×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

Nightmare Labyrinth[2]



1スレ その006〜スレ終了まで

-------------------------------------------------------------------------------
投稿日 : 2010/11/07(Sun) 19:03 
投稿者 : オトモカービィ  

皆が寝静まった夜。2人の少年と1人の少女が宿屋の廊下を音を立てないように歩く。
途中、警備員に見つかりそうになったが隠れるところが多くてすぐに隠れてやりすごした。

宿屋の外にでると屋敷に向かって一直線。こういうときに人通りが少なくて良かった。
見つかりでもすれば何故子供がこんな時間にいるんだ。と怒られて屋敷に行けはしないだろう。

数分すると屋敷に着いた。その屋敷は今にも何かが出てきそうな不気味な感じがする。
「へぇ。数百年も経ったていうのに結構きれいだな」
3人組の1人、スピンがそういって屋敷を眺める。
「おいおい本当に入るのか?」
3人組の1人、シャドーが言う。その黒い体は小刻みに震え、おびえているようであった。
3人組の1人、レイヌがシャドーの頭を殴る。
シャドーは頭を抱えながら走り回る。
「ここまで来たんだから後戻りなんかできねえよ」
シャドーにレイヌがつめたく言い放つ。
屋敷の周りを一通り見てきたスピンが侵入できそうな場所をレイヌとシャドーに伝える。
侵入できそうな場所は鍵のかかっていない正面の扉と裏側の開いている上の窓。
2人は柵を壊しておびえるシャドーを無理やりつれて屋敷の中へと入っていった。 




皆が寝静まった夜。星が輝く夜空を見上げながら通信機を片手に1人の戦士が起きていた。
「マルク。聞こえているか」
通信先はマルク。調査団のリーダー。
「どうしたのサ。ギャラクティック。まさか先客が…」
マルクはギャラクティックナイトに問う。ギャラクティックは派遣先で通信してくることなど普通はない。
あるとしたら依頼達成との報告。しかし、今回はマルクに助けを求める内容だった。
「あー。そのまさかだ。とりあえず、明りを照らすカンテラと道しるべに使う丈夫なロープ、方位磁石と食料。後、医療品を持ってきてくれ」
「わかったのサ。すぐ行く」
「では頼んだぞ」
そう言うと通信機の電源を切った。
下を見ると、あの屋敷に向かって走っていく3人組の姿が見えた。
「まさか…これはまずい。皆を起こさなければ」




皆が寝静まった夜。屋敷にいるアカービィは探索を始める。
「宝ってどこにあるんだ?」
屋敷はよく見ると傷1つなく、まるで建築直後の屋敷のようだった。
1つずつ部屋を覗いていくことにした。1つ覗いて2つ目の部屋というところでその部屋から物音がした。
「ん?まさか、俺と同じ目的のやつがいるのか?」

そう言って扉を開けようとすると鍵がかかっていて開かない。
物音の主は扉を開けようとして「ガチャ」とたった音を聞き逃さなかった。
足音が近づいてくる。
「や、やばい…」
アカービィは足がすくんで動かなかった。
そして扉が開いた。中からは1人の女の子が出てきた。老人が見せてきた写真に写っていた女の子が。
「ケ、ケケ!?」
その女の子とはケケだった。しかし、ケケは身構えつつも首をかしげる。
そして口を開いた。

「あなたは誰? どうして私の名前を知っているの? まさか、この屋敷にすみついているお化け? …いいわ。この私が退治してあげる!」
ケケはそういうと箒の先端から黒い玉を放った。
アカービィは逃げ回る。入り口の扉に手をかける。開かない。
「どうなってるんだ。ケケは変だし鍵も開かねえ!」
アカービィがもう駄目だと思った瞬間、突然扉が開き、アカービィは壁にたたきつけられて黒い玉は外へ飛んでいき、3人の子供が入ってきた。




「起きろ! メタナイト! アドレーヌ!」
メタナイトとアドレーヌはギャラクティックナイトに起こされて、廊下に出た。
ギャラクティックナイトは慌てていて、傷だらけのギャラクシアナイトと一緒にマルクもいた。
「何でマルクが…!」
「細かいことは後だ。大変なことに、3人組が屋敷へ行った。そして、黒い玉が飛んできてギャラクシアに直撃した」
ギャラクティックナイトは淡々と説明する。
「そして、その黒い玉を放った人物がこいつだ」
ギャラクティックナイトは1枚の写真を皆に見せる。

「ちょ、これケケじゃん!」
驚いたアドレーヌが叫ぶ。
「この写真に写っているケケはケケであってケケではない。つまり、別世界のケケだ。屋敷に入って神隠しにあった女の子とは別世界のケケのことだ」
ギャラクティックナイトはそういうと皆にパンパンに膨らんだバッグを渡す。
そして、羽を生やす。

「行くぞ。もしかしたら、アカービィとケケが戦っているかもしれん」
ギャラクティックナイトはそういい残してマルクと一緒に窓から飛び立つ。
飛び立つ前にマルクが「君たちも早く来たほうがいいのサ。友人のためにも」と言い残して飛び去った。
「わ、私たちも早く行こう!」
そう言って、メタナイトの背中に乗りアドレーヌとメタナイトも飛び立った。

-------------------------------------------------------------------------------
投稿日 : 2010/11/18(Thu) 21:19 
投稿者 : Dein  

「シャッドー。 落ち着いたかよ」
屋敷の扉の前で何度も手を擦り合わせて摩擦熱を起こそうとばかりに一人集中しているシャドーに、嘲笑を浮かべながらレイヌは問いかける。
「オ、オウ……」
時間が経つにつれて、緊張も紐解かれたのかシャドーの身体の震えは少しばかり収まってきている……深く深呼吸をして、奥に構える屋敷に目を向ける。 一陣の風が吹いて木の葉が舞い上がるのを合図に、彼らはゆっくりと扉のノブに手をかけた。
「レッツ、セイ“とれじゃーはんてぃんぐ”!!」
スピンがサングラスの奥の瞳を輝かせながらドアを押し付ける。 が、まるで鉄のように扉は頑なでそこから一ミリも動く気配は無い。
「……なんだぁ? スッピー、どうした」
レイヌが眉間にしわを寄せながら扉を押し付ける彼に問いかける。 スピンは少しばかりヤッキになるが、扉は一つも動かない。
「おっかしいな……鍵はかかってねぇんだけど」
鍵穴を覗き込みながら、一人ぶつくさと呟きながら扉を押し付ける。 やはり、開かないものは開かなかった。
「……壊れてるのか?」
「ありえそうだな……もう何百年と近づかれて無い屋敷なんだろ」
シャドーの言葉の折、屋敷は既に築何百年と文字通りの古屋敷。 流石に内部の至る所に支障が生じてもしょうがないであろう。 何度も試してみるが、開かない扉に後ろにいたレイヌガスピンを押して前へと飛び出した。
「こう言うものはさ……。 やっぱり、こうやって入るのが筋だろ」
そう、笑みを浮かべつつ彼女は靴裏を扉に向けると後ろへ降りあげる。 シャドーとスピンの次の瞬きをしないその瞬間に、彼女の蹴りは扉にクリティカルヒット。 見事に扉は開かれ、暗闇の屋敷の中が三人の視界に飛び込んできた。



「畜生ぉおお!! 開かねぇええ!!」
慌てふためきながら叫び続けて、アカービィは何度もその扉を押し付け、叩きつける。 何度も執拗に扉に衝撃を与え続けているものの、彼の目の前にそびえる扉は微塵も動く気配は無い。
そう、騒いでいる内に後ろからは彼を追い回していたケケの姿が飛び込んでくる。 その足音に目を向けると、ケケは全く表情を変えずにアカービィの前へと近づいてくる。 一歩、二歩と……屋敷の板張りのエントランスにケケの足音が反響する中で、彼は慌てながら扉のノブを押しては、微塵も動かない扉とただ格闘に明け暮れている。
「もう、何が……どうなってるんだ……ッ!!」

既にケケと彼との距離は腕を少しでも伸ばせば届く距離にあった。 後ろからは白い肌をした腕がアカービィに差し伸べられている。 小刻みに震える指は彼を誘うかのように……ふと後ろを振り向いたアカービィの顔は――知り合いであるはずのケケと“全く別次元のケケ”にたいする恐怖で沢山だった。
「ケ、ケ――」
その刹那、先程まで彼と外界をアレほどまでに遮っていた扉は、唐突に開かれる。 勢いよく開かれると月の光が屋敷の中一杯こぼれて夜風が一気に吹き荒れる。 その光に思わず袖でケケは顔を覆い隠す。 扉の前にいたアカービィは、その衝撃のお陰で再びエントランスの中ほどまでに飛ばされてしまった。
「だ……誰?!」
ケケが慌てるように問いかけては、月明かりの玄関口に目を向ける。 月光を遮るかのように――彼女の目の前には影が一つ――。
「ン? 誰だってよ――お化け相手に自己紹介いるか?」
勢いよく扉が開かれたお陰か、玄関口には埃が舞い上がっている――その中で、声が一つ。
「馬鹿言えよ――お化けなんかに自己紹介するだけ、無駄だろ?」
「おい、お前らお化けって勝手に決め付けるなよ……人だったらどうする」
呆れるように、真ん中には影色の少年が溜息交じりで二人の会話を仲裁する。 吹き飛ばされたアカービィも、その月光の影を見て感嘆の声を上げる。
「……ア、アドレーヌ? シャービィィ!?」
「ン? 何だよ……あそこの子供、知り合いか? レイヌ、シャッドー」
サングラスが黒く光る中で、鼠の姿をした少年が隣にいる二人に問いかける。 彼らも当然、アカービィの事を知る由も無い。
「しらねぇ。 人違いじゃねえか??」
アカービィが“シャービィ”と言い間違えたその少年は、首を横に振りながら彼の言葉を否定する。 対して“アドレーヌ”と呼ばれたもう一方も、アカービィとケケに気がついたのか辺りを見渡して真表情で呟いた。
「お化けって結構多いと思ったのにな……。 多分、目の前にいる女が噂で聞いたって言う“女の子”で、あそこにいる“アッカー”は……幽霊じゃなさそうだな」
アッカー……何とも不自然なネーミングで仇名付けされたアカービィの頭の整理は追いついていけていない。 そんな彼をおいていくかのように、三人と相対するケケは舌打ちをして不機嫌そうに箒の柄を床に叩きつける。
「お化けの次は侵入者……? ウザイ、私たちの屋敷を荒らす奴らは……絶対に許さないわ」
眉間のしわを深く寄せながら、ケケは再び箒から黒い球を生み出した。
「お。 あの子供、やる気だぞ?」
スピンが少しばかり挑発気味に笑いを浮かべるが、シャドーはそんなマイペースな彼の言動についていけない。 彼の口から放たれた言葉と、ケケの箒から黒い球が弾き飛ばされるタイミングは殆ど同時だった。
「のんきな事言うな!! 避けるぞぉ!!」
シャドーの合図と同時に、彼らは思い思いに黒い球から逃げる様に飛び出した。黒い球体は彼らの立っていた地点のちょうど中央を空過しては、正面玄関の扉をぶち破る。 悔しそうに、ケケが舌打ちをしたその途端、窓をぶち破るかのように一人の剣士と道化師姿の男達が飛び込んでくる。
「ゴールイン! なのサ。 メタナイトとアドレーヌは少し遅れてくるだろうけれど、はぐれる事はなさそうなのサ、ギャラクティック」
「……彼が、メタナイトたちが言っていたアカービィか」
近況報告とばかりに後続の二人のマルクの説明を耳に傾けるや否や、ギャラクティックナイトは奥にいた赤色の少年“アカービィ”を眼にする。 次々とやってくる“来訪者達”を前にして、ケケの表情は少しばかり淀んでいた。 彼女の心境を表すかのように、不機嫌そうな表情で舌打ちをして一言、低い声色で呟いた。
「ウザッ」

------------------------------------------------------------


 シャドー=どちらかというと冷静で大人なタイプ。 三人組の中では温厚なまとめ役です。別に怖がりじゃない。
 レイヌ =女と扱われるのが大嫌いです。 男言葉が基本になると思います…。 何かと怒ると暴力。 何かいやなことがあると何も言わずに右ストレート。 例えば着替えを覗かれたりとかね!(死。 別に怖がりじゃない。 高所恐怖症
 スピン =楽天家でプラス思考ながら、常識も兼ね備えている。 ただし「お宝」の事になると真っ先に飛び出します。 別に怖がりじゃない。 カナヅチ。
       

-------------------------------------------------------------------------------
投稿日 : 2010/12/31(Fri) 22:42 
投稿者 : 星のユービィX  

メタナイトとアドレーヌは再び屋敷の前へとやってきた。
屋敷の中にいると思われるアカービィを連れ戻すためと、ギャラクティックナイトらを援護するために……。
ところが、いざ屋敷へ入るとそこには誰の姿もなかった。
「…あら?」
アドレーヌは首をかしげる。メタナイトも何か違和感を感じた。
「変だな……ギャラクティックナイト達の話によるとここで争いがあったはずなのだが、どこにも被害が無い…」
彼らがやってくるまでにもう争いは終わってしまったのだろうか。だとしたらここにいるはずの皆は一体どこに消えてしまったのだろうか。
「とにかく、屋敷内を捜索するか。アドレーヌさん、絶対に私から離れないでください」
「わ、わかったわ……」
そう言うとさりげなく手をしっかりつないで2人は屋敷の奥へと歩いていった。


「ん…あぁー……ぁあ!?」
気絶していたアカービィが目を覚ます。
だが辺りを見回し、そこがさっきまでいた部屋ではなく全く別な廊下にいたことに気がつき驚いた。
「アレ…なんで俺こんな廊下に? ていうか、アドレーヌ達に似たやつらやケケはどこに行ったんだ?」
さっきまで怯えていた気分はどこへやら、いつの間にかすっかり元どおりのアカービィ。
付近に誰もいないことを確認すると再びお宝を探そうと屋敷内を探索しはじめた。


一方その頃マルクとギャラクティックナイトはアカービィと同じく元いた部屋ではなく全く別な部屋にいた。
2人もまた、なぜ急に別な部屋に瞬間移動しているのかわからなかった。
「こ、これは一体…どういうことだ?」
ギャラクティックナイトが問う。
「わからないのサ。ただ1つ言えることは、あの場にいた誰の力でもない、また別なところからの力の影響だと思うのサ」
「つまり、あの幽霊や我々の他に何か大きな力を持つものがいるということか?」
マルクが頷く。これ以上は特に話すこともない。
幽霊と思われるケケと、そしてその陰に潜む何か……それを探るため彼らも屋敷の探索へと乗り出した。


「ふぅ……全く、死ぬかと思った…」
こちらはシャドー達のチーム。ケケの球弾から間一髪で逃れ屋敷の奥へと逃げ込んだ後である。
「あそこで死んだら宝も探せないし、この小説も終わっちまうしな」
とレイヌが冗談と呼べるかどうかわからない冗談を飛ばす。
それを聞いたシャドーとスピンは顔を見合わせ、笑った。
「さて、早速お宝探しと行こうぜ!」
やる気満々のスピンを先頭に、彼らは歩き出した。
もちろん目的地があるわけではなく、手当たり次第屋敷内を探索するわけだ。

ところが、彼らが屋敷内で様々な思いを馳せている頃……町では異変が起き始めていた。
町中のあらゆる時計という時計が全て止まり、不気味なほど静かになった。
……時が止まったのだ。屋敷から流れる、何か大きな力で…………

-------------------------------------------------------------------------------
投稿日 : 2011/01/08(Sat) 00:12 
投稿者 : オトモカービィ  

「気になる… 何か気になる」
ギャラクシアナイトは負傷したので宿屋の部屋で待機することになったが、屋敷にいった兄たちが気になるのか部屋の中でウロウロしていた。
いい加減のどが渇いてきたのでギャラクシアナイトは水を飲むと窓から屋敷を眺めた。
「何でこうも同じタイミングで屋敷に行こうとする者が…? …まさか!」
ふと思うと屋敷の近くを飛んでいた鳥たちが止まっていた。
空中でホバリングしているなんて状態ではなかった。
明らかに金縛りにあったように、人形のように少しも動かず止まっていた。
さっきまで別の部屋で話し声がしたかと思うとピタリと止んだ。
人々は部屋に飾ってあるレプリカのように動かなかった。
ギャラクシアナイトは嫌な予感がしながらも、恐る恐る時計を見る。
午前4時20分。ギャラクティックナイトたちが飛び去っていった時間からわずか20分程度しか進んでいない。
時が止まった。
「最初から何者かが計画していたのか…。僕達をおびき寄せようと。だから僕だけ…。兄さんに… 皆に伝えなければ!」
ギャラクシアナイトはそう解釈した後に傷口をおさえながら屋敷に向かって飛び立つ。


「…で? 何で邪魔したの?」
ケケは不機嫌そうにそう言うと目の前にいるお化けを睨む。
「流石のお前でもあの人数は無理だろう」
お化けは答える。
そのお化けは一つ目で角のようなものついている『デットホーン』であった。
デットホーンは入り口付近にかかっていたピンクの球体の絵を殴りつける。
すると、床に階段が現れた。
デットホーンとケケは階段を下りる。
「あんたがこの屋敷に迷い込んだ私を助けたのはいいけど、門番は私なんだから邪魔しないでくれる?」
ケケは石を蹴る。
「しかも何あのお化け。色違うし、臆病だし、弱そうじゃん。おまけに黒いのも一緒に入ってくるし似たような奴も、人間も入ってくるし」
続けざまにそう言うとケケは箒をいじる。
「仕方がない。カービィのかわりにあの侵入者どもを使うか」
そう言いながらデットホーンは階段を半分下りたというところで足を止める。
「誰か来る」
2人は壁をすり抜けて隠れた。
階段を下りてきたのはギャラクシアナイトだった。
ギャラクシアナイトは背を壁につけ、足音を立てずに慎重に階段を下りていた。
「ケケ、ここまで来られちゃ逃がしてはおけん。捕まえておくぞ」
ギャラクシアナイトに聞こえないように2人でやり取りをすると、配置につく。
デットホーンはそんなギャラクシアナイトの後ろから押さえ込んだ。
「なッ! 後ろをとるとは…! 放せッ!」
ケケはギャラクシアナイトを縄で縛った。
口には喋れないように布をつめてガムテープを貼った。
身動きが取れなくなったギャラクシアナイトを連れて2人は階段を再び下りはじめた。
青白い光に黒い霧が見えたかと思うと階段は終わっており、ギャラクシアナイトを青白く光っている台の上の棒にくくりつけた。
すると、ギャラクティックナイトの目の輝きが消え力を失った。
「もう少しだ。もう少しでダークゼロ様が復活する」
デットホーンは不気味な笑い声を上げながら消えていった。

-------------------------------------------------------------------------------
投稿日 : 2011/03/04(Fri) 21:15 
投稿者 : ホーミィ  

静寂、青ざめた月の光、古びたレンガの壁。
でも、彼女はそんな物で驚く暇は無いに等しかった。
オバケと言う得体の知れない者のせいだったのだが、喋れないワドルディ族の彼女は追っ払う事も出来ないのだ。



彼女の名前はルディ。青い目と、リボンがトレードマーク。ポップスターでも有名な看護婦だ。
 
ところが。彼女には欠点が有った。それは・・・


ありえないほど、方向音痴な事だった・・・



ルディはほこりを散らしながら廊下を抜け、適当に部屋に入る。
ところがまたオバケに見つけられる。

得体の知れない生物絵に衝突。訳の分からぬまま階段を下り。
彼女の体力は限界寸前だ。体力の無いオバケに勝てるわけが無い。
・・・ところが、急に発せられた青白い光・・・。もんどりうって倒れこむ。彼女はあっと言う間に消えてしまった。
オバケはそれを見て満足そうに消えていった。これから身にかかる不幸も知らずに・・・。



(・・・ナ・・・・ト・・・)
はっと気がつく。体中に纏わりついているホコリ。あわてて辺りを見回すルディ。
今、心の声が聞こえたような・・・?
けど、怪しいものなんてほとんど無い。怪しいと言ったら、あそこのおかしなな彫刻位なのだ。
・・・彫刻、なのだろうか。いや、彫刻だと思っていたい。なんて趣味の悪い家なのだろうか。
青色の肌、仮面の奥の閉じられた瞳・・・。見れば見るほど本物に見えた。
巻かれた太いロープも彼を罰則している様で、不気味さを際立てていた。
本当に生きてたらどうしよう・・・。

恐ろしいさとともに悲しさも伝わってくるこの彫刻・・・


彼女の心に小さなやさしさがともった。


そっと結び目を触る。かなり硬そうだ・・・。

彫刻だとは分かってんるだよ。でも、なんでだろうね・・・。


助けたいと感じるのは。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ルディ

青い目。リボンを付けている。
看護婦だが、ありえないほど方向音痴。
気弱で、怖い物は苦手。やさしい性格。


-------------------------------------------------------------------------------




前へ リストへ