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遥かなる旅の果てに [6]



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投稿時間:04/09/29(Wed) 17:34
投稿者名:一太郎


クヌギが欠片の間へと飛び込み、急停止する。
理由は無論、白いロボットが暴れているためだ。
「ヤナギ!ルナギ!何があったんや!?」
「クヌギ!遅い!!!」
ヤナギが花弁のような物をロボットに飛ばし続けながら叫ぶ。
「欠片を取ろうとしたらいきなり攻撃してきたの。」
ルナギがクヌギに状況を説明する。
「なんだ!?」
クヌギを追って来たイチタがクヌギと同じく立ち止まる。
「ちょっ・・・まだ倒してなかったの!?」
「しょうがないやろ!?お前等の声が聞こえたんやから!」
「欠片を護るガーディアンってトコか。」
「残りの3人はどうしたんや?」
クヌギがイチタに訊く。
「・・・しまった・・・忘れてた。」
「・・・しゃあないな。」
クヌギが短く呪文を唱える。
「これで残りの3人も動けるハズや。全員じゃないとコイツは倒せへん。」
言葉が終わると同時にカービィ、カムイ、ブルームハッターが駆け込んで来る。
「・・・大きいロボット・・・」
カービィが怯む。
「何か弱点を探さないと・・・」
カムイが考え始める。
そんな折、軽快な音楽が流れ始めた。
「今度は何だ!?」
「・・・あ、アシュルが作った通信機だ。」
イチタが懐から通信機を取り出す。
地下にいるせいかノイズが少し混じる。
『聞こえる?』
十瑠の声だった。
「どうした?」
イチタが戦線を離脱して話す。
『今、応援に来れる?変な奴等に囲まれたんだ。』
「・・・すまん。こっちも今戦闘中だ。」
『そう・・・じゃあ、後で合流ね。』
通信が途切れた。
 

時は数分前へと遡る。
十瑠とレイラは妙に機械的な通路を黙々と歩いていた。
やがて、曲がり角へと辿りつく。
「・・・誰か来る・・・」
レイラが呟く。
それを聞いて、十瑠も同じように息を潜める。
曲がり角から人影が3つ飛び出す。
十瑠とレイラがそれぞれ武器を構える。
「・・・なんだ・・・お前達か。」
人影の正体はゼロとリヴリィーナ。そして、見知らぬ少年だった。
「ゼロ達か・・・そっちの人は?」
「ルートというらしい。とりあえず、同行している。」
「ゼロ達がそっちから来たってコトはそっちには何も無いのね。」
レイラが訊く。
「ええ。」
「ならば、こっちの道だな。」
十瑠が残りの通路に歩を向ける。
「でも、この先って外みたいですよ?」
リヴリィーナが言う。
「まあ、行ってみないコトには始まらないだろう。」
ゼロが歩き始める。
皆もそれに続いた。

5人が外へと出る。
その瞬間に、入ってきた通路は閉ざされた。
「・・・罠か?」
<侵入者確認。これよりピクスは侵入者排除に向かいます>
「・・・侵入者って私達でしょうか?」
「間違いないだろう。」
リヴリィーナの問いにゼロがあっさりと答える。
「でも、ピクスって・・・?」
「とうっ!!!」
十瑠が呟いた瞬間、謎の声が響き渡った。
5人の目の前に5つの影が降り立つ。
「ピクスレッド!!!」
「ピクスブルー!!!」
「ピクスグリーン!!!」
「ピクスイエロー!!!」
「ピクスイチゴ!!!」
「我等は、『カラフルな防衛戦隊、ピクス改』!!!」
謎の5つの生物の声が綺麗に揃う。
生物と言っても、色とりどりの晶石の塊が人型になっているために、生物と言えるかは不明だ。
って言うか、明らかに1体だけ名前がおかしい。
「・・・」
5人が呆気に取られる。
「陋劣なる侵入者諸君よ!侵入する場所が悪かったな!」
「我等、ピクス改が警護している場所に侵入するとは、不幸の極み!」
「あの方に意志を与えられた我等の強さ・・・目に刻むが良い!」
戦隊の騒がしさに反比例し、十瑠達は静かになっていった。


「くっ・・・どうすればええんや!?」
「ロボット・・・か・・・」
イチタが呟く。
「あ!アシュルに訊いてみれば?」
カービィがイチタに提案する。
イチタがハッとしてカービィを見る。
「良いアイデアだ!」
イチタが通信機のスイッチを入れる。
やはりノイズが酷い。
「聞こえるか?アシュル!」
『なんとか・・・聞こえるよ。地下にでもいるの?』
「ああ、そうだ。それより・・・」
『そうか〜。地下にも電波が届かないといけないな・・・改善の余地が・・・』
「いいから聞け!今、欠片のガーディアンロボットと戦ってるんだが。」
『ロボット?どんなの?』
「大きさは5m位の白いボディのロボットだ。ミサイルだのなんだの色々撃ってくる。」
『へえ・・・何処かから動力を供給してる様子は?』
「いや、無いな。」
『なら、何処かに動力機関があるはずだからそこを破壊すれば良いよ。ただ・・・』
「・・・?」
『そんな巨大なロボットを動かせる動力なんて、この星にあるのかなぁ?』
アシュルの言葉と共に、通信は途切れた。

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投稿時間:04/09/29(Wed) 22:19
投稿者名:ティール


 「「うわ〜どっかの戦隊みたいだね…」」
 十瑠とレイラが声を合わせていった
 「あの〜知ってるんですか?」
 リヴリィーナが訊ねる
 「よく男児が見ている番組だ」
 ルートが返事をする
 
 リーダーらしき赤いピクスがおもむろに
 「ふっ我等が守りしところ…命に代えても守ってくれるわ!!」
 ビシッ!!と言う効果音が似合いそうだが、周りの空気は−10000Pだ!!
 「行くぞ!!」
 5体がいっせいにしかけてきた

 (かかわりたくない!!!)
 「レッドファイアー!!」
 ピクスレッドが火炎放射器を十瑠にむかって放つ
 「早く終わらそう…」

 「お前の相手は俺だ!!」
 ピクスブルーはそういって放水機を向ける
 「あんた…かっこ悪いから…さっさと終わらせよう…」

 「わたしの相手は…お前か?」
 ゼロと対峙したのはピクスイエロー
 「フっ貴様はこの電気圧縮放射器によって黒焦げにされるのだ!!」
 五人の中では珍しく、場の空気を1000P上げた

 「ふふ…かわいい女の子はワタシ一人で十分!!」
 「あの〜その格好…恥ずかしくありませんか?」
 リヴリィーナはピクスイチゴに1000P心にダメージをあたえた!!
 「ゆるさない!!ワタシをけなすなんてゆるさない!!」
 ビミョ〜な女の戦いがはじまった(ぇ

 「残り物はおまえか?」
 ピクスグリーンがルートに近づく
 「残り物いうな…」
 「おまえは俺の巨大扇風機で殺されるのだ!!」
 「風で僕を殺せると思うのか?」
 「フン!!なめていられるのも今のうちだ!!スイッチON!!」
 とてつもない風が発生する
 「それだけだろう?」
 「それだけじゃない!!おまえはなめすぎだ!!」
 巨大な岩盤も飛んでて、ルートにあたる瞬間
 
  岩盤が消えた――――――

 「そんなもの…僕には効かない」

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投稿時間:04/09/29(Wed) 20:08
投稿者名:ホシカゲ


「戦うのは面倒だから嫌いなんだけどね……。敵意があるなら仕方がないか」
ルートは時々飛んでくる岩盤を避け、チャンスを待った。
「戦隊モノは必ず悪を打ち砕く! テレビでも決まりきった事だ!」
グリーンピクスは正義の戦隊らしくない笑いをしながら、巨大扇風機片手に少しずつルートに接近していった。
「……5色揃った戦隊から、1色でも消えてしまうのは少し勿体無い気がするけど……」
ルートは強風で少しスピードを落としつつも、走って扇風機に触れた。
そしてその瞬間、扇風機が消え、強風も消えた。

思わずグリーンピクスの動きが止まる。
ルートがその隙を逃すはずもなく、グリーンピクスの腕を掴んだ。
「知らないまま消えてしまうのも何だから、僕の能力について話しておこうか」
グリーンピクスは手を振り解き、右足で回し蹴りを繰り出した。
ルートは左腕でそれを受け、今度はその足を掴んで引っ張った。
思わずグリーンピクスは仰向けに倒れてしまう。
……格好悪い。
「う、うるさいナレーター!」
グリーンピクスがつっこみを入れてる間にルートはもう片方の足を掴み、立ち上がれないようにした。
もちろんグリーンピクスは足をばたばたさせるが、無意味なことだった。
そして、ルートはその体勢のまま微笑を見せた。
作り物の微笑を。

「もう想像がついているかもしれないけど、僕は手で触れたものを消すことが出来る。
 生まれつきのもので何故消えるのかは分からないけどね」
このとき初めて、グリーンピクスは戦慄した。
ルートの手は、グリーンピクスの足を掴んでいる。
「残り物をなめちゃいけないよ」
ルートが足を掴む手を緩め、そして次の瞬間、グリーンピクスは跡形もなく消えた。

ルートは辺りを見回し、他の4人はまだ戦っているところだと確認した。
「加勢しても僕に利益があるわけでもないし、ちょっと待っておこうか」
ルートはその場に座り、暇つぶしに歌を口ずさんだ。

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さっさとルートの能力判明させました。
手で触れたものなら何でも消せます。規模も調整可能。
規模の調整の例を挙げると、地面に手を触れた状態で消去を実行すると、
そこにある小石一個から星丸ごと一個まで自由に調整できます。

しかし、魔法が使えないので遠距離戦は滅法弱いです。

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投稿時間:04/09/29(Wed) 20:25
投稿者名:踊る米玉・十瑠


「アシュルの言うとおりだ。このロボットの動力源を…か、カービィ!?」
イチタは叫んだ。

――カービィがいなくなっている!?

「イチターっ、助けてー!!ボクはここだよーォ!!」
カービィの丸っこい手が見えた。ガーディアンの背中部分にくっついている様だ。
「カービィ、お前なんでそんな所に――」
「何だかよく分からない内に弾き飛ばされたりしてここにしがみついてたんだ、揺れて怖いよ〜ッッ!!
それに、何だか変な緑に光る丸い玉もあるし…どーすればいいの〜ぅ!!!」
「緑に光る丸い玉…?」
「きっとそれが動力源だ!」
ブルームハッターが叫ぶ。
「え!?」
「カービィ、何とかしてそいつを壊すんだ!!」
「で、でも、今手元には何にもないよぉ!!」
「忘れたのか!!ポップスターの皆を助けてやるんだろ!!!」



――!!



「――ブルーム君!!箒投げて!!」
今の一言で決心がついたのか、カービィはブルームハッターに叫ぶ。
「うん!」
ブルームハッターがカービィに狙いを定めて上手く箒を投げる。
ガキィン!!
向こうではクヌギが二人の妹を守る為に奮戦していた。その時…



――偶然と言うか、奇跡と言うか。



クヌギの槍と鋼鉄の腕を交差させているロボットが、体勢を崩さない為にイチタ達の方へ背中を向けたのだ。
カービィの言ったとおり、そこには緑色に輝く球体がはめ込まれ、そこからコードが出ている。
「…よし、カービィ!!一気に壊すぞ!!」
「うん!!…はぁぁぁっ!!」
ブルームハッターの箒をコピーしてクリーンになったカービィは、イチタの剣が球体にぶつかると同時に箒を渾身の力でぶ
ち当てた!!

パキィィィン!!

ガラス球が割れる音に続いて、行き場を失った電気がバチバチとショートする音。
プシューッと音をたてて、ガーディアンロボットはその場に倒れた。
「…やった…?」
「やったよ、カービィ君!ロボット倒したんだぁ!!」
「やったぁ〜!!…あれ、イチタは?」
抱き合って喜ぶ二人は、今自分達がいる部屋に誰もいないことに気がついた。
クヌギ達も、イチタも。
バタン!!
ドアの開く音がして、イチタが奥の部屋から出て来た――手に地の欠片を持って。
「カービィ、ブルーム!!急いでマトリエス号に戻るぞ!!奴らにこれを渡すな!!」
走り去るイチタに置いて行かれない様に、二人は慌てて走り出した。
「くそっ、待たんかいッ!!」
「私達は器の納められている部屋へ向かうわ。兄貴はあの三人から欠片を奪って!!」
「へいへい、分かったわ!!」
そう言うと、ヤナギとルナギはクヌギとは別方向へ向かっていった。












――七つの欠片に七つの器。
――欠片を器にはめた時。全ての器が揃いし時。

――望みを叶える場所への扉、汝の前に現れん。





――――――――――――――――――――――

最後の三文についてですが、欠片にはそれぞれの属性に対応した器があって、欠片を器に全てはめ込むと扉が
云々…
てわけです。

つまり、欠片だけでは駄目なんですねー(ホラーマン風に
器もないと。ヤナギさん達はそれを取りに行ったのでした。
光の欠片もね。器がないと駄目です。

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投稿時間:04/09/30(Thu) 08:25
投稿者名:さびかび


「おらおらおらおら、オラァ!」
ピクスレッド、火炎放射器を発射するわ直接攻撃を仕掛けるわ
さらに踏み込んでくるわで凄い勢いです、私以上かも。
「っつ、っと、余計なモン出さなくって良いのに…だぁっ!」
十瑠は大海の剣で火炎放射器を切り払います
「甘いっ、サブ火炎放射器もあるん…だ…?」
「馬鹿かお前は…サブなんたらを取り出してる間は隙だらけだ」
そう言いながら十瑠はレッドの腹に刺さっていた大海の剣を鞘に戻します。
「ふっ…戦隊物のリーダーはいつも単細胞熱血馬鹿だってお約束だ…
 死ぬのなら…お前を道連れだぁぁっ!」
そう言いながらレッドは何やらコードを引っ張ると血を流しながら
十瑠へと走ってきます、それも物凄い勢いで、死に際とは思えないほど。
「何っ!?」
十瑠はバックステップで間をとろうとしますが近くで歌を歌っていた
ルートに足を引っ掛け転んでしまいます。
「貴様らも巻き添えだぁぁ!」
レッドはそう言った直後、跡形もなく消えてました…そしてレッドの
腹があったところにルートの手が出されてました。
「巻き添えはごめんだ…この服を血だらけにされたくも無いし」
そう言うとルートは再び目を閉じ歌を囁く様に歌います。
そして、それに驚いている十瑠。

「ちょっと君〜…放水機…って、なんか別に見つからなかったの?
水もこの星にとっちゃ大切な資源だろうに…」
そう言いながらレイラの言葉はブルーをグサグサと串刺しにします
「うっ…五月蝿いっ!リーダーがケチでこれとピコピコハンマーを
何処だかから漁ってきたんだよっ! ピコピコハンマーだって
格好悪いのに…」
何やらおもいっきし沈んでます、それもスポットライトと涙の川…
何時の間にかに何処かのドラマへと急変してます。
「…そのリーダーも死んじゃったみたいだけど?」
その言葉で回復するブルー早っ!
「それなら…もう制限無しだぁ、必殺、ブルーブーメラーぐはっ!?」
「そっちもかなり格好悪いじゃん…」
そうレイラが呆れて引きつった顔で投げたナイフを回収に行きます。

そしてこの中でたった一組と言えそうなテンションを下げなさそうな
グループ。
「逃げるのなら今のうちだ…逃げても侵入者は死ぬがな…」
そう言いイエローは微笑みます
「逃げるだと…? 笑わせる…」
ゼロは空中に赤い弾を出現させイエローは電気圧縮放出機を構えます
一方が圧倒的に長いのは気のせいでしょうか?
「放出機…遠距離専用か?」
「フッ、それはお前も似たような物じゃあないか…破っ!」
そう言いイエローは素早くゼロの赤い弾を回避しそのポジションから
放出機で次々と放出電気を発射します。
それを全てゼロは空中で赤い弾と相殺させさらに素早くイエローの
懐に飛び込みます。
「近距離のためにスタンガンぐらいはっ…!」
イエローはスタンガンを押し付け様とした瞬間にはもうゼロの手から
は赤い刃が彼の喉に向けられていました。
「悪いな…近距離戦もできない事は無い…」
「…情けのつもりか? フッ…死に所を見つけたと思ったが…まぁ、
侵入者に敗れて逝く…か。」
そう言いイエローは手を一度ふると消えてました。

「この服装が変だって言うの!? あんたこそどうよ、地味な服着て!」
こちらでは…変な喧嘩が勃発
「じっ、地味な服ってこれはゼロ樣に作っていただいた服よ、それに地味
な服以上にケバくって馬鹿らしい服は…」
この時点で二人とも興奮しちゃってます、既に新券勝負…と思いきや。
「そう言うのなら…女らしさってやつで勝負よ!」
言ってるそばからイチゴはゼロへと走っていきます
…そして後ろから蹴りをおもいっきし食らわせるリヴリィーナ。
「そんな馬鹿らしい物に付き合ってる暇は無いゼロ樣です…」
そう言い血管を頭に浮べながら空高く殴り上げます、
これまらお約束、イチゴはお空のお星様です。

「全員、戦闘が無事終了した様子だな…では、行くか?」
ルートはそう言い立ち上がります
「またあんなのが出てきたら色んな意味でたまりません、早く行きましょう」
そうまだ血管を浮べてリヴリィーナが答えます
「あ、あんた珍しく私と気が合った、てなわけでこんな所に長居は無用よ!」
レイラの言葉を最後にして全員嫌な思いでを残し部屋を出ていったとか・・・

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投稿時間:04/09/30(Thu) 13:13
投稿者名:緑魔導師


遺跡らしき建物の奥。
そこに黒…いや影の色をした丸い生物が一人いた。


……まるで誰かに似ているようだが。


影色の生物はこんな暗くておどろおどろしい場所でも
楽しそうに遺跡の中を進んでいた。
しかし、一人は一人。
淋しくなるものである。
「どこにいるんだろ?鏡の中にいた人達は。」
きょろきょろと辺りを見回して、
後ろを向いた次の瞬間!!

「わぁっ!」
「ぎょっ!!」

暗やみに浮かび上がった緑色の丸い顔。
頭にはT文字のアンテナらしき物が。
なんといっても
´_ゝ`と落書きっぽい顔。
それは先程砂漠をさまよってた謎の生命体だった。

「わわわ、君だれ!?」
驚きながら緑色の丸い奴に問う影色の生物。
「ああ、オラかい?
オラの名前はマラカ=オノレグ。
通りすがりの緑魔導師さぁ。」
淡々と語る緑の丸…いや、マラカ。
そして目の前にいる影色の生物にも
なんでここにいるのかと問いていた。
「ん〜、僕は人…いや、仲間さがし?
ん〜、まぁ、人探しをしにきたの。」
「人探しねぇ…、オラはここにあるという物を探しにきたんだが。欠片だが何か。」
「欠片…?」
その言葉をきいた影色の生物は一瞬思い詰めた。

しばらくのあいだ空白の時間が続き、
マラカが彼にどうした?と、声を掛けた事によって空白の時間は過ぎ去った。そして。
「ねぇ、君も欠片求めてんなら僕と一緒にいかない?」
「まぁ……いいけど…」
「よし!じゃいこっか!」
半ば強引にマラカを連れて先へ行こうとする影色の生物。
しぶしぶマラカはついていく。

「そういえばアンタの名前聞いてなかったなぁ。なんて名前だ?」
マラカの問い掛けに影色の生物は答えた。


僕は―――

シャドー―――

シャドーカービィ――――
鏡の国の―――


カービィ――――

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投稿時間:04/09/30(Thu) 20:32
投稿者名:ホシカゲ


「待たんかいっ!! この泥棒猫!!」
「誰が泥棒猫だ!!」
カービィ達は追ってくるクヌギの罵声に一つ一つ返事をしながらひたすら逃げた。
几帳面というか、何というか。
「ああもう逃げ足の速い奴やなぁ……『グラビテーション+』」
クヌギは槍先をカービィ達に向け、その力を発動させた。
「! 横に跳べ!!」
いち早くそれを知ったイチタが叫び、カービィ達は言われたとおりに横に飛び、力を避けた。
クヌギは何度も重力の力を使うが、ことごとくイチタが指示を出し、避けられた。





マラカとシャドーカービィはのんびり遺跡の通路を歩いていた。
マラカは欠片のにおいを熱心に追うあまり、壁に激突することもあったが、順調に進んでいた。
「……なぁ、シャドーカービィ」
「ん、何?」
「仲間を探してると言ったけど、何故仲間を探している?」
「えーと、それは……」
シャドーが答えようとすると、マラカがしっ、と口に人差し指をあてた。
マラカが通路の先のT字路を指差し、シャドーは耳を澄ませた。
人の声がかすかに聞こえた。
(……誰だろ? 結構人数はいるみたいだけど)
(このあたりは欠片が近いからなぁ、欠片を狙った連中だと……)

マラカとシャドーは通路の先に全神経を集中させ、そして大慌てで逃げるカービィ達が通り過ぎた。
それから少し遅れて、クヌギ。
「ええかげんに諦めぇや! 『グラビテーション+』!!」
クヌギは叫び、シャドーは地面に叩きつけられた。
「うぎゃ!!」
「シャ、シャドー!?」
クヌギはとばっちりを受けたシャドーに気づくはずもなく、あっという間に視界から消えた。
「ううう……さっき、カービィが……」
「カービィ? カービィってお前のことだろ?」
「違うの、僕はカービィだけど違うカービィで……」
「???」
「……どうでもいいや……ねぇマラカ、僕の代わりにさっき通り過ぎた人達を追ってくれない?
 あの怪しい人じゃなくて、最初にこの通路を通った人達の方ね」
「お前はどうするさぁ?」
「僕はここから動けないから待っとくよ……後でさ、迎えに来てね」
マラカは少しためらった後、カービィ達を追い始めた。

「……この体勢で一人ぼっちって、つらいなぁ……」
シャドーは誰もいなくなった通路で一人呟いた。

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