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小説の中へ [1]



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投稿日 : 2008/05/24(Sat) 23:34 
投稿者 : フラービィ  


「あれ、誰か倒れてる・・・?」
 見渡す限り花、花、花、そんな場所に散歩に来たカービィは、
今までほとんど見た事の無い生物――人間――が
倒れているのを見つけた。
「誰だろう・・・。アドちゃんの友達かな?」
 好奇心にまかせて近寄り、そっと覗き込む。
倒れている男はピクリともせず、静かに横たわっている。
カービィの性格なら、放っておくことはしないであろう、
案の定と言うべきか、その男を自分の家へと連れ帰った。

「う、う〜ん」
 ベッドに寝かされていた男が目を覚ました。
そして、不思議そうにきょろきょろと屋内を見回す。
男が起きたことに気づいたカービィは男に近づく。
「君は誰?どこから来たの?」
突然の質問に男は驚いた。だが、落ち着いてこう答えた。
「僕は、フラービィ・・・。」

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投稿日 : 2008/06/06(Fri) 22:47 
投稿者 : フラービィ  


「フラービィ君かぁ。聞いた事ないけど、
 いったいどこから来たの?」
カービィはフラービィと名乗った男、
いや、大柄の少年に話しかけた。
だが、その少年は質問に答える代わりに質問を返した。
「ここは、ポップスターなの?」
「うん、そうだよ。」
「・・・だったら、あの本に書いてあったのは本当だったのか。」
それを聞いて、何があったのかカービィは聞きたそうにしていたので、返答もかねて何があったのか話し始めた。
〜回想〜
ある日、本を買った。厚さはそれほどでもなかったが、
書いてある内容に興味を引かれた。
自分の部屋で、きちんと座って読み始めた。
日本時間で夜の9時ぐらいの事だった。
本の最初のページには、
「この本は あなたの望む世界へ あなたを連れて行ってくれます」
その一文だけが書いてあった。他のページにも一文づつ、
いろいろな事が書いてあった。
全てのページを読み終わったとき、急にめまいがしてきて、
本に突っ伏した。
〜回想終わり〜
「そして、気が付いたらここにいたんだ。」
今までの事を一息に言ったので、ふぅと息を継ぐ音が聞こえた。
「どんな事が書いてあったの?」
「いろいろ書いてあったけど、
 『無意味なものは 何一つありません』とか。」
カービィがそれに対して何かを言っていたが、フラービィにはそれが聞こえなかった。
僕がここに来た意味はなんだろう。そんな事を考えていた。
「フラービィ君、どうしたの?」
「・・・ん、ゴメン。ちょっと考え事をしてた。」
軽く目線をはずしてみた。丁度その方向には窓があり、
外の景色が見えた。黒い闇が空を覆っていく。
「あれ、もう夜?」
不思議に思ってカービィに聞く。
そんなわけ無いよ。と言わんばかりの表情だった。
「じゃあ、窓の外に見えているあれは何?」
と、窓のほうを指差す。闇は少しづつ広がっていく。
「・・・ゼロが、動き出した・・・。」
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オリキャラの説明
フラービィ 男 14〜15歳
攻撃手段は化学の応用(例)水素を発生させて着火
カービィたちの世界に入ってきた意味がわからないので
自分がカービィたちの世界にやってきた意味を探す。
化学の実験器具が入ったリュックを背負っている。

本の説明
読むと自分が行きたい世界に飛ぶ。
自分の得意なものがその世界に持ち込まれる。
(例)剣術が得意な人は剣(例)化学が得意な人は実験器具
本で世界に入った人がその世界の中で死んだ場合、
元の世界に戻ってくる。
自分の果たすべく役目を終えると元の世界に戻ってくる。

・オリキャラの説明を入れる場合、何故この世界に入ってきたのかを
 明記してください。明記しない場合、入ってきた意味を
 探す事になります。
 また、立場はカービィサイドかゼロサイドか、
 はたまた中立かを明記してください。
・文中に「ゼロ」とありますが、実際はその4代目です。
 カービィを通して伝えてやってください。

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投稿日 : 2008/06/26(Thu) 22:33 
投稿者 : tate  

「ゼロが……」
 フラービィはそう呟くと、あっという間に闇に覆われた空を窓越しに見つめた。フラー
ビィとともに窓の外を見やっていたカービィはというと、直ぐにフラービィへ視線を戻し、
ちょんちょんと少年の腕を突付いた。
「ねぇねぇフラービィ君。さっきの君の言葉を考えると、君は望んでポップスターに来た
ってことになると思うんだけど、何をしに来たの?」
 カービィが無邪気な色を湛えた青い瞳で、少年を見上げている。それからベッドサイド
においてあったりんごを一つ取ると、「食べる?」と尋ねてナイフを取った。
 器用に皮をむくカービィと窓の外の闇を交互に見つめ、フラービィは困惑混じりの表情
を浮かべた。
「え、いや……りんごの皮なんて剥いてる場合なのかい? ゼロが動き出したんだろう。
何かしないといけないんじゃ」
「そうなんだけどね。はい、りんご剥けたよ」
 八つに切り分けられたりんごが、皿の上に載せられている。礼を述べつつ、フラービィ
はそれを一つ取り、口に運ぶ。
「ボク達は、これまでに三回ゼロを倒してきてるんだ。だからあのゼロは四代目って皆は
言ってるよ。ちょっと前からあんなふうに空を黒い雲で覆ったりしてるんだけど、その雲
はすぐに晴れちゃったりして、あんまり活動が安定していないんだ。だから、あの雲もき
っとすぐに晴れると思うよ」
「活動が安定していない?」
 木製のスツールにちょこんと座ったカービィが、小首を傾げた。
「うーん、ボクにはよくわかんないけど、デデデやメタナイトはそう言ってるよ。だから、
ゼロの居場所が今のままでは掴めないんだって」
「居場所を掴むってどういうこと?」
「デデデ達がね、今度こそはゼロが悪さを始める前に退治してやるって。そのためには居
場所を掴まないといけないんだけど、今のままじゃわからないんだって」
 ふぅん……と相槌の吐息を漏らしつつ、フラービィは再び窓の外に目をやった。空は相
変わらず黒い雲に覆われている。

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投稿日 : 2008/06/29(Sun) 23:21 
投稿者 : フラービィ   

「で、さっきも聞いたけど、何をしに来たの?」
「何をしに、って言うわけじゃないけど、カービィのことを
この目で見てみたかったんだ。その願いはかなったよ。」
ここで少し間をおき、また口が開く。
「そして、目的ができたよ。カービィ、一緒にゼロを倒そう。」
「…うん。」
そう言うと二人は握手を交わした。窓からは暖かな日差しが
差し込んでいる。「ほらね」の声が少年の耳に届いた。

所変わって闇の観測施設。この施設は、ゼロの動向を知るために
デデデ大王が建てたものだ。メタナイトと共同で観測を行っている。
「今までのデータを全て持って来い。」
偉そうに指示を出す人影がある。彼がデデデ大王だ。
「全て、でございますか?」
その指示を聞いていた一頭身――メタナイト――が聞きなおす。
「そう、全てだ。」
「…かしこまりました。」
そう言うとメタナイトはデータを取りに別の部屋へ消えた。

数分後、フラッシュメモリを持ってメタナイトは戻ってきた。
「ここ一ヶ月のデータです、陛下。」
パソコンに差し込んでデータを開く。一ヶ月とは言え、かなりの数がある。
「発生場所と発生時間の差、発生継続時間をまとめてみろ。」
「今やっております。……結果出ました。」
「見せてみろ。」(それにしても早いな・・・。)
発生場所・・・バタービルディングやオレンジオーシャン等、ほぼランダムに発生
発生時間の差・・・平均0,8日の差があり、最大1,4日、最小0,2日
発生継続時間・・・約1分間で均一
「ここまでランダムとは…。」
「一向に場所がつかめません・・・?」
メタナイトは何かに気づいた。データは発生日時と発生場所を丸で示している。
「陛下、聞いてください。」
「…何だ。」
「発生場所が丁度円を描くようになっています。」
「なるほど、その中心は?」
「…恐らく、夢の泉付近です。」

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投稿日 : 2008/11/15(Sat) 23:03 
投稿者 : tate  

「夢の泉か。先日ワシが見た時には、特に変わった様子もなかったがな」
「先日……ですか?」
 一週間ほど前の話だ、とデデデ大王は低く唸った。
「そうですか。――マップ上では夢の泉が同心円の中心に見えますが、陛下が確認された
範囲に中心が存在しなかっただけかもしれません。不可視の形で存在する可能性も考えら
れます」
 仮面がモニタの光に鈍く照らし出されている。
 デデデ大王は片目で部下を窺う。淡々と推測を語る彼の表情は仮面に隠され、その内側
の双眸にも特に同様は見られない。
 収集したデータを即座に分析し、可能性の高い推測を当然のように述べる彼は、有能だ。
そこに疑念を挟む余地はない。だがその有能さ故に、そして過去の行動を鑑みると、デデ
デ大王に忠誠を誓う今でも彼の行動には何か裏がある気がしてならない。
「行ってみましょう」
 デデデ大王の内心を知るや知らずや、メタナイトはそう言った。
「今から、か?」
「はい」
「……ワシとお前で、か?」
「はい。――何か問題でも?」
「いや、ない」
 では参りましょう、とメタナイトはマントを翻した。


 フラービィは体を完全に起こし、ベッドから這い出た。
「もう起きて大丈夫?」
 心配そうな面持ちで、足元をぽよぽよと動き回るカービィの様子にフラービィは笑みを
浮かべた。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。最初から具合の悪いところがあったわけじゃない
から。……さて、と。ゼロを倒そうと言ってみたものの、これからどうしたらいいんだろ
う」
「うーーーーーーん、どうしよう」
 丸っこいカービィの体がくの字に曲がる。
 あの丸い体が何でくの字になるんだろう、と内心フラービィは感心する。いや、感心し
ている場合じゃない。
「ここで考えていても埒が明かないのは間違いないからね、とりあえずはさっき黒い雲が
発生したところを見に行ってみようか」
「いいけど……何もないかもしれないよ?」
「それならそれでいいんだ」
 フラービィは小さく一つ頷いた。
「僕はポップスターのこと、何も知らないからね。確かにポップスターには行きたいと思
っていたけど。だから、何もなくても僕にポップスターを案内してくれると、僕は嬉しい」
「そういう話なら、案内するよ! さっきの黒い雲は近いところに出てたみたいだから、
アイスクリームアイランドあたりかな……あ、そうだ」
 とてとてっと部屋の隅まで駆けていったカービィが、バックパックを手に戻ってきた。
すっかり膨らんだバックパックの腹には、ところどころ角張ったでっぱりが見える。そし
て、フラービィはそのバックパックに見覚えがあった。
「カービィ、それは……」
「これ? これはね、倒れていたフラービィ君が背負っていたんだ。キミのものでしょ?」
「うん、確かにこれは僕のリュックだけど」
「だからね、はい」
 フラービィはぞっとしない顔で、バックパックを受け取った。そして中身を確認する。
(「これは実験道具? 待てよ、これを上手く使えば僕でも――戦えるかもしれない」)
 バックパックを背負い、フラービィはカービィに向き直った。
「準備できたよ」
「うん! じゃあ行こう!」

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投稿日 : 2008/11/16(Sun) 02:03 
投稿者 : 笹  

「また、飛んでいったか……」

ここは、ポップスターの『裏側』。
正確には、デデデ城から見た裏側、と言うべきだろうか。
表側はデデデ大王の統治が行き届いた領域であり、
ナイトメア事件でカービィが冒険した地域にあたる。
裏側は…その位置故に、あまり人も住んでいない、ある種知られざる地域となっていた。

その裏側の、鬱蒼としたジャングルに倒れた木の上で、
一人のブレイドナイトが空を見上げている。

「また別の方向に…
 目的地がたくさんあるのか、あるいは方角自体が関係ないのか…」

ここしばらくの間に、彼は『黒い大きな飛行物体』を何度も目撃していた。
それは一様にジャングルの一点から飛び上がり…そしてランダムな方向に飛び去っていた。

「…まぁ、私には関係ない。それよりも…」

ブレイドナイトは小さく首を振ると、足場にしていた倒木を飛び降り、前進していった。
植物の中を突き進むその鎧はすっかり汚れ、
青とも銀ともつかない色は辛うじて分かるものの、輝きは完全に失われている。

不意に、ブレイドナイトの行く手のジャングルが開ける。
その場所に木々はなく…代わりに底の見えない大きな穴が口を開けていた。

「やはり、ここを根城にしていたのか……
 お陰で見つけさせて貰ったぞ。……洞窟『マジルテ』!」



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オリキャラ紹介

●ブレイドナイト
水色の鎧を着たブレイドナイト。
はるかぜとともに、などで出てくる敵カラーだが、鎧の左肩に大きな傷跡があるのと、
頭の飾りが異様に短い(斜めに切り落とされた状態)なのが特徴。
一般ブレイドナイトなので名前など無い。とは本人談。ただ伏せているだけ。
人と喋りたくないらしく、短くぶっきらぼうに話す。
しかしナイトの性か、失礼のないようには心がけてしまう。
異世界から来たのではなく根っからのポップスター住民。それ故にゼロは敵だが、
カービィの味方というわけでもなく、積極的にゼロを倒しに行くつもりはない。
マジルテに用があって探しており、黒い物体の出現地点に向かうことで発見できた。

って、『設定持ちのカービィキャラ』はオリキャラ扱いなのでしょうか…?


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追記
戦闘手段は木刀、戦闘能力はゲームをやり込んだ人がソードを使ったぐらいでお願いします。

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投稿日 : 2008/11/16(Sun) 11:08 
投稿者 : フラービィ  


>フラービィのサイズ
64のアドレーヌと同じくらいの大きさで考えてください。
でないとフラービィがカービィのことを蹴飛ばしてしまうので。
>設定持ちのカービィキャラ
それはオリキャラ扱いと言う事で・・・。
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「アイスクリームアイランドって、どんなところなの?」
「どんなところって言われても……」
近くなら徒歩で行こうとのフラービィの提案で、のんびりと歩いていくことになった旅路で、
いきなりの質問がきた。
「夢の泉に行く時に通ったくらいだから、あまり印象に残ってないんだよね・・・。
 あ、でも水はおいしかったよ。ペットボトル入りだけど。」
「夢の泉……、ナイトメアに戦いにいった時?」
「あ、うん。ついでに夢の泉まで行く?」
「そうしようか。今までに君が通ってきたところも案内してね。」
もちろんといわんばかりに大きくうなずく。そういえばカービィの首ってどこなんだろう。
ってそんなことを考えている場合じゃないか。
もはや観光ムードになっていることに二人は気づいていないようだ。
少しづつアイスクリームアイランドが見えてきた。なるほど印象に残らないわけだ。
「何も……無いね。」
そう、何も無かった。あるのは少しばかりの建物と、それを取り囲むような海、いや、湖か?
「じつは周りの湖から水を手に入れているみたいなんだ。わざわざきれいにしなくても新鮮な水が
 手に入るから、きれいにする建物は無いんだ。」
だったら湖の水を飲めばよかったんじゃ?と聞くのはあえてやめた。
「水買ってくるけどいる?」
「うん。僕の分もお願い。」
カービィはかなりの速さで水を買いにいった。
「今のうちに、バッグの中身だけでも確認しようかな。」
背負っていたバックパックを下ろして中をのぞいてみる。
「試験管やらビーカーやらいろいろ入ってるな……。」
塩酸などの薬品や、酸素などのボンベ、電池まであった。災害があったときにも使えそうだな。
かなりマニアックなものまであるな。王水とか普通使わないだろう。
それらをバックパックの中に戻し、また担いだ。カービィが戻ってきた。
「じゃ、行こうか。」

一方、夢の泉ではデデデ大王とメタナイト、そのお供のソードナイトが調査をしていた。
「ワシが来た時とほとんど変わらんが……。」
夢の泉は今までと同じようにこんこんと夢を湧かせ、あいも変わらず神聖な空気が漂っている。
スターロッドもまた、前と同じ輝きを誇っている。
以前ナイトメアが襲来した時にデデデ大王の計画によってばらばらにされたが、
カービィが復活させ、ついでにナイトメアも倒したという。
「陛下、泉のところどころが欠けていますが……」
「ああ、それなら心配は要らん。ワシがカービィと戦った時にできた傷だ。」
「いえ、私が申し上げたい事は、欠けたたところが少し黒ずんでいる事でして……。」
デデデは近くの欠けた所を見た。確かに少し黒ずんでいる。
(「影……?いや、それにしては変だ。これは一体……」)
「そして、黒いもやのようなものが若干、欠けたところから出ています。」
今まで沈黙していたソードナイトは突然しゃべりだした。デデデは考えていた事を一時的に忘れ、
その言葉を聞いた。彼の中では結論が出た。彼に何度も取り付いたやつらと同じ感じの何かを
察知した。
「何かが、泉の内部に潜んでいるな。」
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潜んでいるのは弱体化したダークマター辺りです。
普通の武器でも倒せますよ。きっと。虹の剣などの方が強いですが。
四代目のゼロはもう力を付けています。弱っているふりをしているだけです。
闇を放出しているのはフェイクです。もっとも、フェイクだという事に誰も気づいていませんが。

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投稿日 : 2008/11/17(Mon) 03:59 
投稿者 : tate  


 かつてカービィが落ち、地底の大冒険へと誘われた穴に、ブレイドナイトは飛び込んだ。
 ブレイドナイトが重力に身を任せる間も、眼前の闇からは漆黒の物体が断続的に湧き出
ては、ポップスターの空へと放たれていく。
 徐に得物を抜くと、ブレイドナイトは空間を横に薙いだ。眼前まで迫っていた漆黒の物
体……ダークマターを一つ、大気と共に切り裂く。
 霧散する闇を突っ切り、ブレイドナイトは大穴の底に着地した。
「さて……ここからが本番だな」
 木刀を腰に戻し、まっすぐと闇へと続く洞窟の先に向かって駆け出した。

 ブレイドナイトは、時折行く手を阻むダークマターを斬り捨てながら洞窟の中をひた走
る。ポップスターのことを思えば、視界に入ってくるダークマターをすべて斬り捨てるべ
きなのかもしれない。だが、今はダークマターごときに捕らわれている場合ではない。
 唐突にブレイドナイトは踵を大きく踏み出し、後方へ跳ぶ。
 刹那大地の割れる音が響き、先程ブレイドナイトが存在した空間と大地を空気の刃が切
り裂いた。
 ――明確な殺気を感じたわけではなかった。だがこれまでの戦いで培われた勘が微妙な
大気の揺れを察し、ブレイドナイトに咄嗟の回避行動を取らせた。
 視線を上げると、高台に人影が一つ――男が一人、抜き身の太刀を手に、ブレイドナイ
トを見下ろしている。長めに伸ばされた前髪の間から覗く、陰鬱とした光を宿すライトグ
レーの双眸が、ブレイドナイトの視線を捕らえた。

 ダークブラウンの髪を持つ青年は、眼下からこちらを見上げる一体のブレイドナイトを
淡々と見やっている。
 青年ことビュートはゼロの命により、マジルテ、そしてゼロの尖兵であるダークマター
達を護っている。ポップスターの住人……カービィやデデデ大王、メタナイト達のことだ
……の目の届かないこの地に拠点を置き、侵食を始め、ようやく夢の泉が放つ不可視の結
界を突破したダークマター……最もそいつは衰弱していて、戦力になるかは不明だが……
を、泉深くに沈めることに成功したところだった。
 ここまでの行動を鑑みるに、このブレイドナイトはダークマターを破壊しにやってきた
わけではなさそうだ。かといって、このまま彼の行動を看過もできない。
「立ち去れ、ブレイドナイト。この地はお前を必要としていない」
 錆びた声が闇に満ちた空洞に響く。
「何者だ!」
「……もう一度言おう。ここから立ち去れ」
 ブレイドナイトが木刀を構える。
 それを見て、ビュートは得物を握る手に力を込めた。

---

名前:ビュート
性別:♂ 年齢:20代中盤に見える
外見:ダークブラウンの髪にライトグレーの瞳。黒色の細いフレームの眼鏡着用。
   上背は普通の人間サイズ(180cmちょい欠け程度)で。。としたいのですが、
   先に登場しているフラービィとのバランスを取りたいところです。
口調:一人称「私」 二人称「君」「お前」等相手によって使い分ける
   だ・であるの断定口調。
立場:ゼロサイド
行動:目標のためなら手段は選ばない派。
傾向 すべての行動において自分の欲望が優先されるので、忠誠度は残念レベル。
   得物は太刀・小太刀の二振りの刀。


人間キャラなので、どういう扱いにすべきなのかは
フラービィさんの判断を仰ぎたいところです。

カービィ世界に人間が存在することが許されるのなら、本を経由しないでポップスターに
存在する、カービィ世界ネイティブにしたいのですが。
(そうじゃないと、ゼロに組するモチベーションの設定に困りそうなので。。)
人間キャラは漏れなく本経由で存在しなければならないのなら、それはそれで対応します。

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投稿日 : 2008/11/17(Mon) 22:07 
投稿者 : フラービィ  


今、裏側で何が起こっているのかも知らず、泉で何があったのかも知らず、
カービィ一行はバタービルディングへと向かっていた。
「へぇ〜、マジルテってそんなに広いんだ。」
「うん。でも、あんなに広い洞窟、誰が掘ったんだろう?」
「ぼ、僕に聞かれても……。でも、何かを隠すのには絶好の場所だろうね。それだけ広いんだったら。」
「それはそうかもね。っと、着いたよ。」
話している間にバタービルディングに着いたようだ。
バタービルディングはとても高く、ポップスターの中でも一二を争うほどだ。
そのてっぺんははるか上空にかすんで見えない。
「いくらなんでも高すぎだよこれ……。何階まであるの?」
「さあ?」
のぼった張本人が忘れるほどだ。きっと果てしなく階があるのだろう。
そう思った瞬間、背中のバックパックが少し重く感じられた。
「ま、さっさとのぼるよ。」
「……うん。」
十階ほどのぼったところで、フラービィが息を切らした。日も落ちてきたので、少し広めのスペースを見つけ、
そこに泊まることにした。幸い、バックパックの中には非常食もマッチも入っていた。

少し時は戻るが夢の泉。
「何か、ですか?」
「……はっきりとは言えんが、ダークマターの可能性が高い。」
ダークマターの単語を聞いたとき、他の二人は咄嗟に身構えた。ダークマターに関しての話は一応聞いてあるのだろう。
「……が、いぶしだそうにも方法がわからん。今は放っておくしかあるまい。」
帰るぞ、と手で指図した。
帰り際、ソードナイトが泉の周りを調べていたが、結局何も――泉の傷以外は――見つからなかったようだ。
「そういえば、何故ソードナイトを連れてきた?二人でも問題なかったのではないか?」
「二人より三人の方がより探しやすいと思い直しまして、早急に呼び寄せました。」
「何をだ?」
「問題点、です。無ければそれに越した事は無かったのですが・・・。」
城に戻りながらの会話。今後泉をどうするか、ダークマター対策をしたほうがよいのか等、時間を惜しむかのように話した。

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投稿日 : 2008/11/18(Tue) 03:01 
投稿者 : tate  


 草花の星、フロリア――
 四つの季節が平行して存在するこの星の夢の泉に、オーロラ輝く夜空を見上げる様々な
サイズの影がある。そのうちの一つは真っ赤なシルクハットにマント、手にはステッキと
いういなせな出で立ちのネズミ、やたらと大きな一つは眼帯を付けた巨大な体躯のネズミ
だ。そして、二匹の周りでは、小柄で三色に塗り分けられたネズミたちが何をするでもな
くせめぎあっている。
 彼らの傍らには、様々な形の金属が無秩序に積み上げられた機械が鎮座し、夢の泉から
あふれ出る光を頭頂部から吸い込んでいる。
「親分、結局オレらはここで何をしているんでしたっけ?」
 巨漢のネズミが、シルクハットのネズミに問い掛ける。
 親分と問い掛けられたネズミは、シルクハットを直し、手にしたステッキの先で、ご
ぉーんごぉーんと低い唸りを上げる機械を軽く突いた。
「ストロン、お前の頭は豆腐でも詰まっているのか。以前も説明しただろう。ドクの作っ
た『エナジーコンバーター』で夢の泉のエネルギーを集め、ゼロ様に送るのが私達の仕事
だ」
「そうだった。しかし、何故ゼロなんかと手を組む気になったんですか?」
「手を組んだのではない、私達が忠誠を誓う形で配下になったのだ」
 不意に中空を漂うUFOから、スピーカーを通して甲高い声が降ってきた。
「団長! その機械は大変ナイーヴなのですぞ。ステッキで突き回すのはやめて下され!!」
「わかっているよ、ドク」
 シルクハットのネズミことドロッチェは空を仰ぎ、フフフと小さく笑う。

 フロリア、アクアリス、スカイハイ、ホットビート、ケビオス、メックアイ、ハーフ
ムーン――
 これら七つの星に存在する夢の泉の力を解放し、エナジーラインを結ぶことで、願いを
かなえる力を持つギャラクティック・ノヴァを召喚するのが、本来の力の使い方だ。
 ドロッチェ達はギャラクティック・ノヴァを呼び出す力を、別の用途、ゼロのパワーア
ップのために使おうとしている。夢の泉の力を集め、ゼロへと送る。ゼロに忠誠を誓った
とはいえ、新参者が信頼されるためには、それ相応の供物が必要というわけだ。
 集められた夢の泉のエネルギー……つまり、光の力は、エナジーコンバーターにより闇
の力に変換され、アンビリカルコードを介してゼロの元へと運ばれていく。
 エナジーコンバーターから伸びるアンビリカルコードへの接続ラインは、途中から闇に
紛れ、それがどこに繋がっているのかはわからない。
(「ゼロか、得体の知れないヤツだ……」)
 ゼロの眷属であるダークゼロに苦しめられた過去があるのにもかかわらず、ゼロに取り
入ろうなどと考えた己の酔狂さに、内心嘲笑する。

「カービィのヤツは、邪魔しに来きませんでしたな」
「ああ、光の力を横取りした程度では、星々もSOSは出さないようだ。それにポップス
ターを侵攻している一団がいるようだから、私達の行動にまで気が回っていないのだろ
う」
「ポップスターを?」
「ああ、ビュートという名の人間とダークマター達らしい。詳しいことは知らないが」

 エナジーコンバーターに流れ込む光の束が、一際太くなる。ハーフムーンに向かってい
たスピンが、夢の泉の力の解放に成功したのだろう。
「ストロン、ドク。後はお前達に任せた」
「「了解!」」
 ドロッチェは軽くシルクハットのつばを上げ、ニヤリと口の端を上げる。
 次の瞬間、ドロッチェの姿は中空に霧散した。

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ドロッチェ団参戦!
ドロッチェ団というのは、宇宙を渡り歩く謎の盗賊達のことで、
「参上! ドロッチェ団」でカービィやダークゼロと接したキャラ達です。
詳細については、公式サイトを見ていただければわかると思います。
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