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Another story of Kirby 第二部 [49]



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投稿時間:03/01/30(Thu) 21:52
投稿者名:シルト・レヴァーニ


さまざまな音が戦場を駆け巡っていた。

クーがカッターを持った龍の化け物に向かって、羽を飛ばす。
その化け物がクーの方を向くと、それを待っていたように、ワドルドゥ達が波動弾を一斉発射した。

「カァァァァァ!!」

化け物が悲鳴をあげた。化け物が倒れる。
「一丁上がり!」
ワドルドゥの一人が声をあげた。


黒い球状の物体が、一匹の亀の方に行く。
ダークマターに似てるが、目や鱗(?)が無い。
その球体が、亀に向かって炎を飛ばす。
その亀が呟いた。

「亀だと思ってこんな物も避けられんと思ったら大間違いや・・・」

その亀(ローリングタートル)は、瞬時に炎をかわす。
そして、その球体をつかむと、思いっきり投げた!
「ボンカースはん!行きましたで!」

投げた先には、ボンカースが立っていた。

「ぬんどぅぅぅりゃぁぁぁぁ!!!!」
打った。ハンマーで。

その球体は、今度はダークマターの大群のど真ん中に入った。
ダークマターは驚いて、群れを離す。

さらにテレポートで、いつの間にかマルクが中心にいた。

「いい間合いなのサ!」

マルクの体が半分に割れる。ブラックホールだ。
ダークマターがブラックホールに吸い込まれていく。


皆、心は一つだった。
元々は悪でも、今は味方だ。
現在の戦力は『闇』の方が多いが、
勝利の女神は『雲の住人達』に向いていた。

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投稿時間:03/02/01(Sat) 11:42
投稿者名:ぽ〜すけ


「よし。、これからランサーナイトの救出に向かう。
 まず最初にめとろい洞で手がかりになりそうなものを探す…。」
ランサー救出のための出発前。
メタナイトがメタナイツ、シルト、そして竜轡に何か話している。
これからのことでも伝えるのであろうか。
いずれにしろ出発が少々遅れそうだ。

……

10分後、彼らはハルベルトに乗り込んだ。
少々手狭だが巨体を持つハルバードよりは明らかに相手に気づかれにくいであろう。
ハルベルトが動き出してまもなく、メタナイトは再び「二刀剣術指南書」をとりだした。

と、そこへアックスナイトが現れた。
「あの…ランサー救出にギャラクシアは使用するのですか?」
「時と場合による。」
アックスの質問への答えはそれだけだった。
「そうですか。
 それでは…。」
アックス内とは立ち去ろうとした。
…が。
「まて。」
呼び止められ、問い返された。
「何故そんなことを聞いた。」

メタナイトの声は本を読みながらであるが威厳があった。
この声で尋問されたら思わず白状してしまいそうだ。
そして、アックスナイトも白状するその一人であったのだ。

「ランサーが見たがってましたから…聞いてみただけです。」
アックスナイトの言葉の後は少しの沈黙が残った。

「……そうか。
 もういいぞ。」

アックスナイトはてっきり『そんなことにギャラクシアは使わん』と、
渇を入れられるかと思っていたので、安堵のため息をついた。


「まだか?」
「まだダス。」
さっきから操縦室でシルトとメイスナイトのこんなやり取りが何度か繰り返されている。

「おい、まだか?」
しつこいシルトについにメイスナイトの堪忍袋の尾が切れた。
「まだダスよ!
 いい加減聞くのはせめて10分に一回にしてほしいダス!
 こっちだって操縦桿握って必死こいて操縦してるんダスから邪魔だけはしないでほしいダス!」

――と、ガクンという音を鳴らしハルベルトの高度が落ちた。

「おい!ちゃんと前向け!」
「へ?」
メイスナイトが前を向きなおすと大木が目の前に立ちはだかってる。


その時は何とか大樹を掠るだけですんだが、メイスナイトは操縦役から降ろされ、
代わりにトライデントナイトがその役を継いだ。

「まったく…。
 俺がいなきゃみんなお陀仏じゃねぇか。」
「そっちが余計なこと言うからダス!」
「俺がいなくたってお前はどうせわき見運転してただろ!?」

二人の口論は続く…

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投稿時間:03/02/06(Thu) 06:58
投稿者名:シルト・レヴァーニ


星降る戦場は、完全にディーラ達に有利なものとなっていた。
ダークマターやミラクルマターの数は、もはや数えられるほどになっていた。
奇怪な異界獣も、十数体のようだ。


突然、敵軍隊の動きが止まった。
ダークマターやミラクルマター達は、何かを恐れるようにして、退散した。
異界獣達も、やはり怯えながら退散していく。



「勝った・・・のか?」
ディーラが呟いた。

「・・・?」
ピッチがまわりを見る。
そして、驚愕の声を上げた。
「あれ、何?!」

全員その方向を向く。





そこには、この世のモノとは思えないモノがいた。


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「メタナイト様!あと一時間ほどでめとろい洞に着きます!」
ジャベリンナイトが言った。
ちょうどメタナイトは二刀剣術指南書を読み終えていた。
「そうか・・・ジャベリン」
「なんでしょうか?」
「いや、なんでもない。何か変わった事があったら伝えてくれ・・・」


「しかし・・・何か妙だ・・・」
トライデントが呟く。
「何が?」
隣でミスリル加工書を読んでいたシルトが聞いた。
「普通だったらこの辺りでもう雪国になっているハズなのに・・・」
トライデントはそう言いながら地図を出した。
「グレープガーデンからめとろい洞まで、ハルバートで3時間程・・・このくらいのヤツなら四時間から五時間はかかるだろう・・・なのに・・・」
シルトが窓をのぞく。
そして叫んだ。
「ここは・・・オレンジオーシャンだ!」
「何ぃ?!んなバカな!」

しかし、どう見てもオレンジオーシャンにしか考えられない。

「これは・・・一体・・・」

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投稿時間:03/02/06(Thu) 19:35
投稿者名:St@Na


仮面の騎士が凍りし土地の洞に戻りし時
雲の住人達が異形の『モノ』達と戦いし時
宇宙に向いし彼の者らは 青海の星へ
             ・・・・・・・・・遠き昔の予言

元光と闇の管理人、今や光の師であるタ―ツはタバコを吹かしている。
今は亡き元空の番人ユートに似た、リグレットの前で。
「しかし、石版もまだ断片的だし、某「伝説の●タフィー」もあれからいなくなったし・・・・・」
ぼやきながらも、タバコは欠かさない。口を閉じながらしゃべっているため、ちょっとモゴモゴしているが。
そんな部屋にも煙はない。カビラスのひらめきにより完成した「空気清浄機」のおかげだ。
「・・・・・ウルルンスターでΩと合った後はどうしますか?」
「ん?まあな・・・・・Ωが目的を作ってくれやがるさ。
それに、02軍も駐屯している可能性がある。そいつらを掃討だ」
「・・・・・そうですか・・・・・」
02軍を避け、息を潜めながら進んでゆく彼らにとってウルルンスターまではまだ遠いかもしれない。
が、それでいいのだろう。面倒を避けるのも一つの作戦である。
「(・・・・誰にでもあるかもしれない「闇」。それに立ち向かう俺達は無謀なんかじゃない。
  誰かがやらなきゃいけないんだ!)」
そうターツは決心した・・・・・・。

心に希望の灯をともした旅人達は 大いなる闇に立ち向かう
結末を知るのは 光と闇の理を守る者 時を守る者 空を守る者
星を守る者 物語の石 そして闇からの傍観者のみ
             ・・・・・・・・・ある者の詩

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投稿時間:03/02/06(Thu) 19:23
投稿者名:TARO CHI SUTO


天上の庭、グレープガーデン。

・・・・その情景は、見るにも惨い。

星屑の雨は止み、真っ白だった雲も血で真っ赤に染まっている。
そこにあるのは、
無造作に転がる住民のなれの果て、
ズタズタにされた怪物達と、
黒い霧が漂うだけだ。

天国を地獄に変えた張本人は、
死体の山の中心に立っている。
・・・というより、その場から「生えている」と
言った方が良いかもしれない。

先ほど、悪と戦っていた星の戦士団は皆撤退。
一人も死ななかったのが奇跡とも言える。





『それ』は困っていた。
ただ、助けようとしただけだったのに。

敵は全て退けた。多くは殺したが。
そこまでは良かった。
最初は恐々していた住人達も歓声をあげてくれた。

でも、手は止まらなかった。
側にいた住民を皆殺しにしてしまった。





『それ』を創ったのは、空中庭園の、古の民だった。
故郷を守るため、創った防衛システム。
・・・・『それ』、だった。

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投稿時間:03/02/06(Thu) 23:08
投稿者名:ソルビィ


戒厳令の解かれたグレープガーデンの街。
戦いは終わった。闇の者はみな、消えていった。
勝利だった。

それでも、街に人々の姿は見当らない。
笑い声も聞こえない。
聞こえるのは、むしろ人々の泣き叫ぶ声だ。
今、グレープガーデンは悲しみにつつまれている。

クラッコ砦――
砦の空気も、同様に沈んでいた。そして…。
「…デデデはまだ駄目なのか?」
クーが心配そうに言う。彼自身も、大きな傷を負っていた。
「今は…そっとしておいてください。」
コクラッコはそう言って首を振った。


デデデ大王は、戦いが終わってからずっと自室にこもりっきりだった。

―なぜこんなことになってしまったのだ?
 今も分からない。まだ信じられない。
 あいつらは、みんな死んだ。俺様の目の前で、死んでいった。
 もうあいつらは帰ってこない。

 みんな俺様のせいだ。
 俺様の…俺様のせいだ。
 俺様があんなことを言い出したから…。
 俺様があいつらまで戦いに駆り出したりしたから…。
 悔やんでも悔やみきれない。いや、俺様に悔やむ資格は無い。

 …2日前のあの出来事が脳裏に浮かんできた。
 あれは、ここを本拠地にするときの一般兵への説明会の時だ。
 もちろん、ディーラ達は参加していない。俺様とメタナイトだけだ。
 そう、あの時…。


『…そういうわけだ。これより、グレープガーデンはいつ戦場になるかわからない。』
『お前達は、ブライトやシャインの指示にしたがって、ここを脱出してくれ。無理に俺達に付き合わなくていい。』

 …オレンジオーシャンでの戦いは、あまりにも痛々しい結果だったのはいうまでも無い。
 だから俺様達は、これ以上あいつらを戦いに巻き込ませるわけには行かないと思い、こういう判断を出したわけだ。
 だが…。

『大王様!お言葉ですが言わせてもらいます。』
 一人のブロントバートだった。

『…大王様は私達をなんだと思ってるんですか?』
 …俺様とメタナイトは一瞬顔を合わせた。
『私達は、これでも大王様に忠誠を誓ってるつもりです。大王様の命令とあらば、どんなことだって従います、
 しかし…こんな状況でただ【逃げろ】とは何事ですかっ!!』
 彼は、息をきらせながらつづける。
『そりゃ…私達はあの人達のような力はないですよ…でもっ!!
 ここは私達の星なんですっ!!故郷なんですっ!!戦う資格だってあるはずですっ!!』
『っ…………』
『…私は、ここに残ります。そりゃ、侵略者達は怖いですけど…守りたいんですよっ!!この星をっ!!』
 言い追えた彼は、疲れ果てた様子で椅子につく。
 だが、それを合図に、他のやつらが立ちあがった。
『…ブロの言うとおりだっ!!』
『僕も残る!!』
『ポップスターはわいらが守るんや!!』
『余所者だけにエエ格好はさせられないなぁっ!そうだろみんなっ!!?』
そのまま、会場は歓声につつまれた。
俺様は…普段見ることは無いだろう、自分の部下達の想いを目にした。
 そして俺様は…『星の雨』を考えた…。あいつらの想いを、無駄にはしたくなかったから…
 

 だが…やつらはもう…いない。
 俺が無理にでも…帰らせればよかったんだ。
 俺様があんなことを言い出したから…。
 俺様があいつらまで戦いに駆り出したりしたから…。
 悔やんでも悔やみきれない。いや、俺様に悔やむ資格は無い。
 あいつらは、みんな死んだ。俺様の目の前で、死んでいった。
 もうあいつらは帰ってこない。

 俺は…俺は……俺はぁぁぁぁぁっぁっ!!!!!!!!!


……

「うあぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!」


デデデ大王の泣き叫ぶ声が、クラッコ砦に響いた。

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