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Another story of Kirby 第二部 [62]



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投稿日 : 03/10/13-02:13
投稿者 : ディウステッド  


カタカタカタ……
ソルビィのキーボードらしき物を操る音が響く。
暫くして、彼の手が止まった。
「…これは…。」
「どうしたの?何か見つけた?」
画面に、闇のものの言語で「パスワードを入力せよ」と表示されていた。

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投稿日 : 03/10/13-02:25 
投稿者 : ひでぶ  


「何? どうやってこの画面を出したの?」
「『特殊攻略』について何か知れたらって、ファイルを辿っていったら……」
「チャンスですよ、これ。パスさえ分かれば、『特殊攻略』が何だか
分かるかもしれない」
とはいえ、迂闊に手を出すと、たちまちエラーが出るに違いない。
画面と対峙していたソルビィは、しばらく間を置いてから、
おもむろにそのファイルを閉じた。
「強行手段が使えない分、これが頼りです……どこかで、パスワードを」 

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投稿日 : 03/10/13-02:39
投稿者 : yuletear  


『特殊攻略』と名付けられ、別格扱いされている作戦のことだ。
そのパスワードが容易に探し当てられるものでないことは
よくわかっていたが、それしか方法が無いこともまた確かだった。
一般用の情報とは言え、『特殊攻略』というものに繋がる「何か」が
隠れてはいないか、ソルビィはもう一度他のファイルに念入りに目を通す。
その間、まーびぃとグレンが端末からプリントアウトした簡易地図を
見ながら、情報が得られそうな場所を探した。

他のファイルからはパスワードに関する情報が得られないと
判断したソルビィが手を止めた時、まーびぃが地図の一点を指した。
「ねえ、このスペースってちょっと怪しくないかなぁ?」

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投稿日 : 03/10/13-02:56
投稿者 : ディウステッド  


他の部屋には弾薬庫、会議室、情報端末室といったように名称が書かれているが、
そのスペースには何も記されていなかった。
しかも、壁のラインを表す線の色が非常に薄い。
空き部屋なのか、それとも……。
「何か分かるかもしれませんね。行ってみましょうか。」
氷の脚立を作り、彼等は通気口へ入った。 

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投稿日 : 03/10/13-03:09
投稿者 : ひでぶ  


ダークマターは呼吸している。だが、一般の生物と違って、その呼吸は
空気中に気体となって存在する物質を吸い込んでいるわけではない。
通気口が必要なものは、アトランティス軍所属のヒト型種族でもそれほど
多くないのだが、どの艦にも必ず取り付けられているようだ。
ゼロツーは、絶対神に代わって「生物」を支配することを、本気で遂行する
気なのか。狭い通気口の中を渡りながら、光と闇の管理人であるまーびぃは
唇を噛んだ。

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投稿日 : 03/10/13-03:20
投稿者 : yuletear  


通気口の途中、幾度か通路の様子を垣間見える小さな穴のような
隙間がある度にグレンは思わずその人工的な光の方へ目を向けていた。
時折通るのはダークマターだけで、まともな人間らしいものはいない。
怪しい小部屋へは着々と近づいているのだが、その部屋に近付けば
近付くほど、巡回しているダークマターの数が減っていることに気づいた。

それは前を行くソルビィ達も感づいているのだろう。
だが、それを詳しく調べている時間も無い。
見張りが少ないのはそれだけその部屋の重要性と機密性が高いことを
示しているのかも知れない。
やがて3人は例の「怪しい小部屋」へと到着した。

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投稿日 : 03/10/13-03:36
投稿者 : ディウステッド  


怪しい小部屋には、複数のファイルが置かれていた。
中身はこの船の乗員の詳細や、何かの戦闘データらしき物等、様々な物だ。
パスワードに関する物は無いかと探していたグレンの手が止まった。
(このファイルの並び方……おかしいな…?)
よくよく見ると、ファイルはナンバーとはバラバラに並べていた。
「ねぇ、このファイルの並び方おかしくない?」

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投稿日 : 03/10/13-04:08
投稿者 : ひでぶ  


ソルビィはそのファイルを手にとって、ナンバーを見た。
「『14・惑星制圧とその結果』か……確かに並び方が違いますね」
「ねえ、2人とも……ちょっとこれ、どう思う?」
ちょうど左から14番目のファイルの前に立っているまーびぃが、
そのファイルを取りだす。
「見て、これ」
まーびぃが手にしているファイルは「6・ダークアームズの戦果」と
書かれているが……中身は。
「〇/×26時、惑星△□に侵攻開始……´_ゝ`大佐の指揮により、
数時間で全土制圧に成功……あれ?」
グレンとソルビィは顔を見合わせて、今度は14番目であるはずの
ファイルの中身を確認した。
「……最新で投入されたダークファイターとダークアーマー++は
人海戦術において、わずか数機のみにも関わらず強力な効果を発揮し、
先の作戦では_| ̄|○平野の戦いをこと有利に……」
どうやら、ファイルと中身が逆になっているらしい。

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投稿日 : 03/10/13-04:33
投稿者 : yuletear  


並び方がてんでばらばら。しかも中身が逆の6と14のファイル。
…あからさまに怪しい。
手分けしてファイルと中身を確認していくと、
他にも幾つか中身が逆のファイルが見つかった。
中身が逆になっていることを除けば、ファイルの情報自体は
さほど重要なものでもない。
6の中身は本来14の中身で、14は本来6の中身…。
「中身が逆になってるっていうことが重要なポイントみたいですね。」
他のファイルを抱えたグレンの言葉に二人は頷いた。 

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投稿日 : 03/10/13-05:06
投稿者 : ディウステッド  


「でも、一体何なんだろ…?」
グレンはファイルをパラパラ捲りながら呟いた。
中身が逆になっているファイルには一体何の意味があるのか。
「…何か、パスワードとか隠してあるのかな?」
他にも何か無いか、部屋にあるファイルを漁っているまーびぃ。
ソルビィは中身が逆のファイルが何であるかを考えていた。

思考を中断させる。
「誰か来る…!?」
「この気配は……ダークマターの一般兵かな…?」
三人は素早く何も無い場所の壁に隠れ蓑を敷き、気配を消した。 

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投稿日 : 03/10/14-10:46
投稿者 : さびかび  


予想どおりに近くを通りかかったのは多分見回りと思われる
ダークマター,一般兵であった。
そのダークマターは何かがいたことの気配を感じるかのように
目を尖らせて周りをしばらく見回していた。
それが終わったかと思うとそのダークマターは
あいている引き出し,ばらされていたファイルに気がついたようです。
「あちゃ〜,ここで怪しまれて仲間を呼ばれたらアウトだ。」
グレンが気配を消しながらも頭を振りながらぼそっと言います。
「しっ!また来る!」
ソルビイが手をグレンの口に被せ黙らせます。
「ねぇ,もっているあれって…あの怪しいファイルじゃないの!?」
グレンはソルビィの手の下で呟きます
そしてみんなが見ていると確かにそのダークマター一般兵
の手があるはずの場所に抱えられていたのはあのファイルでした。
「なっつ!?持って行かれたらなんかマズくない!?」

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