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遥かなる旅の果てに [10]



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投稿時間:04/10/07(Thu) 21:56
投稿者名:ティール

最初の方でスターロッド(光の器)を回収しているので光は両方そろっている
(ラブラブステッキはどっちになるんだ?)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
「ダークマインド様とマルク様はあと一週間程度で完全回復する模様です」
看護服を着たヤロスラブリ…スラがナイトメアに伝える
「そうか、よし下がれ」
何も言わずスラは出て行った
ナイトメアは何気に威張っている(ぇ
「あと、一週間ですか…それではまだちょっと遅くは無いですか?」
そばにいたソグネがナイトメアに訊いたが

 ――いや…それは無い――

突然、低い声がまわりにひびいた
「デストルか?」
「デストイール様…それはどういうことですか?」
デストル、デストイールと呼ばれたものは玉座らしい物に座っている
周りは暗く…よく顔は見えない

 ――報告によると、地の欠片を手に入れたそうだ…
   ――だが…器の方はヤナギという者によって奪われたそうだ
     ――カービィは動ける状態ではないらしい

「ヤナギですか?」
それにソグネが反応する
「知っているのか?」
ソグネはコクリと頷いた
「奴は驚異的な再生能力を持っています!!
それに…奴に髪の毛一本でも吸収されればとてもめんどうなことになります!!」

  ――そうか…ナイトメア…お前にしばらく指揮を任せる
   
「わかった…そのあいだおまえさんは何をしているんだ?」

  ――お前に答える必要は無い

それを最後にデストルの姿は消えていた
「つくづく食えない奴だ」
「ゼロが抜けたそうだな?」
扉の方からゼロとよく似た声がした
「ゼロツーか?今まで何をしていた?」
「いや…ほかのやつらといっしょだわたしはわたしでやっている」
おなじみの頭にわっかとばんそうこうをしている姿ではなく
赤い髪をして髪は短く、左頬にばんそうこうをしていた
「おまえはゼロと同じ姿になれるのか?」
「なれるが…あんなおちこぼれとおなじにされたくはないからな?」
「カービィ達が次に行きそうなのは『ウルルンスター』だ。
 ソグネ…とおまえにいってもらうからな」

その言葉を最後に3つの気配は消えていた…

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投稿時間:04/10/08(Fri) 17:22
投稿者名:一太郎


部屋の中に銃声が2回響く。
放たれた光線は高速で動き回る的の中心を確実に撃ち抜いた。
光線銃をホルスターに手馴れた動作で戻し、アシュルは汗を拭った。
「ここか?」
ルクソルが部屋の扉を開けて入ってくる。
アシュルの姿を見つけ、話しかける。
「お、いたいた。」
「どうかしたんですか?」
「いや、別に用はないが。イチタに付いてなくて良いのか?」
「ええ。」
アシュルが壁に取り付けてあるパネルを操作する。
駆動音が鳴り、ファイトシミュレートシステムの電源が切れる。
「ふう・・・」
「・・・随分疲れてないか?」
「2Gは久しぶりなんです。」
「2G?」
「重力のコトですよ。」
「お前、そんな中で特訓してるのか?」
「慣れました。」
「そうか・・・俺は長年の間重力の束縛は受けてないからな・・・」
「幽霊ですからね。」
アシュルが部屋の壁にもたれて床に座る。
「で?」
「何ですか?」
「イチタに付いててやらないのか?」
ルクソルがしつこく訊く。
「魔力によって掛けられた呪縛を解くには、魔力の干渉か、自らが呪縛を破るか・・・どっちかしか方法が無
いんです。」
「そうなのか。」
「そして、イチタは呪縛になんか負けませんよ。そう、信じてます。」
アシュルが俯く。
「信じてくれる人、理解してくれる人・・・そういう人が居なきゃ、寂しいですよ。」
「・・・そうか。」
「だから、僕はイチタを信じます。」



先祖代々、軍人という家柄。
軍人の家の子は、軍人にならなきゃいけないのか?
立派な軍人になって、罪も無い人々を虐殺しなければならないのか?
殺した人達・・・いや、生物の意志を全て背負って生きて行けと言うのか?
・・・俺は、そんなのは嫌だ。
どうしても、それに抗えないと言うのならば、俺は―――

父親は立派な軍人だった。
数々の惑星間戦争に提督として出陣し、数々の功績を挙げた。
家の壁に飾られた数々の戦果。
煌びやかな勲章。
印刷にしか見えない賞状。
両親はこれらの事の凄さを俺に何度も説き、俺もこうなるように言い続けた。
だが、

――馬鹿馬鹿しい

これが俺の感想だった。
勲章だろうが賞状だろうが、所詮は生き物をどれだけ殺したかどうかの証だ。
所詮・・・俺の父親は殺人鬼だ。

俺は軍人になる事を拒み続けていた。
次第に、両親も友人も・・・周囲の全ての人間が俺を異端児と罵り始めた。
周囲の人々の口からは決まって同じ単語が出てくる。
・・・家柄。
家柄が何だと言うのだろう。
軍人の家の子は、軍人になる決まりがあるのか?
自らの望んだ道を選ぶ事はできないのか?

ある日、俺は都会でアシュルに会った。
アシュルは俺を普通の人間として接してくれた最初の友達だった。
次第に俺とアシュルは親友と呼べる仲になり、毎日のように共に遊ぶようになった。

俺とアシュルが2人で造ったガレージを毎日覗きに来る子がいた。
話しかけてみると、機械いじりが好きな女の子で、ユカリと名乗った。
彼女は人間でありながら猫の血も流れているようで、周囲の人達から嫌われていたらしい。
機械をいじっている内に、俺達3人は親友になっていった。

ある日、アシュルは宇宙船で惑星外に出たいと言った。
俺は間髪入れずに答えた。
――俺も行く。この惑星は、俺の居場所じゃない。

この惑星にもう少し残りたいと言うユカリを残し、俺とアシュルは宇宙へと旅立った。


・・・
今でも、迷う。
本当にこれで良かったのか?
家柄のままに、軍人になるべきだったのか?
・・・
いや、考えても仕方がない。

これは、俺が選んだ道なんだから――



マトリエス号がウルルンスターへと向かう途中。
イチタは、目覚めた。

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投稿時間:04/10/08(Fri) 22:44
投稿者名:リュウ


カムイは廊下にて座っていた。目を瞑っていた。
気絶をしているのか、それとも寝ているのかはわからない。
その前には色々が人が通っていた。
みんなは焦っていたり色々な事をしていて話す事はしなかった。
前回の謎の夢のせいで記憶が半分ほど無くなってはいた。

・・・・・・・・

―ここは・・・

見たことのあるような空間、海が広がっていた。
ほぼ周りは海だった。ここはどこだがわからない。
ただ、ここを見た事あるような気がした。
そこには2人の少年と1人の大剣を構えた男と3匹のダークマターだった。
なぜか2人の方の1人が地面に膝をつけていた。

―あれは・・・俺なのか・・・似ている。前の人は誰なんだ?

「カムイ、後ろにいろ。俺が全て片付けてやるから」
「ふん、弱いくせに生意気な」
大剣を構えている男はカムイの前に立つ少年に言った。

―何なんだこれは・・・

少年は手を横に振ると一直線に炎が現れる。そして炎は刀と化し少年は握る。
だいぶ大きい刀と小さい剣だった。全長130cmほどの大刀と全長60cmほどの刀
「死炎の大刀『魔鴉』天空の短刀『天鶻』」
少年が剣を構えた瞬間、ダークマターが襲い掛かってきた。
だが軽く一刀両断された。1匹のダークマターが地面へ倒れる。
超高温の大刀『魔烏』その超高温で『死炎』と名付けられていた。
その一匹のダークマターは漆黒の砂塵となっていた。
「なんだ!何が起こったんだ!?」
ダークマターは慌てながら少年に攻撃するが今度は短刀で斬られる。
そのダークマター一瞬にして消滅する。

―なんだ!?この男・・・何者なんだ?

そして最後のダークマターが後ろから不意打ちかける。
するとダークマターの周りが燃え、無数のナイフが現れる。
「勝ったと思ったか?炎現化の前では雑魚同然だ」
そして無数のナイフはダークマターに襲い掛かる。当然の如くダークマターは死んでいた。
「くぅ、おまえは何者だ!」
大剣を構えた男が少年に尋ねると
「俺は・・・召喚獣といおうかな・・・」
大剣を構えた男は退き逃げ出す。少年は笑っていた。
「カムイ、もう大丈夫だぞ。どうした?具合でも悪いか?」

―あんたは何者なんだ!俺とどういう関係なんだ!

「屑霧カラスだ。 ギルド名と通称を合わせるとカラス=デット・フレイムだ!仲間だろ?
 ・・・俺はこの水の星で待っている。どうせだったら来い。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カムイは長い眠りから覚めたらしい、今見た夢でが気になっていた。
カラスが最後に言った言葉が気になっていた。
『俺はこの水の星で待っている。どうせだったら来い。』
カムイは立ち上がり操舵室へ向かい中に入る。
中に入るとゼロとルクソルがカムイの方を見る。
「おい、ゼロとか言ったか?水の星はどこなんだ?」
急にゼロは言われて驚いていた。
「水の星より海の星だな、ウルルンスターだがどうした?」
「今そこへ向かってるのか?」
「そうだが?」
「俺はそこでカラス=デット・フレイムという奴に会うかもしれないんだ」
「それで?」
「いや、話はそれだけなんだが…」
「それよりもお前はどうかしたか?」
「今の会話が少しおかしかったんだ。」
「どこが?」
「おまえは前までカラスの事をカラス兄と呼んでいた。
 それと普通ならウルルンスターの事ぐらいわかるはずだ。」
そのゼロの言葉でカムイは黙り込む。
「・・・やはり・・・あれは本当だったんだ・・・」
「何が・・・」
「・・・どうでも良い事なんだがな、俺は多分記憶を半分ぐらい消された。」
カムイが言うとゼロは少し驚く・・・
「このことは他の人に言わないでほしい。あとカラスの剣には誰も勝てない。」
カムイは聞きたいことを聞いて外へ出て行く・・・ゼロとルクソルは今の話に少し混乱していた。


「これからどうすればいいんだろう・・・誰かとちょっと喋ろうかな・・・」

「これが俺から抜かれたものは・・・痛覚と記憶か・・・
 それと前見た黒い風・・・背中に刺青・・・時々見る謎の空間
 俺はそれで何かを得たのだろうか・・・」

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カラスのプロフィール
名前:本名「屑霧 カラス」
   通称とギルド名で「カラス=デット・フレイム」
性別:男&召喚獣
一人称:俺
年齢:16歳
容姿:長い黒いコートに燃えるような赤い半袖の服、青のダメージデニム。
   赤い十字架の紋章が描かれているグローブ。
性格:おとなしく、あまり喋らないが少し気が触れる少し起こったようなしゃべり方をする。悲しいことがあ
ると人の前では泣かず影で泣きます。
   見かけによらず「爬虫類」がすごく苦手です。見ると逃げます。
武器:死炎の大刀「魔鴉(まがらす)」天空の短刀「天鶻(あまはやぶさ)」炎現化
戦闘;3000度と超高温の魔鴉は一瞬で灰か肉塊か砂塵に変えます。
   物質を一瞬で消す刀の天鶻は光あるもの以外に喰らいます。
   炎現化は知っている物質を具現化する能力。使えますw
過去の事:力ある何でも屋フレイムのメンバーだ。世界が止まって数日かしてカラスだけが動けるようになっ
た。詳細は不明

カラスのデータです。そしてカムイは
真崎カムイでカムイ=ジャスティス・フレイムでし。

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投稿時間:04/10/10(Sun) 14:00
投稿者名:踊る米玉・十瑠


ブルブルスター。過去に科学の力で栄えた星。
それ故に滅びてしまったのか、それとも別の理由があったのかは、
定かではないが……。


ユカリが歩き続けていると、人影が一つ見えた。
この雪景色の中に黒く目立って見えるのは、相手が
黒ずくめの服を着ているからだろう。
「……」
相手はユカリを見つけると、無表情で近づいて来た。
ユカリは念の為、ドライバーを構える。
「……あなた、誰?」
「シルダリア」
二人は暫く、無言で見つめ合う。
「お前の持っているそれに用があって来た」
「……? これ?」
ユカリは先程拾った氷の欠片を出して、
シルダリアに見せる。
「それだ。……氷の『匂い』がした」
「匂い……? 何も匂いはしなけど……」
「緑魔導師には欠片の匂いが分かる。
……マラカ=オノレグという者を探している。
知らないか?」
「知らない。その人とどういう関係なの?」
「従兄弟。そろそろ会いに行っても
いい頃かと思って近辺の星々を巡っている」
「……ふうん。で? この欠片が必要なの?」
「私に必要なのはマラカの居場所の情報だ」
「……いらないんだね? 要するに」
「うむ」
「あっそ。……じゃあ」
簡潔な会話の後に、二人は別れた。しかし、ユカリの後ろで
急に走り出したシルダリアが氷でスッ転んだことを
彼女は知らなかった。



「……マラカの手土産に丁度いい」
転んだ時に打った箇所の痛みを我慢しながらシルダリアが
手に持って眺めたものは、氷の欠片をはめる器だった――





Ж Ж Ж





「無茶もいいところだぜ、まったく……
そりゃあな、ダカールさんが素晴らしくいい師匠だったってのは分かるさ」
アシュルと別れてリヴリィーナの手伝いをしていたルクソルが、
彼女に向かって愚痴を言っている。
「十瑠さんにこの船の操作方法を教えたのは
ルクソルさんじゃないんですか?」
「俺だけどさ。……それ以外の知識はほっとんど
ダカールさんが教えたものだからな。ダカールさんは
すげー頭のいい人で……」
「ルクソルさん。喋ってる暇があったら
手伝ってくださいよ」
「ああ、悪ィ悪ィ……ってあああっ!! 十瑠!!
お前また起き上がりやがったな!!」
ルクソルが氷嚢を皆の額にリヴリィーナと協力して乗せている最中、
額の氷嚢がずり落ちたのも気にせずに十瑠が起き上がった。
「いいか!? 熱が下がるまでお前は絶対にジッとしてなきゃいけねぇんだぞ!!」
「……もう無理しない……師の所へ行きたい」
珍しく弱々しい声で呟く十瑠。
ルクソルも、それを少し遠くから見ていたリヴリィーナも、少し驚く。
「俺も行きたい」
「駄目だ」
いつもの険しい声音になった十瑠を見て、ルクソルはやれやれというように頭を振る。
「……今度こそ、無理はしないでくださいね……艦長さん」
リヴリィーナの声に十瑠は病人の様に(実際病人なのだが)弱々しく微笑んで頷くと、部屋を出て行った。





Ж Ж Ж





彼女の向かった先は、艦長室だった。
他の部屋とは違い、必要最低限の物しか置かれていない
自分の部屋。
しかし、机の上には大事な師との思い出の品が置かれている。
写真立てに入った、幼い頃の自分と師が並んで写っている写真。
幼いのに無理して真面目くさった顔つきの幼い自分が
可笑しく見えて、彼女は思わず吹き出す。

壁の一部分に触れるとガコンと音がしてその箇所が窪み、
赤いスイッチが現れた。彼女は何の躊躇いもなく、
そのスイッチを押す。
壁に音もなくちょうど彼女がギリギリ通れる位の
小さな長方形の穴が開く。彼女はその穴に入ると、
内側にあるスイッチを押して穴を閉めた。


彼女の視線の先には、透明な蓋をされた長方形の棺に入って
寝かされている一人の男性の姿があった。
豊かな髪の毛とふさふさのまさに艦長といった髭は黒く、
着ている服も海軍の制服の様にビシッとしていた。
「……師匠……」
十瑠はそう呟き、棺に手を触れる。中の男性――
ダカールは時が停まっているのだが、その表情は
眠っている様に安らかだった。
「……私は、どうすればよいのですか……?
仲間は皆、敵の術にかかって高熱を出して苦しんでいます。
例えそれを乗り越えた時に今より強くなっていたとしても……
私にとって、大事な仲間達が……大事な人達が苦しんでいるのを
見るのは、耐え難い拷問なのです……」
十瑠は瞳から小さな涙をぽろぽろ零しながら、
棺の中に眠るダカールに語りかける。
「……もう、大事な人達を苦しめたくはないのです……
私を守る為に死んでしまったディアルトや、私を守ったが為に
時が停まってしまった師……」
耐え切れなくなり、目を瞑る。





Ж Ж Ж





帰って来て大人しくベッドに寝る十瑠を見て、
ルクソルとリヴリィーナは一安心。
眠りについた彼女を見て、二人は皆の看病に精を出す。





≪強くなるんだ、ケープ。……苦しみから逃げるな。
苦しむと向き合え。心の傷と向き合え。
逃げてばかりでは、何も変わらん。何も変えられん。

――過去に囚われるな。未来を見るんだ――≫













――――――――――――――――――――――

*シルダリア
フルネームはシルダリア=アゼルバイジャン。マラカの従兄弟。
マラカと同じく、緑魔導師。彼も欠片の匂いを察知出来る。
容姿はブルブルスターにいる為防寒着の黒いダッフルコートに
黒いジーパン。黒い服が好き。
戦闘方法は緑魔導師ということでマラカの戦闘方法が判明次第
戦わせます。

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投稿時間:04/10/10(Sun) 14:57
投稿者名:ホシカゲ


「……ん、ここは……どこ?」
カービィは起き上がって周りを見た。
真っ黒の空間で、床には青い線で幾何学的な模様が描かれていた。
辺りを見回しても、誰もいない。

――力が欲しいか、カービィよ

不意にそう問いかける声が聞こえた。
聞こえたというより、脳に直接響くテレパシー。

カービィが怪訝に思って辺りを見回すと、
先ほどまで何も無かった空間にカービィと同じような姿をした者が立っていた。
カービィと違い、体の色は紺色、目つきもカービィよりずっと鋭い。
「君は……誰?」
カービィの問いかけにも、彼はテレパシーで答えた。
『私は最初の星の戦士。お前の先祖といったところだ』
「先祖……? どうしてボクの前に出てくるの? それにここはどこ?」
『私はお前に力を与えるためにここに来た。
 お前は力を欲している。仲間を守る力を。
 もし、お前の心が私に打ち勝つことができたなら、
 お前の中に眠る力を目覚めさせてやろう。
 もし勝つことができないなら……
 ここ、夢の世界の住民になってもらう!!』

彼は己の身長と同じぐらいの大きな剣を取り出した。
その剣は金色に輝き、この暗い世界の中で眩しい存在だった。
『行くぞ……』
彼が剣を振るった。
強風が起こり、カービィは遠くに吹き飛ばされた。
訳が分からぬまま立ち上がり、走って彼との間合いを詰めた。
回し蹴りを繰り出し、それは彼にヒットする。
しかしすぐに彼は剣を振るい、カービィはそれを跳んで避ける。

いったん間合いを取って、彼は剣を構えなおした。
『この程度か……? それでもお前は星の戦士か!?』
彼が剣を振るう。
今度は真空刃がカービィを襲った。
大幅に体力を殺がれ、カービィは地に伏した。
『これでは、かつての敵であった赤き目の男にも劣る、倒すべき敵も倒せぬ!!
 時を再び動かすことなど到底不可能!!』
「ボクは……」
カービィはありったけの力を込めて立ち上がり、彼を見据えた。
「ボクは、絶対にみんなを守ってみせる! みんなを助けてみせる!
 またみんなで、ピクニックしたりサッカーしたり、遊ぶんだ!」
『……星の戦士……一つ問おう』
彼は剣を捨て、また暗い空間が広がった。

『お前は、闇の者達を倒そうと思うか?』

しばらくの間、痛いほどの沈黙。
カービィはゆっくりと口を開いた。
「できることなら……倒したくないよ。
 光とか闇とか関係なしで、みんなで遊びたい」
『なるほど……』
彼は初めて微笑み、カービィは手が熱くなったのを感じた。
見ると、いつの間にか彼が持っていた剣が握られている。
『その剣を授けよう。
 ……星の戦士、必ず、己が望む幸福を掴め』
「……ありがとう」
暗い世界が、段々薄れてきた。
夢の世界から、現実の世界へ――




見慣れた艦の天井がまず視界に入った。
カービィは目覚めた。
すっきりした気分で、晴れた日の青空のようにすがすがしい気分。

心の中であの剣を思い浮かべた。
すると何も無い空間からあの輝かしい剣が現れた。
しばらくそのままにしておくと、剣は消えた。
星の戦士としての能力の一つ、「マスター」が目覚めた。
ふと、彼の声が聞こえたような気がした。




――マスターは、全てを破壊する黄金の剣。
  それをどう使うかはお前次第だ。
  攻める力に使うも、守る力に使うも。
  一応、期待はしているぞ――

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投稿時間:04/10/11(Mon) 22:33
投稿者名:リュウ


カービィが目を覚めたころにはウルルンスターの近くに来ていたろうと思う。
廊下をうりょちょろしているカムイは医務室のほうへ歩いていく。
歩いている途中にレイラと合う。何も言わずに医務室に入った。
すぐにメイの近くへ行き椅子へ座る。
カムイは半分以上記憶を失っているがメイとの記憶は微かに覚えていた。
「大丈夫かな・・・」とメイに言って心配そうに見る。
「だいぶ歩いたな・・・この間の事は大体把握できたけど・・・眠いな・・・」
椅子に座った状態でカムイは寝てしまった。
近くにいたレイラが寝たことを確認すると近くに座り、夢を操りだす。
他のみんなは忙しく気付く事はまったくなかった。

 ・ ・ ・

小さな部屋で壁がモニターに囲まれた部屋、大半のモニターの映像は無く、
ただノイズの音が響いていた。すごく大きい音だった。
そして数残ったモニターにはそれぞれの人物の映像が微かに映っていた。
その部屋の中心にはカムイが立っていた。ノイズの騒音が耳に入っていないのだろうか
ただ目の前のモニターを彼は見つめていた。
その映像は彼の幼い時の恐ろしい映像だったのであった。



暗い部屋に彼と妹が2人座って遊んでいた。
母親や父親の姿もなかった。2人は仕事に行ったのだろうか
彼等はいつも2人きりなのであった。

そしてその日は妹と黙って外へ出かけたのだ。
村を回っていた。外に出かけることは一ヶ月に一回ぐらいしかなかった。
うろ覚えだったが村を歩いていた。
そして川へついた。前日は大雨が降ってて少し増水していた。
河原で追いかけっこをして遊んでいたがこれから彼の人生を全て変えてしまう出来事が起こった。
そう、妹が川へ誤って落ちてしまったんだ。彼はすぐに川へ飛び込んだ。
川の流れは速く助けて河原に出ることは不可能だったかもしれない。
だが彼が手を伸ばしたら妹の手をつかめた。そして運良く岩に掴まれたのであった。
だがこの近くの通りはあまり人が通らない所であった。
少し人は通ったが小さい体の2人を見つけることは無理だった。

そして5分が過ぎた。人に見つけられることはなかった。
彼は押し寄せる川の水を耐え、手を握り締めた。
彼はこのときこう思っていたのだ

 絶対にこの手を離しちゃいけない!
 絶対に絶対にこの手を離しちゃいけない!
 絶対に絶対に絶対に・・・!

次の瞬間、手を離してしまった。彼は体力の限界で手を離してしまった。
妹は彼の名前を叫び、彼は妹の名前を叫んだ。
そして意識も朦朧として倒れてしまった。


彼はまた運良く川原で倒れていた。
そして1時間経った。彼は意識を取り戻した。
先ほど起こった出来事は整理していた。そして妹はどうなったか辺りを探した。
流されていったのか妹の姿はなかった。
彼は泣きながら家へ帰った。珍しく母親と父親がいた。
多分、近所のおばさんが連絡したのだろう。
そして父親は妹はどうしたと言い。彼は理由を言った。
理由を言った瞬間、父親に殴られた。1メートルほど吹っ飛んだ。
そして次の日からは、毎日父親に殴られ、近所の子供にはいじめられた。
近所はからは『人殺し』『悪魔』と呼ばれた。

この生活がいつも続いた。そしてその町からは追放。
傷と空腹の両方からの攻撃が続いた。
彼は死ぬことはなかった。なぜか無意識に『ガンマモード』が発動されていた。
『自己修復能力』内部の傷や外部の傷、すべての自分の怪我などを修復する能力。空腹でもただ腹が空くだけ
、激痛でもただ痛いだけだった。
『自己管理能力』彼に大きな負担をかける能力、自分の体内の事をすべて把握する。簡単な作業も彼には労働
並みの作業なのだ。
ただ彼は地面にひれ伏すだけだった。近くにあった石で自分の手を甲を殴った。
ただ血が流れてその傷は修復される。

 なぜ僕はこんな能力を持っているんだ・・・
 なぜ僕はこんなに苦しまないといけないんだ・・・
 なぜ僕は否定されるのだ・・・
 なぜだ・・・なぜな俺が・・・
 コンナ クソミタイナ セカイナンテ・・・

彼は起き上がった。その前にあったのは無残に見える。
残骸だった。ただ全て破壊されていた。
彼の住んでいた村、川は真っ赤に染まっていて、人は死んでいた。
彼は笑いを上げた。そして顔に手を当て泣いた。
彼は「自分がやったと思っているのであった。」


 ・ ・ ・

起きた先は医務室、起きたカムイは少し横を向くと例らと目が合った。
「大丈夫か?泣いてるみたいだけど」
カムイの目から少量の涙が流れていた。腕でふき取り
「いや・・・いやな記憶を思い出した。少しだけど・・・」
カムイが言うとレイラは「ふ〜ん」って言い席から離れる。

「やっぱり、精神攻撃は効くわね。記憶も相当忘れているみたい。
 うまくいけば、カムイは敵側につくかもしれない。」
レイラは医務室から出て組織の仲間に報告を始めた。

「看護なんてめんどくさいしな・・・次の星の情報なんか集めに行くか・・・」
彼は外に出て図書室に行くことにいくことにした。

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投稿時間:04/10/12(Tue) 01:12
投稿者名:サイビィ


レイラが連絡を取り合っている間に、誰かレイラの傍を通っていった。
サイビィだった。
サイビィはレイラを見つけ、声をかけた。
「よおレイラ、ちょっと言いたいことあるんだけど、すこし良いか?」
レイラは連絡を止め、すぐに答えた。
「別にいいよ。」
「ウルルンスターで新しい仲間が二人増えそうだぞ。
 宿主が教えてくれたんだ。どっちも具現化能力を持ってるらしい。」
サイビィが意気揚々と言った。
「そう・・・心強い仲間が増えそうね・・・
 じゃあね、具現族の子・・・」
サイビィは具現族の子という言葉を聞いた途端一歩引いた。
(こいつ・・・なんで具現族のことを知っている・・・
 具現族のことはは天使と悪魔の一族しか知らないはず・・・)
サイビィが体制を直し、口を開いた。
「なあ、もう一つ聞いて良いか?
 お前、廊下にボーっとしてて何をしてたんだ?」
「気にしなくて良いよ。」
レイラが切り返した。
サイビィはその場を離れた。
レイラは連絡を再度始める。
「これは思わぬ収穫だったわね・・・
 新しい仲間が二人・・・か。面白くなりそうだわね。
 その中の一人、私達の仲間になってくれそう。
 それにしても、具現族の子にも精神攻撃が効かなかった・・・
 サイビィ=ウェルとその宿主、ナウシズ=ウェル。
 要注意人物ね・・・」

場面は変わり、操舵室に。

そろそろウルルンスターに着くだろうというころだった。
「もうそろそろウルルンスターだ。皆に知らせないとな。
 でも、まだ寝込んでいる人が居るかもしれないな」
ゼロがそういった次の瞬間、
今まで何処に居たのかわからなかったティーラが入ってきた。
ティーラは入ってきて早々こういった。
「ただの風邪で寝込んでいる人なんか別にいいじゃん。
 万が一寝込んでいる人が居たとしても、
 二手に分かれて、一手が船で待機組、
 もう一手が先行組ってのはどうでぃすか?」
一挙にティーラが言った。するとゼロは、
「それが良いかもしれないな。
 よし、早速医務室のほうに連絡しないとな。」
と言った。
ティーラは指で数えた後、こう言った。
「んー?まだマラカとシャドーが目覚めていないかな。
 ほかは皆目覚めたんじゃないのかな?」
マトリエス号はウルルンスターへ着々と進んでいた。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
具現族
 具現術を操るものたちの種族。
 今のところそれに値するのは
 サイビィ=ウェル、宿主ことナウシズ=ウェル(以下宿主)
 そしてウルルンスターで出会うであろう仲間。
 カラスでは無い。(念のため

具現術
 具現族だけが使用を許された、特有の能力。
 具現化できるものは一人一人決まっており、
 サイビィは気。宿主は体。
 使えば使うほど体力が少しづつ減っていき、
 体力が尽きると具現化できなくなる。
 無理に使うと命を落とす危険性がある。
 短期戦用の能力。
 ちなみに、具現化できるものを頭に持っていき、
 ○○の具現術士とも呼ばれる。

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