの乗った大彗星ノヴァに着艦。
初流乃達に援護され、ポップスターの包囲網を突破する。その後、
シルトの頼みを受けケビオスに向かったが……。


※簡単に言ってしまうと、カービィの関わらないストーリーは
サイドストーリーになってしまいます。本筋だけを進めるのが小説では
ありませんが、今やるべきではないことを中心に置くのはどうかと思い。


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投稿時間:02/10/04(Fri) 16:37
投稿者名:ひでぶ


分岐後です。詳細と言えるかどうかは分かりませんけども。


〜宇宙パーティ〜

初期メンバーはカービィ、リック、カイン、チュチュ、アドレーヌ、
ワドルディ、時の番人、ディッセ、ターツ、リグレット、グレン、ピック。
……計12人。

メタナイトから本物の虹の剣を手渡され、時の番人の宇宙船に乗り
ポップスターを脱出したカービィ達。待ち受けていたのは、脱出する
宇宙船を捕獲、撃墜するために星を包囲していたゼロツーの艦隊だった。
艦の攻撃を必死に避ける番人の宇宙船を救ったのは、他でもない、
初流乃達である。同行していたカビラスをノヴァに乗せ、カービィ達の
乗る宇宙船を着艦させると、本人らはそのまま艦隊と対峙。その間に、
カービィ達を乗せたノヴァは包囲網を抜け出す。

初流乃とすれ違う際、カービィはペンダントにされたリボンの声を
聞く。(カービィは初流乃がリボンを所持していることはまだ知らない)
そして、この日はレモンの命日。居場所の分からないリボンの事と、
過去に犯した過ちに耐え切れなくなったカービィは、その場で泣き崩れて
しまう。その気は無かったのだが追い討ちをかけるように、カビラスが
レモンがどうなっているかを話し、更に落ち込むカービィ。ディッセは
彼を殴り、叱る。自分の過去のこと、友人ソルビィが闇に染まったという
話。彼も様々な思惑から、気が荒れ始めていた。

そんなディッセの焦りと苛立ちをなだめ、時の番人は冷静に事を判断し、
『ワムバムロックがやられないよう、ケビオスの安全を確認して、守って
ほしい』というシルトの頼みを優先する案を出した。ディッセは少々
納得がいかない様子だったが、その案に賛成し、他の者も承諾する。

ノヴァ内に招かれ、航路を決めたカービィ達一向は、到着までの時間を
自由行動にて過ごす。『伝説』なる謎の生物を追い掛け回したり、
不思議な石板を十円玉にて得るなり、ターツなどは番人を茶化して
時間を潰していたが、やがて、ケビオス着陸の時間が訪れた。

この星に、魔神に乗ったΩが墜落したのを、カービィ達はまだ知らない。


現段階でメンバーはカービィ、リック、カイン、チュチュ、アドレーヌ、
ワドルディ、時の番人、ディッセ、ターツ、リグレット、グレン、ピック、
カビラス。……計13人。


〜地上パーティ〜

初期メンバーはメタナイト、ナゴ、クー、ピッチ、デデデ、マルク、
グリル、グーイ、柳、エスト、シルト、季節風、ディーラ、竜轡。
……計14人。

カービィ達宇宙パーティと別れたメタナイト達は、その場所から
ヨーグルトヤードへと移動。カービィがナイトメアと対峙した戦いの時、
スターロッドを所持していたヘビーモールが砦として使用していた洞窟を
再び利用することに決めたのだった。そこで、ディーラの案により、
マルク、グリル、竜轡、そして彼を含めた4人が、リップルフィールドに
調査に向かうことに……なるはずだったのだが、偶然にもダークマターを
追う植物を見ることで、この洞窟もまた危険と考える。メタナイト達は
グレープガーデンに移動。ディーラ達は、メンバーに柳とメイスナイトを
加えて6人でリップルフィールドへ向かった。

ヴイトールに乗り、リップルフィールド上空までやってきたディーラ達。
何かのエネルギー反応をレーダーで捕らえ、ただちにそこへ向かったの
だが、これが裏目に出たか、システムに支障をきたしてしまい墜落して
しまう。機体から脱出したディーラ達は、対峙するくるみと彗美に遭遇。
くるみは気絶させた彗美をルックグリーンに連れ去ろうとするが、
ディーラ達の出現により、標的を彼らに変える。だが、自分の身体を
取り戻したマルクの力で、くるみはルックグリーンへ離脱させ、彗美を
置いていった。

彗美はメイスナイトの話によると、闇に塗りかえられているらしい。
3日は気絶しっぱなしだが、それ以降は再び暴れ始める可能性がある。
悩むディーラ達の前に、やまもちと海星が出現。海星は、もしかしたら
彗美を何とかできるかもしれないと、木に縛り付けられた彼女の前に
出た。果たしてうまくいくのか……。

現段階でメンバーはメタナイト、ナゴ、クー、ピッチ、デデデ、マルク、
グリル、グーイ、柳、エスト、シルト、季節風、ディーラ、竜轡、海星、
やまもち。……計16人。

この中で表立って行動しているのはマルク、グリル、ディーラ、竜轡、柳、
海星、やまもち。……計7人。+メイスナイト。


薔薇、初流乃、キャメラフリート、ゼロツーたる敵メンバーの展開は
割合。敵ぐらいはログを読みましょう。……嘘です。力尽きただけです。

※ログを読むのは大切です。ストーリーで分からないことがあれば
ログを読みましょう。


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投稿時間:02/10/06(Sun) 02:31
投稿者名:ゲームの番人中西@時の刺客


休憩から15分後。
ノヴァの会議室で確認が再開され、それぞれの面子は集まり始めていた。
「…会議を再開するが…」
番人はどこからともなく持ち出したホワイトボードに、
『出撃グループ』、『偵察グループ』、『待機グループ』とマジックペン(エヌゼット文房具店より購入)で書き込んだ。
「この3つのグループに別れ、行動した方がいいと思う。
星の守護神に会うグループ、エネルギー体を偵察するグループ、そしてノヴァに待機するグループだ。
とりあえず、入るグループに名前を書き込んでくれ。」
「僕は星の守護神に会うグループに入るよ。
前にも来た事あるから、場所知ってるし。」
カービィはぴょん、と飛び跳ね、マジックペンで自分の名前をホワイトボードに書き込んだ。
…書き込むまでに、少し時間はかかったが。
「陸じゃ素早く移動できないから…僕は残るよ。」
カインは器用にヒレを使い、ホワイトボードに名前を書き込んだ。
「僕は偵察に行きます。」
グレンはカービィと同じく、ジャンプしホワイトボードに書き込んだ。
その後、各々は入りたいグループに書き込んでいき、数分後には全員が書き終えていた。
出撃グループはカービィ、リック、アドレーヌ、ディッセ。
偵察グループはカビラス、グレン、ワドルディ、ターツ、ピック。
待機グループは時の番人、リグレット、チュチュ、カインと言う様に別れた。
「じゃ、行こう!」
カービィはそう言い、先陣を切ってケビオスの地へ降り立った。



ケビオスは静かだった。
不気味なくらいに。
守護神がいる洞窟への道のりを歩きながら、カービィ達はその不気味さを感じずにはいられなかった。
唯一する音と言えば、自分達の歩く音のみ。
「静かだな…。」
ディッセは辺りを見渡しながら呟いた。
「外にダークマターはいないみたいね…。」
アドレーヌもまた、辺りを見渡した。
彼女は必要な画材道具を揃え、バッグに詰めた物を背負っている。
「ここか?カービィ。」
目前に迫った大きな穴。
その穴を前にし、リックは尋ねた。
「うん、そうだよ。」
「敵がいるかもしれない。慎重に行くか。」
ディッセは剣を握り締めた。



「異常なくらい静かだな…」
ターツはポケットから、タバコを取り出し火を付け喫煙…が出来なかった。
そう、タバコは既にノヴァにいる時にすべて吸ってしまったのだ。
「…ガムでも持ってないか?」
仕方なく、ターツは皆に聞く。
「ミント味の眠気が覚めるやつならあるけど。」
「くれ。」
カビラスはポケットからガムを出すと、ターツに手渡した。
ターツはそれをくちゃくちゃさせながら歩く。
「いいなー、僕にも頂戴。」
「良いよ。」
カビラスはピックにもガムを手渡した。
このガムは、カビラスが何かを発明する際に徹夜する時、
愛用する物だった。
「…グーイさん達、大丈夫ッスかねぇ…」
「…大丈夫だよ、きっと。」
グレンとワドルディはポップスターに残った仲間の事を考えていた。



待機グループは特にする事も無く、皆の無事を祈っていた。
「今のうちに、僕は仮眠を取っておくよ。」
カインはどこからか持ってきた毛布を掛け、適当な場所に横になった。
「よくこんな事態なのに眠れるわね…。」
チュチュは呆れた。
「こんな事態だからだよ。」
カインは大きな欠伸をして、目を閉じた。


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投稿時間:02/10/07(Mon) 16:21
投稿者名:ひでぶ


スラリンは大きく跳躍し、手にした鎌を怪奇植物に向かって振り下ろした。
頑丈な敵の表皮は彼の武器を通すことはないが、勢いで人の頭のような
花の部分は地面に叩きつけられ、めり込む。
慎重に息を揃えて、悪魔の少年は埋もれている怪奇植物を睨み、持っていた
武器を自分の手から消した。実戦では初めて使うが、上手くいくかどうか。

彼が両手で刻み出したのは、印。

「……其は邪なる者を掃滅させし破壊の象徴。汝、形在る者を必ずや
砕く光に覆われん。其の身に刻め」
<メルト・ウェーヴ!!>

響いた魔呪の言の葉は力を持ち、怪奇植物を中心として閃熱が発生する。
次の瞬間、その一帯を吹き飛ばす大爆発が起こった。

爆煙が晴れたとき、衝撃波で醜くからだを変形させられた怪奇植物は、
怒り狂いスラリンの姿を探す。ごく間近にいた彼を見つけることが
できなかったのは、もはや獲物を察知する機能が完全に死んでいることを
証拠づけていた。瘴気が消えたその場所で、時幻魔は冷静に召喚の
詠唱を始める。

「ごめんね……ボクは、動物も花も嫌いじゃないんだけれど」

呼び出された竜炎が吐いた業火は、瞬時に敵を炭へと化した。



透き通る琥珀に映ったその様子を見て、レモンは「あ〜あ……」と
残念がる。琥珀は、彼女の漏らした声と同時にスラリン達の様子を
映さなくなった。

「ベリープリティー、やられちゃった……」
どこぞの暗がりから歩いてやってきたくるみが、おもむろに言う。
2度頷いてから、溜め息をつくレモン。
「可哀想なことしちゃったなぁ。もう、あのスラリン君て子、許して
やんないもんね」

「それにしても、あの子は悪魔なのに不思議ですね〜」
と、菊花。
「印を刻んで言霊を唱える……あれは『神術』です〜。時の番人の
『テラ・フュージネス』から1つランクを下げた爆裂魔法ですよ。
う〜ん……絶対神と繋がりの無い生物は毛嫌いして使わないはずなのに」

ふと、くるみが真上を見上げた。無数に伸びた蔓が、わさわさと
揺れている。そして、何かが蔓を器用に掴んで降りてきているのが
見えた。な〜ビィだ。

「ふう、っと」
体勢良く着地した獣人は、ぱっと立ち上がり、にこやかに言った。
「成功したにゃ。もうすぐここに来るにゃよ」

膨れっ面のレモンがな〜ビィに言う。
「ねぇ聞いてよ姫〜。ベリープリティー、やられちゃったんだよ」
「にゃ!?それ本当?」
驚くな〜ビィに向かって、くるみが続ける。
「スラリンって子の召喚獣で、全部燃やされちゃった。
熱かっただろうね。はぁ……」

「うぅ〜……許さないにゃっ!」

振り返ったな〜ビィの視線の先には、宙に浮いたまま、ゆっくりと
降りてきた銀髪の少年の姿があった。そこにいる全員の顔を眺め、
少年は冷たい笑みを浮かべる。

「思いのほか、顔見知りの方ばかりですね。まぁ、初めまして。
……優越の薔薇よ」


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投稿時間:02/10/07(Mon) 19:32
投稿者名:ディッセ


ケビオスの洞窟に入った途中、ディッセは、剣を地面に突き刺した。
「・・・・・・・」
ディッセは、何かを感じ取っていた。
(ここもか、やっぱり、コレカラスターだけが・・・・・・)
「なにやってんだ、ディッセ、」
「早くしないとおいていくよ。」
「ああ、いまい・・・・ッ」
ディッセは剣をぬきながら叫んだ。
「みんな!気をつけろ!!」
「え・・・?」
すると、まわりから、リアルダークマターに、ドリルとシャベルをつけたようなのが現れた。
「な、何だこいつら?」
それは、02軍の新兵器、ダークモールだった。
「どうやら敵みたいだな・・・・」


とある場所、そこにリークはいた。
「星の戦士達はあの石版を見つけたみたいですね。
まあ、あの石版の意味を知るのは、まだ先みたいですが・・・」
そう言いながらリークは本を読んでいた。
そしてその本の挿し絵は、あの石版に描かれた絵だった。
「私が教えれば早いのですが、まだその時ではありません・・・・」
そう言いながら、リークは消えていった。


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