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遥かなる旅の果てに [3]



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投稿時間:04/09/18(Sat) 14:51
投稿者名:プチかび


マトリエス号がアイスバーグへ到着する少し前……
「ねぇ…えっと……」
「リヴリィーナ。ゼロ様からはリィーナって呼ばれてるけどね。」
「いや、後ろの一言は何度も聞いた」
「それじゃあ覚えてよ〜。」
「リヴリィーナ。何でここ…生き物があんな黒いのしか居ないの?
あのドラゴンはレプリカ?」
アシュルとリヴリィーナが特にアテも無く歩いていた
吹雪は大分強まってきた。
アシュルはやはり寒かったが段々と慣れつつはあった
否、感覚が麻痺しているのかもしれない。
対するリヴリィーナは半袖だというのに何も言わない。
見てるこっちが寒い、アシュルはそう思ったがもう気にならない
「それは…ゼロ様とゼロ様の仲間達とお偉いさんたちがこの星を乗っ取ろうとしたから…。
…なんでも、この「ポップスター」の住んでる人たちの「時間」を止めてしまう事に成功したんだって。」
「時間を……止める、だって?」
淡々と話す少女。その内容にアシュルは驚いた。
科学でそんな事実現可能なのか。
いや……もしかすると科学ではなくもっと別の力で……?
なんにしろ目を少し見開いた。
「でも時間が止まらなかった人も居る。なんでだろう……
よくわかんないけど、とにかく私はゼロ様に生きている人を探して来いって言われたんだ。」
……だからあのドラゴンは動かなかったのか。
そうだ……イチタは……?
イチタは大丈夫なのか……!?
脳裏に親友の顔が浮かぶ
この星に墜落してはぐれた親友の顔が……
「あ、あのさ。リヴリィーナ!
……その、生きていた人たちの中に「イチタ」って人居なかった?」
「………んーん。生きてる人、アシュル君が始めてだから。」
「そっか……。」
あまり期待はしていなかったもののやはりそう言われると悲しい。
「ちなみに、さっきの黒い目玉はダークマターって言ってゼロ様たちの手下。
初めてダークマターを生み出したのはゼロ様なんだよ〜!」
にっこりと、誇らしげに言うリヴリィーナ。
「ねぇ……思ったんだけど…何で君『ゼロ様』一筋なの?
その人かっこいいの?」
するとリヴリィーナはどこか懐かしむ目になって
「ゼロ様が私を創ってくれたんだ。私は始め肉体はなかったの。
真っ暗な所でずうっと閉じ込められてたの。
そんな時、ゼロ様が私に話し掛けてくれたの『そこから出たいか?』って。
それでうんっていったら肉体を与えてくれて、名前もつけてくれた。
リヴリィって活発って言う意味なんだって!」
「そうなんだ……」
まだまだ科学だけで解明できないことはたくさんあるんだな、とアシュルは思った。

すると……急に風が強くなる
「な、何……!?」
「あ、アシュル君、あれ!」
「へ?」
リヴリィーナの指差した先……ここからだとよく見えないがシルエットは
「船……?」
―まさか!
アシュルは走り出す。その影に向かい
寒さも、歩きにくさも気にならない……!
「あ、待ってよ〜!」
慌ててリヴリィーナがその後を追う。


「ここかアイスバーグが……」
防寒マントを着込んだ十瑠が一番初めにその地に降り立った。
軽く辺りを見渡す
ルクソルとメタナイトは万一に備え船内で待機する事にしたようだ
「うわ!さむっ!」
次にレイラ。彼女もマトリエス号の防寒マントを借りて羽織っている。
「ここに来るのも……久しぶりだな……」
カービィ。人間サイズの防寒マントしかないので彼は何処にあったのやらニット帽を被っている
「…………。」
最後に降り立ったイチタは複雑な顔をしている。
親友はこの地に居るのだろうか?

しかしその不安は一気に期待、確信へと変わる
なぜなら向こうからこちらに向かって走ってくる人影2つ。
そしてその手前の人影が……似ているからだ。
反射的にイチタは走り出す。
「イチタ!?迂闊に行動しては…… !」
十瑠。しかしその言葉はかき消された。
「アシュルッ!」
「……イチタ!!」
走りこみ、思わず抱き合う2人。
カービィはそれを見て2人の元へと走り出した。
「……感動の再会って、奴?」
レイラが2人を見て呟きながらカービィの後を追う
「〜っ……アシュル君意外に足早いよ……」
アシュルに追いついたリヴリィーナがぜいはぁいいながら呼気を整える。
アイスバーグでの出来事だった。

マトリエス艦内。
イチタの親友、アシュルの自己紹介も終われば焦点は一つ。
アシュルと一緒に居た少女、リヴリィーナだ。
リヴリィーナはアシュルに言った事とほぼ同じ事を一同に言い、一同を驚かせた。
「……何で『ゼロ様の秘書』がこんな所に居るの?」
レイラ。あまりリヴリィーナをいい印象と捕らえていないようだ。
「だから言ってるじゃん。ゼロ様に生存者を確認して来いって言われたって〜」
「嘘でしょ!そう言って実は私達を騙そうって言うんじゃないの?」
「む〜、何で信じてくれないかなぁ…。」
うーんと考え込むリヴリィーナ。
「まあ落ち着けレイラ。…リヴリィーナ、だったか?
何の目的でゼロはそんな事を言ったんだ?」
十瑠がレイラを宥めるように言うと今度はリヴリィーナに向き直って
「…ん〜…私もよく聞いてないんだけど……
ゼロ様は今回の侵略についてはあんまり乗り気じゃなかったから…多分、それで生きてる人探してたんじゃないのかなあ…。」
リヴリィーナが自信なさげに言う。
「乗り気じゃなかった…?ゼロが……?」
不思議そうに言うカービィ。あのゼロが……?
「奇妙だな。」
同じように、メタナイト。
ちなみに今アシュルとイチタは席を外している。
やはり寒さで衰弱していたのだろう、休憩室で安静にしている。
イチタは付き添い。先ほど乗務員が作ってくれたスープを運びに行った。
「…とりあえず、生きてる人は全員なんだよね?」
先ほどの暗めな表情とは打って変わって笑顔になるリヴリィーナ
「まあ、一応……」
君が「生体」に入るのらな、と十瑠は心の中で付け加える
「それじゃあ私は帰るね。ゼロ様に早速報告しなきゃいけないから。
ええっと……
ピンク色と仮面をつけたお餅みたいな子達が2人と、
お兄さんと仲間達、アシュル君のお友達…イチタって言ってたかな?
あと」
ちらりとレイラを見るとレイラはやや敵意の眼差しをむけている
「……嫌な目つきの女の子。」
「なっ……!」
「それじゃあ、アシュル君にもヨロシク言っといてね〜!
あ、あと、ダークマターたちがここに気付いたみたいだから、
早く出発しないと襲われちゃうからねっ!さよならぁ〜!」
そう言うや、リヴリィーナその場から掻き消える。
「……空間転移、テレポート、か……」
嵐が去ったような艦内でメタナイトが一人呟いた後
「あたし……あいつ嫌い。」
レイラがいかにもな感じで呟いた


「ゼロ様……」
―本当はゼロ様にテレポートを使うことは禁止されてたけど
なんだか、嫌な予感がして
ゼロ様が、どこか遠くに行ってしまった、そんな気がして……―
リヴリィーナは走っていた、ゼロの部屋へ……
「ゼロ様…無事で居て……」




−−−−−−−−−

リヴリィーナ追加設定。
ワイシャツじゃなくて半袖のポロシャツにしてください。
リボンは青じゃなくて少し暗めの赤。

強さはゼロに比べると低いがダークマターの群れを一瞬で消すことなど朝飯前
唯ゼロから力はあまり使うなといわれているのでそれを忠実に守っている
闇の生き物なのに回復魔法が使えるのは元の彼女は聖職者だったから
様々な物事を判断する時は「ゼロにとって利益になるか」ということ。
利益にならない場合は全く行動しないし言う事を聞かなくなる。
何処までもゼロ一筋。
命令はゼロ直々じゃないと受け付けない頑固な一面も。
少し前の記憶でも引き出す際慣れてないのか一瞬時間がかかる
(但しゼロに創ってもらった時の記憶は即座に引き出せる)


うーん、中々難しいキャラですがどうか可愛がってやってください。
純粋でゼロ一筋って感じの女の子です。

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投稿時間:04/09/18(Sat) 20:08
投稿者名:ティール


 「ゼロの様子はどうだ?」
 「牢屋の中でじっとしているみたいなのサ」
 ある空間にいるのはマルクとダークマインド。
 そこに一体のダークマタ―が入ってきた
 「レイノイバショガワカリマシタ…
  アイスバーグヨリキカンシテイルモヨウ
  モクテキハワカリマセン」
 「そうか、おそらくゼロを探しているのだろう…
  ちょうど良いではないか…
  レイを見つけ次第ココにつれて来い!!」
 「ワカリマシタ」
 そういうとダークマターは姿を消した
 「何をさせるつもりなのサ?」
 ダークマインドは微笑して
 「たんなる駆け引きだ…ゼロをとるか、ゼロとともに死ぬかのな…」


 
 「カービィ。頼みたいことがあるのだが…」
 「なぁに?」
 「色々と調べてみたのだが…七つの欠片を集めて神器にはめ込むと願い
がかなうらしいんだ。そのうちの一つ…光の欠片がこれに入って居るのだ
と思う」
 艦長の瑠十が口をはさむ
 「それを取り出すには、素質が無いとダメらしい…カービィにやっても
らいたいんだ」
 そういって瑠十が『スターロッド』を差し出す
 「そうなの?…やってみるね!!」
 そういってスターロッドを受け取り目を閉じて集中した。
 (いつものカービィならば考えられない…)
 すると、スターロッドが光りだし星の部分から何かが飛び出した
 「これが…光の欠片なのか」
 イチタがそれを拾った
 それは、暖かく光る…うずらの卵ぐらいの大きさだ
 
 「残りは…氷、炎、水、地、心、闇の6つだな」
 瑠十がいった
 「氷、炎、水、地、闇は分かるが『心』とは一体…」
 すると、カービィが言った
 「心って…多分『ラブラブステッキ』のことかなぁ?」
 「なんだそれは?」
 少し悩んでから話し始めた 
 「えっと…みんなの心の中にある『ハートスター』っていうものをたく
さん集めたらそれが集まって…それでゼロを一回倒したんだけど…今は僕の
中にあると思う。ときどき感じるんだ…僕が悲しいときやつらいとき…いつ
も助けてくれる…」
 「なるほど…となるとあとは5つか…」
 「きっとすぐに集まるよ!!」
 カービィが明るく答えた…
       
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投稿時間:04/09/19(Sun) 15:01
投稿者名:さびかび


「ゼロ様っ…」
リヴリィーナはゼロの部屋のドアをそっと開けた、彼女でも何故だか
分からなかったが恐れていたのだった…彼女の直感的物は自慢
では無かったがよくあたったのだった。

彼女はドアを開けてそっと中を見回した、 …いない…
部屋全体をまわって最後には自分でも訳がわからなく手当たり次第
物を動かしてまでしたのだった …やはりいない…
彼女はその場にぺたんと座り込んだ、何時もならどうだったろう…

御仕事から帰ってきたら私の無事を心配してそれが終わったら
微笑みで迎えてくれた…そんなゼロ様の微笑みが私には…

「レイ、ナニヲスワッテイルだーくまいんど様トまるく様ガオマエノ
事ヲ御呼ビダ…」
まるで機械かの様な声…マルクとダークマインド…?

バン!

大きな音を立てドアが薙ぎ払われるかの様に開かれる。

「あなたたしゼロ様に何をしたの! 答えなさい!」
怒りその様な顔をして入って来たのだリヴリィーナだった

「遅かったね、その様子じゃ…状況は理解している様だね。」
ダークマインドはにまっと笑った、悪意を宿した恐ろしい笑みを。
「ま、それなら…話しは早いのサ、ゼロは牢屋に入ってもらってるのサ
…君は彼みたいに僕達を失望させないでほしいのサ!」
マルクはリヴリィーナの方向に向きなおし殺気をを漂わしながら言った。
「失望…?」
リヴリィーナの顔にあった怒りが一気に引き恐れが刺す。
「僕達の言う事を聞いてくれれば…僕達の頼む「御仕事」をやってくれれば
君も、ゼロも悪い様にはしないのサ、でもそれに従わない場合は…
ゼロは殺すのサ、じわじわと、死の責め苦を二人で味わうのサ…
君は僕達を失望させないと信じているのサ。」
マルクは顔の表情一つも変えずにどんどん殺す、殺すと言う…
「くっ…」
リヴリィーナの口から歯ぎしりが聞える、ダークマインドは勝ち誇った
表情その物だった…


「私が不甲斐無いばかりに…くっ…」
牢屋の中でうずくまっていたゼロの口からその言葉が零れ落ちた

「なら、今ならまだまだ時間はあるのよ?」
突然だった、牢屋の外からその声が聞えてきたのは、暗さで
その人物の輪郭しか見えなかった、がそれと声だけで女性の物
だと分かった。
「…貴様は誰だ、そしてそれはどう言う事だ…」
そうゼロは数分たってから言った。
「いまならー…あたしなら、あんたとあなたの恋焦がれる娘さん、
逃がしてあげれるよ〜?」
「どうやって…この牢屋には鍵も無ければこじ開けれる物でも無い」
しばらく間があって
「あなたがそう言うんじゃ…やる気が無いの?」
ゼロは少々むっとした。
「できればやる、が今の状況じゃ無理だと言ってる!」
つい声に怒りが出てしまった…リヴリィーナの事でイライラ
が溜まっていたのだろう…
すると彼女が
「それだけ怒る元気があれば良さそうね♪ さて…ダガーで鍵を
壊そうと思ったけど無いんじゃね…まぁ、そろそろ来るでしょう…」
来る…?

「何者ダッ!」
そこに現れたのは一般のダークマター…見回りなのだろう。
「来たぁーっ☆…不味そうだけど、物はやはり試ね。」
そう言うとその女はそのダークマターの近くに寄り蹴りで気絶させる。
…この空間が暗くって本当に良かった…ゼロは次の瞬間そう思った
その女の腕が溶け出したのだったそしてそのダークマターを
包み込む、明るい所で見ていたら震えあがっていたかもしれない。
そしてその液体が完全にダークマターを包み込むと再びその
女に混ざって溶けて無くなっていた腕が何時の間にか復活していた。
「うぇー…やっぱりこの子は不味いわ…でも、この力ならおつりが十分
帰ってくるわね…うふふ…」
そう言うとその女は腕からダークマターの飛ばす花弁の様な物
を発生させた、だがその大きさはダークマターの飛ばす物とは
全く比べ物にはならなかった
「開けれなければ…壊せば良い!」
その女はその何かを投げるとその花弁の様な物体は牢屋の大きな
穴をあけながら貫通した。
「見張りは始末したから…当分は大丈夫よ、あとはー…二時間後に
お城の前で…ね…あの子も連れてきてあげる…」
そう言うとその女はたちまち消えていった。
ゼロは牢屋を抜け出ると身を潜めながら城から抜け出した…

「さて…あのおじさんとコウモリの始末には…大丈夫ね、これで。
完全に食べれなくっても、腕一本でもあればこっちのもの…」


「あなたは何時までそう暗くしているつもり? 「ゼロ様」が待ってるわよ?」
いきなりそう後ろから声をかけられたのでリヴリィーナは驚いた
気配を感じさせない…と言うより無いに等しい女の人…多分
自分と同じ年ほどだろう そう彼女は思いながら答えた。
「ゼロ様は今は牢屋に入れられてます、私には何もできない…
何かしたらゼロ様が…」
そう言いかけたとたんその子が彼女の耳を掴んで引っ張り始めた
「まったく…そのゼロを出してあげたから言ってあげてるんでしょ?
そのゼロ様とやらの力…まだあたしより…かなり上ね、でも
あのピンク餅ちゃんにやられてから平和主義者みたいになっちゃった
みたいだし…やられた時ラブラブステッキとやらの司る心の欠片の
一部を受けて吸収して…それで以前より力が数十倍に跳ねあがった…
ただ自覚が無い様じゃ使えなさそう…」

いっぺんに言葉が飛び出してきた物だったので彼女は少々
混乱した
「ゼロ様が開放されたの? 心の欠片の一部? 吸収? …な、何だか
良く分からないけどゼロ様は…」
「無事よ、多分、みつかってもダークマターならこの城にいる全てを
その気になれば消滅させることがそのゼロ様なら、もう外であなたの
事を待ってるわ。」
その言葉でリヴリィーナの表情が一気に明るくなった…
けどまたとたんに暗くなった
「…マルクやダークマインドが知ったらー」
「一応深手は追わせたから負ってくる心配はしなくってOKだからさ♪」
そう彼女がにっこり笑ったから信じたくなった、そしてそう言われて
彼女の服についてる多量の魔力を感じさせる血に気が付いた。
彼女はいったい…

「ようやく役者さんが揃ったわね…」
そうその子の呟きはリヴリィーナの耳には届かなかった。


「ゼロ様っ!」
リヴリィーナは牢屋の埃で汚れたゼロに顔をうずめた、本当に嬉しかった。
彼が生きていてくれた、無事で本当に良かった…。そう彼女は思った。
「心配させてすまなかった…大事無いか…?」
そうゼロは言い彼女の頬から涙を払い言った。
「はぃ! …ゼロ様が無事で何よりです…」
そう微笑ましい光景が続いた。

「…そして、お前の目的な何だ…今の私にはやる物は何もー」
そう言うゼロの唇にその女は指を乗せて黙らせた。
「何もやれない…って髪の毛の一本さえもくれないの?」
そう彼女が言うとゼロは何が何だか分からないと言う表情で
一本の髪の毛をぷつりと抜き彼女に渡した。
「報酬とか目当てにしてなかったけど意外な収入ね☆」
そう彼女は言う
「…分からない…お前の目的は何だ?」
「目的ー…今のところは… 役者集めね、これからのおこる巨大な演義
のための…うふふっ…」
そう彼女は妖しく笑う。
「今のところは…? …なら最終目的は何だ!」
そうゼロは少々声を荒げながら言う。
「そうね…まずは神器と、そして扉の…やっぱり今言うのは駄目ー
ヒ・ミ・ツ♪」
そう彼女は笑って言う。
その時だった、ゼロが気が付いたのは、彼女の服装などが派手なので
始めは気がつかなかったが顔つき、眼の色と体系、殆ど
リヴリィーナとそっくり、いや一致していた。
「お前は一体…」
そう言いかけた時その女はゼロの唇に指をかけ黙らせてから
「あたしの名前はヤナギだよ? 覚えていた方がいいと思うから
…そして直感の良さとか…特別に教えてあげても良いよ?
私の事…私が「創られた」事とかね…でもごめんね、かなり後になりそうで。
次はピンク餅ちゃんたちの役者さんが全員集まったか調べる
ためそっちあたって…あの気に入らない女の子の事もちょっと調べる
つもりよ、ま、あなたの相手として誰も殺さないわよ、今はね…
じゃ…いずれはあなたのところへ行くからね? それまで、じゃあね〜♪」
そう言い彼女はゼロから貰った髪の毛を腕のを溶かして
取り込むと消えていった。

「さっきからマルクとダークマインド達の気配がやけに弱い…まさか…
まさかな…」
そうゼロが呟くとリヴリィーナと共に消えていった…。

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投稿時間:04/09/19(Sun) 18:05
投稿者名:プチかび


「残りは氷、炎、水、地、闇……
カービィ、それらしいものがありそうな場所とか思いつかないか?」
マトリエス号艦内、艦長である十瑠がカービィに問う。
「う〜ん、『氷』はやっぱアイスバーグかなぁ……」
「アイスバーグ?ならさっきのところじゃないか。」
こちらはイチタ。暖かく光る光の欠片から一度目を離し言う。
彼らは今、自称ゼロの秘書―……リヴリィーナの忠告どおり、アイスバーグから離れていた。
最も、戻るには対して時間はかからないのだが
「うん…でももしあの子の言ってることが本当なら今は行くのは少し難しいかなあ…。」
「そんなの嘘に決まってるわよ!欠片を集めさせない為わざと偽情報を流したに決まってるわ!」
ひょっこりと顔を出すのはレイラ。明らかに彼女に敵意を抱いている口調だ
「レイラ、何もあの子を敵と決め付けるわけにも行かないだろう……
事実アシュルは怪我を治療してくれたとか言うし……」
「演技よ、演技。良い人に見せる為の。」
「そうかなあ…」
「そうよ!ってことでアイスバーグにもどろうよ!」
十瑠、カービィの疑いを真っ向から否定するレイラ。
「まあ奴らが来てもどうにかなるだろ……よし、アイスバーグへ戻るぞ」
「了解」
十瑠の命令でマトリエス号は再度アイスバーグへと向きを変える
―上手くいった。
レイラは心の中で笑った

一方アイスバーグでは……
「来た来た♪」
リヴリィーナに変身したヤナギがにっこりとその時を待っていた

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投稿時間:04/09/19(Sun) 18:26
投稿者名:一太郎


「到着だ。着陸するぞ。」
十瑠が機器を操作する。
マトリエス号が徐々に高度を下げていく。
「どうした?アシュル。」
イチタが俯いているアシュルに訊く。
「うん・・・ちょっと、考え事。」
「何だ?」
「いや、降りたら話すよ。」
アシュルが笑みを浮かべて言った。

「やっぱり寒いなぁ・・・」
吹きつける冷たい風。
「やっぱり・・・」
「何が?」
レイラがアシュルに訊く。
「さっき思ったんだけど、この星は時が止まってるんだよね?現に太陽は動かない。」
太陽を指差してアシュルが説明する。
「そうだな。・・・何?」
十瑠がはっとして辺りを見回す。
「・・・風が吹いている?」
「そう。他の所は全く吹いていないのにね。」
アシュルが艦から外を見たんだ、と付け足す。
「つまりさ、ここの近辺に風を生み出す要因があるんだよ。」
「要因?」
「気圧が下がる原因とか。高エネルギーが集まってるのかも。」
カービィが考え込む。
「・・・もしかして・・・」
「何か思いついたのか?」
メタナイトがカービィに訊く。
「ハイパーゾーン・・・?」
「それは何だ・・・?」
「ストップ。」
女性の声が響く。
「誰だ?」
「それ以上、知る必要は無いわ。」
そこには、ヤナギが立っていた。

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投稿時間:04/09/19(Sun) 20:32
投稿者名:ティール


 「あれって…リヴリィーナ?」
 カービィがいった
 「さっき、ゼロ様に報告したらね『仮面をつけた者とピンク色の方は良
い…他の者の目的を訊け…もし邪魔なら殺して良い』って言ってたの!!」
 淡々と話すリヴリィーナ
 (あのお子ちゃま…レイラっていってたっけ?
  素性がいちばんわからないんだよね〜♪)
 「と言うわけでとりあえず二人には眠ってもらおうかな?」
 そういってリヴリィーナが詠唱し始めた…
 全員が戦闘態勢の入る
 「親愛なるゼロ様 あの二人に 夢と言う名の闇を与えてください

   スリープクラウド!!」

 発動すると真っ黒な雲が、カービィとメタナイトにかぶさった
 黒い雲が消えると、二人は倒れてしまった
 「カービィ!!メタナイト!!」
 その場にいた全員が叫んだ
 「だいじょ〜ぶだよ☆寝ているだけだから!!」
 くすくすと笑いながら近づいてくる…
 「早く教えてよ!!もくてき!!」
 イチタは不意に剣で切りつけた
 「おまえ…リヴリィーナじゃないな?」
 すぐに切られた腕が再生した
 「せいかい〜♪…早く教えてよ!!
  とくに…おこちゃまレイラちゃん!!」

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投稿時間:04/09/21(Tue) 10:37
投稿者名:さびかび


「早く教えてよ!!とくに…おこちゃまレイラちゃん!!」
そう言いリヴリィーナ…いえ、その姿をした者が
大量の「かんしゃく玉」なる物を投げつけます。

「うわわわわわっ!」
派手な音を立てその無数の玉は弾け一気にパニックを
誘います、その間イチタは後ろで倒れ込んでるカービィとメタナイト
へと目をやります。
「こんな音を出してるのに起きる様子が無いなんて…」

「そのピンク餅ちゃんは元からみたいだけどー、誰かに解除して
もらわないかぎり二人は夢の中〜、あどうするっかねぇ〜」
そう言い「かんしゃく玉」で怯んだ一同に次々と蹴りやらアッパー
やらを食らわせながらイチタへと接近するその人物
「…こんな事ができるのは…他人の姿を借りるのは止めたらどうだヤナギ
とやら!」
そうイチタが剣で斬りかかる。

キン!
そんな音をたて魔剣が短剣に受けとめられます
「ん〜他人じゃ無いんだけど、まいっか、勘、相変わらず良いのね…
なおさらお気に入りになっちゃたじゃないの♪」
そう言い悪戯の様に舌を見せる…
こやつ何処までが遊びのつもりなんだ…! そうイチタはその時思った。

その刹那・・!
ヤナギの腹から微妙に青い透明な剣が大量の血と共に姿を表します。
「十瑠っ!」
そうイチタが名を呼んだ時には
ヤナギの身体は正に「一刀両断」されてました。
「全くあんなジャブを食らわせられるとは、なめられたものだなぁ…」
そう呟き彼は泡を立てる肉片へと目をやりました。
するとその肉片はたちまちまるで水の様な液体になり彼らの視界
から消えた。
ふとイチタがため息をつき呟く
「逃げた…のか?」
話が上手過ぎる…そう彼は考えた。

「あ・た・りっ♪」
彼らの後ろから無数の花弁の様な物体が飛んでくる
「これは…ダークマターの…!」
そう十瑠は言いながら後ろに振り向くとヤナギが
レイラの首を掴みながらもう一方の手から今度は無数の鏡を
発生させる姿が見えた…が鏡に視界を奪われすぐに見失った。
二人が鏡を蹴り倒しながら進むとそこには誰の姿も無かった。

「闇の味…かな、それもかなり濃い」
そう顔をしかめながら言ったのはヤナギだった。
そうしながら彼女はレイラの腕をダガーで切りつけ
そこから出る血をまるでワインを飲む様に味わいながら言う。
「やっぱ、あんたあの子達の仲間に普通になるガラじゃ無いわね…」
「な、何をいきなり…!」
「ダークマターと似たイヤ〜な味だけどそれが濃くって他の何かも
かなり混じってる…そしてあなたナイフを投げたりナイフで刺したり
してるけど…ナイフの扱いなれてないのからね?あたしから見れば
下手ね、なのにナイフを使う…何故ならそれ以外を使ったら
自分の事がばれてしまう可能性がある…でしょうね…」
そうヤナギが微笑みと睨みつけの中間の顔をする。


「ここから話し声…いや一人が一方的に喋ってる声が聞えるな…
まさか艦の中に身を潜めるとは…」
そう十瑠は手に大海の剣を構えながら言う
「頭はかなり回る様子…でも流石に一人では無理があると見えるかな…」
そう言いながらイチタは片手に魔力を込めるもう一方では剣を
構える。

バン!

イチタが扉を蹴り開ける音と共に十瑠がヤナギの背中に連続切りを
素早く食らわせる、さらに素早く印を組み魔法を素早く発動させる。
「風よ、我声を聞き裂陣となせ…!」
空気がヤナギの回りを渦巻き始め次々に風がヤナギを斬りつけさらに
空中から艦の床に叩き突ける
ヤナギの身体はしばらく動かなかったが不意に飛びあがったので
二人は1歩後ろへと下がる
「集まってくれたところで…食べちゃおうかなぁ…でも…役者さん
そろってるしなぁ…食べちゃったら役、演じられなくなるよねー…
可愛い剣士さんたちはこの余計ちゃんの事は気にかけておかないとー…
役を演じ終えずに死んじゃったりしたらあたしが嫌なんだから、ね?
じゃあー…近々挨拶に来るからゆっくりと話そうね魔剣士さん♪」
そう言いヤナギはその場から消え去る。

「余計ちゃんの事は気にかけておけ…?」
そう言い十瑠はレイラの方へ振り向く。
「あんな女信じてないでよ、ほら私ならあの二人(?)の眠りを解けるから
あんな子の言う事なんて気にかけないで!」
そう言いレイラはイチタ達を連れてカービィ達を置いてきた場所へと
戻り始める。
「…って、おいレイラ!その前にお前の腕! 血!」
そう血相を変えイチタは言った
「あ、これ、あ、そうね…ヒール!」
魔法を自分にかけその傷を修復させる。
 今の今まで気がついてなかった…? …普通は貧血で倒れてる
と思うんだが…余計ちゃん…か… そう思いイチタはレイラを連れて
カービィ達を起こしに行ったのだった…。

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投稿時間:04/09/21(Tue) 14:16
投稿者名:一太郎


「彼の者を蝕む、悪しき呪縛を解き放て ニュートラル。」
レイラがカービィとメタナイトに手をかざして呪文を唱える。
光が2人を包み込む。
「・・・ん・・・?」
「くっ・・・」
カービィとメタナイトが目を開ける。
「おはよ。」
カービィが起き上がって言う。
「・・・リヴリィーナはどうした?」
メタナイトが周囲を見回す。
「あれはリヴリィーナじゃなかった。」

十瑠が2人に出来事の説明をする。

「夢の泉の時に助けてくれた人だね。でも、何が目的なんだろ・・・」
カービィが考え込む。
「考えようにも、情報不足だろう。」
メタナイトがカービィに言う。
「それよりも、さっき言ってたハイパーゾーンというのは何だい?」
十瑠がカービィに訊く。
「ゼロがポップスターを支配しようとした時に造った本拠地の空間の事だよ。」
「その周囲は、風が強かったかい?」
アシュルが考えながら言う。
「うん。」
「ならば、その線も否定できない・・・と言うよりも可能性はかなり高いな・・・」
「そこが敵の本拠地かもしれない。」
十瑠が呟く。
「行ってみるのか?」
イチタが十瑠に訊く。
「・・・まずは欠片を集めるのが先決だろうな。」
「でも、何処にあるの?」
レイラが首を捻る。
「心当たりはあるのか?」
イチタがカービィに訊く。
「う〜ん、そうだな〜・・・」
カービィが考え込む。
「思いつかないなぁ・・・」
「そうか・・・」
「とりあえず、休憩にしようぜ。戦いの後なんだろ?」
ルクソルが言った。

十瑠は考えていた。
ヤナギはイチタに斬りかかられた時に言った。
リヴリィーナと自分は他人ではないと。
「(他人じゃない・・・?)」
リヴリィーナはゼロに創られた生命だと、自分で言っていた。
「まさか・・・?」

あのヤナギとかいう女、何者なのかしら・・・
血を飲んであたしの正体を見破る・・・
・・・
とにかく、これからは悟られないように気をはらわなきゃ。
この艦は、ただでさえ鋭い人が多いんだから。

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