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Another story of Kirby 第二部 [65]



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投稿日 : 03/10/16-13:09
投稿者 : yuletear  


端末室にはもちろん、辺りからもダークマターの気配は消えていた。
「諦めたんですかね?」
一応、周囲を警戒しながらグレンが言った。
「そうかも知れないけど…油断はできない。ってとこかな。」
まーびぃが通ってきた通気口を一瞬見上げてから答えた。
ソルビィは再びパスワード入力のファイルを開いている。
先刻と同じ、「パスワードを入力して下さい」という画面。
「どうするんです?」
グレンが画面とファイルを交互に見つめた。
「申し訳無いんですけど、中身が違うファイルの
ペアと題を書き出してくれますか?」
「じゃあ僕がやるよ。グレン君。ちょっとファイル貸して?」
闇の文字が読めないグレンからファイルを受け取ると、
まーびぃはさらさらとメモを取り始めた。 

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投稿日 : 03/10/16-11:26 
投稿者 : ひでぶ  


そして、そのまま書き出した紙を、ソルビィに手渡す。 

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投稿日 : 03/10/16-13:40 
投稿者 : yuletear  


「ありがとう御座います。」
メモを受け取ると、ソルビィはパスワード入力画面とは
別のファイルを開いた。
そしてまたカタカタとキーボードを打ち始める。
「何をやってるんですか?」
グレンが不思議そうに聞いた。
「さっき一通り調べた時に、『資料』の項目で空欄が幾つかあったんです。」
画面から目を離さずソルビィは答えた。
「そこに「正しい」ファイルの名前を入れればいいんですよ。」
そう言うと、彼はファイル6の場所に「ダークアームズの戦果」、
ファイル14の場所に「惑星制圧とその成果」と入力し、
…他にも中身が逆でバラバラに入っていたファイルの名前を入力していった。
「そんなので良いの?」
てっきりもっと難解な仕掛けだと思っていたまーびぃが目を丸くした。

「棚では、中身の順番で並べられてましたよね?」
確かに…本棚には6のところにファイル14が入っていたし、
14のところにファイル6が入っていた。
「中身の順番じゃなくて、本来のファイルの順番に直して入力したんです。」
エンターキーを押すと、白と赤の枠中に文字の羅列が出てきた。
手元のメモにそれを書き写し、彼はポケットから一枚のMOを取り出す。
それを機械に入れ、パスワード画面へ戻った。

メモに写した羅列を入力すると、ロックの解除を告げる表示が映し出された。
ソルビィはふぅ…と息をつき、まーびぃとグレンの方を向いた。
「これであの情報について何か得られる筈です。」

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投稿日 : 03/10/16-12:06
投稿者 : ひでぶ  


本作戦の機密管理はウルルンスター攻略において最重要のものとし、
概要と詳細の確認は上位官3名のみ許可されるとする。

本作戦はウルルンスター各地でゲリラ活動を行うレジスタンスグループの
一掃、そしてウルルンスター攻略を完遂させることが目的である。
作戦内での守護神・アムスフォード=リタリティエイゼンの起用は
第一優先事項であるため、上記守護神の保護・管理を常時厳重に行うこと。


「守護神……例の裏切ったやつか」
画面を眺めながら、まーびぃが呟いた。
「敵も完全には信用してはいないのでしょう。保護・管理だなんて、
警戒のための見張りに違いない」
闇のものの文字が読めないグレンが「ねえ」と2人に問い掛ける。
「その守護神が、『特殊攻略』とかいうのに関わっているんですよね?
どんな奴かは分からないんですか?」
「多分、分かるかと……これで」
キーボードを打ち鳴らすと、左の立体画像出力が作動して、
呼び出されたものを映し出した。

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投稿日 : 03/10/16-18:42
投稿者 : yuletear  


「へぇ……」
映し出された映像に誰ともなしに声をあげた。
その人物はまさに「水」を表すような姿をしていた。
深淵を覗かせるような深い藍の瞳を持った青年で、
長い髪は清い流れを思わせる水色。
服装からしてみても『守護神』という言葉に納得が行くような…
そんな儀礼的な服が良く似合っている。
「綺麗な人ですね。男の人ですけど。」
グレンがそう呟いた。
「お褒めにあずかり光栄だな。」
部屋に澄んだ男の声が響いた。

3人は即座に振り向き、その声の主と相対した。
そこに立っていたのは長身の男で、
立体画像に映し出されていたのと同一人物だった。
「…あんたがアムスフォード=リタリティエイゼン?」
「そうだ。」
アムスフォードと3人との間には一定の距離がある。
何故か彼はそれを縮めようとする気配はない。
今ここで騒ぎを起こす気が無いのか…それとも、
よほどの自信があるのか。
恐らく後者だろうな。と、まーびぃは予測を立てた。
「先程ははっきりと見えなかったが…まさかこんな子供が侵入者とはな。」
ふん。と鼻で笑うとアムスフォードは「どうする?」と言わんばかりの
視線をこちらに送っている。
自分達の反応を楽しんでいるのかも知れない。
いきなり攻撃されないのはこちらとしても好都合なので、
情報の引き出しとセーブが完全に終わるまで
まーびぃは目の前の「守護神」とやらと少し話しをしてみようと思った。

「…星を守る筈の守護神が、なんだってゼロツーの方についてるのさ。」
彼女の言葉に、アムスフォードの形の良い眉が怪訝そうにひそまった。
「もうこの星に、守るべき者などいない。」
「え?」
目を丸くしたのはグレン。
そんな答えが返ってくるとは思わなかったのだろう。
「『守護神』っていうのは、その星とそこに住んでる人を守る為に
特別な力を授かってるんじゃないんですか?」
アムスフォードは吐き捨てるように言った。
「うんざりだ。崇められるのも「奇跡を。」などと言われ、
『守護神』としての力だけを求められるのもな。」
彼は腰につけた何かを握りしめながらなおも続けた。
「奴等は一体何をした?「奇跡」を求める以外に『守護神』を頼る以外に
星の民は何をした?」
ここまで一気に言うと、アムスフォードはソルビィに視線を向けた。
「お前のところだって同じようなものだろう?」
「僕は……貴方とは違います。」
そう言って、ソルビィはぎゅっと唇をかんだ。

「でも…もしこの星が闇のもの達に奪われてしまったら、
何の罪もない生き物達まで闇に染まってしまうんですよ?!
それこそ貴方だって無事にはすまないかも知れない。」
「生憎と興味が無いな。私から守るべき人を奪ったこの星の奴等のことなど
私が気にかけてやる義理は無い。それに…」
何かを握っていた拳をさらに強く握り彼はグレンを睨みつけた。
「『守護神』としてしか見られないなら、いっそ滅びてしまえば良い…。」
ぎり…と歯噛みし、彼は俯いた。
「…そろそろ、お喋りはお終いだ。」
アムスフォードの手に何処からともなく水が現れる。
「いけないっ!」
グレンが彼に飛びかかり、大剣で薙ごうとするが
アムスフォードの体は見る間に液化し、その斬撃を難なく避けた。

…と、機械からMOが吐き出された。
それを素早く懐に入れると、ソルビィはまーびぃに耳打ちする。
「ここまでです。撤退しましょう。」
まーびぃは頷き、グレンにこっちへ来るよう合図した。
アムスフォードが人の形を取り攻撃してくる前に…。
グレンがこちらへ戻ってきた。が、足元にあった何かを拾い上げ
不思議そうな顔をしている。
「早く!行くよっ!!」
経験転移を始めたまーびぃ達にアムスフォードは水球をぶつけたが、
幾つかはソルビィの冷気によって阻まれた。
彼女達が消えた後、びしゃっと壁に水がぶつかる。
「……逃がしたか…。」
さして気にした様子も無く、腰元に手をあて……
アムスフォードの顔色が変わる。
あれがない。周囲を探すがそれは見つからなかった。
そういえば斬りかかって来た紫色の球体が何か持っていた。
「くそっ…!!」
アムスフォードは声を荒げると同時に部屋の椅子を水でなぎ倒した。

ノヴァ前。
やや緩くなった陽射しの中、3人は座りこんでいた。
緊張が解かれたのかまーびぃが軽く溜息をついて立ち上がった。
「ちょっと騒ぎになっちゃったけど、情報は手に入ったね。」
「そうですね。MOも無事ですし…。」
ソルビィがMOを取り出し、またポケットにしまった。
「ソルビィさん、まーびぃさん。」
グレンが鈍い銀色に光る何かを2人に見せた。
「多分…あの人のだと思うんですけど。なんでしょう?これ。」
「…ずっと握ってたやつだね。ちょっと見せて?」
小さい音を立てて開いたそれはロケットになっていて、
中には穏やかに微笑む女性の肖像が入っていた。
「綺麗な人だね…それに、髪の毛のところなんて本物みたい。
どんな銀糸使ってるのかな?こんなの見たことないや。」
グレンはもう一度受け取ると、目を細めてから言った。
「僕も初めて見るものなんではっきり言えないんですが…
これって『メモリアルジュエリー』ってやつじゃないですかね?」
「メモリアルジュエリー?」
グレンは頷いて、髪の毛の部分を指差した。
「故人の髪の毛とかを使って作るアクセサリーのことです。
これ、多分、この女性の遺髪じゃないでしょうか。」
アムスフォードがしきりに言っていたことを思い出す。
「じゃあこの人が、守るべき人だったってこと?」
3人は少しの間、そこで考えていたがソルビィがぱちんとロケットを閉じた。
「ここで悩んでいても始まりませんよ。早いところこの星を救う方法を
見つけないと。それから、これをあの人に返す方法も。」
ソルビィの言葉に頷いて3人はノヴァ内に入っていった。

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投稿日 : 03/10/16-19:21 
投稿者 : TaRoChiSt  


会話は沈黙した。

皆、何を言っていいかわからないのだろう。
カービィは、何か言おうと、もじもじ動いている。

ふと、ターツが首を傾け、視線を何も無い壁に向ける。
その動作に違和感を覚えるものは誰もいない。
極々、自然な動作だからだ。
たとえ、その視線の遥か先、
02軍戦艦内のアムスフォードに向けられていたとしても。

また、視線をミシュラに戻し、口を開く。
「・・・はっきり言うとだな・・・」
その場にいた全員が、彼に振り向く。
「・・・・このままではレジスタンスに勝ち目は全く無いと思うのだが」
きっ と、ミシュレが睨み付ける。
「そんなの・・・・分かってる、さ・・・」
視線が、机に下がる。
「でも、ここはあたし達の星だ。故郷だ。」
きつく握り締めた拳を机に押し付ける。
「救いたい・・・ただそれだけが、あたし達レジスタンスの共通の願い」
「だが実際に奇襲は効果が出ない。」
「できることはしたいのさ!! 1+1は0には成らないだろう!?
マイナスにならなければ、あいつ等の戦力は」
喋り切る前に口を出す。
「ダークマター、敵の兵はほぼ無尽蔵。マイナスではないが0から変動しない」
しばらく、傍観していた男が口を開く。

――――姉御が可愛そうだ。
「・・・あなた達は、何のようでここに来た?」
カービィが男を見上げる。
「僕達は、戦況の調査を・・・」
男はカービィを見下ろした。
「じゃぁ、用はすんだろう。帰ってくれ。」
目が潤んでいるミシュレを見て、
男は、唐突に言い放つ。

カービィは、どうしよう、とターツを見る。

ふぅ、と、ため息をつくとカービィを見下ろしながらターツは、
「・・・俺等と、いや、星の・・何だっけ、あぁ、戦士団。
星の戦士団と、手を組まないか?」
え?という顔でチュチュがも見上げる。
「両方に有益であるし、それに、あんたが他のレジスタンスに声をかけてくれれば、団結できる可能性もある。」

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投稿日 : 03/10/18-10:15
投稿者 : St@Na  


「…。」
ソルビィ達を取り逃がしたアムスフォードは、一人艦内通路を歩いていた。
そこへ、リペヤーが来る。
「先ほど艦内の個室の床と備品がびしょぬれになっていましたが。あんな芸当ができるのはアムスフォードさんだけですよね…。
本当は、侵入者の所在はわかっていて、そこで戦闘を繰り広げたんでしょう?」
「だからどうした。」
「何で教えてくれなかったんですか?」不機嫌そうな顔でリペヤーが言う。
アムスフォードは沈黙のあと、こう答えた。
「守護神同士会話してみたかった…ということにしておく。」
「“しておく”って…。」
「不服なら今度は水死するまで水撃を食らわせてやろう。」
「う…は、はい。」リペヤーはアムスフォードの脅し(本気?)に降参したような感じでその場を離れた。
事実、時間さえあればこの艦を丸ごと水槽にすることも彼には可能である。
そういったことが分かっているからリペヤーは退いたのだろう。
「…。」アムスフォードは再び歩き始めた。


その頃、レジスタンス本拠地。
「…言ってることはかなり筋が通っているけど、妙にうまい話だね…。」黙っていたミシュレが言った。
「信用できないっていうのか?」
「ああ。あんたたちが偽者ってこともありえるじゃないか。」疑り深い目でターツ達を見つめながらミシュレが言った。
「偽者って、そんな訳ないだろ。守護神に裏切られたからってそんなに人を疑うなよな…。」
「証拠でも提示しないと駄目なんじゃない?」チュチュが言った。
「そんな物あったらとっくに出してるよ。」カービィは悲しげに答える…。
「…明日あたりもう一回来てくれ。それまでには答えを考えておくから。」ミシュレの言葉でこの交渉はいったん中止となった。

その夜、ノヴァ内部。
グレンが、戦艦内で起こったことを説明する。
「アムスフォードは、本当にウルルンスターを見捨てたみたいだ。」
「…守護神を放棄したってことか。」ターツが答える。
「…。」
「あと、敵の戦略についてのデータ等を複製してきました。」ソルビィがMOを提示した。
「で、そっちの収穫は?」まーびぃがターツ達に問う。
「交渉を申し出たんだけどよ…。返答は先送りで、明日聞きに行く予定だ。」
「そうか。」


02軍戦艦内
リペヤーが“判明している敵の個人データ集”と書かれているMOの中身を見ていた。
「リペヤー様、敵のデータなんか見てどうするつもりですか?」ダークマターが問う。
「いや、この少女に興味があって。」
「アドレーヌ…。リペヤー様と似た能力を持っているようですね。報告ではその能力で大量の敵を生み出したそうですが…。」
「…戦ってみたいなぁ。」

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投稿日 : 03/10/18-13:41 
投稿者 : TaRoChiSt  


ノヴァ内部。
皆はそれぞれ思い思いの場所に移動し、
ある者は飯を食い、ある者は雑談を、ある者は武器の手入れ。

番人、ソルビィ、カビラス他略(ぇ)は、MO内のデータ解析。
もとい作戦原案作成会議(語呂が悪い
喧喧囂囂、かなりデッドヒートしてるらしい。
ドアの外まで声が響いている。


食堂から少し離れた所に位置している休憩室。
自販機の前にあるベンチにターツが腰掛けている。

彼も、明日の事について考えていた。
・・・自分の任務についても。


ふぅっと、息を吐く。
煙草の紫煙が浮かぶ。
灰皿をコンコンと煙草で叩き、右手を口元に持っていき、煙草を咥える。

――――守護神が反神勢力についた、か。
今度は煙草を灰皿に押し付け、置く。

はぁー。
自然とため息がでる。
無駄な仕事を増やしてくれやがって。

アムスはよっぽど自分に自身が有るのか?
絶対神は裏切り者を許さないと言うことを奴は知っているのか?
確実に殺害・・・肉体も精神も確実に抹消されるというのに。
もっとも、それを実行するのは俺だが・・・

あの位の戦艦ならぶっ壊すには苦労しない。
だが、中のアレまで壊してしまったらエライ事になる。
カービィ達を利用するのは少し気が引けるが
まぁ、仕方がないことだろう。

テーブルに置いといたチューハイ(爽快レモンサワー味)を飲み干すと、
腕時計を見た。

―――そろそろ寝るかな・・・

自室へ帰ろうと立ち上り、空き缶をゴミ箱に投げ入れる。
振り向くと、
ドアの前に空気清浄機を持ったリグレットが立っていた。

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投稿日 : 03/10/25-13:34 
投稿者 : St@Na  


「ん…。」
リグレットはターツに近づき、一言言った。
「…アムスを断罪するのですね。」
「そこまで大袈裟じゃないがな。しかし、守護神が闇に落ちるとは…。
 もう何が敵で何が味方かわからねぇよ。」
「人の心は、決意に開いた少しの隙間に入った邪念によって簡単に変わってしまうものです。」
「は?」あまりに詩的な一言にターツが首をかしげた。そして、こうつぶやく。
「なあ…もし、仲間の誰かが裏切るようなことがあったら俺はどうすればいいんだ…?」
「…。」ターツの問いに答えず、リグレットはその場を去っていった。


同時刻、ソルビィ達は…。
「敵の主力は元守護神のアムスフォードと、お前達が会ったリペヤーというペンキで炎を出す奴か…。」番人が言った。
「番人さんは彼に会ったことがあるんですか?」
「いや、俺もあまり会ったことはない。」ソルビィの問いに答える番人。
少しの間があいた。
「…少なくともダークスター消滅から今までの二年の間に裏切ったんだと思いますね。」
「あるいは、02軍襲撃の時か…?」
そのとき、アドレーヌが部屋に入ってきた。
「はい、コーヒー。」
「ありがとうございます。ところで、僕が会ったリペヤーという敵はアドレーヌさんに似た能力を使ってきました。ただ、単属性しか発動できないようでしたが。」
「ふーん…。」
夜は更けていく。

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投稿日 : 03/11/05-22:49
投稿者 : 緑魔導師  


一方、ノヴァの方は・・・
入口のところで数人の人影があった。
どうやら、リック、カイン、ディッセのようだ。
いくら夜でも警備を怠っては駄目なのだ。
そう、ここにいるかもしれないダークマター達にとっては
夜こそが独占場なのだから。
と、3人(?)は番人に言われて持ち場についたのだ。
「はぁ〜、暇だ〜〜、見張りは・・・眠い・・・」
カインがあくびをしながら言った。
「こんぐらい我慢しろよ。あと25分で見張り交代なんだから。
 ・・・それはいいとして・・なんでカインがいるんだ?
 リックはハムスターで夜行性だから、夜は強いだろ?
 だったら、俺やこんな魚より、リック一人の方がよくないか?」
と、ディッセ。・・・その時だった。
「・・・さ、さかな!こんな魚!?
 ぼ、僕、そんなにそこまで言われたことないのに!
 ひ、ひどいやディッセさん・・・・」
さっきまで眠気でダウンしてたカインがディッセの文句を聞いて
眠気が覚めてしまったのだろうか。
涙目になってしまい、ディッセの髪の色の様に充血してしまった。
そして、なぜか口にパラソル入れ、それを振り回して、
泣きながらその場でディッセを追っかけまわしていた。
「そんぐらいで泣くなよ!いや、怒ってんのか?」
「五月蝿い!うるさい!!ウルサーーーイ!!!わああぁぁぁん!!!」
ヒステリックに(?)泣くカイン。
「おいおい、2人共、夜中に迷惑だからもうやめろよ!」
リックが抑えようとしてるが、2人共聞く耳持ってない。
「ディッセさぁぁん!!」
「うるせえぞ、マンボウ!
 こうなったら俺の力で焼き魚にしてやるぜ!!」
「や、焼き魚・・・」
カインは一瞬にして青ざめた。
ディッセの周りには紅い炎のような波動が纏っていた。
まともに喰らうとカインだけでなく、
リックも巻き添えで丸焼きになるだろう。
・・は〜、ダークマターでもこない限り終わらないな
こんなに珍しい組み合わせの喧嘩。
リックがつぶやいたその時だった。

ズドォォォーーーーン!!

「あれ?な、なんだ今の音は?」
リックが何かに気づき後ろを見てみるとノヴァの側面に炎が上がってる。
ディッセのガーディアンズレインフォースの炎にしては
不自然な燃え方だ。
それどころか・・・炎が青かった。

「・・・って、おい、ノヴァが火事になってんぞ!」
「はやくいこうぜ!!」
ディッセとリックがその場に向かった。
「ま、待ってよ〜!」
一足遅れてカインも向かった。

そして、ノヴァ内。
火事を見つけたピックが消火活動に手を焼いてた。
青く変化して水の力で消しているのだが、いっこうに治まる気配はない。
「ふえぇぇ〜〜、消えてくれないよぉぉ〜。」
「ピック君〜!一応この消火器持ってきたよー!」
「カビラス君、ピック君、あたしも手伝うわ!」
そこに現れたのはリヤカーに運ばれた馬鹿でかい消火器を持ってきた
カビラスとアドレーヌが駆けつけてきた。
カビラスは早速、その馬鹿でかい消火器を青い火に向けて噴射し、
アドレーヌはなるべく火の届かないところにキャンパスをセットして
アイスドラゴンを描いた。


「・・・ふぅ、やっと消えた・・・」
3人の活躍でなんとか炎を消火し、一安心したその時。
炎で壁がポッカリ開いたところからなんと数匹のダークマターが出現した。
どうやらこのダークマター達は基地の崩壊から免れてきた奴だろう。
「お、どうやら計画通りだな。丁度いいとこに現れてくれたもんだ。」
ダークマターの一人(?)が言う。
奴の視線はアドレーヌに向けられてる。
その瞬間、彼女の後ろに回り込んだダークマターがアドレーヌを
外へ突き飛ばした。
「キャッ!」
突き飛ばされ気絶したアドレーヌを外にいたダークマターが受け止め、
そのまま宙へ舞っていった。
「よし、リペアー様のところへ運ぶぞ!」
そこに、炎の衝撃波が飛んできた。
アドレーヌを抱えたダークマターはかろうじてかわした。
下を見ると、まるで炎のような気迫を漂わせた少年がいた。
「待て!そいつを・・アドレーヌを返せ!!」
そこに現れたのはディッセ達だった。
「返さないなら・・・これでも喰らいやがれッ!」
ダイノソードを構えダークマターに斬りかかり、
リックは拳を構えて奴らに突撃し、
カインは電球を打ち出し、
ピックはマジックソードを構え、
カビラスはクリスタルサーベルを取り出しダークマターに襲い掛かった。

しかし、突然現れたダークマターの大群によって、
思うように攻撃ができず、
やっと倒したころには
アドレーヌと彼女をさらったダークマターの姿はそこにはなかった。

ディッセの手からダイノソードがカランと音がしてその場に落ちた。

「・・・く、く、ちくしょおぉぉぉぉーーー!!!」

水の星の晩、コレカラスターの守護神の叫び声がこだました。

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投稿日 : 03/11/26-16:21
投稿者 : 緑魔導師  


ウルルン編ダイジェストです。

・まずは宇宙編メンバーから。
 カービィ、アドレーヌ、カイン、チュチュ、リック、ワドルディ、
 時の番人、ターツ、まーびぃ、ソルビィ、ディッセ、グレン、ピック、
 カビラス、リグレット・・・の15人。
 ※ミシュレ達ははっきりしてないので加えません。

・では、本題へ。
 一行、ウルルンスターに到着。     
 ↓
 カービィ達、Ωと再会。
 ↓
 カービィ、ピック、グレン、Ωを探す。
 その時、謎の女達と遭遇。
 カービィ達、餅と勘違いされ女達から逃げながらノヴァへ。
 ↓
 ノヴァ入口で番人が待ち伏せ。女達をノヴァへ連行させる。
 ↓
 取り調べ開始。
 女達の正体はウルルンスターのレジスタンスで、
 女はミシュレと名乗る。
 ミシュレの口からこの星の守護神が02側になってしまったことを
 聞かされる。
 ↓
 ターツ、カイン、チュチュから
 ウルルンスターの守護神・アムスフォードの事を聞く。
 ミシュレ達、ノヴァから出て行く。
 ↓
 カービィ、ターツ、チュチュはレジスタンスの基地へ。
 出発前、カインからコピーのもとDX『プラズマ』をもらう。
 ソルビィ、まーびぃ、グレンは02の戦艦へ侵入。
 ↓
 02の戦艦にて。
 アムスとリペアーが侵入者に気づく。
 ↓
 カービィ達、暗号を解いてレジスタンスの基地に着きミシュレ達と再会。
 ターツ、ミシュレにレジスタンスとの同盟を結ぼうと頼む。
 ↓
 一方、ソルビィ達、アムスとリペアーに遭遇。
 リペアー、ペンキのはけを炎に変えて襲い掛かる。
 ソルビィは氷の力で逃げ切る。
 アムス、『水』の力で3人を追い詰める。
 戦いから逃げる途中、ロケット(ペンダント)入手。
 ソルビィ達ノヴァへ帰還。
 ↓
 ロケットの中身を見てアムスの事がわかり始める。
 グレン、アドレーヌにリペアーの力の事を言う。
 ↓
 一方、02の戦艦内でリペアーがアドレーヌと戦いたいとつぶやく。
 ↓
 ターツとリグレットの会話。リグレット、空気清浄機を持ってくる。
 ↓
 夜。ディッセ、リック、カインがノヴァの入口で見張り。
 ↓
 ノヴァで火事発生。ピック、カビラス、アドレーヌが消火する。
 ↓
 ダークマター出現。ディッセ達その場に駆けつけるが
 虚しく、アドレーヌがさらわれてしまう。
 

※編集者注:この後、元記事では現在地MAPが書かれていましたが、
      次の記事にて訂正版が書かれているので、省略しました。

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投稿日 : 03/12/01-17:41 
投稿者 : St@Na  


> 緑魔導師さんへ
> 訂正個所を発見しました。修正版を書いておきます。
> 
>                    02の戦艦
>            ●@●       ■
> レジスタンス基地
>    ×
> 
>                        @…アドレーヌ
>           ノヴァ ◇        ☆…カービィ現在位置
>           ☆◎ ◇◇        ◇…ディッセ達
>             ◇  ◇       ●…ダークマター
>       
> 私の書き込みではカービィ達はノヴァにいるということになっています。
> ついでに、たろちすとさんの書き込みでもターツがノヴァにいるシーンが書かれています。
> 訂正個所はこれだけです。では、本編です。

=============================

カービィ達は敵襲を受けた上にアドレーヌが拉致されたという「泣きっ面に蜂」というべき状態に陥っていた。

会議室
「困ったことになったな・・・。」
「こうなったら誰か敵艦に潜入してアドレーヌを助けるしかないのか・・・。」ディッセが呟く。
「無理ですね。敵はかなり警戒を強化しているでしょう。前のようにうまくはいかないはずです。」・・・ディッセの提案はソルビィに却下される。
「じゃあ、どうするって言うんだ?このまま黙って待っていたって状況は全くよくならない。もしかしたらアドレーヌが・・・。」
「・・・敵もそんなに馬鹿じゃねぇ。きっとあいつをダシに何か交渉を持ちかけてくるか、あるいは盾にするか・・・。
 どちらにせよ、このままだと厄介だな。」
ターツの言うことももっともである。
「ミシュレとの交渉は返答を後回しにされるし、本当にいやなことばかりですね・・・。」
そのまま、さらに夜は更けていく。

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