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遥かなる旅の果てに [16]



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投稿時間:04/11/07(Sun) 18:22
投稿者名:さびかび


ちょうどその頃、浜辺を早歩きのスピードでマトリエル号に向っていた
イチタ、カービィ、オミニア…とそれに密かに
付いてきてるブルーであったが…

「い、今なんか悲鳴があっちから聞えなかった!?」
そうカービィが言った事をきっかけに全員が走り出したがー…


「やれやれ…そう言う事か…」
イチタは何があったかを、今や笑い転げてるルクソルから聞き
大きくため息をついたのだった、彼らは今や艦の中。
そこには帰艦した全員とさらにはティーラと緑魔導師の兄弟が集まっていた
さらには浜辺で衝突、その後付いてきたブルーも、
「操縦室で02は始末して柱にしばり付けておきました〜」
そうティーラが大きな笑みを浮かべ近くの柱を指差すと
そこには気絶してるであろう02が柱に何重にも縄で縛り付けられている
これではまるで何処かのマンガである。
「それも何処の子か知らないけど、このブルーって子が無理矢理
乗り込んできちゃったんですよ、寂しいのは嫌だって言って…」
そうルクソルは苦笑して言う。
そしてそれに答える様に彼の隣に立っていた少女が笑って手を上げる、
…そしてそれを見て少々呆れるイチタ。

「ゼロはマラカと…シルダリアだったな、彼らの報告によれば敵に
連れ去られたらしい…こっちは02を捕らえてむこうはゼロを捕らえた、
どうなるか…」
そうイチタは一息をつきまた喋り出した、
「さらに、リヴリィーナの気配は微かだが艦内から感じられるものの…
レイラの気配は全く…さらに未だ十瑠の艦長は…外で戦闘中か…?」
その場に沈黙が流れた。
そしてその沈黙を壊したのはオミニアだった。

「…彼女が来ます…」
「彼女…? …ねぇ、それって、まさか…」
そうカービィが聞き返す、
「皆さん、一部隊は十瑠さんの捜索に、残りの方々はレイラと言う方と
リヴリィーナと言う方の捜索に…彼女は私がここにいる事は
知らないはず、私は彼女と交渉してみます、ヤナギとは縁があるので…
あ、でも一応提案ですけどね。」

「あなた方どちらの捜索にも行かないのですか?」
そうオミニアがイチタとサイビィに問う、
「まだ俺はお前を信じきったわけでは無い、それに交渉と言うが
それに失敗でもすればこの艦は確実に沈む…」
「そういう事、一応オリも気配は感じていたんだがもう一つの気配も
感じる、そうなればこの艦も危ないだろう、あんたが敵の回し者
って事も考えられるし。」

そしてその頃艦の外では…
「具現族の血だまりなんて珍しいわねぇ、前から具現族の能力にも
眼を付けていたんだけど、こうも簡単に手に入るってのも…
なんか味気ないわねぇ…」
そうヤナギはため息と付くと砂に染み込み始めたサイビィ
の血に指を入れてはそれを口に運ぶ。
「そんな血、美味しいんですか?」
そこにいたユカリは顔をしかめてそれを見る。
「ちょっと砂が混じってるけど悪くは無いよ♪」
とヤナギが答えるものだからユカリは苦笑いするしか無かった。

「やはり来ましたね、ヤナギ。」
その声にヤナギははっとした、そしてバック転してその声がして来た方向
に向く、そしてその男を見た瞬間彼女の顔から血が引く。

「久しぶりですね…数百年ぶりでしょうか…」
そう彼はすました顔で言う
「へ、へぇ…あ、あんたまだ生きていたの…!」
そう言うヤナギの声が震えてる、いや彼女は取り乱してるのであった。
「君の事は色々と聞かせて頂きました、何故…君はそんな子じゃ無い
はずです…私の知ってるヤナギはそんな子では無いはずですよ…」
そうオミニアが1歩踏み込む。
「こっ、来ないでぇ!」
そう言いヤナギは無数とダガーを彼に投げつける、が
オミニアが短い呪文を唱えると全てのダガーは空中で消え去る。
そして彼がもう1歩ヤナギに近寄り、地面に手をつける、と
地面からいきなり植物の根の様な物が出現しヤナギの手足を縛り付けるが
それらをユカリがドライバーで切り払いヤナギを抱えて後ろに飛び
身構える。

「…で、あいつとどう言う関係なんだ?」
そうサイビィがオミニアの後ろから彼に声をかける、
「別にそうたいした関係ではありませんよ…言い方を変えたら、私
が彼女の生みの親って事にもなりますが、それだけですよ。」
「…あんたいくつなんだよ…」
「7万年と少しです。」
それを聞いてサイビィは多分信じなかったのだろうか、頭を抱えた。

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投稿時間:04/11/08(Mon) 00:27
投稿者名:グレイスデビル


ここはポップスター
カービィとグーイが月を見ていた場所である。
そこに一人の少年が立っていた。
その少年は薄い青色の髪の毛を散らしていて、目は細い。
服装はタンクトップに短パンといたって軽装だ。
何より目立つのが、頭の横の大きな耳である。
俗に言う『犬耳』だった。これも髪の毛と同じ色をしている
その少年はなにやらメモ帳のようなものを見るとそれを読み上げる。
「『ポップスター。星が文字通り[星型]をしている珍しい星。
そこの植物、生物は殆どが鮮やかに彩られている。
美しいというよりは可愛いと言う印象が強い星。』
か。ま、確かにかわいらしい星だな。」
少年は辺りを見回す。夜なのであまりよくは見えないがそれでも満月の月明かりのおかげで風景を楽しむぐら
いはできる。
「しかし、動くものが無いんじゃ可愛いもクソも無いよな。」
そう、今この近辺の星は時が止まっている。あたりを照らす満月も、その美しさがかえって皮肉に見える。
「全く、相棒のヤツも同じように止まっっちゃたしなぁ。」
少年はため息をつく。
「ま、満月じゃなかったら俺も止まってたんだけどな。」
さっきのため息をかき消すように明るい声で言う。
そして、歩き出した。
「なんにしても情報が少なすぎる。どうしたもんかねぇ。」 
少年はあてもなく歩き続けた。しかし、突然立ち止まる。
「匂い。なんでだ。」
時が止まっているのに匂いがするわけ無いと考えた少年はその匂いの元に走り出した。
その匂いものとでは、一人の騎士のような人がダークマターと戦っていた。メタナイトである。
球体の数はざっと20はあるだろうか。騎士も実力もなかなかのようだがその数におされ気味だった。
「くっ、油断していた。まさかこちらにも兵を回すとは。」
メタナイトが剣を振るう。その剣が1対のダークマターを消滅させる。
しかし、ダークマターはすぐにもう一匹生み出された。
それを成したのは、ミラクルマター。
その髪は7色を有していて。ゼロや02と同じ赤い目をしている。
「あいつ、変な匂いがする。なにか、たくさんの物が混ざったような。」
少年は、奥にいるミラクルマターの匂いを的確に嗅ぎつける。
そして、援護をしようとしたが、思いとどまった。
「どっちを助ければいいんだ。」
勿論いつもなら劣勢であるほうを助ければいい。
ただ、今回はそうは行かない。もしかするとあの2人のうちどちらかが時を戻そうとして、どちらかがそれを
止めようとしているのかもしれない。
選択を間違うと、時を止めることに一役買うことになる。
「くそ、やっぱり情報が足りない。」
少年は、仕方なく遠巻きに見守ることになった。

「キャハハ。メタナイトさん、そろそろきついんじゃない。」
笑うミラクルマターに対してメタナイトは無言で答えた。
「フン、クールに決めちゃって。本当はそろそろ限界のクセに。」
「く。なめるな。私はまだいける。」
そういいながらもメタナイトは全く減らないダークマターに悪戦苦闘している。
「そう。じゃあもうちょっと増やしてみようか。」
そういうとミラクルマターの両手からダークマターが生み出される。
その数は10匹。もとからいたのとをあわせると30匹になる。
さらに数の増えたダークマターにメタナイトはついに後退を始める。
ダークマターは一度には攻めてこずにメタナイトを取り巻くようにして徐々に迫ってくる。ミラクルマターが
そう指示しているのだ。
一度には殺さずにじわじわと攻め立てる。その戦い方にメタナイトは憤りをあらわにする。
「なめるなぁぁぁっ。」
メタナイトはマントを羽に変化させると、進路上のダークマターをすべてきり払いミラクルマターへと疾駆した。
「キャハ、やっぱりそう来るよね。」
しかしミラクルマターはそれを予期していたのか、余裕の表情で手を前にかざす。
すると目の前に岩の壁が地面からせりあがってきた。
メタナイトの突き出した剣は勢いを殺せずにそれに突き刺さる。
「ビンゴー。」
ミラクルマターは嬉しそうにそう叫んだ。
「しまった。」
メタナイトは勝負を焦ったことに後悔した。しかしそれは遅すぎる。
「さて、メタナイトさん。騎士の命である剣は放しちゃだめよ。」
そういって、ミラクルマターはさっきのように手をかざす。
そして、その手に力を込めた。その瞬間、メタナイトの剣が刺さっていた岩盤が爆発した。
剣を抜くのに必死になっていたメタナイトはそれを避けようとするも、反応しきれずに爆風によって飛ばされる。
そして地面に倒れたところをダークマターに抑えられた。
「さて、メタナイトさん。虹の剣を渡していただきましょうか。」
ミラクルマターは手を差し出す。しかしメタナイトはそれに応じるはずもなく。
「そうはいかない。あれは時を戻すのに必要だからな。」
「ふぅん。じゃあ、勝手に探すね。」
そういってミラクルマターが右手から今度は鋭い棘をメタナイトに向かって伸ばす。
それはメタナイトの首を貫く。
寸前で折れた。折れたというよりは、切れたと言うべきだろうか。
「聞いたぞ。お前、時を戻すのか。なら俺が助けるのはお前だ。」
そう言い放ったのは少年である。少年はさっきの会話―正確には、一部始終の会話―をしっかりと聞いていた
のである。
ミラクルマターは至近距離の斬激の余韻でまだ動けていない。
その斬激は、少年が手にした斧―両刃で、少年の身の丈ほどある大きな斧。いわゆるポールアクス―で生み出
したものだ。
少年は、その斧を今度はミラクルマターに向かって振り下ろす。
その動きによって我に返ったミラクルマターは寸でのところでそれを避けた。
「あ、あなたは誰なの。」
ミラクルマターは突然の来訪者に困惑を隠せない。それは周りにいるダークマターも同じだ。
「俺か。俺の名前は、ケルベロス。職業は、失物捜索から人殺しまで何でも請け負う便利屋だ。」
言うと、ケルベロスはその大きな斧をミラクルマターへと向けた。
その後不敵に笑って。
「もっとも、お前の依頼は受けないけどな。」

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さて、こんなときにオリキャラを出しても良かったのものでしょうか
まあ、ポップスターにいるので合流はものっ凄い後になるでしょうが。
戦闘シーン書きたい方は、どうぞお書きください。大歓迎です。
メタナイトを合流させるって方は、ケルベロスも付けてあげてください。さすがにポップスターに取り残すの
はかわいそうなので。
分類は『味方』です
ケルベロス
年齢:16歳
性別:♂
一人称:俺

大きな斧を振り回す犬耳少年。
満月の日になると魔力に耐性ができ、色々と強くなる特異体質
今回は満月の日に時間が止まったので常にその状態。
そのおかげで時が止まった影響も受けていない。
これはデストル軍の失策である。
普段はくさねねことコンビを組んで便利屋を営んでいる。
因みにくさねねこは回りに違わず時間が止まっている。
したがって小説登場は無いです。(動き出しても続くようなら知りませんが。)

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投稿時間:04/11/08(Mon) 17:23
投稿者名:プチかび


「……!」
ポップスター、アイスバーグ上空……
一足先にここに戻ってきたウィーダと……ゼロ。
ウィーダはゼロを柱に括り付け幾重にも綱を巻きつけておいた。
02にテレパシーで身動きを取れないようにしろ、そう言われたからだ。
……そして……ゼロと02、二人揃って同じような捕らえ方になった……。
ただ違う事といえばその綱はウィーダが作り出した精神の綱と言う事。
通常のゼロなら安易に引きちぎれるだろうが今の彼の力は極度に弱まっているので逃げ出す事は難しいだろう。
力が戻る頃には02様がどうにかしてくれる、そうウィーダは思っていたのだが……
「……02様からの連絡が途絶えた?
……困ったな、この先の事を聞かなきゃならないのに。」
そう言うものの彼の声音に焦りはまるで無い。むしろわざとらしさが漂っているようにも見えた。
そんな中、ゼロが目覚めて己の状況をみる
ウィーダは軽く微笑んで(とは言っても微笑んでいるように見えないのだが)
「……お目覚めは如何ですか?ゼロ様。」
「…最悪だな、どこかの漫画じゃあるまいし」
ウィーダを睨みつけるゼロだがウィーダは表情を崩さずに
「……そう言われましても俺はこうする事しか知らないので」
「貴様…」
ゼロが力を出そうとして―…唸った。
その時、今更思い出したかのようにウィーダが言う
「そうだ、ゼロ様。今のあなたの状態じゃ力は出すだけ吸収されますよ?俺に。」
「…………ティーラはどうした」
脱出を諦めそうゼロが言えば、ウィーダは軽く肩をすくめて
「……もう起きてると思いますよ?彼女に俺の攻撃は打ち消されるらしいですし。最も一時的に動きを封じれ
ばよかったんですけどね?」
「……ならもう一つ問おう、リィーナをどこへやった、貴様ら……!」
怒気を上げながらゼロが言うとウィーダは「さあ?」といった表情を浮かべて
「……どこでしょうね?彼女は必ず貴方のもとへ向かうって02様は読んでましたから……どこかに閉じ込め
たんじゃないでしょうかね?」
「…貴様、知っていながら……!!」
「ばれましたか?それじゃお教えしましょうか。
彼女はあの戦艦の中にいますよ、最も―…」
次の瞬間、ゼロは目を見開いた

―02様が彼女のいる空間だけ切り取って、別の次元に隔離しましたけどね。


リヴリィーナはひたすら走っていた。
しかし……先が見えない。
「……何で……!?」
続くのは、長すぎる廊下。
曲がり角も、部屋への扉も無く、廊下、廊下、廊下……
考えてみればおかしいのはそれだけではない。
銃弾の跡、火の手、そして血痕等……戦火の跡がまるでない。
それと同時に、喧騒も無く自分の足音だけが鮮明に響き渡る。
そこでようやくリヴリィーナは悟った。
「……やられた……!」
―隔離されたと。

レイラ、リヴリィーナ捜索組に決定したカービィとルクソル、緑魔導師兄弟に、何故かブルー。
『一応二手に分かれたほうが良いかもしれないな。
俺とカービィにブルーちゃんであっちを探す。お前達はそっちを探してくれ』
そうルクソルが言って彼らは解散した。
そして今、カービィとルクソルは警戒をしながら歩いていた。
……ブルーに緊張感は無さそうだ。
「にしても広いね、この船は……」
暢気にそう言う始末。だったのだが……
ふ、とブルーが何かを見つける。
それは……
「あれ?このリボン……誰の?」
「「!!」」
拾い上げてみればそれは間違いなく…
「蒼いリボン……?」
「リヴリィーナちゃんのだ!さっき見たときこのリボンをつけてた!」

…リヴリィーナの、蒼いリボンだった

「ふぅ……02様が戻られないと困るな……」
それっきり、何も言わなくなったゼロを尻目に柱に寄り掛り
ウィーダは持ってきていた文庫本を取り出し、しおりのはさんであるページを開き、そのまま読み始めた




「ゼロ様……私は、どうしたら良いですか……?」
そして―……隔離された空間の中、リヴリィーナはその場に崩れ落ちた。
彼女の胸元にはやはり……リボンは無かった……





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投稿時間:04/11/08(Mon) 20:13
投稿者名:ホシカゲ


「……逃げられましたね」
銀が浜辺で苦い顔をした。
「刑事モノが台無しだ……」
傍には悔しそうなアクロ。
銀は遥か彼方でまだ煙を上げているが静かになったマトリエス号を眺めた。
(あそこまで行って欠片と器を奪取してくるか……?
 しかし、防御しか能がない自分がどうやってそれらを奪う?
 説得? いや、むざむざ敵に宝をやる奴なんていない)

銀が長考していると、不意に脳の一部が奇妙な感覚になった。
それは誰かからテレパシーが入るときの合図のようなもので、銀は特に動揺することなく額に手を当て目を閉
じた。

『デストルさん? 如何しましたか?』
――欠片と器の奪取は失敗したようだな
『……申し訳ありません』
――まあいい。我々には闇の欠片がある
  これを守っていれば奴らは必ず奪いにやってくる
  その時返り討ちにして欠片と器を奪えばいい
『では、もう城に戻って防衛に当たればいいのでしょうか?』
――そうだな。そろそろ城に戻れ
  ただ……まだソグネが交戦中だ
  奴を連れて帰って来い
『わかりました。……あの、アクロさんはどうしましょう?』
――利用価値が無くなったのでダークマターを抽出して再び時を止める
  銀、お前はアクロを気にせず任務に当たれ
ここでテレパシーは切断された。


「ではアクロさん、わたくしはこれにて失礼します」
「おう!」
銀は竜の翼を広げ、空に飛び上がった。
それから数秒後、アクロの中から黒い物体が現れ、アクロは動かなくなった。


 * * *


「くくくっ……!! 3人がかりでこの程度か……!」
ソグネは容赦なく機関銃を放ち続けた。
十瑠・アシュル・メイはその銃弾を弾き、避けることだけで精一杯だった。
一応ラパスもその場にいるのだが、武器という武器も無いので戦闘には参加できなかった。
たまにアシュルが銃を撃つが、それはソグネに難なく避けられる。
「このままじゃ……」


――全滅する!!


皆がそう思ったとき、不意に銃声が止んだ。
ソグネの表情はこわばり、半分睨むような様子で空を仰いでいた。
それにあわせて十瑠が顔を上げると、そこには人が空を飛んでいた。
……いや、背に竜の羽が生えているので人とは言えないが。
皆の注目が集まる中、竜人は少し照れくさそうに地に着地した。

「何故ここに来た……銀!!」
ソグネは機関銃を銀に向け、銀は申し訳なさそうな顔をした。
「申し訳ありませんが……いったん城に戻りましょう」
「俺はお前の命令を聞く気は無い!!」
「これはデストルさんの命令です」
「ぐっ……デストル様の命令か……仕方ない」
ソグネは最後に十瑠を睨み、銀につかまって空を飛んだ。
アシュルが実弾の銃と光線銃を撃ったが、それは銀のバリアによって簡単に防がれた。
「それでは、失礼します!」
銀は空中で大きく叫び、あっという間にどこかに飛んでいった。


 * * *


4人がマトリエス号艦内に戻ると、ちょうど彼らを探索するために組まれた隊と出くわした。
十瑠はまだ治りきっていない病を治すため再び医務室に入り、
他の3人でソグネと戦った事や、銀という者がソグネを連れて行った事などを話した。

彼らは、戦闘の傷を癒すためレイラ・リヴリィーナ捜索組の帰還を待つ事となった。

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投稿時間:04/11/08(Mon) 22:18
投稿者名:サイビィ


サイビィ、何時の間に宿主と交代したんだ(ぇ
と、矛盾の解消のためにこの書き込みだけ時間軸もどさせてもらいますね(はあ?

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「で、カラス、お前はなんでここに来たんだ?」
「・・・あいつを・・・カムイを待っていた・・・といえばいいのか」
「ふぅん・・・あ、ルクソルじゃん。
 お前のことはサイビィから聞いてるぞ。」
ゼーレスがルクソルを見た刹那、奇怪な叫び声とともに
ゼーレスが駆け出した。
その叫び声はマトリエス号全体に響き渡っていた。
ゼーレスは一目散に外へ出ようとした。
「お、おいちょっと待てよゼーレス!」
宿主はゼーレスの後を追う。
丁度そのときにカービィとイチタ、密かに付いてきている
ブルーがマトリエス号の近くに居た。
「ありゃ?なんだこの帽子・・・ぅわ、血生臭いなぁ・・・
 捨てちゃおっと」
ブルーが血生臭い帽子・・・
じゃなかった、サイビィの帽子を捨てた。
帽子は宿主の頭にジャストヒット。
髪が元に戻り、背が縮み、服がいつもの物に戻った。
「あれ?なんか気を失ってたような気がするんだけど・・・
 あ、そうか。宿主と交代したんだ。
 うぁー、しっかしなんだこの血だらけで染みてる服は」
お前もともと血なんて目立たない服だろという突っ込みは無しの方針で。
こんないきさつでサイビィにもどった・・・らしい。

 ↓ここから通常の時間軸で。

ここはマトリエス号付近・・・
そこにはヤナギとユカリ、サイビィとオミニアがいた。
(・・・ちょっと引っかかるな、あいつからオリの波動を感じる・・・
 能力を盗られたか、それとも、体の一部分を吸収されたか・・・)
そう考えたとき、サイビィがはっとした。
「お前!オリの能力を盗んだな?そこにオリの血があるはずだ。
 その血から能力を盗れる。」
「御察しのいいこと。当たりだよ。」
「そうか。ならあとは頼んだぞオミニア」
「・・・・はあ・・・・?」
サイビィはまた帽子を脱ぐ。
そして宿主が現れた。初回のあれは省略。
「いきさつ凄すぎだな・・・」
宿主が呆れ顔で言った。
「・・・具現族の能力がもう一つ手に入りそうだな。」
ヤナギが言う。
「まだそんなことをいってるんですか!」
オミニアが激しい口調で言う。
ヤナギは少し怯える。
「何をしているんだ?」
艦の中からカービィ、イチタが出てくる。
「出てきては駄目です!」
オミニアが言う。
イチタはヤナギの横に立っているユカリを見た。
「・・・・・・?」
イチタは驚きを隠せないでいたような。

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投稿時間:04/11/09(Tue) 00:52
投稿者名:緑魔導師


一方。リヴリィーナを捜しているマラカとシルダリア。
彼女、リヴリィーナが別の次元内に隔離されていることを誰も知るはずがない。
別の次元の行き方も一般の人は解るわけがない。

そう、一般の人は。

「…マラカ、何か気付いただろう?」
船内でリヴリィーナを捜索する中、シルダリアが口を開き、マラカに問い掛ける。
「あぁ、気付いてるさぁ。リィーナちゃんがいなくなったことさぁ。」
マラカの無神経な答えに普段冷静なシルダリアでさえコケた。
「……………」
「冗談さぁ。さっきからここいらに変な《気》が充満してるべ。」
「…あぁ、私も感じる。どこのどいつかわからんが、少々甘すぎたかもな。次元の仕掛け方が。…マラカ。」
「わかってるさぁ!」
左手の甲に刻まれた∽の刻印。シルダリアが左手を何もない宙に触れた途端、何も無いはずの宙から電撃が走
ってきた。
マラカの右手の甲が光り、そこからカードらしき物が召喚された。
§と書かれたカード。それは次第に形を代え、§……いや、S型の薄い翠色の剣と化して、マラカの右腕と一
体化していた。
「いくべ!空間を切り裂く真空の剣・ヴァルマンウェ!!」
シルダリアが触れた宙に勢い良く剣を振り下ろすマラカ。すると、何も無いところから大きな裂け目ができて
いた。

そこには……!

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投稿時間:04/11/09(Tue) 17:22
投稿者名:グレイスデビル


そこにあったのは、マトリエス号だった。
ただし、いまカービィたちが乗っている船とは違い、新品同様の状態。
それと、入り口が無い。
「あたりなのさぁ。リィーナちゃんの力は確かにあそこに感じるのさぁ。」
「ああ、しかし、少々厄介だな。」
そういって腕を組むシルダリア。
「何で厄介なのさ。風穴のひとつでの開ければ入れるじゃない。」
そういって拳を握るティーラ。
「いや、やめて置いたほうがいいべ。あれは不安定すぎて下手にさわると簡単に消滅するのさぁ。」
「ああ、そうすればおそらくはあの中にいるリィーナも。」
そういって考え込む二人。
「くそ、やけに隠蔽が簡単だと思ったら、二重の策か。」
「いや、あれは船の中にももう一つあるべ。全く、あの女の子には何かあるんだべか。」
するとティーラは柱に縛られているゼロツーを見やって
「おい、お前。これを何とかする方法知ってるんだろ。教えろ。」
ゼロツーはしばらく黙った後。
「貴方達に教える義務なんて無いですよ。」
「ほぅ、命が惜しくないみたいだな。」
そうってティーラは腕を鳴らしながらゼロツーへと歩み寄る。
しかしゼロツーはニヤリと笑って。
「ゼロがどうなってもいいのでしたらね。」
「う。」
そういわれたティーラは反論の術をなくした。
「全く、相互人質って言うのも不便なもんだべ。」
マラカは、やれやれといった感じにため息をついた。
「とりあえず、この次元自体は結構安定しているから入っても大丈夫そうだ。マラカ、行くぞ。」
「わかったのさぁ。」
裂け目から別次元へと入っていく二人をティーラが追おうとするが、シルダリアはそれを押しとめた。
「お前はこないほうがいい。魔力に疎いものにはここは危険だ。それに、そいつを見張る役も必要だからな。」
「わかったよ。ちょっと癪に障るけどね。見張りは任せていってきな。」
「ああ、まかせておくのさぁ。」
マラカは、いつもの調子だった。

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投稿時間:04/11/09(Tue) 22:01
投稿者名:サイビィ


「あ〜あ、なんか暇だなぁ・・・」
ティーラは柱に縛られているゼロツーを見張っていた。
「人質なんかなければ、迷わずあそこに入っていったのになぁ・・・」
ティーラはその場に座り込む。
「しっかし、あのメロン魔導士ともう一人・・・
 俺を魔力に疎い扱いしやがって・・・」
いらついたティーラはマトリエス号を殴る。
見事に風穴が開いた。
「あ、やっちった・・・まいいか。どうせ修理が必要なんだし・・・」
そういうとティーラはゼロツーの方を向いた。
「おい、お前を解放してやる、とっとと尻尾を巻いて逃げな、
 もっとも、外に居る奴らと戦闘になるかも知れないがな。」
「いいのですか?敵を逃がすことになるんですよ?」
「お前を殺すチャンスなんかいくらでもあった。
 それを見逃してやったんだ。ありがたくおもいな。」
今の言葉がゼロツーを怒らせたようだ。
「今回は引き返すことにしましょう。
 だけど、次に会ったときは、貴方の命はもう無いと思いますが。」
縄をほどかれたゼロツーは天井に穴を開けて、飛び出した。
「・・・よし、これで俺もあの空間に行けるようになったぜ。」
その後ティーラは空間に穴をあけて入っていった・・・

ここはマトリエス号付近・・・
「ん・・・?あれは・・・ゼロツー・・・?」
宿主が飛び去っていくゼロツーを見た。
波動まで感じているようだ。
「ちょっと見てみる価値あるかもねぇ・・・
 精霊具現化、出でよ青龍!」
宿主は青龍を取り込み、飛んだ。
その背中には、蒼い翼が生えていた・・・
「あれ・・・?あれは宿主じゃないのか?」
とルクソルを見て全力疾走していたゼーレスがマトリエス号に
戻ってきたときに翼の生えている宿主を見た。
当然それを追いかけていたカラスもそれを見た。
そして、宿主の進行方向に、逃げているように思えるゼロツーがいた。
ゼーレスやカラスもそれを見た。
「言ってみるか?」
「その価値はありそうだな。行くか。」
そういうとゼーレスとカラスは駆け出した。
もちろん、宿主を追いかけて・・・

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