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Another story of Kirby 第二部 [61]



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投稿日 : 03/10/12-23:58 
投稿者 : ディウステッド  


深呼吸を二、三回繰り返し、少し落ち着いた。
まだ、いらいらしてはいるが。

ふと、机の上に掛けてある写真を見た。
先程強く拳を机に叩きつけたのに、よく倒れなかった物だと思った。

写真にはブルータス結成時のメンバーが写っている。
……その写真に、何かで黒く塗りつぶされた跡があった。
(…そう…ここにも、奴は写ってた……。)


………写真を見ていると、また苛立ってきた。
よそう、とミシュレは写真立てを倒し、また深呼吸した。

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投稿日 : 03/10/13-00:28
投稿者 : ひでぶ  


「おい姉貴、いるか?」
ドアの向こうからやけに大きな声がした。
「うるさいね、一体なんだい」
「姉貴の客人じゃないのか? うちの弟が連れてきたやつ」

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投稿日 : 03/10/13-00:41
投稿者 : yuletear  


ミシュレは眉根を寄せた。
「客だって?」
あからさまに不機嫌な声で扉の方へ声を向ける。
「俺はあんな丸餅知らないし、うちの弟とやけに喋ってやがる。
おおかた姉貴に用があんだろ。通すぞ?良いよな?」
「ちょっとま…」
「おう、茶くらいは持ってってやるからな。」
随分と下の方へ視線を向けてから、大柄な男は通路の影に消えていった。
扉の側に立っていたのは、
森で会ったピンクの丸餅。見なれないこれまたピンクの生き物に、
灰金茶の髪をした長身の男に、先の男の弟だった。

「ちっ……また会ったね、餅。突っ立ってると邪魔だよ。」
ミシュレは怪訝な顔を直そうとはせずに、
それでもとりあえずは椅子を進めた。

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投稿日 : 03/10/13-00:38 
投稿者 : ディウステッド  


「で、何の用だい?餅。見た所仲間を連れてきた様だけど。」
「え、あ、うん。この二人はチュチュとターツ。僕達は」
「俺らはレジスタンスの今の状況を調べに来たんだ。」
カービィの代わりに、ターツが答える。
煙草を取り出して、火を付ける。
「ヒトの部屋で勝手に喫煙されるのは好きじゃないね。」
「あ。」
火を消し、吸殻を携帯用吸殻入れ(どこかで買ったらしい)に入れると、ターツは「すまん、いつものクセでな」と謝った。

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投稿日 : 03/10/13-00:50
投稿者 : ひでぶ  


「率直に聞くんだけど……正直、今、ミシュレさん達ってどうなの? 戦況」
「どうしたもこうしたもあるか」
チュチュの問いに、ミシュレはぶっきらぼうに答えた。
「あたし達レジスタンスは団結はしているが、軍隊のような戦い方は
していないんだ。個々で常に奇襲の機会を覗って、実行に移している
だけだからね」
「ふむ」
と、ターツ。
「奇襲は効果は出ているのか?」
黙って、ターツを睨むミシュレ。が、しばらくして、
「……そうであれば、あたし達はウルルンスターを取り戻しているよ」
と、悔しそうに言った。

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投稿日 : 03/10/13-00:59
投稿者 : yuletear  


「物資も人材も不足。…奇襲も上手くはいっていない…。
要するに、圧倒的に不利ってわけか。」
ターツが腕組みをし、簡潔に言った。
「うるさいね!あたし達だってあんなことさえなければ今頃この星はっ…!」
その言葉にミシュレが激昂した。
「…裏切り者が出たって言う話か?あんなこと。ってのは。」
「っ……話したのか?」
情報源であろう男を睨んだが、男はすみません。とだけ呟いて頭を下げるだけだ。
「…ああ、そうさ。」
ミシュレは暫く黙っていたが、そっぽを向きそれだけ答えた。 

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一方その頃。
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投稿日 : 03/10/13-01:57
投稿者 : Starsage  


 煌びやかな発色は、自然の模倣を意味するのだろうか。鮮明な監視カメラに映し出されるダークマターの闇の波動が、モニターの壁を越えて伝わるような気分がする。
「レジスタンスを、壊滅させるつもりではないでしょうか。特殊工作員を送り込み、組織の基盤を揺るがしてから、一網打尽にする。」
 グレンの意見は想像の範疇を超えないが、特殊という文字が生み出すアブノーマルなイメージ。性に於いては倒錯となり、戦争に於いては虐殺行為である。逸脱した行為を示す文字がもつ、独特の感触が彼の意見に重みを加えていた。
「まだ、そうだと決まったわけじゃない。」
 ソルブィードが辺りを一瞥しながら、どこか釈然とせずに反論する。三次元デバイスを汗ばんだ手で握り締めて、もう少し深く首を突っ込むことに決めた。この、絡み合っていて煩雑な闇の計画を。

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