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遥かなる旅の果てに [1]



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投稿時間:04/09/12(Sun) 21:34
投稿者名:踊る米玉・十瑠


夜風が涼しい。
当然のことかもしれない。今は夏から秋への変わり目。こうして夜に外に出るのも、結構いいことかもしれない。
カービィは遥か天空に佇む満月を見上げながら、ふと思った。

視界を遮るものが何もない、小高い丘の上。隣で眠り込んでしまったグーイを振り返り、また満月を仰ぐ。


――カービィさん、月でウサギが餅ついてるって本当でしょうかね?
――もしついてるんだったら、僕、食べてみたいなあ。


グーイはいつしか、こう言っていた。
(僕もちょっぴり食べてみたいな。月の上で作られた餅)



『――この世界は直に時を失う――』

午前二時ほどになった頃だろうか。突然カービィの背後から低く掠れた、非常に聞き取り難い声が聞こえた。
驚いたカービィが後ろを振り返ると、そこにはどす黒い紫色をした球状の光が浮いている。
「…だ、誰なの?」

『――時を失った世界は、最早甦る術をもたない――』

「ちょ、ちょっと待ってよ!時を失うって、どういう――」
光はカービィのうろたえた問いにはお構いなしといった様子で、淡々と喋り続ける。

『――お前には分かるまい…時を失おうとしている世界に唯一人生き残る孤独感が――』

「待って!何のコトだかさっぱり分かんないよ!!」

『――選ばれたのはお前だけではない…己の命を時と共に失わずに済むのは、お前一人ではない――』

「…僕だけじゃない?」

『――全ては朝日が現れた時に始まる…その時全ては失われる――』

そこまで言うと、光はテレビの電源を切る様にフッと前触れもなく消えてしまった。
呆然と光があった場所を見つめ続けるカービィ。
「……オバケ?」


遥か向こうの山に、朝日が昇り始めた。山頂を縁取る様にして、徐々に白い輝きが現れ始めてくる。
「わあぁ…見てみてグーイ、きれいな眺めだよ!見てごらんってば、グーイ!」

沈黙。

「…グー…イ?」


グーイは動かなかった。寝息一つたててはいなかった。
寄り添っている筈なのに、心臓の鼓動さえ伝わって来なかった。

カービィは朝日を再び仰いだ。


朝日は、山頂を縁取ったままの形で停止していた。



――時を失った世界は、やがて滅びの道を辿る

――甦らせる術はない

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投稿時間:04/09/13(Mon) 16:53
投稿者名:ティール


 「ねぇねぇ!!グーイってばぁ!!」

 朝日はそのまま…普通ならばもう山から離れてもよい頃なのだが周りの
景色も、グーイも…すべての物が時をたつことを忘れてしまったかのように
何も変わらない、もしかしたら変わることが出来ないのかもしれない…

 そんな不安がカービィを襲った
 「皆は?他の皆は?」
 そういってみんなの家にいってみた

 「リック!!クー!!カイン!!チュチュ!!ナゴ!!皆なんで…」

 仲間たちの家に行ってみたカービィだったが、皆ベッドの上で寝ていた
ので初めのうちは安心できたが、触れてみると

 心臓の鼓動がしない…

 「何で!!なんで皆動いてくれないの!!」
 カービィに絶望感がおそった

 ―――――時を失った世界は、最早甦る術をもたない―――――

 先ほどの光の言葉がよみがえる

 ――時を失った世界は、やがて滅びの道を辿る
   
   ――甦らせる術はない

 「もう…もう皆…元にもどらないの…
  皆で笑ったり、泣いたり、遊んだり出来ないの…」
 
 ―――――選ばれたのはお前だけではない…

   ―――――己の命を時と共に失わずに済むのは…

     ―――――お前一人ではない

 光が残した言葉はカービィを勇気づけた

  「探さなきゃ…他に…僕以外に


      時を持っている者を…
       
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投稿時間:04/09/14(Tue) 13:33
投稿者名:一太郎


「僕と同じように時を持っている人・・・」

カービィは呪文のよう呟きながら歩いていた。
周囲の物は・・・何も動いていない。
太陽は未だに山から離れずない。
風さえも吹かず、早起きの小鳥の囀りさえ聞こえない。

「・・・どうして・・・僕が?」

誰に言う訳でもなく、カービィが呟く。

グーイも他の仲間達も皆時を失っているというのに、どうして自分が・・・

カービィには何もわからなかった。
何もわからない事がかえって腹立たしい。

腹立たしい思いを振り切るように天を仰ぐ。
時を失い、宙に静止した小鳥が見える。
視線を前に戻す。

全てが時を失い、動きを止めた中で、
カービィの視線の先には何者かが・・・動いていた。

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投稿時間:04/09/15(Wed) 14:44
投稿者名:踊る米玉・十瑠


自分と同じ、時を保って動き、呼吸をし、生きているものを見たカービィは、嬉しさのあまり駆け寄っていった。

「ねえっ!!」
突然呼びかけられたことに対して驚いたのだろう、相手はビクッと後ろを振り向き、カービィに視線を落とす。
「…キミは、どうして動けるの?」
普段の状態ならこの様な質問をした者は正気か疑われるところだろうが、状況は尋常ではなかった。故に、相手も同じ質
問を仕返して来た。
「君こそどうして動けるのかい?…と訊きたい所だが、それより前にこの世界が…いや、この星が何故この様な状況にな
ってしまったのか確かめるのが先決だ」
相手は――暗めの水色の短髪に紺色の瞳、着ている服は旅人用に作られたものなのか丈夫そうなこげ茶色のマントだ
――カービィを、買った品物が不良品でないかどうか確かめる様な少々疑う気持ちの含まれた視線で確認すると、どうや
ら悪人ではないと確信したらしく自己紹介をした。
「私の名前は十瑠。…本名はジュール=ケープ=カナベラルなんだが…長いので省略しているんだ。…君は?」
「ボクはカービィ。ポップスター生まれだよ」
「…そうか。ここはポップスターというのか。漂着してしまってから乗組員が怯えてしまってね。『人食い人種がいる可能性
がないわけじゃない』とかなんとか…全く、もう少し大人になって欲しいものだ」
十瑠は溜め息をつくと、くるりと踵を返して歩き出した。
「カービィ君。ついて来ないのかい?」
「えっ…どこへ?」
「私の船だよ」



歩いて暫くすると、何もない広い草原に巨大な魚の様な形をした黒にほぼ近い茶色をした船が――十瑠に言わせると万
能艦らしいが、カービィから見れば戦闘用に造られた銛の先端部分に見えないこともなかった――着陸するところに出く
わした。
先端は尖っており、そこから鋸の様なギザギザした流線形の支柱らしきものが上下左右四本に伸びており、横から見た
中心部分には巨大なレンズ状のガラスがはめ込まれていた。
「…すっごーい…これみんな君が造ったの?」
「いや。私の恩師が造ったものだ」
十瑠が側面に取り付けられている梯子を難なく上っていくと、頂上にあるマンホール型の出入り口の蓋が重々しく開き、
中から一人の幽霊が――


――幽霊?



「うわぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!お、お、おおお、オバケぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!」
カービィが絶叫してニ、三歩後ずさると、当の幽霊は陽気に笑いながらカービィに自己紹介した。デフォルメされた漫画の
幽霊の様な体に、水兵の帽子を被っている。
「あっはっはっはっはっ!そう露骨に驚かれちゃあ、幽霊冥利に尽きるところなんだがね。あいにく俺は幽霊じゃなくてこの艦の副長だ。…なぁ、十瑠艦長?」
「そうだな。…様子はどうだった、ルクソル?」
「……駄目だったよ。何人かは生きて動いていたものの…殆ど全員停まっちまってる。…ダカールさんとおんなじだ」
「…そうか。よし、ルクソルはついて来い。他の者達はラパスの指示に従って行動するんだ。用事が出来たら信号を発信
する。…じゃあカービィ君、行こうか」
二人の会話に入っていけずに呆然としていたカービィは、我に返って返事をした。
「あっ、ああ、うん。…そっちのオバケ、ルクソルっていう名前なんだ」
「おう。ルクソルだぜ。聞いて驚け、この艦の乗組員は十瑠とダカールさん以外全員幽霊なんだ」
「ええーーっ!!?」
「ほら、驚いた。いいかぁ?俺達はどうしてかは知らないがこの艦に引き寄せられるままにして乗組員になった。きっとダ
カールさんの人格に魅せられて……」
「ルクソル。無駄話は止そう。今は他に生きて動いている者を探すのが先決だ。……カービィ君は、何か心当たりがある
かな…ええと、この星をこの様にしてしまった元凶を」
「………あるにはあるけど…大勢過ぎて分かんないや」
「…ふむ。まあ、とりあえずは仲間を探そう。全てはそれからだ」
「そうだね。ボクはカービィ!」
そう言って、カービィは右手を前に差し出した。その様子を不思議そうに見る二人。
「…それは…この星に伝わる儀式か何かなのかい?」
「んー、まあそんなとこ。ほら、二人も名前を言って手を出して!」
カービィに促されるまま、二人は名前を言う。
「私はジュール=ケープ=カナベラル!」
「俺はルクソル!」
三人は手を合わせると、他の二人と視線を交わす。
「よぉーし、仲間を探して、ポップスターを元に戻すぞっ!!」
「「おーぅっ!!」」






――術はない?

――そんなこと、誰が決めた。


――己の意思で立って歩け。己の力で扉を開け。


――この星の命運は、彼ら選ばれし時を保つ者達にかかっている。
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投稿時間:04/09/15(Wed) 14:55
投稿者名:踊る米玉・十瑠


@十瑠
本名ジュール=ケープ=カナベラル。
万能航行艦マトリエス号艦長の十三歳の少女。男っぽい口調に格好をしていますが。
武器は青い半透明の刀身をした両刃『大海の剣』。剣技攻撃の他は武術。魔法系は一切駄目です。
@ルクソル
幽霊。マトリエス号副艦長。十瑠に操舵方法の全てを叩き込んだ幽霊(?
男です。陽気な性格をしております。

ダカールさんについてはまた後ほど出しますので、それまでは出さないでください。

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投稿時間:04/09/15(Wed) 15:16
投稿者名:一太郎


「星全体の時を奪う・・・か。」
「どうしたの?」
カービィが呟く十瑠に訊く。
「ん?あぁ、1つの惑星全体に同一の力がかかっているという事は、それだけ影響力のある場所に原因があると思うんだ
が。」
「人為的な事象って言いたいのか?」
ルクソルが訊く。
「それはわからないが・・・カービィ君はそういう場所に心当たりは?」
「君は付けなくて良いよ。・・・う〜ん、影響力の強い場所・・・」
カービィが悩み込む。
「夢の泉と・・・鏡の国かな・・・。」
「なんだ?それは。」
ルクソルが首を捻る。
「夢の泉はポップスターの人々の夢を創り出す聖域。スターロッドっていう神器で守護されてるの。鏡の国は人々の心を
映し出す空間。マスターに守護されてるよ。マスターっていうのは剣の事だからね。」
カービィが説明を終える。
「確かに、影響力が強いな・・・どちらから行くか・・・」
十瑠が考え込む。
「近いのは夢の泉だよ。」
「なら、夢の泉だな。」
ルクソルが意気込んで言う。
「そうだな。どれくらいの距離だい?」
「急げば4時間位だと思うよ。」
「ならば、艦で行こう。僅かな時間も惜しまれる時だ。」
艦長の十瑠が操縦席に座る。
副長のルクソルがその隣に。
「方角は?」
「あっち。」
カービィが3時の方向を指差す。
「わかった。」
ルクソルがコンソールを操作する。
「OKだ。進路変更完了。システムオールグリーン。メインエンジン点火。」
「よし、発進だ。」
十瑠が言うと、艦は浮揚し、夢の泉へと加速した。


その頃、夢の泉が存在するレインボーリゾートにて1人の少年がいた。
黒い短髪に黒い瞳。
服装は髪や瞳と同色の、漆黒のマントを羽織っているために、よくわからないが、剣士のようだ。
少年の右の地面が漆黒に染まる。
漆黒から黄色い目が目立つ異形の者・・・魔物が現れる。
「またか・・・」
少年は魔物を見止めると、マントを靡かせ、剣を鞘から抜き放った。
2本の長剣を両の手に1本ずつ持ち、流れるように魔物を切り裂く。
血の代わりに闇を迸らせ、魔物は消滅した。
「・・・やはりここには何かがある・・・か。」
少年が鞘に双剣を収める。
「・・・アシュルは無事だろうか・・・」
再び歩き始め、少年はふと呟いた。
「まずは、夢の泉が先決だな。」
少年は夢の泉へ向かっていた。
少年の名はイチタ。
彼もまた、カービィ達と同じく時を保つ者だった。
       
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投稿時間:04/09/15(Wed) 15:24
投稿者名:一太郎


名前:イチタ
性別:男
容姿:黒い短髪、黒瞳。漆黒のマントを羽織っている。
一人称:俺
武器:双剣『ルインズ・フェイト』、軽い魔法も使用可
武器見た目:普通の剣に見えるが、刀身には紋章が刻まれている。
      この紋章を利用して魔法を使う。  
年齢:17
性格:暗めです。ついでに言うとマイペースです。他人に流されないです。
   あと、真面目です。

ちなみに彼の言葉の中に出てきた『アシュル』という人物はそのうち出します。多分。

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投稿時間:04/09/15(Wed) 17:15
投稿者名:ティール


 「監視…したらいいんだね?」
 「そうだ…我々が望む世界を造るための…足がかりとなれ…」
 「わかってるよ!」
 モニターに向かって、少女がしゃべっていた



 「ついたよ〜♪」
 カービィたちは夢の泉に到着した
 「まて…誰かいるぞ…」
 夢の泉に前に人が立っていた
 全体的に『黒』を着ている。もし、知らない者が彼を見たならば間違い
なく『クロ』だろう
 「あの人なのかな?」
 「かも知れない…」
 「話だけでも聞いてみよう?」
 艦長とカービィが船を下りた
 泉の前に立っていた彼は、カービィ達にきずくと構えたが、すぐに戦い
に来たとは違うと悟ったらしい
 「おまえたちは?」
 「僕はカービィだよ!!こっちが艦長の十瑠」
 「俺はイチタだ。」

 お互いに簡単に自己紹介をした

 「悪いが…『アシュル』という者をしらないか?」
 「え〜と…ごめん…こころあたりないなぁ…」
 「だが、どうしてこんなことになってしまったのだろうか?」
 三人の話題が途切れてしまったとき

 コツッコツッ……

 「え〜と…レインボーリゾート…プププランド一の名所…」
  手には、なにやらガイドブックらしい物をもっていて
 シーフだろうか?武器らしい物は持っていない
 「やっぱ水も止まってるよ…へんなの!!あっっ…」
 少女はこちらにきずきしばらく見ていた
 「あんた達動けるの?」
 皆がしてしまうこの質問…普通ならありえない話だ 
 「あたしはレイラだよ!!」
 そういって簡単に自己紹介をしてくれた


―――――――――――――――――――――――――
 レイラについてご紹介!!

 名前:レイラ
 性別・歳:女・15才
 容姿:ロングヘアー、軽業師みたいな格好
 一人称:あたし
 二人称:あんた
 職業:魔術師(副業:盗賊)
 武器:ナイフ
 
 性格:利己的(利益さえあれば何でもする)気分や


  モニターに向かってしゃべていたのもこの子です

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投稿時間:04/09/15(Wed) 21:07
投稿者名:踊る米玉・十瑠


「レイ…ラ?」
カービィが恐る恐る話しかけると、レイラは軽く答えた。
「うん。…ここが夢の泉だね?」
「そうだよ。ところで、レイラは何の用事でここに?」
「ん〜?えぇと、その…他にも誰か動いてる人を探そうと思ってね。
…そしたら、あんた達に会ったってわけ」
彼女は手に持っていたガイドブックの様なものを閉じると、カービィたちに近付いて来た。
「…うん、あたしも一緒に同行していいかな?この星にいる、時を保ってるヒトタチを探してるんでしょ?」
レイラの問いに、十瑠が答える。
「大歓迎だ。仲間は多い方がいい」
「やたっ♪アリガト、艦長さん♪」
レイラは飛び上がって喜ぶと、夢の泉に目を移した。
続いて、全員も目を移す。
「…この星の時を停めているものの正体を確かめにゃあならねぇ。…かと言って、この神器で守護されている聖域を無闇
に荒らしゃあ、何が起こるか分かったもんじゃない。…どうしたもんかね」
ルクソルが困った様に呟く。
その時だった。一発の銃声が鳴り響き、夢の泉に祭られている神器、スターロッドにひびが入ったのは。
「!?」
全員が驚いて背後を振り向く。…そこには、見慣れない一人の科学者が立っていた。
黒い髪に、黒い瞳。色白な肌。…そして、周りに纏う冷徹で残忍な冷たい雰囲気。
科学者だと分かったのは、彼が暗めの紺色の服の上に膝までの長い白衣を着ていたからだ。
それだけで科学者だと決め付けるのもどうかと思うのだが、とりあえず全員は推測した。
彼は不敵な笑みを浮かべながら、未だ硝煙の立ち昇る一丁の拳銃をこちらに向けていた。
「残念だが、君達には時じゃなく命の鼓動を停めてもらおう」
男は言った。
「貴様、何者だ?」
イチタは彼に向かって問う。彼は拳銃をこちらに向けたまま答えた。
「私の名前はソグネフィヨルド。科学者さ…久しぶりだな、ジュール=ケープ=カナベラル君」
「!?…十瑠を知ってるの!?」
「深い仲だ、君達が知っている以上に…そうだろう、ジュール。恩師は元気か?」
「黙れ!!!」
十瑠が大声を出したことに、イチタとルクソル以外の全員が驚いた。
「確か恩師も巻き添えになったんだったな?悪いことをした。…貴重な戦力になったろうに」
「…誰の下についた?」
「教えてやろう」
ソグネが銃を持っていない方の手…左手を上げると、カービィ達を中心に何十という数のダークマターが現れた。
「ダークマター!?」
レイラが驚く。
ダークマター達は一つしかない瞳に闇のエネルギーを溜め、いつでも発射出来る様に構えている。
「…ゼロ…なの?」
カービィがゆっくりと、外れていて欲しいと言う様に訊く。
「まあ、ゼロ様もいるが。…私の主はダークマインド様だ」
「ダークマインド!?あの鏡の国を征服しようとした…!?」
「その通り。…大勢で攻めて来られては、幾ら実力が勝っていようとも勝てる確率は低くなる。だから我々は実行したのだ
よ。
…時を停めてしまえば、容易く全宇宙を征服出来るとね」
ソグネはそこまで言い終えると、何が可笑しいのか大声で笑い出した。
「はっはっはっはっはっ!!!まさにその通りだったよ。
反抗的な愚民どもから伝説の大彗星と称えられるギャラクティック・ノヴァに至るまで…もちろんカービィ、貴様以外の星
の戦士もだ。
最早動きはしない。我々が全宇宙を支配するその時までな!!!
……少々お喋りが過ぎた様だ。貴様達の様に時が停まらずに動ける者達が出るのは計算外だった。だからその為に私
達が遣わされたのさ」
言いながら、ソグネは銃弾を再びスターロッドに向けて撃つ。
「やめろぉっ!!」
カービィが叫ぶが遅かった。銃弾はスターロッドの台に命中し、衝撃でスターロッドは弾き落とされる。
「回収しろ」
ソグネがダークマター達に命令すると、ダークマター達は素早くスターロッドを掴んで消え去ろうとする。
…そこを、イチタが斬りつけた!
「何をしている、戦闘だ!!」
彼が叫ぶと、カービィはイチタが奪い返して放り投げたスターロッドを、十瑠は腰に挿していた鞘から青く半透明に輝く両
刃の剣『大海の剣』を、レイラはナイフを武器にそれぞれ戦闘を開始した。




『いいぞ、レイラ…そうやって、奴らの信用を高めろ…
我々の望む世界を創る為の第一歩となるのだ、レイラよ…』


声は不気味に呟いた。闇そのものの様な、暗く、邪悪な声だった。





***

敵キャラ。

@ソグネフィヨルド
男。科学者。二十九歳。
白衣を着ていますが、前をはだけているので下に着ている暗めの紺色の服が見え隠れします。
武器は主に銃系。銃で持ち運び可能な奴だったら、ライフルでもショットガンでもマシンガンでも。
ちなみに今回使ってたのはピストルですかね…知識が乏しくてよく分かんないッス(泣

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