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星のカービィ+ポケットモンスター [2]



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投稿時間:03/09/07(Sun) 18:38
投稿者名:さびかび


ここはカービィの家・・・だった物・・・さすがに振ってきた人
たちが入らず無理に押し込もうとしたら何かとカインの様な
巨大鯨が女の子の腰のボールからでてきたからである・・・

なるほど・・・それで残るのは残骸だけ・・・

「うわぁぁぁぁん!アドちゃん酷いよぉ・・・無理に押し込むからこの
有様・・・修理費がぁぁぁ・・・」
そっちか・・・
「ま,まぁ後で新しいの描いてあげるから・・・」
「ところで二人もいるとは・・・おもいませんでしたね。」
そこには二人が仲良しのこよしの様に(一人はタンコブ付き,もう一人
はホエルオー(鯨)の尻尾の直撃を食らい完全にのびたます)

「起こしたらさっきみたいなことになると嫌だからね・・・」

とここはふとその近くの草の塊の中(ポケモン風に言うと)
「人間一人に未確認ポケモン多数・・・ゲット・・・開始!」

がさがさぁ!

「また出てきたぁ!」
そうさっきの草の塊の中からはもう一人女の子が出てきました。
だが彼女は髪が黒くどちらかと言うとアド似です,その黒い
髪を左右に束ねてありすごい速さで自転車をこいでやってきます。
はっきり言ってカービィなどの背丈の低いキャラには怖いです
怖すぎます,絶叫です。

「チャンスよ!メガニュウム!いってちょうだい!」
彼女は二人とおなじみの赤と白の玉を投げました,だがその中
からは緑色で首に花びらを付けた様な恐竜が出現!
一瞬にしてワドとカービィの顔に前足を乗せました。

「うわわわ!アイスドラゴンに冷気はかれた時よりも寒気がするっす!」
「きゃー!僕の顔がぁ!アドちゃんに筆殴りを食らわせられたとき
よりも酷い状態に・・・」

ごめしゃぁ・・・その時その場でもんのすごい鈍い音がしました。

「あの時はのっとられてたんでしょ・・・」
なんとアドの筆がカービィの頭の裏を直撃!前からの「ふみつけ」
後ろからの筆殴りを食らってカービィはHP1で耐えてる状態です。

「さ〜て・・・どうして私がここにいるのか教えてくれなっきゃ
このボールに閉じ込めちゃうわよ・・・マルクとか名乗っていたの!」

その瞬間その場の全員(その女の子以外)がその場所に氷つきました
「マ,マルク!?」
「聞いたことしかありませんが・・・ギャラクティックノヴァの一緒
に宇宙のチリとなったはず・・・」
「じゃぁなかったんッスか!?・・・そしてお姉さん・・・それカービィ
ですよ・・・」

その言葉でハイパーボールをカービィのほっぺ(?)に「うりうり」
と言うかの様に押していた子も凍りつきました・・・
「・・・あ,本当だ・・・・・・しっ,失礼しました〜!」
その少女,深くおじぎ,って逃げ出しました!
「ああ!待ってください!いまのマルクとか言う人物について
ぜひ話して下さい!」
リボンが飛んで追いつきます。
「私はただあのおきどり野郎にジョウトの端からこんなわけの
わかんないとこに飛ばされてきたの!」
ただって言いますかな・・・フツー・・・
「おきどり野郎・・・間違えない!マルクめ宇宙であれだけ悪事
をしていながら外の世界でも悪事を!」

そのころデデデ城では・・・
「んぎゃあぁぁぁぁっす!」
「あ,熱いっすよぉ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっす!」
あのおびただしい数のワドルディ兵士たちがついにデデデのいる
屋上まで追い詰められその獣の突進で四方八方に飛んでいったり,
(たまにスマブラの様に星になる者も・・・)その犬のような獣の
口から放たれる火炎弾や大の形をした炎の塊により次々が
屋上からデデデ専用中庭にこっそりと存在するプールへ
(もちろんこれもウサギの形)飛び込む光景が見れます。
「か,勝てるわけ無いっす!」
「あきらめて逃げるっす!」

この様な者も・・・

「まて!ダス!」
「今,我々が逃げたら誰が国王様を守るのだ!」
「我らメタナイツがあの獣を止めて・・・」
ひゅぼぉぉぉ!
「あ〜もぉメカナイツだかメダナイツだかわかんないけど邪魔
だよ!」
この激怒の言葉(もちろん本人は崩れることの無い笑顔で
しゃべっているが・・・)を飛ばされ大の字と一緒に飛ばされる
存在感が少々薄かったメタナイツでありましたとさ・・・

つぅびぃこんてぃにゅうどぉ。

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投稿時間:03/09/07(Sun) 21:01
投稿者名:リペヤ−


「カービィさ〜〜〜ん!!」

女の子と話していたその時、向こうからカービィを呼ぶ声が聞こえてきた。

「ん・・・?」

カービィが振り向くと、ワドルドゥがぜえぜえとあえぎながら立っていた。

「ま、また新種のポケモ「いーー加減にしてください!!」

どかっ☆

リボンが女の子の頭をクリスタルで殴りつけた。

「はうっ!!」

女の子は最後の声を上げると、うつぶせに地面に倒れこんだ。(死んでない

「・・・じゃ、話してください☆」

ニッコリ微笑むリボンちゃん。(爆

「は・・・・はいぃ・・・」

ここにいる全員は「リボンちゃんって何者!?」っと考えていたとさ・・・



「ファイアの能力を持つ化け物?」

カービィは『?』マークを浮かべながら首(?)をかしげた。

「ほんとですって!!今デデデ城で暴れてるんです!!しかも使い手は少年なんですよ!?僕は何とか逃げてこれたん
ですが・・・」

「なんだかあちこちで変なことが起こってるみたいね・・・」

「とにかく行ってみるッス!!」

とりあえずこの3人は寝かせておくことにして(ォィ)、ワド、カービィ、アド、リボン、ワドルドゥはデデデ城へ向かった。



TO BE CONTINUED・・・
       
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投稿時間:03/09/10(Wed) 20:45
投稿者名:片桐


一方、マルクが向かっているジョウト地方にある、小さな町ワカバタウン。
周りの緑豊かな林に囲まれており、辺りを鳥ポケモンや虫ポケモンが飛び回っている。
町から東の方面には海が広がり、その先にあるトージョーの滝を経由して隣のカントー地方に行けるようになっている。
反対の西側には、隣町のヨシノシティへ続く29番道路が地を張っている。
道路の側には草むらが生い茂り、多種多様な野生のポケモンが息を潜めている。
民家が所々点在しているが、日常の必需品を売っている店はその中にほんの少しだけある程度だ。
その為、買物になると、遠く長い道のりを、徒歩なり自転車なりで移動しなければならない人が出る程だ。
日常的に家事に追われ、時間を無駄に出来ない主婦にとっては、まさに致命的だ。
そんなめぼしい町の名所といえば、ポケモン学者の一人である、ウツギ博士の研究所であろう。
彼は、ポケモンが姿形を変える「進化」という現象を主に研究しており、その研究論は学会を驚かせる程のものだ。
「ピカチュウ(デデデ城で捕らえられていた少年が連れていた、電気を放つねずみポケモンの種族名)はすでに進化した
ポケモンである。」
というのも、その一つである。
しかしその反面で、研究に没頭するあまり、食事を摂らない故、家族を心配させる一面を持つ。

町が静まり返る、ある夜の事だった。
町を囲んでいる林では、鳥ポケモンは眠りにつき、虫ポケモンが鳴きわめいている。
ウツギ博士が、研究所で、助手らしき人物と何か相談をしている。
その顔からは、困惑の表情が見て取れる。助手も同じだ。
「あの娘からは、まだ連絡ありませんか。」
助手がウツギに博士に尋ねる。博士は表情が晴れないままで答えた。
「うん。全然こないんだ。あの娘からの連絡が。
 それで、こちらから彼女のポケギアに連絡しようと思ってやってみたんだけど。
 …全く通じない。」
「圏外じゃないんですか?それなら、電話だって出来ないでしょうし。」
「そんな事ありえない。あのポケギアは、ジョウト地方全域…いや、隣のカントー地方に居たって通話出来る代物なんだ。
 それに、彼女は旅立ってからまだ2ヶ月。
 空を飛べるポケモンを連れていたって、地方の外に行けるはずがないんだ。」
「定期に来ていた連絡がこなくなってから、約三週間。
 彼女に見に何かあったのではないでしょうか?」
「彼女の連絡無しでは、泥棒の情報を掴めない。
 だけど今はそんな事より、彼女の身の安全が気に掛かる。」
博士の言ってる泥棒とは…。


彼らの話に浮かび上がってる少女が、博士にヨシノシティへのおつかいを頼まれ、旅立ってからまだ四日も経っていない
時の事だった。
博士と助手は、研究で忙しく、てんてこ舞いの状態にあった。
金銭的な問題なのか、助手が一人しか居らず二人になる為、個々の仕事の負荷が大きいのだ。
それにより、一つ一つの仕事を休みなく、そして早くこなさなければならなくなった。
そんな中、事件は発生した。
突如、西側の窓ガラスが割れ、少年が侵入して来たのだ。
少年は赤い髪で眼つきが鋭く、黒の生地に赤いラインの入った上着に、幅が大きく、膨らんでいるように見える白いズボ
ンに着ており、黒いブーツを履いていた。
二人は少年に対し、不良だという印象を抱いていたに違いない。
少年は、いきなり入ってきたかと思うと、邪魔だと言わんばかりに二人を張り倒した。二人は床に寝そべる格好になった。
そして、張り倒した二人の近くにある、円柱形をした台座ような機械に目をやった。
上面に、三つのくぼみがあり、その内の二つには、赤と白が半分に塗られている球体「モンスターボール」がはめ込まれ
ていた。 
中にはそれぞれ、長い鼻のような部分から背中までの上半分が黒く、それより下が黄色く塗り分けられているネズミのよ
うな生物…ひねずみポケモンのヒノアラシと、大きなアゴが特徴的な、体が青で背びれが赤く、右腕の付け根から左腕の
付け根へとかけて黄色い帯状の模様があるワニの姿をした、おおあごポケモンワニノコが入っていた。
少年は機械から、ヒノアラシが入ってる方のモンスターボールを手に取り、研究所の出入り口に向かって駆け出していっ
た。
床に倒れていた二人が起き上がった時には既に、出入り口まで残り3、4メートルの地点にいた。
博士と助手は慌てて追いかけようとしたが、普段デスクワ−クに時間を費やし、物資搬入の時ぐらいしか体を動かさない
運動不足な彼らが、少年に追いつけるはずもなく、あっさりと逃げられてしまった。
その後、博士の方でポケギアを使い、少女を呼び事情を話し、泥棒探しを依頼したのだ。
ちなみに少女は研究所の戻る途中、泥棒と思わしき少年とバトルしたのだと言う。
彼女の話によると、少年はバトルで負け、その去り際に名前を言い残して何処へと去ってしまったとの事だ。
研究所に戻った後、彼女はその話を二人と、博士が呼び寄せた警察官に伝えた。
警察では、その名前と容姿を基に指名手配所を作成し、全国に指名手配を始めた。
事件が発生してからしばらくの間は動揺のあまり、研究がはかどらなくなったらしい。


「…無駄かもしれませんが、もう一度電話をかけてみてはどうですか?」
「うん。やってみるよ。」
助手に言われて博士は白衣のポケットから、腕時計に平らなスティック状の物が付いた機械を取り出した。
ポケギアという、電話や地図表示、ラジオ視聴などが出来る多目的携帯装置である。
これの電話機能を使い、音信不通の少女にコンタクトをかけてみようというのだ。
博士は早速、登録してある幾つかの顔アイコンから、少女の顔アイコンを選択し、通話ボタンを押した。
博士の持っているポケギアが何処の方向へ、電波を飛ばし始めた。
しかし返ってきたのは、プーッという音が何度も鳴るものだけであった。
「…駄目だ。また圏外になってる。彼女は、一体何処に?」
博士は、遠い物を見るような目で、ポケギアのモニターを眺め、不安の篭ったため息をついた。


モニターには、カービィの世界―プププランドでメガニウムを連れた少女と同じ、左右に束ねた髪が特徴的な顔アイコンが
写っていた。


研究所から右へ、少し距離を開けた地点にある一軒の家。
その2階・自分の部屋のベッドで、期待を含んだ表情で眠っている10歳程の少年がいる。
黒い髪の毛ははね上がっており、黄色とオレンジを基調にした服装を身に纏ってりる。
ベッドの側には、リュックサックと帽子、ポケギアが半ば乱暴に置かれていた。
彼は明日、ポケモントレーナーとなり、旅立つのだ。
夢の中で、ポケモンと仲良くしながら冒険している自分を思い起こしていることだろう。
そして、夢と希望を膨れ上がらせてるに違いない。
そう。この旅が、混沌としたものになるとも知らずに。


…誰も居なくなった。いや、隣に倒れてるのが二名いるか。
既に目を覚ましていた白い帽子の少年がふと横を見ると、少女が二人倒れたまま床に放置されている。
片方は左右を結んだ黒い髪とスパッツが特徴的な少女。
もう片方は赤いバンダナに茶色い髪、腰に巻きつけた可愛らしいポシェットが特徴の少女だ。
「二人共、僕と同じポケモントレーナーなんだな。」
少年は何気無くそう呟いた。
どうやら、先程まで誰にも気付かれぬよう聞いていた会話から、二人の事について結論付けたらしい。
そして周りを見回そうとしてか、顔の向きをキョロキョロと変えた。
先程まであったはずの、壁や暖炉、電灯に丸テーブルが、全て全壊し、完全な瓦礫と化している。
これならば、青空が隅々まで見渡せるようになっている筈なのだが、とてつもなく巨大な蒼いクジラ―うきくじらポケモンホ
エルオーがそれを阻んでいる。
「う…これは間違いなく場違いだね。」
誰にともなく、少年は呟いた。
どうやらベッドは無事だったようで、まだ弾力のような感触がある。
ふと、頭の裏を向けていた方向を見ると、自分が使っていた枕が星の形をしている事に気付いた。
「……んっ…」
その傍らで、かすかな声が聞こえてきた。少年が振り向いてみると、赤いバンダナの少女がたった今、目覚めたではない
か。
少女は立ち上がり、勢いよく背伸びをし、一気に力を抜いて腕をブラブラした。
そして先程の少年と同じように辺りをキョロキョロと見回した。
だが、少年が視界に入ると、急に眼を細めて身を屈め、ポシェットに右手を近づけた。いわゆるひとつの戦闘態勢だ。
「あんた、さっきの奴等の仲間?!」
「いいや、違う。僕はあいつ等の事、知らないよ。」
少女は少年に対し、警戒の意を露にしている。先の戦闘でクラッコにやられたのだから、無理も無いであろうが。
「…そう。それじゃあ、此処が何処だか知ってる?」
相手が知らないと知り、敵ではないと認識した少女は警戒を解き、更に問うた。
「それはこっちが聞きたいくらいだね。」
「なら、せめて自己紹介でもしましょ。お互いに相手の事を知っておきたいだろうし。」
プププランドの住民や土地について、何も得られなかった少女は、せめてこの人の情報だけでも掴んでおこうと思った。
その手段として、自己紹介を用いたわけだ。
「私はサファイア。オダマキサファイアっていうの。宜しく。」
少女―サファイアは握手を求め、少年に手を差し伸べた。
少年も、それに答えるべく手を差し出した。
「僕はリョウマ。こちらこそ宜しく。」















「…で、あのホエルオーは、君の?」
「あ、あれ、いつの間に?……まぁいいや。戻って。」

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投稿時間:03/09/09(Tue) 20:13
投稿者名:くるみ


ジョウト地方。ウバメの森の近くに、地図にも載っていない小さな丘がある。
小さいけれど、よく流れ星が観測されるこの地を、現地の人たちは「星降りの丘」と呼んでいた。
その丘の上を、一つまた、流れ星が流れていく。

「あっ!」
星降りの丘に二人の少女がいた。一人は髪を一つに縛り、一人はフワフワと宙に浮かんでいる。
一人の少女が、長いきらめきを残して消えていく星に素早く三回、祈りを唱えた。
その速さたるや、ギネスブックに記録できるほど。あっという間に消える前に唱えきっていた。よほど毎回唱えたりしてい
たのだろう。年季が感じられた。
三回唱えられた願い星は、微かに一つ瞬いて、消えていく。
「流れ星がこれで四つ目。今日はラッキーだね。リウィン。」
星空を見ながら、願い事をした少女が、独り言のように、もう一方の少女―サーナイトというポケモン―に言った。
『そして願い事を唱え切れたのも四回。相変わらず凄いですね。ユメ。』
リウィンと呼ばれたサーナイトは、テレパシーで少女に返す。
二人は、パートナーだった。

しばらく星空を眺めた後、ユメは、手に持った何かの機械を凝視しながら、丘を歩き回り始めた。リウィンもついていく。
すると、ある場所で突然、持っていた機械がなりだした。鈴の鳴る様な、機械音。
「やった!流れ星がお願いをかなえてくれたみたい!」
ユメが、歓声をあげる。リウィンがそっと機械を覗き込んだ。
『…53.2m下?』
「えぇ。そう。何か埋まってる。さすがはダウジングマシン改。これくれたあの博士、すごいね。優しいしw」
リウィンは知っている。
ダウジングマシンゲットの際、ユメは半分脅して、ダウジングマシンの性能を上げてもらった事を…。
『あれは半分、貴方のせいでもあるのでは?』
「ン?何?リウィン?あのときの事なら、ちゃんとお礼まで渡したじゃない。」
彼女にとっては貴重なものだが、彼にとっては粗品だった事を、リウィンは知っている。
彼女は、ユメは、人々にとっては夢物語と思えることを探すのが好きだ。
幻のポケモンと呼ばれる、ミュウ、セレビィ、ジラーチの絵を、肌身離さず持っている。
ダウジングマシンの性能をあげさせたのも、その夢物語を探すため。
ユメは、その線に関して、異常なくらいの関心を示す。そのせいで時々、周りを呆れさせることだってある。
しかし、リウィンは、ユメの…ニジノリムナの、そんな所が好きだった。
いそいそとモンスターボールを取り出し、発掘(彼女はこう言っている)の際必ず連れてくる、三つ子のディグダ、ダグトリオ
を呼ぶのを、リウィンは、幸せそうに見ていた。
「チャン、タイ、ディン。この地面の、ここ。ここに何か埋まってるんだけど、探してきてくれない?」
「ディグ。」「ダグ。」「ドグ。」
ダグトリオは返事をすると、あっという間に、地下にもぐっていってしまった。
「頑張ってね〜♪」
ぽっかり開いた穴に向かって、ユメが叫んだ。遠くで微かに、三匹の返事が聞こえる。
じっとリウィンは見守っていた。曇った顔で。
ダグトリオが地下にもぐっていく時だった。彼女の顔がさっと曇ったのは。
頭をよぎる、自分の大切なパートナー、ユメの、苦しそうな顔。悲しそうな顔。
パートナーの危機を察知する、予知能力だった。
ダグトリオがどんどんもぐっていくたびに、予知のヴィジョンが、鮮明になってくる。
楽しそうな顔。嬉しそうな顔。笑っている顔。
そしてそれらの間に必ず入る、負の感情が浮き出た顔。
危険を察知したとき、彼女の頭脳には、その光景がはっきりと浮かび上がるはずだった。
しかし、今の彼女の頭には、ユメの顔しか浮かばない。
不安の中で、ほうようポケモン、リウィンは、じっと、見守っていた。

「ディグ。」「ダグ。」「ドグ。」
ひょこっと、ダグトリオたちが顔を出した。それぞれ発掘したものを持って。
「わぁ。お疲れ様wチャン、タイ、ディン。」
発掘したものをそれぞれ、パートナーのユメに渡す。
黄色くて、星型で、顔のような模様のついた、綺麗な石?が、4つ。
そして、複雑で、美しい模様のついた、鎖つきの鍵が、一つ。
「やったぁ!凄いよリウィン!…リウィン?」
嬉そうな声が、怪訝そうな声に変わる。曇り顔で、うつむいたリウィンを見たからだ。
「どうしたの?リウィン?…また何か、悪い事でも見えたの?」
『ユメ…。…それを…その鍵だけでも…元に戻してくれませんか?』
「へっ!?…なんで?」
驚いてつい大声を上げたユメは、慌てて深呼吸をし、ゆっくりと聞いた。
リウィンがそう言うのには、必ず…訳がある。
『それを持ったとき…いえ。それを掘り出し始めたときから…頭をよぎるんです。ユメの…悲しそうな顔。』
決心したように、ゆっくりと話すウィンの話を聞いているうちに、ユメの顔が、まじめな顔になる。
『だから…。』
「リウィン。貴方が見たのは、私の悲しそうな顔だけ?場面とか、出なかったの?」
優しく、そっと聞いたユメに、リウィンは首をふる。
『顔だけ…。ステキな、私の見たい顔と、嫌な、私の見たくない顔が…交互に。』
それを聞いたユメは、ほっとした顔になる。
『だから…。』
「リウィンには悪いけど、これは、戻さない。」
リウィンの顔がはじかれたように上がる。
「リウィンは、私の顔を見たんでしょ?嬉しそうな顔を。」
こくりと、リウィンはうなずく。
「だったら大丈夫。いい事が起こるって事よ。悲しそうな顔だって、いい事があれば当然の事よ。いい事と悪い事は、順番
にやってくるって、誰かが歌っていたもの。」
釈然としない思いを抱いていながら、リウィンは、うなずくしかなかった。
「大丈夫よ。私には皆がいるし。それに…貴方がいるものw」
嬉しそうに笑いかけたユメを見て、リウィンは、ようやくふっと笑う。
彼女は思い出したのだ。ユメは、悪い事も良い事に変えられる、強い子だという事を。
「ディグディグ。」
突然、ちゃんと言うダグトリオの一匹が、ユメを呼んだ。
頭には、人型に切られた、白い紙。四枚あった。
「なんだろうこれ…。寄り代?」
術を使うとき、被術者の代わりとなる、紙。
何か予感が、冒険の予感が、した。
「リウィン。やっぱり、この鍵や石…戻すわけには行かないよ。だって…私がずっと探し続けてた、夢の鍵かもしれないん
だから。」
顔がほころびそうなのをおさえながら、かっこよく言うユメ。
嬉しくて空を見上げる。すると…

「…え?」

彼女の瞳に映ったのは、満天の星空を横切る、黒い影。ぎらぎらと瞬くこうもりのような羽を持った、一人の少年。
「何…あれ?」
影は、ユメたちに気付かず、そのまま、ウバメの森へと消えていった。
「あれ…ポケモンじゃない…悪魔?」
ふと彼女は気付く、悪魔のような人が消えていった所…それは…。
「ウ、ウバメの森じゃない!」
妖精が住んでいるといわれる、ウバメの森。
「た、大変!妖精が!」
慌ててダグトリオをボールに戻し、丘を下り、止めておいた自転車にまたがる。
「悪魔だから…悪ポケモンか鋼ポケモンを連れて行ったほうがいいかな?…とにかく急がなきゃ!」
急いで自転車をこいでいくユメに、リウィンはぴったりとついていく。
嫌な予感を感じながら、それでも、夢の笑顔を祈りながら…。

鍵は、彼女の胸元で揺れていた。星の石と紙は、彼女のバックの中。
拾わなければ、巻き込まれなかったであろう戦いの渦へ、彼女は、自転車をこいで、向かっていった。

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投稿時間:03/09/08(Mon) 18:48
投稿者名:リペヤ−


「大分時間がかかっちゃったのサ・・・」

マルクがポツリと独り言を言った。
独り言を言ってると早くはげるらしいぞ?

「ン?気のせいなのサ・・・?なんか聞こえたのサ。」

おおっと、気づかれたら殺されかねないな・・・・
話を戻そう。

「・・・ここが『セレビィ』ってのがまつわれている祠なのサ?」

目の前においてある小さな祠をマルクはじろじろと眺め回した。
ただの小汚い祠にしか見えないが・・・

「・・・とりあえず中を「待ちなさい!!」

その大声に驚いたマルクは慌てて振り向いた。
そこには、自転車に乗った髪を1つに縛った少女と、ふわふわと浮かんでいる人間のような生物が息を荒げてマルクの事
を睨みつけていた。

「・・・?なんなのサ、オマエは。」

「人に名前を聞くときは自分から言うもんじゃないの?」

結構度胸のある少女だ。

「ボクはマルクなのサ。」

「私はユメ。それでこっちがリウェン。」

少女の名はユメ。浮かんでいる方がリウェンと言うらしい。

「貴方そこで何するつもり?」

少女は自転車から降りると腰のボールに手をかけながら言った。

「この祠にいる奴を引きずりだそうと思ってるのサ。」

マルクは表情を変えずに、あっさりとそう言った。
・・・いや表情を変えずに、という表現はおかしいか。
マルクはまるで、ユメを見下すような目つきに変わっていた

「・・・そう。だったら倒すしかないわね。」

ユメがそういうと、リウェンが1歩前に出た。
マルクはにやりと笑い、

「倒す?ボクを?・・・身の程知らずにも程があるのサ。」

「だったら試してみる?リウェン、『サイコキネシス』!!」

リウェンを中心に空間が捻じ曲がり、空間を捻じ曲げた『それ』は猛烈な勢いでマルクに向かっていく。

「遅いのサ。」

凍てつくような、マルクの声。
ユメは背中に冷たいものを感じた。

「波動砲!!」

ズドオオォォォンッ!!!

大地を揺らすような轟音を打ち鳴らし、マルクが波動砲を放った。
サイコキネシスを弾き飛ばした波動砲は一直線にリウェンに向かっていく。

「ッ!!避けてリウェン!!」

いつもなら『リフレクター』を命令するユメだが、今は何故かそれを言わなかった。
トレーナーの第6感というやつだろうか。
波動砲はリウェンに絣もせず、遥か向こうの方へ消えていった。

・・・ドォォォン・・・

波動砲の消えていった方向から何かが崩れる音がした。

「・・・・!!!??」

振り向いたユメは自分の目を疑った。
なぜなら・・・・



『山が消えていたから』



「な・・・な・・・」

ユメはマルクと崩れた山を見比べながら、かすれたような声を出した。

「ボクにたてついた事を後悔するがいいのサ・・・オーホッホッホッ!!!」

ユメは今更ながら、目の前にいる悪魔がーーーー

ーーーーーーーーとてつもない『チカラ』を持っている事に気がついた。


TO BE CONTINUED・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーー

とりあえず今の状態を整理してみました。

プププランド

デデデ城・・・・緑髪の少年が大暴れ(何

カービイ達・・・・デデデ城へ向かって移動中。

カービィ宅前・・・・リョウマとサファイア目を覚ます。もう1人は気絶中。


ジョウト地方

ウバメの森・・・・マルクとユメが交戦中

ワカバタウン・・・・黒髪の男の子、睡眠中(爆



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投稿時間:03/09/09(Tue) 02:13
投稿者名:ソルビィ


ユメはぺたりと地面に座りこんでしまった。
「リウィン…だいじょーぶ…?」
『えぇ、狙いから外れてたのですが…。』
言葉が上手く繋がらない。無理も無い。
目の前にいる悪魔。遠目に見れば可愛気のあるその姿からは
想像できないほどの邪気が溢れている。
―――こいつと戦ったら、殺される。
リウィンは直感でそう感じていた。

「最初の威勢はどうしたのサァ?まさか今更おじげづいたとか言うんじゃないだろうねぇ?」
マルクは高笑いをあげ、ユメの上を飛び回る。
「泣いて謝って命乞いでもすれば許してあげても別に良いんだけどサァ!!
 オーホッホッホッホ!!!!」
勝ち誇ったように笑い続ける。
しかしマルクは気付いていなかった。
ユメの右手が強く握りしめられている事を。
『ユメ…ここは一旦逃げましょう。勝ち目は…。』
リウィンが控えめな様子で言う。

「イ・ヤ・よ。」

『…え?』「なのサ?」

ユメはすっくと立ちあがる。そして目の前の小悪魔に人差し指をビシとつきつける。
「せっかく掴んだ夢への第一歩。歩きはじめてもいないのに引き返すことなんて出来ない!!」
その瞳には想いで満ち溢れていた。少女の憧れる夢への想いが。
「あなたがマルクとかいう名前以外、あなたがどんな存在で
 どういう生き物かなのか私はまったく知らない。でも。
 あなたが今触れようとしてるそれには私も知りたい何かがあるの。」
その瞳が見つめる先には信念があった。絶対に曲げられない意志があった。

「じゃあ僕の手下にでもなるカイ?きっとユメちゃんの知りたいこと見つかると思うのサ♪」
マルクは軽く茶化すように言う。ユメは首を横に振る。 
「自分の夢は自分で掴むの。リウィンや、チャン・タイ・ディンや他の友達と一緒に。
 それにあなたなんかに協力したって私に光が見えるとは思えない。」
『ユメ…。』
「あなたが私の夢の妨げとなるなら、私はあなたを倒す。
 あなたがここにいれば、誰かの夢が消えるかもしれない。
 あなたはそれだけ危険。初対面の私にだって分かる。」
淡々とした、それでいてしっかりとした口調で言う。
「言わせておけば…君如きが僕に敵うわけないのサァ!!」
マルクの頭に血管が浮きあがるのが見える。
そして今より一層濃い邪気があたりに充満する。

「リウィン、PPはまだ大丈夫よね?」
『えぇ。まだサイコキネシスを1度放っただけですから。
 これから戦うことは出来ますが…。』
「そっか。なら心配ないわね。やるわよ!」
『ユメ…わかりました。』
リウィンは安堵の笑みを浮かべた。人間の体はあまりにも脆い。
だから自分は彼女は守らなければならない。彼女のパートナーとして。
でも、今のようなユメは心強い。頼られるべき自分が頼りたくなるほどに勇ましい。
リウィンはユメと共にいることを改めて幸福に思った。
あの鍵をユメが手にした時流れてきた未来のビジョン。
それが何時現実になるかは分からない。でも、今はやらなければならない。
―ユメは私が守る。…そしてこの小悪魔も止める。
そう心に誓い、リウィンはその腕に念波を集めた。

≪こあくまのマルクにしょうぶをいどんだ!!≫

―リウィン、『かげぶんしん』!!」
ユメはサーナイトに自分の想いを送る。
相手が強すぎるのは最初から分かっている。
だからこそ、なるべく相手に自分の手のうちを明かしてはいけない。

マルクの周りに何体ものサーナイトが出現し、彼を取り囲む。
だが彼はフンと鼻で笑い、羽を大きく広げる。
「みかけ倒しもいいところなのサ!ラピッドアロー!!」
無数の針の乱打が次々とサーナイトの残像を消し飛ばす。
もっとも、それが本物に当たっているケはない。
「…そこなのサ!!」
ホログラム状の羽から三日月型の刃を取りだし、
少し離れた位置にいたサーナイトめがけて振り下ろす。
「よくわかったわね…でも!」
サーナイトは『リフレクター』を張って斬撃を受け流す。
そしてマルクの足をつかみ、そこから顔面に『ねんりき』を叩きこむ。
打撃音がウバメの森に響き、マルクは森の奥に吹き飛ばされる。
「いったァ!!僕のぷりちーなフェイスが台無しなのサ!」
すぐに体勢を直したマルクは突進をかける。
『…っ!!』
小柄なその容姿に似合わず、邪気につつまれた体はサーナイトにきつい一撃を与えた。
「耐えて、リウィン!!」
だがマルクは容赦なく追撃をかけようと計る。

「ボロは着てても心はKONISIKI、小さな巨人マルク様なのサ!」
「…何か間違ってるし意味もよく分からないわ。」
マルクが飛び蹴りを放とうとしたその時、ユメが左手をスッとあげる。
サーナイトは『かげぶんしん』でそれをかわし、
さらに数体の分身を作り上げて、再びマルクを取り囲む。
「同じ手は2度と」
キィィィィン―――――

耳を突き破るような金属音と共に四方から撃ちこまれた
『サイコキネシス』がマルクの体を支配する。だが。
「食べないのサァ!!」
難なく自由を取り戻した彼は続けざまに三日月刃を放つ。
それは『リフレクター』を張り損ねたサーナイトに直撃し、
サーナイトを地面にたたきつける。
「リウィン!!」
『さすがに応えまえすね…ですが。』
サーナイトはフラつきながらも立ちあがる。そして一瞬『めいそう』にふける。

―リウィン、傷の方は?
『あまりよろしくはないですが…まだわずかに余裕が。」
―そう…あいつには遠距離からのエスパー技は効かないみたいね。
『そのようですね。ならばやはり至近距離からの―』
―そうね、私にいい考えがあるの。やってくれる?
サーナイトは小さく頷いた。

「ボサッと突っ立ってる暇なんかないのサ!!」
マルクの一言で2人は現実に戻される。
「針千本呑ませてやるのサ!」
羽を縮ませ、そこから再び針の乱打を撃ち出す。
―今よ!!

サーナイトはユメを抱え、その場から『テレポート』する。
だが、それは戦闘から離脱するためのものではない。
その場に1人取り残されたマルクはじっと耳を済ませる。
「僕も瞬間移動が出来る身だから分かるのサ。
 …お前達がどこに隠れているのかぁ!!」
マルクの目が一瞬大きく開かれ、瞳が限りなく点に近くなる。
そして牙剥き出しの口を開けたその刹那。

閃光。

再び放たれた波動砲がウバメの木々をなぎ倒し、
その先に見えた2つの影を呑みこんだ。
マルクは口の中に残った煙を吐き出し、目を閉じる。
「…僕に立てついたことを後悔するがいいのサ。
 きっとあの子には光ある未来が待っていたはずだろうサ。
 あぁなんとあの子は全くもって悲劇の少女なのサ…ぁ?」
マルクは自分の羽が何者かにガッチリと握られた事に気付く。
「残念だけど、私の未来を語る権利はあなたには無いわ。」
恐る恐る後を振り向けばそこには澄ました顔をしたユメと
自分の体をしっかりと掴んでいるサーナイト。
「い、い、い、いつの間にぃぃぃぃ?」
マルクはその顔を真っ青にして体をガクガク言わせてる。
ユメは笑顔で応えた。

「ひ・み・つ♪」

そしてパリッと乾いた音と共にサーナイトの手から火花が散る。

「あびればびれしばらべらばばりぶべればぼろぼびらば
 ばりゃべぶるぶぼびらびぶれしびればびれぇ!!!!!!!」

「『10まんボルト』♪」

リウィンが手を離すと黒焦げになったマルクが
ポトリとユメの足元に落ちてきた。それを彼女は拾い上げる。
「…どうかしら?私達もそれなりに強いでしょ?」
「……のサ。」
「もっと声を大きくしないと聞こえないわよ?」
茶化すようにユメは言った。しかし―
『ユメ、離れて!!』
「――え?」

『もう、許さないのサ。』
深く、強く、おぞましく、その声がユメの耳に響く。

自分の手が凍りついてる事に気付いた時は遅かった。
ユメもリウィンも手足を氷漬けにされて体の自由を奪われていた。


『ボクに屈辱を与えたお前達をボクは絶対に許さないのサァァァァ!!!』


ユメの目の前が真っ暗になった。
       
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