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遥かなる旅の果てに [13]



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投稿時間:04/10/19(Tue) 21:09
投稿者名:プチかび


遠くからマトリエス号が見える。
そこで彼らは歩みを止めた。
門番は、(幽霊)2人。
「さて……遠方から射撃するか……?
あるいは近づくか……」
ソグネがスコープを銃器に取り付けながら。
「ソグネ様。そのような事する必要はありませんよ。」
だが制したのはウィーダだった。
そのまま彼は目を細め……数秒後にはマトリエス号に駆け出していた。
「お、おい!」
「ソグネは合図があるまで此処で待っていろ。」
続いてゼロの姿をしたゼロツーが駆けていく。
「……なんだ……?」
一応その場にとどまるソグネ。だがふと思いたったこと……
(そういえばあいつは精神のエキスパートだったか…)

マトリエス号入り口。
門番の目に二人の人物が映る。
「……あれ?ゼロさんに……リヴリィーナさんじゃないですか。
いつの間に外に行ってたんですか?」
そう言うとゼロはそうだと頷いて肯定した。
「それじゃドア開けますね。」
重々しい音を立てドアが開く。
「うむ、ありがとう。」
「有り難う……きゃっ」
リヴリィーナがこけて門番の一人に抱きつく。
「えと、大丈夫ですか?」
「ごめんなさい、でも大丈夫です!」
「大丈夫か?リィーナ。」
「はい!今行きます!」
2人はドアの向こうへを姿を消す。

「……どうだったか?」
ゼロが隣にいるリヴリィーナに話し掛けるが……
「先ほどの門番から記憶を……一瞬だったのであまり引き出せませんでしたが
どうやら後数分でこの陸地を離れ別の陸地へ行くようです。」
返って来た声は…ウィーダ。
「それは厄介だな。やはり我々がこの星にきたのを知っていたか。
私はこのままの姿で操舵室に向かい移動を止める。
お前はなるべく多くの者の記憶をたくさん引き出しておけ。」
「了解……」
「あとウィーダ。」
「はい?」
「お前、演技が上手だな。」
「……『きゃっ』とか言いたくなかったんですけどね。
仮にも俺の声ですし。」
「まあ安心しろ、私にもレイの声で聞こえたからな。」
それを最後にゼロ、否02とウィーダは別の方向に向かい歩き出した。

(中々疲れるな、この状態は……)
すれ違う人物は誰もがリヴリィーナだと思うこの姿。
だが実際は只単に、視野に入る人物全てにウィーダが「暗示」させているだけなのだ。
只視野に入る者にしかその効果は無いのでウィーダは常にきょろきょろしていなければいけない。
だが普通なら怪しいその行為もリヴリィーナの姿ではそう怪しくは思われない。
理由は簡単。『ゼロ様を探しているんだろう』と思われるから。
最も本来の姿が見えたところで早々敵だとは気付かれないだろうが……
(図書室……?)
誰かいるかもしれない。そう思ってウィーダはその中へと入っていった。
そこにいたのは十瑠とルートと乗務員数名。
(あれが十瑠……この船の艦長…熱が回復しきって無い、と……)
ウィーダは備え付けの洗面台においてあったコップをおもむろに手に取ると、十瑠の方へと向かって行った。

「十瑠さん」
「リヴリィーナ、殿……?」
突然話し掛けられただけだからじゃない、静かな動揺が見れる。
するとリヴリィーナはその心を読んだかのように
「ゼロ様に言われたんです。ちゃんと名前で呼びなさいって」
そう言うと、リヴリィーナは十瑠の額に手を当てる。
「……?」
「ん〜……」
その姿勢から数秒経ってから反対の手を自分の額に当てる。
「……まだ……熱がありますね……」
「そうか……私にはあまり自覚は無いのだが……」
「そうですか……でもとりあえず……」
十瑠の額からは手を離さずに
「これ。ゼロ様から手渡されたんです。液体の解熱剤です。」
机に小さな子瓶を置く。
「あ、ありがとう……。」
お礼を聞いた所でリヴリィーナは手を離す。
「それじゃお大事にして下さいね。
さて……ついでになんか本でも読もうかなぁ〜」
本棚へと向かう時……リヴリィーナは本人に気付かれないように
ルートの背中に触れていた。
暫くして、また戻ってくるときも同様に…
―彼女はリヴリィーナではなくもちろん、ウィーダ―……
(にしても……レイも厄介だな…とっさのいい訳が思いつかなかったらもうばれる所だったな…)
まさか十瑠の事を艦長さんと呼ぶとは。これはウィーダにとっては計算外だった。

(さて……十瑠の記憶はほぼ完全にコピーした。
只速度を速めたから少し疲れたな……)
それでもウィーダは歩く。
(コップにかけられている暗示は早くて数分、遅くても数十分で解ける。
それまでに多くの人物の記憶を取るとするか……)
一つ小さなため息つきながらウィーダが次に向かうのは医務室。
まだ病気の者がいるだろう、そう判断したからだ。
彼の頭には十瑠の記憶が根付いているので頭の中で自然と地図が開かれる。
迷う事は、無い。

「え……私をさっき見た?」
マラカの様子をみに行こうと医務室へと向かう、「本物」のリヴリィーナ。
そんな時乗務員の一人の奇妙な発言。
「うん。たった今君が医務室に向かってたでしゅよ?
へんだなあ、ここは一本道だから君が戻ってこない限りこっちからくる事は無理でしゅのに……」
「……?有り難う、私行ってみます!」
リヴリィーナは医務室へと急ぐ。
そして……

「「…………!」」

リヴリィーナはその姿をみて驚いた。
「ウィーダ……!?」
「!?」
だが彼女以上に、彼が驚いた。
(―おかしい。今の俺は仮にもレイの姿…何故俺だとわかったんだ…!?)
答えは、すぐに出た。
(……ゼロか!)
「どうして此処に……!?」
慌てふためくリヴリィーナを見てウィーダは舌打ちをする。
(―この様子では記憶操作は全て無理だな……ならば……)
ウィーダは近づくとリヴリィーナの口を塞ぎ……。
(記憶だけでも…盗る……!)
だがそれも思うように上手くいかなかった。
不審だ、そう判断した先ほどの乗務員…ラパスが他の武装した乗務員を連れてやってきたからだ。
「まちなしゃい!わるものでしゅね!」
「!」
挟まれたか。ウィーダは再度舌打ちをすると
非常用に持ってきていた煙幕を投げつけ…その場から消え去った。
「まだこの船内のどこかに居るでしゅ!必ず探すでしゅ!」
煙が治まればラパスはそう叫ぶがリヴリィーナの姿はもう無かった。

リヴリィーナはゼロの元へと走っていたのだ。
(ウィーダが此処に居るなら…02様も居る……!)
ゼロ様が、危ない…!
その頃…
(何…?この悪寒は……)
レイラは船内で『何か』を感じていた。

−−−−−−−−−

ちなみにウィーダは物に暗示をかけることは出来ません。
只単に思い込ませていただけです。

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投稿時間:04/10/19(Tue) 22:54
投稿者名:ティール


レイラは走り出していた
「(いやな予感がする…絶対にかかわっちゃいけないような気がする)」
角を曲がったところでリヴィリィーナ否ウィーダを見つけた
「はぁ…あんたゼロは操縦室にいる…!」
近づいていったが、後ろに跳んだ
「あんた…誰!!」
「あんたでも気がついたか?その微弱な心を読む力で」
ウィーダは暗示を解いた
「ゼロツーのそばにいた奴。なんでここに!!」
「名前は知らないようですね。
 俺の名はウィーダ=マナフィーブルだ」
「ウィーダ…」
ナイフを構えるが、体が震えていた
「よくそれで、いくつもの命令をこなしてきたものだな…
 暗殺にスパイ…殺戮…」
言葉の一つ一つが深く入り込む
「何でそれを!!」
「ゼロツー様から話を聞いているのでね」
ウィーダが近づいてくる
「こないで!!」
「やはりあんたは…肉体的にも…精神的にも弱いんだな。それでよく俺たちと一緒にいられるな」
ウィーダの目を見る…
古い…一番思い出したくない記憶…


――やっと見つけた
――こんなところに隠れていやがった

     何人かの子供がそこにいた
     手には石や木の棒が握られている

――なんでお前はここにいるんだよ!!
――お前のせいで怪我をしたんだからな

     石や木の棒で殴りかかってくる

――お前のせいで怪我をしたんだからな!!
――親切に村においてあげているのに…仇だかえすなんて

    大人からも冷たい視線が降ってくる

   なんで…みんな、わたしを殴ったりするの?
   どうして…みんなちゃんと見てくれないのかな?
   
   ホントハミンナガワルイノニ…
   ミンナ…
   ミンナキエテシマエバイイ!!!

「いやーーーーーーーーーっっ!!!!!」
そのまま倒れこんだ
ウィーダがおもむろに近づき、額に手を当てる
「デストルが護るために封印した記憶だ…
 俺にとっては…簡単にやぶれるが。
 あんたの居場所はここじゃない
 生きたければ…余計なことはするな…」
 立ち上がり周りを見渡す
「ゼロツー様と合流するか」



     きみ……やみ…ない

     ぼ…が…チカラヲ……から…

     きみは……にな……に

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投稿時間:04/10/20(Wed) 10:53
投稿者名:さびかび


02は艦の中をひたすら進み続けていた、他の気配とは全く別な
感じ、無の気配を探り当てて行くのは無である彼にはたやすい事だった。
艦の中を右に曲がり梯子によじのぼったりと。

そのころ操舵室ではゼロも02の気配を感じていた。
「…この感じ、表にはソグネと言った所だろう、そして…もう一つは…
ウィ−ダか? そして近づいてるのは…」
そう彼が呟いてるといきなりドアをなぎ倒し衝撃波の様な物が
彼に向ってきます、ゼロはそれを横に飛び避けてからそこに数弾ほど
赤い弾を撃ち込みます。
「02か!」

「御名答、流石と言ったところですかね…裏切り者」
砂埃の中から出て来たのは02、ゼロの姿をしてるものの彼の表情は
やや冷たくゼロとは明らかに違う。
そう言うと彼は自分の顔に手を一瞬被せ、その手の下からは
片目にばんそうこうが貼られ、頭にはわっかの02の素顔が
姿を表す。

「裏切り者…か、私はお前達の好き勝手を側で見過ごすより
その裏切り者となりこの狂いを直す方が私にはお似合いだ。」
そう言いゼロは空中から赤い刃を出現させる。
「やれやれ…話がそうなら仕方が無い、タイマン勝負ってやつですか。」
そう言うと02はいきなりゼロに駆けより頭に掴みかかり
床に叩き付けます。
「力の差を弁えー」
「それはこっちの台詞だっ!」
そう声が聞えるとゼロの足が02の顔に蹴りを入れ02がよろめいた
瞬間ゼロは体制を整え既に出現していた刃を使って02に斬りかかります。
それを02はバリアで受けとめ、さらにそのバリアを飛ばして攻撃!
ゼロはそれを飛んで回避しますが、彼の避けたバリアは
後ろの壁にあたり機器を壊しデッキ貫通します。

その衝撃で艦内に警報が鳴り響き「上部デッキ被弾、操舵室に侵入者
確認」との放送も流れます。
この放送に十瑠はよろけながらも操舵室へと向います

ウィーダは放送を聞くと気絶したレイラを寝かせると呟く。
「02様ですか、これで彼も動き出すはず、…」
ウィーダは後ろに一度振り向き、こう呟く、
「…そして、マリオネットはまた動き出す。」

そしてそのころ、外では。
「派手にやってるなぁ…ならこっちもぶっ壊す気で…」
そう言うとソグネはバズーカを構えると、一撃発射!
そしてさらにバズーカを下ろし右手にデザートイーグル、
左手にはレーザー照準、サイレンサー付きのライフル、
あえて機種は言わない事にしよう。
そして今度はエンジン目掛けて次々に撃ち込みます。


艦内では凄まじい爆発音と共にまるで地震かの様な衝撃が走ります。
そして次にはエンジンが爆発してエンジン周辺が燃え始めます。
場は一気に混沌の渦に巻き込まれます。


「この船で…好き勝手やってくれて…畜生!」
そう言うと十瑠は大海の剣を抜き、よろけながらも操舵室へと走ります。


「くっ…今のは、やはり外にいたのはソグネか」
そうゼロが呟くと後ろから凍て付く様な声が聞えます。
「そしてどうやら俺の事もお見通しの様で、ウィーダ=マラフィーブル
です、覚えていて頂いた事に光栄です。」
そうウィーダが後ろからまるで馬鹿にしたかのような微笑でゼロに
話しかけます。

「外にソグネ、目の前にウィーダと背後に02か…最悪だな…」
ゼロはそう言うと…微笑みます。

次ぎの瞬間ウィーダの背後にはゼロが、ウィーダは赤い弾を
なんとか避けますがゼロはウィーダに蹴りを入れ、次ぎに窓の外、ソグネ
目掛けて赤い刃を次々に発射します
外ではソグネがそれを避け、迎撃します。
その瞬間ゼロの背後に02が現れ…ゼロが発生させた赤い弾
で壁に撃ちつけられます。

「一気に三人は流石に無理があるか…かと言って時間が無い、
ここは無理をしてでも引き下がってもらおう!」



そして所変わって、ここは暗闇の中に広がる空間。
「あらら、やっぱり普通の人ってこの空間に来ると駄目みたいね〜」
そう言うとヤナギはユカリとブルーを背負う様にして歩き出します。
「普通の空間よりも酸素が少なく重力も軽いところで5倍はあります、
肉体がひ弱なためここは過酷な状況、さらに来るときのショックもー」
そうルナギをヤナギは唇に指を当て黙らせます。
「あたし、そう言う難しいの苦手、あなただってホロビタスターとか
はキライだって言ったでしょ? そんな物よ。」
ルナギはそう言われるとちょっと微笑み
「日差しが強いのは嫌なんですよ。」
と答える、ヤナギにはそれが苦笑いに見えてしょうがなかった。
「ねぇ…前から思っていたんだけど、あなたってちょっとあたし達と
違くなー」
ヤナギの言葉は何かの気配によって途中で途切れた。
「あの方です。」
そこにはいつになくプレッシャーで満ち溢れた。

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投稿時間:04/10/20(Wed) 14:01
投稿者名:ホシカゲ


動きのない静かな海に、猛スピードで泳ぐ影が一つ。
黒いシャチのような生き物、アクロとそれにつかまっている銀。
2人の眼前には神殿のようなものがあった。
「おい、ギンダラ刑事!」
「……ギンダラ?」
「お前のニックネームだよ! 刑事モノはニックネームが定番だろ!
 あ、俺のことは魚の目刑事と呼んでくれ!」
「はぁ……わかりました」

「それでよぉ、あそこの神殿、入ってみっか?」
銀は顔を上げ、目を細めて神殿を見た。
「入ってみましょう」
「がってんでぃ!」
アクロと銀は神殿に入った。




神殿の中には不思議なことに酸素があった。
銀はアクロの大きい体は探索には不向きなので外に出るよう提案した。
アクロはこくりと頷いた。
「じゃあ俺は外で待ってるからな! もし何かあったらさっさと逃げろよ!」
「わかりました、魚の目刑事さん」
アクロは神殿の外に出て、銀は神殿の奥に進んだ。




(デストルさんの情報によると、欠片と器は近づきがたいオーラを発している)
銀の目の前に4つの分かれ道があった。
(近づきがたい、ということは……行きたくない、ということ)
上がり階段、廊下、下り階段、ドア。
銀はそれらを順番に眺めた。
(つまりこの中で最も行きたくない道が欠片もしくは器へと通じる)

しばらく考えた後、顔を上げた。
「……上がり階段、ですね」
銀は階段を上り始めた。




(……誰か来る!?)
背後からの微かな気配にカムイは振り向いた。
しかし本当に微かなもので、カムイは気のせいと判断した。
自分のエリアはほとんど調べつくした。
後は――神殿の中央にあたる小部屋。
念のためブルーオーシャンを片手に持って小部屋のドアを開けた。

そこには、近づくのを躊躇わせるものが祭壇の上にあった。
水の欠片。
カムイはそれを恐る恐る手に取った。

(まさか俺のところに水の欠片が……)
カムイは放心したような様子でその場に佇んでいた。
しかし、すぐに気づいた。
(また気配が……しかも段々近づいてくる)
カムイはブルーオーシャンを構え、気配の主を探した。
主はすぐに現れた。




「……すみませんが、その欠片渡してくれませんか?」
小部屋のドアを開けて、銀が申し訳なさそうな顔で入ってきた。
カムイは首を横に振って、ブルーオーシャンで斬りかかった。

がきん。

硬い音を立てて、ブルーオーシャンと銀の張った目に見えないバリアがぶつかった。
「馬鹿な……!!」
カムイは驚いた。
先ほどの斬撃は全力でやった。
それを簡単に受け止めるなんて……。
何者だ!?

「申し遅れました。わたくしギンダ……ではなく銀と申します」
銀は丁寧にお辞儀をした。
カムイはそれを無視してガンマモードに入った。
そして今度こそ本当の、全力の斬撃をぶつけた。
硬い音が鳴って、またも簡単に防がれた。

「この状態でのわたくしの防御は、デストルさん以外破れませんよ」
銀は優しく微笑んだ。
カムイは手の中の水の欠片を強く握り締めた。

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※これから新キャラを投稿しようと目論んでいる方へ※
投稿する時、敵か味方か、敵の場合はデストル軍か三兄弟軍か明記して下さると嬉しいです。
立場がはっきりするまでキャラ紹介に追加できませんので^^;

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投稿時間:04/10/20(Wed) 14:53
投稿者名:リュウ


(ここまで来たのに・・・欠片あるのに・・・)
カムイは剣を強く握った。
(俺は・・・どうすればいい・・・逃げ場はない・・・)
カムイは少しずつ退いていた。銀はこちらに近づいてくる。
 ―何かが消えただけで何も得てないと思ったか・・・
後方から聞こえた声、後ろには壁しかなかった。
カムイは辺りを見渡したが銀しかいない。気のせいだと思った。
「どうしたのですか、ここにはそれ以外何もありませんよ。」
銀が言った。確かに何もある分けない。
 ―私はブルーオーシャン、お前は何を求めているのだ
また後方から声がした。今は確実にカムイに聞こえた。
「求めるもの・・・俺は・・・」
小声でカムイは呟いた。銀はこちらに迫ってきている。
欠片を強く握った。銀との距離は1、2メートルほどだ
「力・・・力が欲しい!」
剣と欠片が共鳴しているのか、強く水色の光を放った。
カムイが叫んだとたんに。光が止んだようだ。
銀はカムイのほうを向いていた。透き通るような髪と瞳とブルーオーシャンの刀身が
全て闇に包まれたような暗黒の色になった。カムイは手を開いたり閉じたりして剣を握った。
「フフフ・・・ハハハハハハ、そういう訳だったのか・・・」
カムイは大声で笑った。そして銀を睨みつけた。
「悪いな銀とやら、君とは余り戦いたくないんでね。」
そう言った瞬間姿が消えた。消えるはずがない。
「しまった、逃がしてしまったか、あの人はもう階段にいる。」
銀は急いでその部屋から出た。部屋に小さな穴が2つ空いていることも知らず。


1階へと続く階段、カムイが歩いていた。
「この神殿はもって後2時間・・・そしたら沈むか・・・」
カムイは階段の壁を殴り穴を空ける。ここは結界が強いのか水は入ってこない。
そこから彼は脱出をした。その右手には強く欠片を握り締めていた。

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投稿時間:04/10/22(Fri) 17:28
投稿者名:踊る米玉・十瑠


(艦内で戦うゼロ殿とゼロツー達……
ゼロツー側を援護しているのがソグネ。……いくら
ゼロ殿が強いとは言え、遠距離と近距離からの
同時攻撃を受ければ……)
操舵室に向かう途中、十瑠は走りながら戦況を把握する。
(エンジンが動かなくなってしまえば、もうこの艦は終わりだ。
動力部の修理方法は、師しか知らない……そうだ、
アシュル殿に尋ねてみれば幾らかは修理出来るか)
ぴたっと足を止め、近くにあった窓を開けて外へ飛び出す。
(全体が破壊されることだけは何としても防がなければ!)
エンジン部分へ走っていくと、銃器類を乱射しているソグネと
出会った。
憎む側と、憎まれる側――二人の目が合った。
十瑠は相手を睨みつけ、ソグネは不敵に笑う。
「おや、艦長君」
ソグネは、十瑠を見て呟いた。
「これ以上、師に関わるものを壊されたくないのかな?」
「何としてもエンジン全体を破壊させるのは防ぐ。
……お前を殺してでも」
十瑠は大海の剣を構えたが、熱がまだ治りきっていない為に
少しふらつく。
「師の言葉を忠実に守っているのか。感心するな。
……さあ、両親のもとへ逝くがいい」
ソグネはエンジンに向けていた銃器類を止め、十瑠へ向けた。

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投稿時間:04/10/24(Sun) 12:22
投稿者名:一太郎


「行き止まりか・・・」
階段を降り、通路を進んでいたイチタだったが、やがて壁へと突き当たる。
「戻るか。」
踵を返し、階段付近まで戻る。
階段を昇り、壁に開いた巨大な穴に驚いた。
「これは・・・!?」
イチタが穴に背を向けて上り階段をみつめる。
何者かの気配を感じたからだ。
「誰だ・・・?」
階段を降りてくる姿を見とめ、イチタが剣を抜いて訊く。
「わたくしは銀といいます。・・・逃げられてしまいましたね・・・」
銀が壁に開いた穴を見て苦い顔をする。
「ならば器だけでも・・・」
「ちょっと待て。逃げられたとはどういう事だ?」
「申し訳ありませんが、今はそんな話をしている場合ではないのでは?」
銀が廊下の奥を見つめて言った。
「何だと?」

「目の前まで来たのに・・・!」
襲いかかるミサイルを避けながらカービィが悔しそうに言う。
カービィを襲っているのはホロビタスターで欠片を護っていたのと同じ、ガーディアン。
ミサイルが避けられた事を確認すると、ガーディアンは突進を仕掛ける。
「うわっ!?」
カービィが突進を転がって避ける。
「早く倒さないと・・・神殿が壊れちゃう・・・」
カービィが廊下の壁をちらりと見る。
「そしたら・・・器も一緒に・・・!」
ガーディアンが再びミサイルを放つ。
「・・・マスター・・・」
カービィが小さく呟く。
それに応えるように、カービィの手が輝き、金色の剣が現れた。

艦全体が大きく震動する。
床に接していないルクソルにそれは関係無かったが。
「派手にやってくれるなぁ・・・」
ルクソルが部屋の壁に備え付けられた機械を操作する。
暫くの後に、スピーカーから聞き慣れた声が響いてくる。
『どうしたんですか?ルクソルさん。』
「アシュルか?ちょうど良かった・・・今すぐ艦に戻ってくれないか?」
『一体何が・・・』
「今、ちょっと奇襲を受けているんだが・・・うわっ!?」
無線が備え付けてあった壁がいきなり吹き飛ぶ。
どうやらゼロと02の戦いの流れ弾が当たったらしい。
「・・・伝わったかな・・・」

「ルクソルさん!?」
「何があったんだ?」
ティーラがアシュルに訊く。
「わかりません・・・でも、マトリエス号が襲撃されている事は・・・確かです。」
「なら、戻るしかない。」
地上を探索していた全員は、マトリエス号へと急いだ。

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投稿時間:04/10/24(Sun) 18:33
投稿者名:サイビィ


カムイが神殿を脱出した。
その同時刻に神殿を抜け出す者がいた。
頭にオレンジのバンダナを付けていて、
ダイバースーツを着ている女性だった。
「おっかしいなあ・・・ここに父さんの形見をかくしたはずなのに・・・
 ん?あれは水の欠片。そうか、あいつが奪ったのか。」
彼女が見つけたのはカムイだった。右手には水の欠片を持っている。
彼女はカムイのところへ泳いでいった。
カムイもそれに気付かずにはいられなかった。
「お前、よくも欠片を奪ってくれたなあ。返してもらおうか。」
「いやだ、と言ったら?」
カムイが言った。
「力ずくでも、奪い取る。
 ・・・その前にあんたの名前聞いておこうか。
 ちなみに私はラグ。ラグ・アクアリス。」
「貴様に名乗る名前は無い。貴様にはここで眠っていてもらおう。」
そう言うとカムイはすぐさまガンマモードに入った。
「言っておくけど、その剣じゃ私には勝てないよ。」
ラグが戦闘体形に入る。
「そう喋っていられるのも今のうちだ!」
カムイがラグに切りかかる。
次の瞬間、ラグが覚醒したブルーオーシャンを受け止めていた。
「削る剣なんかじゃ勝てないっていったでしょう?」
ラグが拳を振り上げた。
すると、水が集まってきた。
次第に集まってきた水は無数に分裂し始め、
カムイを襲った。
カムイは避けるのが一苦労で、ラグが消えたことには気付かなかった。
「遅いよ、それでよく水の欠片を奪えたね。」
ラグはカムイの後ろに回っていた。
「私はいつでもお前を殺せる。だけど、今の目的は水の欠片なんだ。
 それさえくれれば今回は見逃してあげる。」
「水の欠片は渡さないと言ったら?」
カムイは一歩も譲らない。
「・・・悪いけど、もう君のところには欠片は無いよ、
 君が避けてる間に奪い取ったから。
 それに、これはもともと私のなんだ。隠してただけ。」
ラグの左手には水の欠片があった。
右手は大きく開いており、カムイに向けられていた。
「闇に呑まれるんだったら、もうちょっと力をつけて欲しいな。
 そうじゃないと、こっちもつまんないから。」
そう言って、ラグは陸に上がっていった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
とりあえず、キャラ紹介をば。

名前:ラグ=アクアリス
性別:女
年齢:16歳
一人称:私
性格:男勝り。
立場:味方サイド

水を操る具現族。
水そのものを操るだけなら体力を消耗しない。
水の中でも息ができ、自由自在に動ける。
戦闘パターンは、水の弾を無数に相手に打ち込む。
また、水で剣を創り出すことも可能。

こんな感じですかね。
とにかく、基本的に味方サイドです。

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